薫 (からころん)「こんばんわ……」大量の荷物を抱えた黒のフォーマルスーツにて入店。 _6_鏡二郎  憔悴した顔つきで入店。静かに席に座る。 薫  ふりかえって、鏡二郎さんが入ってきたのに気がつく。 薫 「あ、の……」それ以上訊けない。 _6_鏡二郎 「…今晩は」数秒間を空けて振り返り、挨拶する。 _4_薫 「やっぱり、ほんとなんですね……」トリスタンの死亡通知 _6_鏡二郎 「昨日の夜、化けて出てきたよ。本人が」(苦笑)<死亡通知 _4_薫 「なんて言っていいか……え?」呆然とした顔 _4_薫 「化けて出たって……」 _6_鏡二郎 「どうも成仏していないらしい。恨みとかそんなものじゃないらしいけれど、現世に未練たらたらなんじゃないかな」 _4_薫 「そうなんですか…」複雑な顔 _6_鏡二郎 「こういう時、僕はどんな顔をすればいいんだろうな?」 _4_薫 「……」返答に困っている。 _6_鏡二郎 「星治も僕にとっては弟みたいな存在だったんだが…」 _4_薫 「私にも、よくしてくれました<星治」 _4_薫 「私は兄弟がいないんでよくわからないんですか、たぶん、お兄ちゃん、みたいな感じでしたね……」 _4_薫 訂正:わからないんですか→わからないんですが _4_薫 「今日、母の命日だったんです」ぽつりと。 _6_鏡二郎 「…そうか」<命日 _4_薫 「東京離れてて、戻ってきたら……」きゅっと両手を握りしめる。 _6_鏡二郎 「…何か食べよう。話だけじゃ間がもたないだろう?」 _4_薫 「…すいません。あんまり、食べる気になれないです…」 _6_鏡二郎 「そうか、それは悪かった」(苦笑) _4_薫  鏡二郎さんの顔を見て。「あ、、じゃぁ、飲み物だけ。カモミールティください」>マスター _6_鏡二郎 「マスター、ミルクティーを一つ」 _4_薫 (悠仙寺さんは、甘いモノ苦手だったな……)マスターが角砂糖をミルクティーに入れているのを見ながら。 _6_鏡二郎 「流石に焼き鳥には合わないな…」(爆)<ミルクティー _4_薫 「焼き鳥、良く食べてましたね…」実は自分でも頼んでみようかと思っていたところだったり(笑) _6_鏡二郎 「星治はオレンジジュースを飲んでいるところくらいしか覚えてないな…」<好物 _4_薫 「そうですね。あと、料理が上手だったこととか、鈴木先輩たちとよく遊んでたこととかしかあまり覚えてなくて……」リューさんや鈴木先輩とおまいりに行こうかな、などと考えている。 _6_鏡二郎 「短期間に二度も身近な人に置いていかれるなんて思わなかったよ…」うなだれる _4_薫 「…つらいですね…」養父母の死を思い返している。 _4_薫 「なにか、してくれたことにお返しをしなきゃ、そう思っているうちに、機会も永遠になくなってしまって…」 _6_鏡二郎 「いい人ほど、すぐにいなくなってしまうものなのかな?」 _4_薫 「そんなことはないと思いますけど…」 _4_薫 「なんていうか、『もう、二度と会うこともない』と思うと、悔やんでも悔やみきれないこととか、すまないと思うことが多すぎるんでしょうか…」 _4_薫  握りしめた指先が小刻みに震えている _6_鏡二郎 「…」さらにうなだれる _4_薫 「……ごめんなさい、もう帰ります。おやすみなさい!」  _6_鏡二郎 「おやすみ」>薫 _4_薫  突然荷物を持って立ち去る。ぐしゃぐしゃの顔を隠しながら。 _6_鏡二郎 「…僕も、帰ろうかな」飲み終わったカップをマスターに手渡し、退店。 __流依 「こんばんは〜……と、誰もいないか。まあ、昏いよりはマシか」 __那智 「こんばんわ」最近の好みなのか黒系の服装(否スーツ) _3_流依 「マスター、コーヒー」適当に座って、注文 _3_流依 「ああ、こんばんは」>那智さん _5_那智 「IWハーパーを」場所を深く考えず座って>マスター _3_流依  まったり、コーヒーをいただいていよう _5_那智 「先が楽しみなのが逝ってしまって。惜しかったなぁ」ぽつりと。悼んでいる、と言う風ではなかったり _3_流依 「そうですか。まあ、まだ先は有ったとは思いますが。こんな事をしている以上、すぐに先なんて無くなっていたかと」ぽつり、に反応してみたり<先が楽しみなのが _5_那智 「確かに。いくら大結界で楽になったとはいえ、魔獣相手だからな。」<こんな事 _3_流依 「あー、相手云々というよりも、やっている行為自体に、と、まあ私たちには既に関係無いことですが」<魔獣相手 _5_那智 「つい、魔獣を基本に考えてしまうのは、悪い癖かもな」苦笑<魔獣相手 _3_流依 「まあ、別に構わないでしょう。既に、手遅れでしょうし」<悪い癖 _5_那智 「今更戻れないしな。戻ろうとも、今は思わないし。」<手遅れ _3_流依 「身近だった者の死を悲しむ気になれないのも、手遅れの証拠なのでしょうね」苦笑 _5_那智 「僕も、似た様なものだな。