マスター 「いらっしゃいませ」 鏡也 「やあ、来させてもらったよ、マスター」優雅な物腰で入ります。 弘道  今時の女の子のフェイクファーを使ったコート、その下は露出度の高いドレス姿で入ってくる。化粧で二十代に見える。背後に衣通姫 弘道 (あらん、人が少ないのね……) 鏡也 (・・・ふむ)ちらり、と見る。 弘道  鏡也を見てにこり、と微笑む。 弘道 (冷たそうだけどわりとイイ男かも(笑)) 弘道  カウンター席の端に座って、メニューを指さしで注文。one more for the road。 鏡也 「マスター、ダージリン・・・いや、レモンバームを。ペパーミントも少し混ぜてくれ」 マスター 「かしこまりました。」 鏡也  ほんの少し観察。ほんの少し興味を持ちます。 弘道  水商売ちっくに微笑む(笑)。 鏡也 (ふ・・・付き合ってみるのも退屈しのぎにはなる、か) 弘道  (遊べるかしらねぇ。カタそうだけど。) マスター 静かな店内に、スタンダードなジャズが流れている。 弘道  「the lie is the sin……」低く口ずさんでみる 鏡也  ハミングをあわせます。低めに 弘道  「姫はこんな恋歌には興味ない?」 弘道  衣通姫に話しかけつつも意識は鏡也に集中(笑) 鏡也 (守護神か。女帝・・・か?) 鏡也 「やぁ・・・お嬢さん。連れはまだ来ないのかい?」守護神とかいるのわかってて言ってます 弘道  手をくちにあてて女の子ぶりっこ(笑) 弘道  「ジャズはお好き?」高い作り声で(笑) 鏡也  大人の笑み。そしてっ 鏡也 「ああ、好きだよ。もっとも美しい女性には劣るがね」 弘道  はにかんでみせる(腹の中では「オモチャげっとぉ(笑)」)  マスター は黙ってグラスを磨いています……。 鏡也 「良ければ名前を聞かせてくれないかい?ジャズより素敵なお嬢さん」ふっとさらに大人の笑みっ! 弘道  フェイクファーのバッグからお店の名刺を出す(笑)「ゲイバー マリリン あゆみ」(爆) 弘道  にやっと笑いを変える。「ま、そーゆーことでー。以後よろしくねん(はぁと)」(オカマ声) 鏡也 「ゲイバー・マリリン・あゆみさん、か。個性的な名前で可愛いよ」にっこりと笑ってあげますよ。本心から。(爆) 弘道 「そりゃどーも」脚くんで煙草くわえます(笑) 鏡也  火をつけてあげます。(笑) 弘道 「アリガト。……で、あんたも騎士なんでしょ?名前教えて(にっこり)」 鏡也 「《隠者》の騎士。神無月 鏡也。もっとも所によっては『鏡像の魔人』と呼ばれる事もあるが、ね」優雅に紅茶を飲みながら 弘道 「『鏡像の魔人』?物騒な二つ名ねぇ。」思ったよりにうはうふだったことにショックを感じてないらしいのでちょっとがっかりしつつ、カクテルをくいと空けます(笑) 弘道 (一晩つきあってもいいかなと思ったけど……寝首かかれそうね。ま、スリルがあってそれもよいけど(笑)) 鏡也 「さて、ね。円卓の騎士団自体が物騒な輩の集まりなのに、今更そんな事を気にしても仕方ないと思わないかい?《女帝》の騎士 門西弘道君?」爆弾投下〜(笑) 弘道 「…………」頭がりがり(笑) 弘道 「最初からバレてたわけ?しゃーないわね(笑)」 弘道 「ま、姫も連れてきてたし、ばれてもともとだったけど。……アンタめっちゃ性格悪いでしょ。アタシの男の趣味なみに(笑)」 鏡也 「くく・・・残念だったね。なかなかだったが人を騙すならば・・・」 鏡也 「これくらいしないと」何時の間にか作っていた鏡像を解除。これまでいたのとは反対方向に出現します(ズル技) 弘道  目を丸くして拍手します(笑)。衣通姫は背後に隠れてるけど(笑)。 鏡也 「ありがとう。そちらのお嬢さんは驚かせてしまったみたいだがね」片手を上げて応えながら。 弘道 「なかなか初顔あわせにしちゃ面白いモン見せてくれるじゃない(笑)」 鏡也 「まあ、ね。