薫 (からころん)「こんばんわ」いつものミラーシェイドに黒づくめである。 薫 (また、誰もいない……) 深雪  「こんばんわ」ドアを開ける 薫  ふりかえって「こんばんわ」>深雪 薫 (誰だったっけ?) 薫  考えながらも、隅の席へ。 深雪 「あ、失礼ですけど、この前の晩いらっしゃった方でしょうか?」>薫 薫 「アールグレイください」>マスター 薫 「あ、はい。そういえば自己紹介もまだでしたね(苦笑)」>深雪 深雪 「私は、ミルクティーでお願いします」>マスター 薫 「<星>の若槻薫といいます。よろしくお願いします」>深雪 薫  ぺこりと一礼。 深雪 「ええ、私もこの間は自己紹介うっかり忘れていました。ごめんなさい」ばつ悪そうに微笑む>薫 深雪 「では、改めて。<世界>の騎士五十嵐 深雪といいます。こちらこそよろしくお願いします」>薫 薫  勝手に鏡眼が起動している。(気が……人間のものとは違う?) 深雪 「このバーへはよく来られるのですか?」>薫 薫 「ええ、まあ。つい足が向いてしまって(苦笑)」>薫 薫 >深雪 深雪 「若槻さん、でよろしいでしょうか?まだ学生さんでいらっしゃるのですか?」>薫 薫 「はい、高校生です。五十嵐さんは?」>深雪 深雪 「私は、今は働いています。『オクターブ』という名前のお店ですけど、ご存じでしょうか?」>薫 薫 「『オクターブ』……ああ、確かシェリーさんがやっておられるお店でしたね(微笑)」>深雪 深雪 「はい、そうです」>薫 薫 「たしか、アンティークのお店だとか<オクターブ」>深雪 深雪 「アンティークショップとファンシーグッズを扱っています」>薫 深雪 「よろしければ、一度来られてはいかがですか?」>薫 薫 「ありがとうございます。それじゃ、今度(微笑)」>深雪 深雪 「お待ちしています(にこっ)」>薫 深雪 「今夜は静かですねえ」ミルクティーを啜りながら>薫 薫 「そうですね……」>深雪 深雪  過去の戦いや諸々の出来事を静かに回想中 薫  ぼうっとカウンターの隅に飾られている花を見ている。 薫 (春休みになったら…行かなくては) 深雪  ふと思いついたように「……あの、若槻さん」>薫 薫  はっと物思いから引き戻される。「はい、なんですか?」>深雪 深雪 「ぶしつけな質問ですいませんが、若槻さんがどうして騎士になろうと思われたのですか?」 深雪 「お話にくい事でしたら、特におっしゃらなくてもいいですが」 悠騎 「ちぃーっす」 深雪 「お話ししていただけるのでしたら、お聞きしたいなと思いまして」>薫 深雪 「あ、こんばんわ。お久しぶりですね」>悠騎 薫 「そうですね……」無意識にロケットを握りしめている。>深雪 悠騎 「ども、久しぶり…。お邪魔だったかな」 薫  ふりかえって「こんばんわ」>悠騎 深雪 「いえ、そんな事全然ありませんよ(微笑)」<お邪魔>悠騎 薫 「それ以外に選択肢がなかった、んでしょうね……」(本当にそうだろうか?)>深雪 薫 「はじめまして、ですね。<星>の若槻薫といいます」(ぺこりと一礼)>悠騎 深雪 「そうですか……」(選択肢……私は、あの時あの選択しかできなかったのだろうか……) 洸  軽やかな扉の鈴の音と共に入店。 洸 「こんばんは」 薫  ふりかえって「こんばんわ」>洸 深雪 「こんばんわ、お久しぶりです」>洸 薫 (急に人が増えてきたな……) 洸 「あ、五十嵐さん。お久し振りです」軽く手をあげて挨拶。 悠騎 「あ、ああ。どーも<魔術師>の雨宮悠騎。よろしく」>薫 薫 「こちらこそ、よろしくお願いします」>悠騎 洸 「あ、マスター。烏龍茶をお願いします」注文して、出来上がったのを受け取ってカウンター席につく。 悠騎  フロム○などを開いて読み始める 薫  アールグレイを飲みながら、人の様子を見ている。 洸 「あれ? またバイト探してるの?」>悠騎 悠騎 「おう、もう学校も出たし、いい加減定職が欲しいんだけどな。