スセリ バーのカウンターの中では球体が4個、忙しく動いている 真一 (カランコロン)「こんばんは。」 真一 「ん?一番乗りかな?」 スセリ 「いらっしゃいませ」>真一さん 真一 「や。元気してた?へんなもん食ってない?」 スセリ  メイド服を着た少女が店内に立っている スセリ 「食べていませんよ」>真一さん 真一 「酒のんでスクナが墜落しちゃったとか(^^」 スセリ 「純度の高いアルコールはスクナに機能障害を引き起こすようです」 真一 「ありゃりゃ」<機能障害 スセリ 「でも、現在、ママが改良中なのでそのうち改善するでしょう」 真一 「で、改善したら呑むわけだ(^^;」 スセリ 「でも、通常の食べ物はエネルギー効率が悪いですから、そんなには飲むことはないです」 真一 「なに食べてるの?普段。」 シェリー 「こんばんわ〜♪」 スセリ 「食べているわけではないですけど、電気で私は動きます」 真一 「こんばんは。ずいぶん久しぶりですねえ。」>シェリーさん 真一 「あ、そか。」<電気 スセリ 「いらっしゃいませ」>シェリーさん シェリー 「お久しぶりです♪」>真一さん シェリー 「…はじめまして、でしたっけ♪(笑)」>スセリさん スセリ 「一度、会っていますよ」>シェリーさん 真一 「えと・・・烏龍茶頂戴な。」>スセリちゃん スセリ  球体1がコップを持って球体2がそれに注ぐ。球体1が差し出します>真一さん スセリ 「どうぞ」 真一 「ありがと♪」 シェリー 「そうでしたか…ご免なさいね、私ももう歳かしら(笑)」>スセリ シェリー 「ところで、スセリさんって機械に詳しいですか?」>スセリ 真一 (『歳』って歳かあ?)<シェリーさん スセリ 「詳しいですよ」>シェリーさん 真一 「『ママ』さん仕込み?」<詳しい シェリー 「ほんとですか♪。助かります(笑)」>スセリさん スセリ  ?>シェリーさん スセリ 「ちょっとニュアンスが違うと思いますけど、そんな感じです」>真一さん シェリー 「あのですね、この前、響くんからパソコンのゲームを貰ったんですよ。」 深雪 「こんばんは」>ALL 深雪 miyuki シェリー 「それで、いざやろうとしたら、 スセリ 「いらっしゃいませ」>深雪さん 深雪 「あ、店長。こちらにいらしていたんですか」>シェリー 真一 「こんばんは」無条件に挨拶してから深雪さんなのに気付いてちょっと顔をこわばらせます スセリ  シェリーさんの話を真摯な表情で聞いています シェリー 16色ボードが載ってないのでゲームが出来ないって表示されるんです。」 シェリー 「その16色ボードって何でしょう?」>スセリさん スセリ 「モニターに16色カラーを表示する部品です」<16色ボード>シェリーさん シェリー 「深雪さん〜お疲れさま」>深雪さん シェリー 「今売ってるでしょうか?」>スセリさん 真一 (『死んでいるはずの人間』・・・) 深雪 「とりあえず、不要な在庫は何とか処分しておきましたから」>店長 真一 (『五十嵐さんに聞けば分かる』・・・) スセリ 「売っているところはあるでしょうけど・・・」 深雪 「今日も、マスターはいらっしゃらないのですか?」>スセリ スセリ 「なんだったら、作りましょうか?」>シェリーさん シェリー 「なら、イエロー・ローズをストレートでお願いします。」>スセリさん スセリ 「マスターは奥におりますよ」>深雪さん 真一  立ち上がって五十嵐さんの方に歩いていく。かなり緊張しているらしい。 真一 「あの・・・」>五十嵐さん スセリ  球体が2個ほど作り出す<イエロー・ローズ 深雪 「はい、何でしょうか?」>真一 スセリ 「どうぞ」>シェリーさん 真一 「ちょっと訳分からないかもしれませんが・・・」 シェリー 「ありがとう♪」>スセリさん 真一 「『本来死んでいる人間』ってなんだか・・・わかります?」>五十嵐さん スセリ 「もし良ければ、16色ボードを作りにお伺いしましょうか?」>シェリーさん 深雪 (びくっとして)「…………なぜ、そのような事を聞かれるのですか……?」>真一 真一 「・・・・・」 シェリー 「ホントですか、本来なら自分で造っても良いんですけど、メカはどうも苦手で(笑)」<スセリさん 真一 「あの女・・・知ってますか?