__アラッド からん、軽い音と共に中に入る。/ __アラッド 青の地に黒のチェックの上着、前のボタンは閉まっている。 下はいつもどおりの色あせたGパン。/ __アラッド 「やぁ、マスター。久しぶり」と手を上げて、微笑みつつ挨拶。/ __アラッド そのまま席に座る。/ _7_アラッド 「ん、うん。 そうだね、久しぶりだ。」苦笑いして。/ _7_アラッド 「ちょっと長いこと家空けてたからね、今忙しくて。」/ _7_アラッド 「・・・・いやね、あの・・・・・・・」すこし言葉をにごらせて。「武器ってのは手入れしないと、どんどん精度が悪くなるからね。」苦笑。/ _7_アラッド 「・・」 _7_アラッド 「あ。」とポケットに手を突っ込んで、唐突につぶやく。 _7_アラッド 取り出したのは黒光りする金属片。 _7_アラッド ふ、と笑う。目は笑ってない。 _7_アラッド 「・・・・・ちょっと探し物が見つかったんでね、僕は帰るよ。」微笑んで。/ _7_アラッド 速やかに店を出てきます。 _7_アラッド /