__東護 静かに店の扉を開いて中へと入り、マスターに軽く会釈をしながら奥の方の席を選んで腰掛ける/ _1_東護 「ジントニックを」と短くマスターに注文を入れ、ゆったりとカウンターに片肘を掛ける。 _1_東護 / _1_東護 リラックスした様子でマスターがカクテルを作っている様子を眺めている/ _1_東護 やがて完成したカクテルのグラスが自分の前へと置かれるのに「どうも」と短く答え、手元へと引き寄せる。 _1_東護 / _1_東護 右手でグラスを持つとそのまま口へと運び、しばし飲む事に意識を傾け/ _1_東護 「……もう一杯、宜しく」飲み終えて空いたグラスをカウンターに置くとそう言って、目を細める/ _1_東護 先程と同じ様にカクテルを作る様子を眺めていたが、不意にスーツの胸ポケットに手を差し入れると中から小さなメモ書きを取り出して書いている事を読み始める/ _1_東護 「ふむ……なかなか、忙しいものだな」そう呟いてメモ書きを戻し、その間に出されていた新しいグラスを受け取る/ _1_東護 「それにしても、ここの存在は有難い物だな」等と言いながら、ジントニックのグラスを口に運ぶ/ _1_東護 「太っ腹な人が居るものだ…」グラスを傾ける合間に、そんな事を呟いた「財力と器量が有ってこそ、かな」等とも/ _2_真一 (カランコロン)「……」/ _1_東護 人が入って来たのに気が付き、顔を上げるとグラスを軽く掲げて見せる/ _2_真一 めくばせ、程度の会釈を返し、席につく。/ _1_東護 「こんばんは」短く挨拶すると、前に向き直ってグラスを傾ける/ _2_真一 「こんばんは。」>東護さん 「焼酎を。」>マスター/ _2_真一 懐の携帯が鳴る。/ _2_真一 取り出してディスプレイを見ると、携帯を閉じて席を立つ。 _2_真一 「ありゃりゃ。」とか言いながら。/ _1_東護 「良い夜だね」のんびりとした口調で言って、相手が起ち上がったのには視線を上げ/ _1_東護 「おや、急用かい?」と問い掛け/ _2_真一 「すんません。ごちそうさんでした。」残念そうな顔。>マスター、東護さん/ _2_真一 出ていきます。/ _1_東護 「お休み」それだけ言って、帰る背中を見送る/ _1_東護 「若者は忙しいんだなぁ」等としみじみ言って、ジントニックを飲み干す/ _1_東護 「ご馳走様。又来させて貰うよ」マスターに会釈しながら声を掛け、席を立つと来たと帰途同じく静かに店を後にする/