退魔師だけじゃつらいわ、やっぱ」 深雪  周囲の様子を見ながらふと寂しく笑う 深雪 (みんな、どんなに辛くても未来があるものね……) 洸 「だいたい、月にどのくらい稼ぎたいんだい?」 悠騎 「稼げるだけっ」即答 洸 「あはははは・・・」苦笑して、不意に深雪の様子に目を向ける。 薫  深雪さんの寂しげな様子に目を留めていたり。 深雪  自分の様子を不審がられているのに気づいて、ばつの悪そうな顔をして笑う 亨輔 「こんばんは(微笑)」 いつもの花粉防御装備で入店です 深雪 「あ、すいません。気にしないでください」>視線送ってくれた人たち 薫  昨日の続氏の言葉を思い返しながらも、黙って深雪さんの様子を見ている。 悠騎 「それこそここら辺が魔物の闊歩する暗黒街なら他の仕事いらんのに 悠騎 」独り言 深雪 「こんばんわ、お久しぶりです」>亨輔 洸 (そうか、不用意な発言しちゃったかな・・・)そう思いながら、控えめな笑みを返す>深雪 薫  ふりかえって「こんばんわ」続氏の言葉を思い返していたところなので、ちょっとびっくりしている(笑)>続氏 悠騎 「あ、どーも」適当に>亨輔 亨輔  いつもの通りいちばん奥のカウンターに座ってエスプレッソを注文します 洸 「そんな物騒じゃ、依頼する人間が少なくなるよ」>悠騎 亨輔 「ん、何? 俺の悪口でも言ってた?(微笑)」<びっくりされたので冗談めかして>薫嬢 悠騎 「冗談だよ、じょーだん。いやー、まじでなんか仕事紹介してくれよ〜」>洸 薫 「いえ、そんなんじゃないです(苦笑)」>続氏 薫 「そういえば、……自己紹介もまだでしたね(苦笑)<星>の若槻薫といいます」>続氏 亨輔 「まあ、俺格好アヤシイししょうがないかな(笑) 俺の名前って言ったっけ?」>薫嬢 洸 「そんなこと言われてもなぁ・・・。稼げる仕事なんてそうそう転がってないだろうし・・・」 薫 「まだお聞きしてませんでしたね(苦笑)」>続氏 亨輔 「ああ、言ってないみたいだね(苦笑) 失礼。<力>の騎士続亨輔です、宜しくね」 亨輔 >薫嬢 悠騎 「あー頭痛てー」机にダラーっと 薫 「こちらこそ、よろしくお願いします」(ぺこりと一礼)>続氏 亨輔 「最近たまにここで会うね。よく来るのかな?」>薫嬢 洸  マスターからペンとメモを借りてなにやら書き込む。 薫 「そうですね。つい足が向いてしまって<よく来る」>続氏 薫 (家に戻っても、誰もいないから……) 洸  それを片手に、目を閉じて二言三言呪を唱え、使鬼に変じさせて深雪の下へとそっと送る。 深雪 「え?」使鬼に気づく 亨輔 「そうだね、雰囲気良いからね、ここは…最近は特に落ちついているしね。昔は良く修羅場になってたけど」ふうっとため息>薫嬢 薫 「修羅場ですか?」(騎士同士の修羅場か……)>続氏 悠騎 「んー、帰ろ…」眠そうな顔して出ていきます 薫 「あ、おやすみなさい」>悠騎が帰ってゆくのに気がついて 洸  メモの内容は「理由は想像がつきますが、あまり落ち込まないで下さい。夢も未来も、全ては人の心に返って来るものですから。(続く) 亨輔 「そう、まあ俺も悪かったんだけどね。騎士同士の人間関係把握してなかったから…それにしても、あの頃は異常に皆ギラギラしていたな」(苦笑) 洸  (続き)呪で留まる事はしても、止まる事はしないほうが良いですよ。心の健康のためにも」と言った内容のメモに姿を変えて、深雪の手元に降りる。 亨輔 「おやすみ」>雨宮君 薫 「……今のこの様子からは、想像できないですね」(苦笑)>続氏 深雪 (……ありがとう、久遠さん)ちょっとした笑みを浮かべ、潤んだ瞳で洸くんを見つめましょう 亨輔 「そうだね、良い傾向だと思うな…」ゆっくりと目を伏せて、コーヒーの香りを楽しみながら呟きます>薫嬢 洸  照れ笑いを浮かべながら笑みを返す>深雪 亨輔 「力の種類は違えど、騎士は皆普通の人間とは異なる力を持った能力者だ」 薫  冷めた紅茶を飲みながら、続氏の言葉に耳を傾けている。 深雪  ミルクティーを飲み終えて 深雪  まだ完全ではないけれど多少は吹っ切れた感じになって 深雪 「今夜はそろそろ失礼します。