スヲン 「(からん)・・・こんばんは。」<久しぶりに顔を見せた。雨が降っているのか、白い傘をたたみながら入店 スヲン 「お久しぶりです、マスター。」<微笑みかけながら、ゆっくりと店内へ _3_スヲン 「注文は・・・そうですね。アイ オープナーを。」>マスター _3_スヲン  グラスを片手に、ちょっとうっとおしげに髪をいじってたリ。 _3_スヲン 「・・・この時期は、髪が重くて、困ってしまいます。」<マスターに苦笑い _3_スヲン 「でも、下手に結んだりすると、傷んでしまうんですよね。」<ちょっと困ったように _3_スヲン 「最近は、皆様はどうですか?」>マスター _3_スヲン 「・・・そうですか。相変わらずの方もいるようですね。」<世間話で、クスクス笑ってたリ _3_スヲン  気がつくと、グラスが空になってたり。 _3_スヲン 「・・・あら? ・・・今日は、ちょっとペースが早いでしょうか?」<首を傾げて _3_スヲン  マスターの視線に笑って「そうですね。同じ物を。」<注文 _3_スヲン 「・・・。」<グラスが来たら、今度は沈黙。考え事をしているようだ。 _3_スヲン  ふと考え事から我に返って、時間を確認。 _3_スヲン 「では、今日はそろそろ、おいとましますね。」< _3_スヲン  一礼して、傘を手に退店