_4_冬哉 いつも通り、静かに入店。 _4_冬哉 白い息がBARの空気に融ける様にほっとしながら、コートをたたんで入ります。「こんばんは、今日も冷えますね」と、マスターに挨拶しつつ4番席 _4_冬哉 「えぇと、コーラを一杯お願いします。…あ、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます」座りながら、深々とお辞儀/ _4_冬哉 「えぇ、最近ちょっと、忙しくて…。受験まっただ中でして、三年生の授業はほとんど無くなったんですが、その反面やることは増えてしまいまして……。あ、私は、高校で世界史を教えているんですが」>マスター/ _4_冬哉 「えぇ、まぁ。そうですね、寂しいものです。BARに顔を見せる子も、何人か卒業してしまいます。次に会うのは、同窓会とかなんでしょうが…」 _4_冬哉 (…いや、私は同窓会まで"御嘉神冬哉"で居られる保証は…ないのだけどね) コーラを一気に煽り、お代わり要求/ _4_冬哉 「しかし、こういう静かなBARも良いものですね。いつもは何かと賑やかだったりするんですが…」/ __クローズ 扉を開けて、スーツ姿の男が入ってくる。アルミ製のスーツケースを持ち、黒いコートをたたんでいる。/ _4_冬哉 席に座りながら身を捻り、コートをたたんでいるクローズさんに「こんばんは、お久しぶりですね」と軽く挨拶を/ __クローズ 声をかけられて、微笑を返しながら「お久しぶりです、御嘉神さん」>冬哉 __クローズ 5番席を指しながら「お隣、よろしいですか?」>冬哉/ _4_冬哉 「えぇ、勿論どうぞ」心持ち、3番席側に体を寄せて/ _5_クローズ 「マスター。オレンヂジュースをお願いします。」>マスター _5_クローズ マスターにお礼を言いながら、受け取ります/ _4_冬哉 「マスター、私もコーラのお代わりを」/ _4_冬哉 空のグラスと引き替えに、お代わりを受け取ります/ _5_クローズ [] _5_クローズ 「眠り男さんの調査、教えていただきありがとうございます。しかし、いざ決戦が近いとなるとやはり気になりますね」>冬哉/ _4_冬哉 「もうトリスタン、ご覧になりましたか。…いやはや、力及ばず、お恥ずかしい限りですが…。」一息ついて、「そうですね、私の生徒達も被害に遭っています。許すわけにはいきません」努めて、静かに>クローズ/ _5_クローズ 「そういえば、教師をされているんでしたね。歴史担当…でしたっけ?」>冬哉/ _4_冬哉 「えぇ、世界史を教えて居ます」コーラを一口>クローズ/ _5_クローズ 「そうそう…この前に言い忘れてしまっていたのですが…」冬哉 _5_クローズ 「もし、街中でお会いするような時があれば、クローズではなく黒須とでも呼んでいただきたいのですが…」>冬哉 _5_クローズ 「かまわないでしょうか?カタカナ名だと無駄に目立つことがあるので、ちょっと」>冬哉 と、苦笑しつつ/ _4_冬哉 「えぇ、了解しました。黒須、さんですね。心得ておきます。普段からそう呼ぶようにしておきましょう。 …うっかりしちゃうといけませんのでね」少し笑いながら>クローズ/ _5_クローズ 微笑しながら「助かります」>冬哉 _5_クローズ 「若者同士なら、あだ名ということで何とでもなるのですが…この格好(スーツ姿)でそういう呼び名をされてしまうと、変な顔をされてしまうことがありましてね」>冬哉/ _4_冬哉 「なるほど…。そうですね、確かに、この年になれば、あまりあだ名で呼び合う関係、というのも無いものですね…」うなずきつつ>クローズ/ _5_クローズ 笑いながら「本名がカタカナですから、そういう時は困ってしまいますよ」>冬哉/ _4_冬哉 「ハーフです!