皆さん」 洸 「そうだ、五十嵐さんにちょっとしたお守りを上げますよ」ふと思いついて、コートのうちポケットから何かを取り出す。 深雪 「お休みなさい」 亨輔 「他の大多数の普通の人間と共に生きるのならば、どうしても無理が生じる。どれほど馴染もうと努力しても」 深雪 「え?」 深雪 「久遠さん、それは?」>洸 洸 「これ、お守りです。これを身に付けて眠って下さいね」そう言って、やや古びたお守り袋を差し出す。 薫  続氏の言葉に、だまってうなずく。 亨輔 「ここで、そのような日常から離れて同類と過ごす時間を得ることは、決して無益ではない。そう思わないかな」>薫嬢 深雪 「でも、あなたにとっても大事なものなのではないのですか?」>洸 洸 「いや、気にしないで良いですよ。ちなみに、効果は保証しますから」 深雪 「ありがとうございます」お守りを受け取って 深雪 「また、お店へ遊びに来て下さいね」と洸の手を握ってから 深雪 「それでは、皆さんお休みなさい」 深雪 とバーを出る。 薫 「そうですね……」(でも、それになれきってはいけない)>続氏 洸 「おやすみなさい」 薫  目を上げて「おやすみなさい」(微笑)>深雪 亨輔 「それは、必ずしも実のある話である必要はない。些細な取るに足りない世間話でも、良いはずだよ(微笑)」 亨輔 「おやすみ(微笑)」 亨輔 >深雪ちゃん 洸  亨輔と薫が話し込んでいるのを見て、邪魔にならないように静かに離れた席に移動。 薫 「続さんも、だからここへ来るんですか?」>続氏 亨輔 「そう、それも理由の1つ、かな…俺の場合は別にもう1つあるけどね」 薫 「そうですか……」(ここで安らぎを感じていても、いいのだろうか……) 亨輔  薫嬢と話している間中口元でずっとエスプレッソの香りを楽しんでいます 亨輔 「ここのコーヒー飲んだことあるかな? 美味しいんだよね。それがもう1つの理由」(微笑) 亨輔 >薫嬢 薫 「なるほど」(微笑)>続氏 亨輔 「ね、久遠君? ここって贅沢な場所だよね」> 洸君 突然話振ります(笑) 洸 「贅沢・・・。うーん、確かにそうかも知れないですね」やや苦笑しつつ 洸 「雨宮くんあたりなら、別の意味でも贅沢だとか言いそうだけど」(笑) 亨輔 「そうそう。そういう意味でも贅沢だよね(笑)」 薫  微笑しながら二人のやりとりを聞いている。 亨輔  コーヒーもう一杯注文します 洸 「とりあえず、のんびりできる場所があるってのは良いですねぇ。ここなら魔獣も現れないでしょうし」下手な冗談を言う。 亨輔 「そうだね、万一来たとしても皆で戦えば怖くないしね(笑)」 薫 「そうですね(笑)」 洸 「あはは。その時はよろしく」笑いながら>薫・亨輔 亨輔 「最近魔獣とは遭遇しないな…あまりサボっていると、贅沢な空間から追い出されそうで怖いよ。たまには貢献しないとね」冗談めかして 洸 「それじゃ、もし一緒にやることがあったら、僕は楽が出来そうですね」やはり冗談めかして 薫 「学校の課題みたいですね。やらかければならない、でも後にしたいというジレンマは」同じく冗談めかして 亨輔 「おやおや、ご謙遜を。俺はサポート専門。あまり役には立てないよ」> 洸君 洸 「僕だって自信無いですよ。それじゃ、若槻さんに頼もうか」と薫に振ってみる。 薫 「私ですか?…まあ、お互いに死なない程度に頑張りましょう」 洸 「そうだね」ニッコリ笑って、そのまま席を立つ。 洸 「それじゃ、そろそろ僕も帰ります。風邪が流行っているみたいだから、気をつけて下さいね」 洸 「それじゃ、おやすみなさい」>ALL 亨輔 「まあ、信頼しているよ。皆ね」(微笑) そろそろ身支度始めますー 薫 「おやすみなさい」>洸 洸 そのまま退出。 薫 「 薫 私もそろそろ……」 亨輔 「おやすみ」> 洸君 薫 「おやすみなさい」>続氏 薫 「ごちそうさまでした」>マスター 亨輔 「夜道には気をつけてね」ひらひら手を振って退出しますー 薫  ジャケットをはおって、出ていきます。