中川君に関しては」苦笑<哀しむ気にならない _3_流依 「皆の様子を見ていても、埒の無いことしか考えられませんし」ふっと、息をはきながら _5_那智 「そうか、皆はそれなりに、だったのか」最後の一口あおって _3_流依 「それなりに、以上の者もいたようですが。まあ、暫くの我慢でしょうね。じきに皆、それぞれそれどころでは無くなるでしょう」コーヒー飲み干しながら _5_那智  時間もまだあるし、どうしようかという感じで空のグラス見ていたり _3_流依 「たった数人、たとえそれが世界最強だとしても、その死に意味を与えるほど、世界は優しく出来ていない、っと」煙草に火をつけずに咥えながら、呟き _3_流依 「どうしました?もう、飲まないのですか?」初めて明確に那智さんに話し掛けようw>那智さん _5_那智 「死、に意味があるのなら、もっと昔に押しつぶされていただろうよ」幽かな笑み _5_那智 「今度は、バカルディゴールドでももらおう」>マスター _3_流依 「まあ、そうなのでしょうね、何も知らない私が言うのも何ですが」笑<押しつぶされて>那智さん _5_那智 「知りすぎて不感症になるよりは、ましさ」さっきよりは明るい笑み>流依 _3_流依 「さて、知らなくても感じようとしなければ、同じようなものなのでしょう、おそらく」微笑>那智さん _5_那智 「似て非なるものかもしれないが、比べようにも、な」微苦笑>流依 _3_流依 「しかし、那智さんも随分と、何て言うのか、便宜的に”世界”と呼んでおきますが、ソレに偏執、いや偏愛されてるようですね。私以上に」にこり>那智さん _5_那智 「そうらしいな。」苦笑<偏愛 「最初に、何をやったのか、何かされたのか。」笑 _3_流依 「私の場合は、とりあえず”今”だけですけれど……勝ち続けさせられ、戦い続けさせられる、ですからね。本当に、何があったのやら」笑 _5_那智 「封じてはいないのに、思い出せないのがもどかしいな」クスリ<最初 _3_流依 「私は、最初のハズなのですがね。まあ、『翼』の最初は知りませんが。それが無くとも同じでしょうし」ニコリ _5_那智 「確かに、死ぬときは魔獣が直接的、間接的な原因だったか」ちょっと思い出し<勝ち続け _3_流依 「どうも、私は魔獣では死ねない気もしますが。それ以外で案外簡単にいきそうですがね」 _5_那智 「僕の方は、魔獣相手でっていうのは半分は意地なのかもしれないな」くつくつ _3_流依 「私にも、次があったらそうなるのかも知れませんね。まあ、無いことを祈りますが」笑 _5_那智 「人生なんて、一度で充分さ」ちらりと見て 笑>流依 _3_流依 「一度でも多すぎるでしょう。半分くらいが丁度良いかと」笑 _5_那智 「なんでも、ほどほどが一番だな」笑<半分が丁度良い _3_流依 「ほどほどには遠い者の貴重な意見ですね」笑<ほどほどが一番 _5_那智 「遠いからこそ、言える意見だとも思うが?」くすり _3_流依 「確かに。自分と関係無いことには、皆、敏くなりますから」<遠いからこそ _5_那智 「『自分のことは自分がよくわかる』というものほど、自分自身をわかっていない事が多いしな。」 _3_流依 「自分のことを本当にわかっている者がいたら、そいつは超越しているか、余程底が浅いか」笑 _5_那智 「底が浅い方は知らないが、超越した奴は見た憶えないな」クスクス _3_流依 「まあ、そうですよね。私たちが見知っている中で可能性があるのは総帥くらいですか?」笑<超越した者 _5_那智 「とーこさんの話を聞いていると、そうも思えないな」笑<総帥が超越 _3_流依 「伝聞、ですから。といっても、私も詳しく知ってはいませんがね。それでも……と、」微笑 _5_那智 「可能性だけは、と言っておこうかな」微苦笑 _3_流依 「ま、誰かが、どんな存在で何を考えているかなんて、結局誰にもわかりませんからね。自分も他人も」 _5_那智 「解る奴がいたら、素直に尊敬してやろうか」 _3_流依 「そうですか?私はそんな奴がいたら、近寄らないようにします。気味が悪い」笑 _5_那智 「そうか?一回僕がどう見えるかみてもらいたい気がするな」笑 _3_流依 「頑張って探して下さい。もしかしたら、案外近くにいたりして」笑 _3_流依 「でも、理解しようとすることや、理解したつもりになることは良いことなのかもしれませんね。誰かがそれをしないといけないのかも。まあ、私には無理、不要ですが」 _5_那智 「僕らみたいなのが氾濫したら“社会”なんてものは上手くいかないだろうしな」<理解しよう、したつもり _3_流依 「そうですね……さて、そろそろ」と、徐に席を立つ _5_那智 「あぁ、そうだな」時計を眺めて _3_流依 「あ、今日の会話は秘密です。何故か知られると怒りそうな人もいますから。では、」と、微笑みながら、退店>那智さん _5_那智 「身近にいるな」苦笑<知られると怒る 「おやすみなさい」>流依 _5_那智 「じゃ、僕も戻るか」立ち上がって 「ごちそうさま」開けた扉に手をかけて>マスター