亨輔  いつもどおりの格好で入店ですー 薫  (からころん)「こんばんわ」といつもの黒づくめにミラーシェイドという格好で。 亨輔 「おや、珍しい。誰もいない…と思いきや、こんばんは(微笑)」>薫ちゃん 薫 「こんばんわ」(会釈)>続氏 亨輔  とりあえずいつもどおり店の1番奥のテーブルについてコーヒー注文します 薫  カウンターの隅へ移動。「セイロンティーください」>マスター 薫  昨日のパーティのことを思い返している。 哀 (カランコロン)「こんばんは……」いつもより1割り増し程度の暗い顔で入ってくる。 亨輔  ふと顔を上げて「そうだ。昨日ライブだったんだよね。行った?」 薫  ふりかえって「こんばんわ」>哀 亨輔 「こんばんは(微笑) はじめまして」<さらっと(笑)>哀ちゃん 薫 「あ、はい。続さんは?<ライブ」>続氏 亨輔 「いや、興味は非常にあったんだけどね。仕事が終わらなかったよ(苦笑)」<ライブ 亨輔 「どうだった? 騎士2人が所属する無敵バンド(笑)」 哀 「お紅茶下さい……。」>マスター 薫 「(笑)素敵でしたよ。五月女さんの声も、樹神さんのギターも」>続氏 薫 (その後はちょっと……だったけれど) 哀 「樹神さん達、何かなさったんですか?」気を紛らわすように>薫ちゃん 亨輔 「そうか、残念だったな…」ふぅっとため息<音楽がらみなので心底残念そう 薫 「昨日、ライブだったんですよ」>哀ちゃん 哀 「へぇ……。」やっぱり上の空気味。 薫 (あの神無月という人……人じゃないか。気が許せない。……ん?)何かひっかかった。 薫 (神無月……カンナヅキ?……まさか、グレイルの……)いやな予感がする。 亨輔 「他に誰が来てたの? ライブ会場は騎士だらけだったのかな(笑)」>薫ちゃん 薫 「ライブの間はよくわからなかったんです。でも、その後のパーティで、飯島さんにお会いしました>続氏 薫  プラス二名の存在は口に出さない(笑) 哀 (飯島さんか……最近会ってないな……。) 亨輔 「ああ、彼か。成る程ね…やはり皆同年代同士が集まるんだな。じゃあ俺は行かなくて正解だったのかもね、年寄りは若者のテンションについて行けなかったかもしれないし(にこにこ)」 薫 「そんな(苦笑)。あまり人も集まらなかったですしね」 亨輔 「じゃあ、きっと楽しかっただろうね(微笑)」<二名のことを知らないのでこんな発言(笑) 薫  ようやく哀ちゃんが沈んでいるのに気がつく。 薫  「神原さん……哀さん、大丈夫ですか?」と近づく>哀ちゃん 哀 「私は大丈夫なんですけど……。」 亨輔  女の子のことは女の子に任せます(笑) コーヒー飲みつつまったり。 哀 (こんなトコに来て……私何やってんだろ……) 哀 「騎士の人に……獣医さんっていませんでしたっけ?」唐突な質問>薫ちゃん 薫 「獣医さん、ですか……」考え込む 亨輔 「ああ、いるよ。たしか、中国から来た子…もとい、人が」>哀ちゃん 薫 「へえ……」 哀 「連絡先分かりませんか?」>享輔さん 亨輔 「さあ、何度かここで見かけただけだからね…あ、天野君経由で繋がるかな…?」考えてます 薫  知らない騎士の名前が出てきたので、黙って聞いています。 哀  神妙な顔つきで続さんを見てます。 亨輔  とりあえず天ちゃんに携帯で電話かけてみます…が繋がりません(^^; 亨輔 「ごめん、繋がらないな。でも本部いけば連絡先くらいなら教えてくれるんじゃないかな?」>哀ちゃん 哀 「………ありがとうございます……。」 亨輔 「確か、威 飛凰、氏。確か、20代半ばくらいの男性…で、気さくな良い人なはず。…確かね」 哀 「中国出身のウェイさん……。」(そうだ。あの人だ。)ぼんやりと思い出した。 薫 「獣医さん、見つかってよかったですね(微笑)」>哀ちゃん 哀 「どうも。」少し光が見えてくる 亨輔 「…っくしゅん」 コーヒーおかわりしてまったりしてます 哀 (手遅れじゃないよね?手遅れじゃ……ないよね!?)独り祈るような気持ち 薫 「でも、どうして獣医さんを?」