私の存在意義は・・・っと、やめておこう」思わせぶり。(笑) 弘道  姫を見やって苦笑します。 弘道 (存在意義ね。そんなもん自分でつくりゃいいのよ、自分で) 鏡也  表情から何を考えているか大体読み取り 弘道 「さてと。アタシはそろそろ帰るわ」ふいと顔をそむける 鏡也 (いいね。単純明快に強い。良い素材になるかも知れんが・・・) 弘道 「今度はお手合わせ願おうかしら。宵から暁まで。ベットの中で」ウィンク(爆) 鏡也 「そうか。それなりに楽しそうだが、それはまたその時という事にしておこう。楽しみは後に取っておくべきだ・・・」くすっと笑います。 鏡也 「では、また会える事を祈ろう。性別を超越せんとする者よ」 弘道  手をひらひらと振って出ていく。衣通姫をかばいつつ。 鏡也 (残念。もう少し時間があれば、後の女性とコンタクトがとれたのだが・・・) 哀 (カランコロン)「こんばんは……」 哀 「あ……神無月さん……」 鏡也  一人の静かで落ちついた時間を破る乱入者をチラッと見る。 哀 (この人苦手なんだよなぁ……) 鏡也 「・・・哀くんか。久しぶりだね。元気だったかい?」気の無さそうな振りをしていても、じつは暇つぶしがしたい。(笑) 哀 「ええ……一応……」 哀 「紅茶下さぁい……」>マスター 鏡也 「マスター、オレンジペコを。哀君にはダージリンを頼む」 マスター 「かしこまりました」 哀 (あからさまに離れて座るのもなんだし……) 鏡也  隣の椅子を引いてあげます。(爆) 哀 「あはは……」まな板の上の哀 鏡也 (さて、どういただこうか・・・それとも『彼』の方が面白いか?) 鏡也  根源的な嫌悪感を感じるような位置を死角からずぞぞぞぞ〜っとやります。 ナナシ カラン……ドアを開け、一人の男がBARへ入ってくる ナナシ 「………」無言のまま、カウンター席へ座るナナシ。 哀 「〜〜〜〜!?」<ずぞぞぞ 鏡也  とかなんとかやりながら新参者の観察に余念無し。 哀 (匠ぃ……代わってくれていいからさぁ……)でも代わる様子無し ナナシ (………)一人で空を見ながら考え込んでいる。哀には気づいていないようだ。 哀 (あ!)「こんばんは!!」>ナナシさん 鏡也 (おや?・・・ふむ、まだ甘かったか。まあ、耐久実験になるかも知れんし、な) ナナシ 「……こんばん……は」>哀 鏡也 「こんばんは」>ナナシ君 ナナシ 「……こんばんわ」面識があったか考えながらも脊髄反射で挨拶する。>鏡也 鏡也  構造観察で色々面白そうな事に気付きます>ナナシ君 ナナシ 「……?」見られていることに首を傾げる。 鏡也 (ふむ・・・不死者・・・にしては精気が無い。・・・アンデッドか?) ナナシ 「……マスター、スピリットを」取り敢えず、注文。 哀 (矛先、変わったかな?) 鏡也 「哀君。彼と知り合いかい?」 マスター 「かしこまりました。」 哀 (あう)「はぁ……」(本当のこと話したら絶対あの人付きまとわれる……) ナナシ  出されたスピリット(純度96%〜)を一気に飲む。 ナナシ  飲み干してから暫く待ち。「………酔え……ない……か」 哀 「ええと……珍しい人じゃないですから。」庇うのだ<ナナシさん>鏡也さん ナナシ 「……?……」哀の言葉に怪訝な顔をする。 鏡也 「スピリッツで酔えない人間が珍しくない、ね。キミの方に興味が湧いてきてしまいそうだが」知ってて言う。そう言う奴だ。(笑) 鏡也 「・・・やあ。はじめまして。私の名は神無月 鏡也。《隠者》の騎士だ」>ナナシさん 哀 「すぴりっつって……ナンデスカ?」本当に知らないのだ>鏡也さん ナナシ (……)「……宜しく……<力>のナナシだ」>鏡也 鏡也 「スピリッツ・・・蒸留酒だ。火酒ともいうね。