哀 (カランコロン)「こんばんは……」いつもの調子で怯えつつ(笑 哀 (誰もいない……)とりあえずホッと。 哀 「ちょこれーとぱふぇ下さい♪」 哀 >マスター 哀 (なんの心配もないって……いいなぁ……。)パフェを味わいつつ 薫 (からころん)「こんばんわ」今日は黒縁の眼鏡に、型の古い黒のスーツという格好である。 哀 「こんばんは。」手を止めて 薫 「こんばんわ。もう、桜が満開になってますね」 哀 「ねぇ。」 哀 「随分困ってる人がいるみたいですよね。」 薫 「そうなんですか?」カウンターに直行して、包みをほどく。一つは普通のソメイヨシノと趣の違う桜の枝である。 薫 「ちょっと変わった桜ですけど、一本どうぞ」>マスター 哀 「今年は飲まされずに済むといいなぁ……。」 薫 「?」<飲まされる 哀 「あ、花瓶ありますか?私やります。」>マスター 薫 「ありがとうございます」(微笑)>哀ちゃん 哀 (そろそろ魔獣のお仕事しないとダメかなぁ……)などと考える。 薫 「ダージリンください」>マスター 薫  思い出したように、「そういえば、ワンちゃん、元気になりましたか?」>哀 哀 「ワンちゃん……?」 哀 「あのコの話、しましたっけ?」 哀  心底不思議そうな顔(笑 薫 「ええ、先週ここでお会いした時に」(思い違いだったかな?) 哀 「先……週……」考え込む 哀 「先週は……」(思い出せない……匠なの?) 薫 「続さんに、獣医さんを教えてもらってませんでした?」 哀 「そうなんだ……へぇ……」力無く(笑 哀 (言っちゃおうか……匠のこと……)悩むまでもなく薫ちゃんには知れているというのに(笑 薫  様子が妙なので、少し黙っている。 哀  口を開きかけて、やめる 薫 「悩みごとは人に言うだけでも、落ち着くことがありますよ」と穏やかに言う。 哀 (心配事がない日々なんて……短いものなのね……。) 哀 「あの……」 哀 「DIDってご存知ですか?」>薫ちゃん 薫 「いえ……」 哀 「『乖離性同一性障害(カイリセイドウイツセイショウガイ)』の略で、私はその患者なんだそうです。」 薫 (匠さんのことか……)「そうですか……」 薫 「確か、記憶が時々なくなるんですよね」と、『24人のビリー・ミリガン』あたりからの知識をもってくる 哀 「……」 薫 (いつも影があるのは、不安なせいなのか……) 薫 「自分が、自分の意思とは違ったことをするのは怖いですよね」と自分の体験から、しみじみと。 哀 「記憶が飛んだ直後には服に血が付いてたり……」 薫 (匠さんだな<服に血) 哀 「私本人の記憶も大抵は削られてて……。」 翔 「こんばんわ〜」今日は気分が上向き。そして左耳には薫ちゃんからもらったピアスをしています 哀  ビクッ! 薫  慰めるように隣の席へ移動しています>哀 哀  入ってきたのが匠なのを見て何となくホッとする 薫  ふりかえって「こんばんわ」(微笑)>翔 哀 「樹神さんはもう匠に会ってるんですよね。」唐突に、間抜けに切り出す 翔 「ん…。会ってる」哀ちゃんの様子を見てずぅんと沈む>哀ちゃん 哀  匠が来たのでこの場では吹っ切るのを決定。無理矢理テンションを並みに持ってくる 哀 「でね、匠って言うんですよ。私の『交代人格』っていうのが。」 哀 >薫ちゃん 薫 「匠さん……」会ったことを言おうかちょっと迷う。 翔  二人からちょっと離れた所に座って、黙って話を聞いています 哀 「そもそも私が騎士になれたのも、匠がいるからなんですよね。」 薫 「……」黙って聞いている。 薫 (似ているな……私と) 哀 「匠に振り回されて迷惑とかいいながら、匠に頼りきりで……。」 哀 「匠がいなかったら今頃カズさんと2人で普通の……」 哀 「まぁ、こんな所です。」