薫 (ミラーシェイドをかけた、黒づくめの少女がBARに入ってくる) 薫 (今日は誰もいないのか……) 薫 「マスター、カクテル頼んでもいいですか?……私が飲むんじゃないんですけど」 薫 「アラウンド・ザー・ワールドを一杯。それとホットココアひとつ」 薫 自分以外の客がいないというのに、隅の席に座る薫。 薫 「…………」グラスに向かって自分のマグを挙げて、小さく乾杯の仕草をする。 薫 「……ああ、これ。父が好きだったカクテルなんです」 薫  ココアを飲んで、ちょっと息をつく。 薫 「何かあったのか、ですか……」 薫 しばらく考え込んでいる。 薫 手は無意識にロケットをもてあそんでいる。 薫 「いろいろ、ですね。……期末試験もありましたし」 薫 「ほかに『も』?……ええ、そうですね……」 薫 「……見ました。歪んでしまった親の思いを……」 薫 「親とは……それほどまでに毅くて……脆いものなのですね……」 薫 「私の親ですか?」 薫 唇が僅かにひきつれる。 薫 「……そうですね。二人とも、上に「ばか」がつくほどの学者タイプというか……」(苦笑) 薫 「私より純真で……そう、学術的価値などというものより、発掘する時代の空気を吸うことを楽しんでいる人たちでしたね……」 薫 俯いたまま、きゅっとマグを握りしめる。 薫 (だから、あんな汚名は二人にはあってはならないのに。私を見つけたばかりに…………!) 薫 (彼らの汚名をはらさなければならない。それは、私の責務。何も知らぬ普通の子どもでいられた歳月の負債) 薫 「え……?」 薫 「私が?……いやだなあ。泣いてなんかいませんよ」 薫 確かにその頬は濡れてはいない。 薫 ごまかすようにココアを飲む薫。 薫 「中学の時は、定期テストの成績でおこづかいが決められてて。……思い出したら、もうじきテストが返ってくるのまで思い出してしまって……」 薫 (……本当に思いだしてきてしまった……) 薫 疲れたように髪の毛をかきあげる。 薫 「今回、数学が難しかったんですよね……(嘆息)」 薫 テーブルにつっぷす薫。 流依 「こんばん……っと」こっそりと入店(笑) ソルレイズ 「ういーっす」<流依に続いて入店 薫 「?」起きあがる薫。 薫 勝手に鏡眼発動(笑)。 流依 「こんばんは」ソルの方を一瞥してから、あらためて>薫 薫 「あ、丹宮先生、こんばんわ」>るい 薫 (そっちの男の子は……グレイルで見かけたことがある?!) 薫 (人間……じゃない?) 流依 「ん、大丈夫かい?」なんとはなしに>薫 ソルレイズ 「あ、マスター、俺パフェね〜♪」<マスター 薫 「……あ、ええ。テスト疲れです(微笑)」>るい 流依 「ん、まあ、あまり深く考えないことだね……と、今回のテストはどうだった?」>薫 薫 (霧上氏といい……騎士は甘いもの好きが多いんだろうか) 薫 「国語と英語はまあまあだと思うんですけど。数学が……(苦笑)」>るい ソルレイズ 「テストねぇ〜あいつが貸してくれたノートで助かったなぁ〜」 流依 「数学は……あの先生のテストは少し意地が悪いからね。とりあえず、世界史で赤点を取るのを避けてくれれば、私は何も言わないから」>薫、ソル 薫 「……努力します(苦笑)」>るい ソルレイズ 「ま、赤点だけはないと思うよ」<パフェ食べながら<るい シュウ 、フライトジャケットとジーンズ姿でふらりと入店 薫 (……急に人が集まりだしたな……) シュウ 「よ。GOOD EVENING」 流依 「ん、こんばんは」>シュウ ソルレイズ 「ちーっす」<シュウ 薫 「……」無言で会釈>シュウ シュウ ソルの顔を見てロコツに嫌そうな顔になるも(笑)薫に気付いて一瞬で笑顔になる(滅) ソルレイズ 同じく一瞬嫌な顔したが、すぐさま目の前のパフェに夢中になる ソルレイズ (笑) シュウ 「この時期はどこも集まり悪いな、シワスってやつか?」