__アラッド からり・・・と紙袋を持った男が入店。/ __アラッド やぁと親しげに手を上げてマスターに挨拶すると、席に座る。・ __アラッド / _7_アラッド がさがさと音を立てて紙袋から取り出したのは小冊子。/ _7_アラッド 小学2年生のかんじと書いてある。/ _7_アラッド それを黙って広げると、カリカリと書き始める。/ _7_アラッド みれば 最初の書き準が色分けし、指定してあるところはしっかりかけているのだが・・。 _7_アラッド そのあとの薄い黒線で字の形が治ってあるだけのところや、完全に白いところに書いてある字はひどいものだ。/ _7_アラッド しかしアラッドは特に気にする様子も無く、黙々と文字を書き連ねて行く。/ _7_アラッド からりと鉛筆を置く。/ _7_アラッド 「このくらいでいいか・・・な。」と微笑。/ _7_アラッド 「マスター、コーヒーもらえるかい? ブラックで。」/ _7_アラッド 「・・・・そうだね、うちのオーヤは辛そうにしてたよ。 僕は違うけどね。」/ _7_アラッド 「騎士にもいるのかな? カフンショーの人は。」苦笑/ _7_アラッド 「うん、やはり普通の人と体質が違うみたいでね、僕は全然。」/ _7_アラッド 「・・・・ありがとう、マスター。コーヒーおいしかったよ。」/ _7_アラッド 「・・・今日はこのくらいにしておこうか、ホワイトデー近い日だから来るかな・・・と思ってたんだけどね・・・。」/ _7_アラッド 「それじゃあ、また。」立ち上がり、去る。/