弘道 (からんからんからん)「こーんばーんわぁーっ」  弘道  いつもよりテンションが高い。 弘道 「ますたー、吉野……と、ダメだっけ?」 弘道 #「吉野」はアルコールカクテルです。 弘道 「しょーがないの。シャーリ・テンプルちょうだい」とふらふらカウンター席へ。 弘道 #「シャーリー・テンプル」はノンアルコールカクテルです 弘道  なぜか、その手に満開の桜の枝が一本。 弘道 「世の中に絶えて桜のなかりせば……なーんてねぇ」くすくす笑う。 弘道  どうやら笑い上戸気味らしい。 弘道  桜をもてあそびながら、グラスに口をつけている。 弘道 「…春の夜闇のあやなくに……。しっかし、今日は静かねぇ。外とは大違い」 弘道 「ん?ああ、すごいわよぉ。そのへんのちっちゃな公園だの、神社だのの桜にまで人がたかってんの」 弘道 「アタシもその一人だったから、邪魔っけだのうるさいだのとは言えないんだけどね(笑)」 弘道  桜をくるくる回しながら、見入っている。 弘道  今頃になって酔いがまわったのか、上気したような顔。目が潤んでいる。 弘道 「……マスター、グラス一つちょうだい。これ、このまんまだとかわいそうだから」 那智  「こんばんわ」ジャケットの肩に桜の花びら乗っけたまま入っていく。 弘道  ふりかえって「あら」と微笑。 弘道 「こんばんわ」>那智 那智 「初めまして、ですね?<女教皇>の仰木 那智です。よろしく」微笑返しながら>弘道 弘道 「<女帝>の門西です。あゆみでいいわ」と、ジャケットから飛んだ桜の花びらを手に受けてにっこり>那智 那智 「見事なほどの花ですね。結構花見客が多かったですからね」桜の枝を見て 那智 「あゆみ、さんですか?」微妙に苦笑が混じりかけの微笑>弘道 弘道 「なにか?」しらっとした顔をとりつくろう>那智 那智 「いえ。まぁここには色々なモノが集まりますからねぇ。僕も含めて」さらっと>弘道 弘道 (やだ。ばれてる?)などと思いつつも「あんまり好きじゃないのよ。名字」>那智 那智 (確か、最近入った騎士に門西という男が居たな。まぁ本人の趣味だし)「では、あゆみさんと呼びましょうか?」>弘道 弘道 「そうしてもらえると嬉しいわ」(にっこり)「アタシは仰木さんって呼べばいいのかしら?それとも那智さん?」>那智 那智 「お好きなように」(にこり)「名前なんて『僕』という個人がわかればいいものですから」>弘道 弘道  さりげなく胸と足を強調するようにすりよってみたり(笑) 那智 「マスター、『美少年』下さいな。桜があるのですから日本酒の方がいいでしょう」 弘道 (……ちぇー……)無視されたようでなんだかおもしろくない(笑) 那智 「どうしました?」軽く流し目しながら(笑)>弘道 弘道 「べつに」足を組み替えながら、反対側に座ってる衣通姫の方を向いてみる(笑)>那智 那智 (どこかで見たことがあるような・・・何時代(いつ)だったかな?)弘道の動きにつられて姫を見て 弘道 衣通姫 弘道の背後に隠れるようにしながら、衣を扇で開けて、那智を見る。 弘道 「姫?」>衣通姫 弘道 衣通姫 しずしずとお辞儀をする>那智 那智  会釈を返して「古の時代にお会いしたことがある方のようですね」独り言で返事は期待せず>姫 弘道 「六道ガ辻を戻ってこられた、と?」>那智 那智 「まぁ、魔獣が現れる時代にはね」酒のお代わりしつつ>弘道 弘道 「なあるほど」ちょっと機嫌がもどってきたらしい>那智 弘道 「マスター、シンデレラちょうだい」注文2 弘道 (姫と面識ある人と会うなんて。珍しいこともあるものね) 那智 (結構機嫌の変わりやすい子だなぁ。まぁここに来るまでアルコール飲んでいたみたいだからかな?) 弘道 (後で姫にこの人の話を聞かせてもらおうっと)  弘道  シンデレラ飲んでます。 弘道 「……と、もうこんな時間?」と時計を見て。 那智 「ここで花見できるとは思いませんでしたね。マスター、ごちそうさま。」 弘道 「馬車がかぼちゃに変わっちゃったわね(苦笑)アタシも帰ろうっと」 那智 「おやすみなさい、マスター、あゆみさん」にこにこ 弘道 「また今度、ゆっくり話ししましょ、那智さん」なにげに名前呼び(笑) 弘道 「ご馳走様〜」>マスター 弘道  ひらひらと手を振って、退店。衣通姫は那智さんに一礼して、その後をついていきます 那智  「そうですね、また今度。あまりノンケの人からかわないようにね」弘道と同時に出ながら耳元で>弘道