呟いて席へ座る シュウ 「バーボンな。ストレートで」>マスター 真一 (カランコロン)「こんばんは……」紙袋持って入店 シュウ 「ところで、初対面だよな、お嬢さん?」ウインク飛ばして声を掛ける>薫 シュウ 「よ。買い物帰りか?」>真一 真一 (あ……居た……)>シュウさん 流依 「ん、こんばんは」>真一 薫 「そうですね。<星>の若槻薫といいます」少々警戒気味(笑)>シュウ ソルレイズ 「ういっす」<ちらっとみて<真一 薫 「こんばんわ」>真一 真一 「今日買ってきたわけじゃないんですよ。」<買い物帰り 流依 「生徒を口説くのは止めておいてくれよ」小声で釘刺し(笑)>シュウ 薫 (……くどく?)わかっていない薫(爆) 真一 「ちょっと頼まれてくれません?」>シュウさん シュウ 「そういや新顔が入ったって聞いたな・・、俺は<女教皇>のシュウってんだ。よろしくな」>薫 シュウ 「カタイねえ。そういう真面目さは就業時間中だけでいいんじゃないのか?」>流依 薫 「こちらこそよろしくお願いします」(ぺこり)>シュウ 流依 「少なくとも、眼前でされると、責任がね。まあ、私がいないときなら自由にしてくれ」(笑)>シュウ シュウ 「ん? 珍しいな。 ナンパ術でも教えて欲しいのか?(笑)」>真一 真一 「ま、そんなトコですか……」いいながら持ってきた荷物をカウンターに置く。 薫  いいかげん冷めたココアを飲んでいる。 ソルレイズ 「責任っていってもなぁ〜お堅いねぇ」<流依 シュウ 「なんだ、またパフェ食ってんのか」覗きこんでひょいと苺をつまむ(笑)>ソル  薫 (人が多いのは苦手だな……。) ソルレイズ 「悪いかよ・・・って、おぃ!ふざけんなよ、てめぇ!」<苺とられたのに怒り(笑)<シュウ 流依 「ああ、ソル君もあまり羽目を外すのはやめてくれよ。君に対しては学校への責任と我孫子先生への責任と、二重にあるのだから」(苦笑)>ソル シュウ 「お互いにな。よければプライベートでも」軽く手を取る>薫 薫 「?!」ぎょっとして手を離す(笑)>シュウ シュウ 「・・・乗ってこないのも珍しいな。それ(紙袋)に関係があんのか?」>真一 真一 「これを渡して欲しいんです。……神原に……。」最後えらく小声>シュウさん シュウ 「責任感があるんだかねーんだか・・まあ、善処するよ」(笑)>流依 ソルレイズ 「あぁ!安彦がどうかしたって?つーか、おぃ!話はまだおわってねぇぞ、てめぇ!」<苺のことにまだ固執(笑)<流依&シュウ 薫 「それじゃ、お先に失礼します」誰にいうともなしに言って出ていく。 流依 「おやすみ、また学校で」>薫 薫 テーブルの上には手をつけられていないカクテルが一杯……。 シュウ 「純だねえ・・おやすみ、薫ちゃん」微笑んで見送る>薫 真一  軽く目を向け、背中に(?)会釈>薫ちゃん シュウ 「お、いい苺使ってるな」ばくり(笑)>ソル 流依 「善処、ねぇ。そんな政治家みたいなこと言ってると、ロクな人間になれないよ。近くで見ている人間が言ってるんだから、間違い無い」(笑)>シュウ シュウ 「哀ちゃんに? 構いやしねえが、俺でいいのか?」>真一 ソルレイズ 「てめぇ・・・(怒りで肩がふるふる)」>シュウ 真一 「この際手段は、ね。(^^;」>シュウさん 流依 「ん……あの子が頼んだのかな?」カクテルが置いたままなのに気付いて、飲んでしまえ シュウ 「ああ、そういや・・・」一瞬口篭もって「お互い恵まれないもんだな」(笑)<政治家>流依 流依 「……まあ、飲まないで放っておくよりは、良いよね」飲んでから、飲んで良かったのか考えるヤツ ソルレイズ 「・・・我が意思に従いし漆黒の闇にすみし物よ シュウ 「なんだ、好きなもんは最後までとっとく主義だったか。悪かったな」(笑)>ソル 流依 「ん、まあ、そうでも無いかな?」