__アラッド ・・・からり、と扉を押し開ける。服装はいつもどおり・・・・だが。/ __アラッド 背にはギターケースを背負っている。/ __アラッド 「やぁ、マスター。」背中のものをさし。「今日はちょっと遊びに来たよ。」微笑。/ _s1_アラッド 「・・・さて・・・・何を唄おうか。」笑いながら準備。/ _s1_アラッド ミュートを上手く効かせた、ギターの前奏が始まる。/ _s1_アラッド 「Saying I love you・・・・ _s1_アラッド Is not the words I want to hear from you _s1_アラッド It's not that I want you _s1_アラッド Not to say, but if you only knew _s1_アラッド How easy it would be to show me how you feel _s1_アラッド More than words is all you have to do to make it real __東護 (ベージュのスーツに革靴、薄手の黒いカシミアコートに身を包み。静かにBARの扉を開いて、中から洩れ出した歌声に目を細めた後そのまま店内へ。マスターに軽く会釈してからステージ上のアラッドに気付くと無言で右手を挙げておく) _s1_アラッド 唄いながら、目を合わせ、眉を上げてから微笑、曲は続く。/ _s1_アラッド Then you wouldn't have to say that you love me _s1_アラッド Cos I'd already know/ __東護 (ステージから遠くも近くも無い席へと歩いて行き、コートを脱いでからそこに腰掛けてマスターにジントニックを小声で注文すると、特にステージに視線を向ける訳ではないが、耳はそちらに傾けておく) _s1_アラッド 「.......What would you do if my heart was torn in two.........../ _s1_アラッド ........That your love for me is real............/ _5_東護 (軽くカウンターに両肘をつき、手を組んで店内を包む歌声に集中。マスターがグラスを自分の前に置くと、目礼してひとまずそのままに) _s1_アラッド ........Then you couldn't make things new............/ _s1_アラッド .......Just by saying I love you.../ _s1_アラッド 「.......」 _5_東護 (やがてゆったりと手を解き、右手でグラスを持ち上げると口へと運び) _s1_アラッド [......More than ...........words.」/ _s1_アラッド 今まで一定のリズムで動き続けてきた指先が、最後だけ鬼のようなスピードのアルペジオに。/ _s1_アラッド 最後にわずかにミュートを効かせた和音をひとつ弾き・・・曲が終わる。/ _5_東護 (左腕を軽くカウンターに掛けたリラックスした状態だったが、曲の余韻が完全に消え去る迄待った後、グラスを持つ右手を軽く掲げてステージ上のアラッドへと無言の賛辞を送る) _s1_アラッド トンと指先で軽くギターを叩くと、微笑む。/ _5_東護 「見事な物だな」短くそう言うと右手を下ろし、自分も口の端に笑みを浮かべる/ _s1_アラッド 「いや、そうでも無いよ。 語りに近いしね。」苦笑し。「何音か抜けた。」/ _5_東護 「私は音楽に詳しく無いが、歌とは、誰かに何かを伝える物でもあるのではないのかな。それならば、語りと言っても不思議はないさ」笑みを穏やかに深めて。「それは私にはさすがに分からないなぁ」とのんびりした口調で言う/ _s1_アラッド 微笑んでから「昔は吟遊詩人の語りを歌と読んだものだしね _s1_アラッド ・・・・さて、次は何を弾こうか。」/ _5_東護 「あぁ、最初は皆語っていたのだな」ゆったりとグラスを傾けた後、そう答える「任せるよ。私は、こうやって聞けるだけで儲け物だ」/ _s1_アラッド 静かなアルペジオで曲が始まる・・。/ _s1_アラッド 「are you going to scarborough fair?.../ _5_東護 再び曲が始まったのに視線を前に戻し、静かにグラスを傾ける。(こういう時に限って煙草を持って来ていないのが残念と言うべきか…)と思いながら、歌声を聞く/ _s1_アラッド Parsley, sage, rosemary and thyme. _s1_アラッド Remember me to one who lives there. _s1_アラッド She once was a true love of mine.........」