>哀ちゃん 哀 「随分前になっちゃうんですけど……」 哀 「ワンちゃん、拾ったんです……。」 薫  黙って聞いている。 哀 「ぐったりしてて……。目が覚めても何も食べてくれないし……。」涙目になってくる 哀  これ以上話すと泣くので止める。 薫 「そうでしたか……」 薫 (私の目で、なんとかなるんだったら、力を貸してあげたい。けれど……)人の治し方はわかっているけれども、動物の治癒はわからないので悩んでいる。 薫 (やっぱり、専門の獣医さんにまかせた方がいいのかな……) 哀 「ごめんなさい……。 哀 」 薫  黙ってかぶりをふる。(やさしい人だな、哀さん……) 哀 「病気なのかなぁ……。」ぽつり 亨輔 「…それは、大変だね(^^; 天野君どうして出てくれないのかな」再度天ちゃんに電話してみます 哀 「今日は……もう帰りますね。」 亨輔 「んー…駄目か。ごめんね役に立てなくて(苦笑)」>哀ちゃん 哀 (やっぱり放っといちゃダメだ……。) 哀  席を立って「失礼します!」と2人に頭を下げ、出ていきます。 薫 「おやすみなさい…」>哀ちゃん 亨輔 「気をつけてね」ひらひら手を振ります>哀ちゃん 薫 「……(溜息)」養母の死の直前の思い出がよみがえってきたらしい。 薫 「どうして、心をかけるものは自分より先に逝ってしまうんでしょうね……」半分以上独り言。 亨輔 「犬ね…昔母の実家にいたとき、大きな黒い犬がいたな。…嫌われていたけど」 亨輔 「そう? …そうかもね、それが生き物ならばそうなのだろうな」<心をかけるもの〜 薫  かなり上の空の様子でうなずく。ロザリオを繰るように、ロケットに触れている。 亨輔 「…ならば俺は幸福と言うべき、か」<薫ちゃんが上の空っぽいのでぽつりと 薫 (失いたくないものほど、たやすく消え去ってしまう。後に残されたものは……) 亨輔  それ以上は何も言わずまた口元に微笑を浮かべながら黙ってコーヒーを飲んでいます 薫 (悼むほどに自分が欠けていく気がするのはなぜなんだろう……)紅茶が冷めるのも気づかずに自分の中に沈み込んでいる。 薫 (失われたものと存在しつづけるものとの思いは決して一致しない。だから、私のしていることは自己満足なのだろう。だから、自分が欠けていくのか……)ますます暗く沈み込む。 亨輔 「…まあ、考えこむのも程ほどにね」少し困ったように笑って>薫嬢 薫  はっと我に返る。「…ごめんなさい」(赤面) 亨輔 「いや、俺は別にいいんだけどね。ここを考え事ができるような落ちつける場所だと思っているならそれはそれで良いことだし」 薫 「神原さんの……哀さんの話を聞いて、つい、いろいろなことを思い出してしまって……」苦い笑みを浮かべる。 亨輔 「ここにいる人は、多かれ少なかれ波乱万丈だからね。俺なんてささやかな方(微笑)」 薫  あいまいな笑みでまぎらす。 薫 「確かに、そうですね……」<ここにいる人は波瀾万丈 薫 「それでも、みんな、前に進もうとしている人ばっかりなんですよね。私も見習わないと」 亨輔 「そうだね…ここには、がむしゃらな真っ直ぐな人間が多いよ。君も含めてね」 薫 「私も?」予想外のことを言われてきょとんとする。 亨輔 「おや? 違う?(微笑)」 薫 「私は……まだ、迷ってばっかり。進む方向もわからないで立ち止まっているようなものですから」 亨輔 「それも、1つの才能。それすら放棄している人間もいるんだよ」 薫 「……迷わないでいられたなら、ラクでしょうね」 薫  そっとロケットに手をやる。 亨輔 「…どう生きるかは、君の自由だよ。他でもない、君のね」 亨輔 「さて、そろそろ帰るかな。今日はコーヒー飲み過ぎたな」 薫 「そう、ですね……」 薫 「私も、そろそろ帰ります」 亨輔 「カフェイン中毒になりそうだ…いや、最早そうなのかもね」首を振り振り身支度 薫 「それじゃ、おやすみなさい」>続氏 薫 「ごちそうさまでした」>マスター 亨輔 「お休み。夜道には気をつけて(微笑)」 亨輔 退室しますー 薫  ぺこりと一礼して、退店。