<恵まれない>シュウ ソルレイズ 我が刃となりて・・・」<召喚呪文をぶつぶつと(笑) 真一 「おい……」青ざめる<召還 シュウ 「あのな・・・--メ まあ、頼まれた以上はこなしてやるよ。お前からだって渡せばいいんだな」>真一  流依 「ここでやると、後で我孫子先生に怒られるよ?……外でなら、黙認するけど」後半は小声で(笑)>ソル 真一 「おねがいします。」>シュウさん シュウ 「・・そういうあ、最近酒の量減ったか?」<カクテルを見て>流依 流依 「ん、まあ、最近はやることが多くて、酔って寝てる暇も無いからね」冗談っぽく>シュウ ソルレイズ 「汝が纏し深紅の火炎・・・・・・はっ!安彦に怒られる・・・ということはあの長い正座+説教の数々・・・(←蘇る悪夢(笑))」<流依発言聞いて 真一 「ホットミルクね。」(よかったよかった……)>マスター シュウ 「中身は・・まあ、聞かねえ方がいいな。ま、少しでも積極的になったのはいいこった」>真一 流依 「そうそう、それに、体面上、私も説教しないといけなくなるからね」にこ>ソル 真一 「最後ぐらいはね。」<積極的 ソルレイズ 「・・・ちぃ、運がよかったな、てめぇ、次はないと思えよ」<シュウ ソルレイズ 「あんたからも説教かよ、かんべんしてくれ〜」<流依 シュウ 「一人で飲む機会が増えちまって、つまらねえよ。たまには暇作って付き合ってくれると助かる」<酒>流依 シュウ 「・・・んん?」<最後>真一 流依 「こういうのはね、帰り道とかで闇討ちすれば、良いんだよ」シュウを指差しながら、さらりと>ソル 真一 (最後に……できるよなぁ?俺。) シュウ 「てめえ・・・今マジで魔法かなんか使おうとしやがったな!?」>ソル シュウ 「・・・お前も教師としての責任とかはどうしたんだ」少し肩を落として>流依 ソルレイズ 「(ぽんっ←手を打って(笑))なるほど、その手があったか・・・(にやり)あんた、なかなか悪だな」<流依>シュウの方みつつ(笑) 流依 「闇討ちは、気付けないから。それに、少しは発散させてあげないと。相手がシュウなら、大丈夫だろうし」(微笑)>シュウ シュウ 「やっぱ、お前も来い」唐突>真一 真一 「へ?闇討ちやですよ?」<お前も来い シュウ 「・・・お前とも一度徹底的に“話し合い”した方がよさそうだな」拳鳴らしつつ(笑)?流依 真一 「あと、この人闇討ちするなら火炎系は勘弁な。荷物もダメになる。」>ソル君 シュウ 「哀ちゃんトコだよ」<来い>真一 真一 「………やです………。」 流依 「止めておいた方が良いと思うよ。”話し合い”でも他の方法でも、シュウが負けるのは見えてるから」にこ>シュウ ソルレイズ 「にもつだぁ?なんかこいつに渡してんのか?」<真一 シュウ 「・・・ち。来るなら来て見ろよ」ややふて腐れ気味(笑)>ソル 真一 「ちょっとな。頼んでる。」>ソル君 ソルレイズ 「てめぇのその自信完膚なきまでにぶっつぶしてやるからな、覚悟してろよ」<シュウ シュウ 「なんでだ?」真顔>真一 真一 「……………」 真一 どう答えるべきか迷っている 流依 「あー、あんまり派手にやってはいけないよ。闇討ちの意味が無いからね」と釘刺し>ソル ソルレイズ 「ふ〜ん・・・」<真一 ソルレイズ 「なに、そうなの?いいこと聞いた、サンキュー♪」<流依 シュウ 「・・くそ。わかってるよ。俺は素手じゃあ騎士団最弱って言ってるやつもいやがるし」<負ける>流依 真一  うつむいて「……が……ちないんですよ………」ボソボソ 流依 「ん、別に素手じゃなくても良いんだよ。フラムベルクだったっけ?あれがあっても負ける気はしないからさ」(微笑)>シュウ シュウ 「いい台詞だ。後悔すんなよ」ニヤリ>ソル ソルレイズ 「けっ!後悔するのかどっちか思い知らせてやる」>シュウ 流依 「それにしても、どこかで聞いた気がするなぁ……若槻って」いまさら一人言(笑) 真一 「がんばれよぉ……」顔を上げ、頬杖ついて応援>どっちか シュウ 「聞こえねえっての。