真一 (カランコロン)「こんばんは……」 真一 「誰もいないんスね。」 真一 (誰かに会っときたいような……、誰にも会いたかないような……) 真一 (なんで俺はこんな所にいるんかね……) 真一 「ココア下さい。」>マスター マスター 「なにかこまっていらっしゃるんですか?」 真一 「受験勉強の最中なのに来ちゃって……。」 真一 「何してるんでしょうね。俺。」 マスター 「逃避というのはいけないことですが、ただ攻めるだけというのも効率がわるいと思いますよ。いちばん恐いのは悩まないこと、かんがえないことです」/ 真一 (………神原が家にまで来たし……、俺も周りもどうなってるんだ……。) 真一 「まぁねぇ……。」<考えないのが一番怖い 真一 「何も考えないで済めば楽そうなんですけどね。」 マスター 「本当に楽しいでしょうか? 矛盾だらけでしかないこの社会で、眼をそらすことがね」 真一 「楽しくなくても苦しくない。気持ちいいかは知りませんが。」 真一 「自我なんざぶっ壊してキリングマシンに落ちた方が『苦しくは』無いはずですよね……。」 マスター 「苦しくはないですが、自我もなく戦った結果の勝利のうえの世界の存続というのはどうですかね?」 真一 「俺は楽しくなくてもねぇ……。」 真一 「なんか楽しんじゃいけないような気がするんですよ……。」 マスター 「苦しんでも戦う価値がある世界だから、戦うのではないのでしょうか?」 犬太郎(カランコロン) 真一 「世界は滅びない価値がある。俺にはそんな価値はない。」 真一 「俺には死ねない理由はない。死にたくないから闘るだけで。」 犬太郎「こんばんは」微笑みながらカウンター席に座る 真一 「あ、こんばんは。」>相沢さん マスター 「そういう貴方も世界の一部ですよ、それに死にたくないというのは、生物のもっとも基本的な欲求ですよ、なにも恥じることはありませんよ」そういってグラスを磨く。 シュウ 、ふらりと入店。 犬太郎「マスター、モスコミュールを」 シュウ 「よ。GOOD EVENING」 犬太郎「こんばんは」にっこり笑う 真一 「………」>シュウさん 犬太郎「だいぶ悩んでるみたいですね」>真一君 シュウ 「ああ。クソ寒いのを除けばいい夜だな」>相沢 真一  シュウさんの付近へ。必要なら移動。 マスター 「かしこまりました。」 犬太郎「日本の冬なんてこんなものですよ」>シュウさん シュウ 「バーボン。ストレートで頼むわ。今日は運転手がいるし、安心して呑める」(笑)>マスター シュウ 「・・・あん? どうした?」脇に座る。>真一 真一 「新條さん?」気分を変えて呼んでみよう(笑 真一 「神原に何か吹き込みました?」にこやかに、小声で。軽く首傾げながら。>シュウさん シュウ 「確かに、風情はあるけどな。ナベも美味いし、酒も美味い」(笑)<冬>相沢 マスター 「かしこまりました。」 犬太郎 「中心地ですからほとんどの食材がありますしね」(笑)>シュウさん シュウ 「は? まさか、マジでお前の家まで押しかけてったとか?」<神原>真一 真一 「センター試験のまっただ中にね。」にこにこ 真一 「精根尽きかけたこの身体で、足の速い神原をまくのにどれだけ苦労したと思いますか?」にこにこ 真一 「次の日のテストを平安な気持ちで受けられたと思いますか?」にこにこ シュウ 「そういう意味じゃ、いいとこだよ、ここは・・そちらさんは、穏やか冬なのかい?」>相沢 シュウ 「なるほど。・・泣けるな。オンナノコの行動力いってのは」(笑)>真一 真一 「………。」 真一 「おかげで志望大学が消えかけてますよ。」 真一 にこにこ(笑 犬太郎 「まぁ、レポートも終りましたから・・・彼よりは穏やかですよ」微笑む>シュウさん シュウ 「言っとくけどな、俺が強要したわけじゃねえぞ。あくまで手段の一つとして薦めたまでだ」>真一 真一 「アイツは俺のことなんざ何とも思ってないハズなんだから 真一 普通は来るはずないんですよねぇ。」にこにこ シュウ 「・・・禁恋愛しないと物事に集中できないタチか? もしかして」>真一 真一 「そうだ……、そもそもそこに誤解があったんだ……」 シュウ 「これぐらい波乱万丈な方が、人生楽しいと思うんだが?」真一をちらり。>相沢 真一 「やっぱり恋愛感情ってのは、違いますよ。」 シュウ 「それを決めるのは哀ちゃん本人だろ?」<なんとも思ってない 犬太郎 「見ている分には楽しいでしょうね。」真一君をちらり>シュウさん 真一 「ほら、あれですよ。興奮状態で接触した異性を『好きなんだ』と誤解する奴。」 真一 「けしかけられてその気になったりしましたけどね。」にこにこ>シュウさん シュウ 「人生もバイクも、高速で突っ走った方がコケないもんさ」(笑)<見ている分>相沢 シュウ 「俺はけしかけてなんていねえぞ」 真一 「素直な話、仮に俺が惚れてるとして、脈があると思ってますか?」にこにこ>シュウさん シュウ 「ただ、人生も恋愛も押しの一手だと教えただけでな・・・」 マスター 「そろそろ閉店時間です。」」 犬太郎 「その分冷静な判断が出来なければ飛び出しますよね」(笑)>シュウさん シュウ 「・・だからまだまだガキだっての」ぽん、と肩を叩く<脈>真一 真一  肩を叩く手をかわす。全力で。 シュウ 「好きな女ぐらい、自分の力で惚れさせないとな。一人前の男なら」 真一 「俺は二度と、神原と接触を持つ気はありません。」 シュウ 「そうすりゃ、『勘違い』で済ませられるからか?」真顔<二度と>真一 シュウ 「一度コケた方が、冷静な判断、ってやつを習得しやすいって説もあるな」(笑)>相沢 犬太郎 「俺はパスしたいですね」苦笑を浮かべつつ立ちあがる>シュウさん シュウ 「ああ、もうそんな時間か・・ご馳走さん」>マスター 真一 (………会いたい……けど……さ……。) 真一 「では、ご馳走様でした。シツレイシマス。」刀握って出ていきます。 シュウ 「世の中ってのは、あいまいなモンなんだよ。自分の気持ちでさえもな、真一」 シュウ 「だから、俺は自分で確かめた物しか、信じないのさ」出てゆきます。 犬太郎 「・・・理性じゃじゃ押さえられない物って有りますよねぇ」マスターに礼をして出ていく