…と、押し通してみるとか……」真剣に考え込む>クローズ/ _5_クローズ いたって真面目に「ふむ…その手もありましたね」>冬哉/ _4_冬哉 「その方が印象にも残りやすいですよ」特に深い考えとか含んだ意味はありません。>クローズ/ _5_クローズ 笑いながら「あまり目立つの好きじゃないんですよ」>冬哉 _5_クローズ そして、真面目な顔をして _5_クローズ 「帝国ですけど、私も調査を始めました」>冬哉/ _4_冬哉 「…!」硬さを含んだ、真剣な表情 _4_冬哉 「どのように、でしょうか?」興味津々です/ _5_クローズ 「私は、何人にも増えることができるので…<私>を何人か帝国に送っています」>冬哉/ _5_クローズ 「今は魔将が滅んだ後は、領域の内部や、邪力の法則がどのように変化しているのか、ですね…」>冬哉 _5_クローズ 「なので、私としてはまだ魔獣定刻の知識はありませんが…」 _5_クローズ 「<私>が帰ってきたら、その時はトリスタン経由でしょうが、報告しますよ」>冬哉/ _4_冬哉 「(ふえ……増える……?なるほど、<悪魔>の騎士ならでは、か) …なるほど、大変興味深い……。ご報告、期待しております。しかし、くれぐれも無理はなさらぬよう…」>クローズ/ _5_クローズ 「ええ、まず生き延びることが優先ですからね」>冬哉/ _4_冬哉 「古人曰く、"命あっての物種"と」コーラを一口のみ>クローズ/ _5_クローズ 「どんな貴重な情報を入手できたとしても、伝えることが出来なければ意味がありませんからね。」>冬哉/ _5_クローズ 「そういえば、御嘉神さんは帝国の経験者でしたよね?」>冬哉/ _4_冬哉 「その通りですね」<情報>クローズ _4_冬哉 「えぇ、帝国へは二度、潜入致しました」/ _5_クローズ 「現実に居る人間が、帝国の影響で言動などに変化があるということでしたが…」 _5_クローズ 「皇帝の場合もそうなのか、少し気になりましてね」>冬哉/ _4_冬哉 「皇帝の場合も、と申されますと?」意味を図りかねる>クローズ/ _5_クローズ 「すいません、言葉足らずでしたね」 _5_クローズ 「邪力の法則の影響で、現実世界に居る人間の行動が変化したりするらしかったので」 _5_クローズ 「そのことは、魔獣皇帝も共通なのか?と気になりましたので」>冬哉/ _4_冬哉 「なるほど……。確かに、気になるところではありますね…。なんにしろ、情報が少なすぎる…」溜息混じりに>クローズ/ _5_クローズ 「一応、現実と接点はあるとはいえ、別世界のことですからね。情報が少ないのも無理はないでしょう…」 _5_クローズ 「とはいえ、調べなければ何も見つかりませんからね。確実に一歩ずつ進んでいきましょう」>冬哉/ _4_冬哉 「そうですね。協力してやっていかないと……。個人の力の小ささを痛感しますよ」苦笑しつつ/ _5_クローズ 「そういう意味では…本部の方々には感謝の言葉しかありませんね。あの人たちのおかげで、余計なことを気にせず戦いに集中できますから」>冬哉 _5_クローズ 「私たちが協力し合えるために、色々と手を尽くしてくれているわけですし」>冬哉/ _4_冬哉 「全くです。本部の苦労に応える為にも、頑張らなくては…」 _4_冬哉 ふと、なんの気無しに腕時計を見やる。時刻は1:50。「…おっと、そろそろお暇しないといけませんね」>クローズ/ _5_クローズ 「そろそろ時間ですね…」 _5_クローズ 「おやすみなさい」>冬哉、マスター _5_クローズ 店を出て行く直前に _5_クローズ 微笑して「では、御嘉神さん。お互いに生き残りましょう」>冬哉 _5_クローズ といって、店から出て行きます/ _4_冬哉 「えぇ、お互いに…」去りゆく背中に声をかけ _4_冬哉 席を立ち、畳んだコートを開きつつ「ごちそうさまでした、おやすみなさい」一礼をして退店。夜の街へと…/