人を殺すのをさも当然のように言う女・・・」 深雪 「……あの女?……どなたです?」>真一 真一 「・・・名前は聞きませんでした。」 スセリ 「では、今度、材料を持ってお伺いいたします」>シェリーさん 真一 「大鎌を振り回して・・・」 シェリー 「その時はよろしくお願いしますね。」>スセリさん シェリー 「では、私はこの辺で…みなさん、ごゆっくり♪」>ALL スセリ 「はいです。それではまた会いましょう」>シェリーさん 深雪 「(ちょっとあわてて)あ、おやすみなさい」>店長 真一 「・・・すいませんでした。今日はもう失礼します。」>五十嵐さん 真一  出ていきます。 深雪 「……おやすみなさい」>真一 スセリ 「それでは。真一さん」 スセリ 「何か作りましょうか?」>深雪さん 深雪 (……ここも、私は「来てはいけない」人間なのかしら……) 深雪 「……え?あ、そうですね……」>スセリ 深雪 「いつものように、アイスティーいただけます?」>スセリ スセリ 「はいです」球体が作り出します 深雪 「……今日も、また静かですね……」<周りを見回して スセリ 「そうですね。どうぞ。」>球体がグラスを差し出す>深雪さん 深雪 「あ、ありがとうございます」>スセリ 深雪 「……いつ見ても可愛らしいですね(微笑)」<球体>スセリ スセリ 「そんなことはないですよ。」(てれ)>深雪さん 流依 「こんばんは〜…っと、静かですね」>all 幻一郎 (蚊取り線香を持って入室)「今晩は♪」 深雪 「こんばんは、お久しぶりですね」>流依 スセリ 「深雪さん。あまり思い悩むことはないですよ。あなたがそこにいることで存在が許されているのですから・・・」>深雪さん 深雪 「こんばんは」>幻一郎 スセリ 「いらっしゃいませ」>るいさん、幻一郎さん 深雪 「ありがとうございます」>スセリ 幻一郎 「やっぱり夏は蚊が多くて嫌ですよね」(^^;; 流依 「ええ、お久しぶりです。どうかしたのですか?」>深雪 深雪 「それで、蚊取り線香なのですか?(苦笑)」>幻一郎 深雪 「あ、いえ何でもないですよ」>流依 スセリ  球体4が蚊取り線香をじっと見ている 幻一郎 「ええ、そうです。蚊に刺されるの嫌ですので」<蚊取り線香 流依 「それなら良いのですが、まあ、他人に言えない悩みとかもありますしね(^^)」>深雪 深雪 「でも、バーの中は蚊が入ってきていませんから、もう大丈夫だと思いますけど?(苦笑)」>幻一郎 幻一郎 「ああ、そうですね」(線香を吹き消す) スセリ  球体4は蚊取り線香が消えるとカウンターの中にもどる 深雪 「余計なご心配かけてすいません(微苦笑)」>流依 流依 「あなた程の人でも、蚊なんかを気にするんですねぇ(笑)」>幻一郎 幻一郎 「だって痒いでしょう、刺されたら?」(笑)<蚊 深雪 「ところで、流依さん……こういっては失礼かもしれませんが……前にお会いした時に比べて、何か変わった気がしますね」>流依 流依 「まあ、でも蚊取り線香なんて使わなくても何とでもなるでしょうに。やっぱり風流なのが好きなんですか?」>幻一郎 幻一郎 「虫よけスプレーって味気なくないですか?」<風流なのがお好き?>流依さん 流依 「変わった、ですか?…そうですね、色々とありましたから。大人にでもなったのでしょう(微笑)」>深雪 深雪 「ええ……その 深雪 何というか、たくましくなられたというか…… 深雪 」>流依 流依 「たしかに、そうですね。スプレーなんかだと、何か物足りないですしね」>幻一郎 深雪 「今のあなたから、前より力強いものを感じるような……」>流依 幻一郎 「あの『シュッ』と吹き掛けた時の感触が…」(怖気)<スプレー 流依 「まあ、単なる心境の変化なんですけど。自分のやるべき事、できる事に気付いたってだけですけどね」>深雪 スセリ  球体がカウンターの中で洗い物をしている 深雪 「そうなんですか……それは素晴らしいことですね」>流依 深雪 「自分の生きる意味を見いだす……なかなか難しいですよね」>流依 流依 「そうですね、でも自分の生きる意味について考えてる人なんかは、本当はもうそれをわかってると思いますよ、気付いてないだけで」>深雪 幻一郎 「蚊取り線香…夏の風物詩ですねえ」(笑) 深雪 「気づかない……そうかもしれないですね……私も、そうなのかも……(苦笑)」>流依 流依 「まあ、深く考えない方が良いですよ、全てがわかるのが最良と言うわけでは無いですし」>深雪 深雪 「……そうですね……どうも、ありがとうございました。