苦笑 薫 「……普通の生活に戻りたいですか?」 哀 「普通……っていうのがないんですよ。今までの生活に。」微笑 薫 「………」なんといっていいのかわからない<普通がない 哀 「物心ついたときには匠に疲れてたから。」 哀 『憑かれてたです 哀 『憑かれてた』です 翔 「『普通』がないなら、今は無いまま進んで行くしかできないんじゃねーか……?」ぽそり、と呟きます>哀ちゃん 哀 「まぁ、このままだと思いますよ。」(-^; 翔 「………」本当は色々と言いたいけどグッと我慢>哀ちゃん 哀 「そろそろお金もないし、匠に頼らなくちゃ。」 薫 「え?……哀さん、お仕事って何をされてるんですか?」 哀 「コンビニとマ○クと退魔業と……」 薫 「大麻?」(前の二つはわかるけれど……) 哀 「あとはかき氷だけです。」 哀 「あ、退魔師ってご存知ないですか?」 薫 「退魔師?……ああ、そういえば」とトリスタンのことを思い出して納得する。 薫 「それじゃ、トリスタンの仕事もされてるんですか?」 哀 「あ……そう言えば出来たんですよね。なんか。」 哀 「まだちょっと……。」<トリスタン 薫 (トリスタン以外にも、そういった組織があるのかな) 翔 「………」色々関わったりしてるけどあまり良い思い出が無いので黙ってる 哀 「そういえば、トリスタンの仕事って、篠原愛に会ったりとかしたんですよね!?」急に元気(笑 哀 薫 「そうなんですか?」最近見ていないからわからない 哀 「芸能関係のお仕事は……要チェック……。」 哀 (竹○内サマとか福○サマとか……) 哀 「じゃあそろそろ失礼しますね♪」なんか元気だ。現金だ。 翔 「おぅ!」(何か立ち直り早いな)と思いながら合わせて普通に振舞います>哀ちゃん 哀  出ていきます。 薫 「おやすみなさい」(微笑) 翔 「ふぅ〜……」と息を吐く。色々と思い出したり考えたりしていたらしい 薫 「あ、樹神さん。チケットありがとうございました(微笑)ライブ、楽しかったです」 翔 「あ、いやこちらこそ。このピアスも、ありがとう」右耳のピアスを指で触りながらお礼を言います>薫さん 翔 入店時、ピアスは左耳じゃなくて右耳です 翔 ピアスは左耳じゃなくて右耳、片方だけです 薫 「早速つけてくれたんですね」左耳でないことには気がつかない(笑) 翔 「ああ、折角だからな」照れた様に、微かに笑います 薫 「五月女さんにも、パーティで久しぶりに会えて、嬉しかったです」 薫 (微笑) 翔 「なら良かった。俺は本当は反対してたんだけどな」<パーティ>薫さん 薫 「反対?」首傾げ 翔 「俺は…この『円卓の騎士』ってヤツは、変な奴もいるし、危ないからって言ったんだ」 薫  黙って頷く<危ないから 翔 「そしたら、『何とかなるよ♪』って言われた……」 薫  思わず笑い出す。「五月女さんらしいですね」 翔 「結局OKしたけど、良かったんだか悪かったんだか…」片手で目の辺りを覆い、ごしごしとこすります 薫  微笑しながら紅茶飲んでます。 翔 「まあ、蕾も楽しかったみたいだし、薫サンもそう言ってるんだから、良かった」(と思うことにしよう) 薫  黙って微笑している、だが、ちょっと笑みがこわばったり<パーティが楽しかった 薫 「今度は桜が散らないうちに、お花見でもしませんか?」 翔 「……そうだな」微笑を浮かべます 翔 「さてと…、じゃあ俺はそろそろ帰るわ」 薫 「おやすみなさい」(微笑) 薫 「また今度」 翔 「じゃ……またな」片手をあげて挨拶 翔  そして出て行きます 薫 「さて、私もそろそろ」 薫 「ごちそうさまでした」>マスター 薫  ブラックフォーマルに不似合いな荷物を抱えて出ていきます。