/ _s1_アラッド 感想 ローテンションな静かなアルペジオ _s1_アラッド (a hill in the deep forest green)...... _s1_アラッド Parsley, sage, rosemary and thyme; _s1_アラッド (tracing of sparrow on snow-crested brown) _5_東護 やがてグラスを空にすると、マスターの方にカウンター上でグラスを滑らせて「もう一杯」とジェスチャーし。後はやはり静かに耳を傾けて/ _s1_アラッド Then she'll be a true love of mine. _s1_アラッド (sleeps unaware of the clarion call)」 _s1_アラッド 「Tell her to find me an acre of land,...... _s1_アラッド Between the salt water and the sea strand, _5_東護 新しいグラスを受け取ると、少しの間ステージ上のアラッドを見遣って。集中してギターを弾き、唄う姿に目を細める/ _s1_アラッド ............Tell her to reap it with a sickle of leather,......... _s1_アラッド ........And gather it all in a bunch of heather,........ _s1_アラッド .........Then she'll be a true love of mine............ _5_東護 視線を戻すと、やはりゆったりとグラスを傾け、ふと何かを考える様に動きを止めるが、すぐに又右手を動かす/ _s1_アラッド ................... _s1_アラッド Are you going to scarborough fair? _s1_アラッド Parsley, sage, rosemary and thyme. _s1_アラッド Remember me to one who lives there. _s1_アラッド She once was a true love of mine.」/ _s1_アラッド ずっと同じローテンションのまま、静かな曲は幕を閉じる。/ _5_東護 今度はグラスをカウンターに置き、小さく拍手をする/ _s1_アラッド 目を瞑り「thank you.」 _s1_アラッド ぽつりと呟く _s1_アラッド 「・・・・さて、今日はこのくらいで良いかな。」立ち上がります。/ _5_東護 「満足…と言うのもおかしいか」アラッドの言葉に小さく笑い/ _s1_アラッド 「・・・そうだね」苦笑しながらステージを降ります。/ _5_東護 「定期的に歌は唄うのかね?」半分程減ったグラスの中に入れられた氷を揺らしながら、そう問いかける/ _t2_アラッド 「暇になったら唄ってる・・・ギター引っ張り出すのは主に夜だけどね。」コーヒーを注文。/ _5_東護 「…やはり、外で歌を?」グラスを揺らす手を止めて少し間を置いてから、確認する様に言う/ _t2_アラッド 「大抵は林だね、ソレも深夜だ。」コーヒーを啜り。「アパートで唄うとオーヤが怒るんでね。」苦笑/ _5_東護 「まぁ、アパートは基本的に壁が薄いだろうからな…。当然か」自分も苦笑すると、その後で頷き。「開放感が有って良い。としておこう」/ _t2_アラッド 「・・・夏場は余り良いもんじゃ無いけどね、虫もいるし、湿気も強い。」/ _5_東護 「湿気は仕方無いとして、無臭の虫よけを持って行く事を勧めるよ」やはり苦笑を残した顔で。「私の事務所は最初から防音処理されていたが、アパートはそうも行かないだろうな」/ _t2_アラッド 「・・・楽器の音が悪くなるんだよ・・・・。」・・・・・少し黙り。「っと、人が増える前に帰ろうと思う。」コーヒーを啜り終えると、ギターを担ぐ。/ _5_東護 「成程……では、ここが一番良いかもしれないな」とステージを見遣って。「そうか。では、又」穏やかに言って、見送る為に身体を動かす/ _t2_アラッド から・・・と静かに戸を押し開ける。/ _5_東護 「お休み。良い夜を」アラッドの背中に声を掛ける/ _t2_アラッド 「お休み、トーゴ。 良い夢を見よう。」微笑んで、出て行きます。/ _5_東護 アラッドを見送ると、静かにカウンターの方へと身体を戻し、グラスを持ち直す。「ああいう才能は良い物だね」マスターにそう言って微笑む/ _5_東護 「私には無い才能だ」軽く肩を竦めた後、残ったグラスの中身を飲み干す/ _5_東護 グラスをそっとカウンターに置くと、自分が着けている腕時計で時刻を確認し、席から立ち上がる。「では、私も帰るとするよ。ごちそうさま」マスターに声を掛けてからコートを羽織り、軽く右手を挙げ/ _5_東護 そのまま静かにBARから立ち去った/