では、そろそろ私はお暇したいと思います」 深雪 「それでは、おやすみなさい」とバーを静かに出ていく 流依 「おやすみなさい」>深雪 幻一郎 「おやすみなさい」>深雪さん スセリ 「お休みなさい」>深雪さん 流依 「そうですねぇ、夏の風物詩ですねぇ。でも家では1度も使ったことないんですよ(苦笑)」蚊取り線香>幻一郎 幻一郎 「じゃあ、虫よけスプレーをお使いになっているんですか?」<線香使ってない>流依さん 流依 「いえ、とりあえずマンションは十五階で、蚊もあまり来ませんし、外出時もあまり刺されたことありませんし……」>幻一郎 流依 「あっ、スセリさん、ミルクティーいただけますか?」>スセリ スセリ 「はいです」 幻一郎 「それはちょっと羨ましいですね。うちなんか蚊取り線香を使ってないと確実に刺されますから」(-_-) スセリ  球体達がわきゃわきゃと動き出す スセリ 「どうぞ」>球体がティーカップを差し出します>流依さん 流依 「どうも、ありがとう(微笑)」>スセリ スセリ 「どういたしまして」にこっとほほえむ 流依 「それは、大変ですねぇ。でも、何だか少し羨ましいですね、季節感が有るっていうのは」>幻一郎 幻一郎 「一度、蚊取り線香を使わなくても蚊に刺されない生活を送ってみたいものです」 流依 「そういえば、色々と勉強してるみたいだね。どう?ここは楽しいかい?」>スセリ スセリ 「はい♪ 色々な方がみえられて、楽しいです」楽しそうな顔をする 流依 「そうかい、それは良かった。まあ、ここには時々変な人も来るから気をつけた方が良いよ」>スセリ 幻一郎 「ああ、この豚さんのフォルムがたまらなく可愛い…」(うっとり) スセリ 「変な人?」きょとんとする>るいさん 流依 「ああ、色々といるんだよ。常識では測れない人がね(苦笑)」>スセリ 幻一郎 「私のことですかあ?」(地獄耳?)<変な人>流依さん スセリ 「幻一郎さんのことを言っていたのですか」 流依 「いえいえ、幻一郎さんは僕の常識の範疇にいますから。もっと、ほらいるでしょう(苦笑)」>幻一郎 スセリ 「・・・うーん」首を傾げる 幻一郎 「うーん…誰でしょう?」(^^)<変な人 流依 「まあ、会ったこと無ければそれが1番ですよ」<変な人 スセリ 「クイックスさんとか・・・」 幻一郎 「まあ、そうですよね」<会わないのが一番いい 流依 「まあ、そんなような人だよ」<Q>スセリ スセリ 「あの方はそこにいて、そこに居らず、昔から知っていて、1度しか会ったことが無くて・・・理解不能でした」<Q 幻一郎 「基本的に、他人のことを完全に理解するのは不可能だと思いますけど?」(^^)>スセリさん スセリ 「そうですね♪」>幻一郎さん 流依 「さて、変な話をしてしまいましたが、今日はここら辺で帰るとします」>all スセリ 「それではです」 スセリ >るいさん」 南西 「おや、閉店ですか?もう?」 流依 「おやすみなさい、あ、ミルクティー美味しかったですよ(^^)」 南西 懐から古ぼけた懐中時計を出して確認しようとすると、文字盤に手足が生え、ぼよんと紙に戻る。 南西 ・・・おやまぁ、化かされましたか。残念ですねぇ・・・」 流依 「では〜」手を振りながら出て行きます 幻一郎 「さて、私も…」(再び蚊取り線香を点火、そして去っていく) スセリ  球体が元時計の紙をつつく スセリ 「さようならです。幻一郎さん スセリ 」 南西 「ひひひ。気に入ったなら、差し上げますよ。縁があれば、また・・・」 南西 くるりときびすを返し、去っていく。 スセリ 「ありがとう」 スセリ  球体は忙しく片づけはじめる スセリ  あらかた終わると、4個の球体とメイド服を着た少女は扉から出ていく。球体の1個は何か紙を持っているようだ スセリ 「お休みなさい。マスター・・・」 スセリ 誰もいなくなったBARの明かりがフッと消える。