何がないって?」>真一 シュウ 「・・・そういう意味か。なら心配ねえな」<フラムがあっても>流依 真一 「へ?何が?」呆け(何言ってんだろうな。俺。哀れんで欲しいのか、自分を哀れみたいのか……)<聞こえない 流依 「いやあ、シュウがやる気になってくれて嬉しいよ。これで戒那、幻一郎さんに続いて相手が出来た」微笑>シュウ ソルレイズ 「そこにシュウの名前いれなくていいぜ、俺が倒すんだからな」<流依 シュウ 「勝手に相手にするな。フラムに乗ってお前とやり合う気は毛頭ないってことだ。お前とは酔って喧嘩するぐらいが丁度いい」>流依 流依 「ああ、そういうことか。なら、シュウはソル君に譲るとしよう」>シュウ&ソル シュウ 「明日で、いいか?」溜息一つ尽き、紙袋を持って立ち上がる。>真一 真一 「あ、届けてくれるんすか?」>シュウさん シュウ 「こんな奴に譲られたかねえ!」びしっとソルを指差し(笑)>流依 真一 「できれば年末までに、ってだけです。」<明日 シュウ 「ああ、約束したからな。OK」<年末>真一 ソルレイズ 「こんな奴だとはどーゆー了見だこら!てめぇなんかはなから目じゃねぇのに相手してやるっつってんだぞ」<シュウ 流依 「ん、じゃあ、私と”話し合い”して、フラムベルク壊してみる?それよりは、ソル君の相手の方がシュウに合ってると思うけどね」笑>シュウ 真一 「おねがいします。(^^」(あとは受験勉強のみだな……)>シュウさん ソルレイズ 「おぃ、それはどーいう意味だ(じと目(笑))」<流依 シュウ 「だからなあ・・・くそっ、ペース狂うぜ。ったくよ」ぶすっとした顔>流依 流依 「ん?言ったままだけど?シュウとソル君は、気が合いそうだな、と」>ソル 真一 「賛成。」ぼそっと<気が合いそう ソルレイズ 「っざけんな!てめぇら」<流依&真一 流依 「まあ、少なくとも私と戦うよりは、楽しいはずだよ、二人とも」苦笑>ソル、シュウ シュウ 「Don't worry.everything gonna happy」<荷物>真一 真一 「へっへっへぇ……」もうすっかり脱力<ざけんな シュウ 「言ったろ、おまえと闘り合う気は、金輪際ねえっての」>流依 ソルレイズ 「・・・お前とも一回勝負してやるからな」<流依 シュウ 「さて、帰るか・・・」 真一 「Thank you but I think I'll be only worse.] 真一 >シュウさん 流依 「じゃあ、良いじゃないか。ソル君の相手をしてあげれば」(笑)>シュウ シュウ 「首洗って闇討ちしにこいよ!」びし(笑)>ソル シュウ 言うだけいって、去る(笑) 流依 「じゃあ、また」>シュウ 真一 「さや〜なら〜」>シュウさん 流依 「良いよ。君がもっと強くなったらね。とりあえず、シュウに勝ってからかな?」>ソル ソルレイズ 「逆だ!てめぇが首洗ってまってやがれ!」同じくびしっ(笑)<シュウ 流依 「さて、私もそろそろ失礼するよ」 真一  頭を下げる ソルレイズ 「ちぃ〜・・・ま、今の俺じゃあんたにも安彦にもかてねぇだろうな・・・(ぼそっ)」 流依 「……っと、闇討ちは、ちゃんと勉強してからにするようにね」笑>ソル 流依 「じゃあ、おやすみ……カクテルご馳走様」後半は誰に言うとも無く 流依 出て行きます ソルレイズ 「(表情変えて)それに関しては問題ねぇよ」<流依 ソルレイズ 「さて、俺もでるとっすかなぁ・・・もっと強くならなきゃな・・・」>ぼそっとつぶやきながらでてく 真一 「うむぅ……」疲れ切ったように突っ伏す 真一 (俺だって……行きたいんだがなぁ……) 真一  そしてため息を一つ 真一 「じゃ、ご馳走様でした。 真一 」 真一 >マスター 真一 出ていきます。