__アラッド からん・・・と扉を押し開ける。/ __アラッド 色あせたGパン、白い無地のTシャツ、くたびれたオリーブ色のコート。/ __アラッド そして、大き目のサングラス。/ __アラッド 「・・・・やぁ。」手を上げて」言う。/ _7_アラッド 席に座って注文するのは「・・・・リョクチャって頼めるかい?」サングラスはつけたまま。/ _7_アラッド マスターに湯飲みを渡される。/ _7_アラッド 思わぬ熱さに多少リアクションを示しながらも、ゆっくりと飲む。/ _7_アラッド 体に熱い飲み物が染み渡って行く感覚に安堵を覚える。/ _7_アラッド 飲み終わり、ゆっくりと・・・湯飲みを・・・降ろし・・・・・・・。 _7_アラッド 動きが止まる。/ _7_アラッド マスターに声をかけられふと顔を上げる。/ _7_アラッド 「・・・・あ・・・・・・。」と驚いてから微笑。 _7_アラッド 「マスター、もう帰るよ。 今日は悪かったね。」立ち上がり、扉まで歩き。「ありがとう。」と一言、出てゆく。/