純度が高い・・・と言うよりほぼそのままのアルコールだよ」理化教師のような口ぶりです 哀 (キャイン……)<酒 ナナシ 「……スピリタス……とも……」 鏡也 「ナナシ君、ね・・・博識な様だ」(・・・ノスフェラトゥというより、まさに・・・アンデッド、死に損ないか・・・奇妙だな) ナナシ (………)「……珍しい……か……まぁ、珍しいのだろう……」ざわざわ……と、ナナシの周りが鳴り出す。霊界の声が聞こえるようだ。 鏡也 (ふむ・・・気になるね。少し突っ込ませてもらうとするか?) ナナシ (……私も、其方に行きたい……ものだ……行ったところで、どう違うかまではわからない……が) 鏡也 「ナナシ君・・・何故キミはそんなに精気が無いんだ?本来ならば死神ですら逃げ出すであろうキミが何故そんなに無気力なんだ?」聞いていようがいまいがお構いナシです。 ナナシ 「……生きる気力が……ない……それだけ……だ」 ナナシ 「……今直ぐ」と、内ポケットから小さなナイフを取り出す。十得ナイフだ。 鏡也  慌てず観察してます。 ナナシ 「死ねたら」そのまま、首をカッ切る。 ナナシ 「どんなに良いことか」ナナシの首は、血を噴きかけるが、直ぐに傷跡が消える。 哀 「!!」口のあたりを手のひらで隠す。吐きそうな動作、というわけではないが 鏡也 (・・・なるほどな。私と似ているかも知れん。・・・進み過ぎた者、オーバーズ・ヒューマン、か) ナナシ 「……終わりの無い生の、如何に哀しきことか……未来を託す必要もない……」 ナナシ 「……私のこの身体を、進化の力とある者はいうが……全くの逆だ……」 鏡也 「同感だ。全くもって完全に一部の隙も無くその意見には賛成するよ」 ナナシ 「“退化”。死無き原生動物に等しい……」 哀 「そんな……」 鏡也 「無限とはかくも残酷にして無残なものか。愛する者を奪い取りさらには己が存在する地を奪い取り、後に立てるは彼一人・・・」死の朗読でもする様に淡々と 哀 (よし……逃げよう!) 鏡也 死→詩です。いや雰囲気的にはぴったりですけど。(笑) ナナシ 「……だからこそ、私は……世界で孤独にならぬよう……或いは、死ぬために……騎士をしているのだ」 哀 「御馳走様でしたぁ♪」力の限りの愛想笑いを浮かべて席を立つ ナナシ 「……」無言で手を振る>哀 鏡也 「哀君・・・いいのかい?今立つと・・・おっと」とかいいつつ手を振ります。 哀  持てる限りの勇気を振り絞って無視。出て行きます ナナシ 「……」と、鏡也の言葉を思い返して、怪訝な顔をする。経緯を知っている? 鏡也 「なるほどね。良く似ている・・・非常に良く似ている」謎の言葉を発しつつこちらも立ちあがります。 ナナシ 「さらに……五感の怠惰を引き起こしかけている……」ブツブツと、一人虚空に話す。 ナナシ 「………」立ち上がった鏡也を見上げる。 鏡也 「そろそろ時間だ、ナナシ君・・・次はもう少し長く話せれば、お互いに・・・いや、君にとって有意義な情報が手に入るかもしれないよ」視線を強く合わせ ナナシ 「……君は私の死神か?」 ナナシ  何かを気にしながら、ナナシも立ち上がる。 鏡也 「さて、ね・・・私の目的が真に達成できれば、そうなるかもしれないね。ではさらばだ、ナナシ君。夢の中で死ねることを祈るよ」ふっとその場から消えうせ、宙から地図付きの名刺が降って行きます。 ナナシ  名刺を暫し見た後、懐に入れる。(……死……夢……見ることのないこと。眠れない我が身……) ナナシ (いいだろう。暫し、私の意識を明け渡そう……その間だけは、眠っていられるから……)「……降り……ろ……“英霊”……」 ナナシ がそう呟いた後、がくん、とナナシの身体が揺れ、目つきが変わる―――そのまま、BARの出口へと歩いていく。 ナナシ ?『……悲観することはないのです……貴方が気づかなくとも……私は側に……』呟き、BARを去る…… 鏡也 永久に世界は進化し続ける・・・弱ったね。どうにも