__エリス 「っち、非常に歩きづらい…、なんだってこんなにフリルのついた服装を好むかが理解できん…」/ __エリス そういいながら入店してくる長身の女性、あまりその外見には似合っていないと思われるフリル付きの黒いワンピースを身に付けている/ _5_エリス 「逃げ込んできたはいいが…脱ぐわけにもいかんし、かといって変わりになるような服も無い…か」/ _5_エリス 「仕方が無い、ほとぼりが冷めるまで一杯やって時間を潰すとしよう…マスター、ブランデーダブルをロックで。」/ _5_エリス 手にもったグラスに口を付けようとして、一旦思いとどまる…「そうだな、たまには酔ってみるのも悪くないか」/ _5_エリス 体機能を調節しアルコールで酔えるように調整してから口を付ける/ __オフィーリア バーの片隅に微かに花の香り。気付けばそこに白い着物姿の青年が立っている。マスターは気付かない/ _5_エリス 「ん?」 _5_エリス エリスの瞳が違和感を感じ取り、オフィーリアの方向に瞳を向ける/ __オフィーリア (「おやぁ。キレーなおねぇさんがひとぉり♪」)3歩歩み寄り、ゆったりと首を傾げる/ _5_エリス 「ふむ…察するに君も騎士の一人だな。始めまして、エリスディア・フォン・カムジンだ、よろしく頼む」と右手を差し出す/ __オフィーリア きっと自分のことが見えないだろうと思って油断していたので、思わず後ずさる。「あ、あれ?あれ?」/ __オフィーリア 他の誰かに話しかけているんじゃないよなーとか、周りをきょろきょろ/ _5_エリス 「ん、ああ、失礼した。そうだな、こちらの国では会釈のほうが一般的だったな。」席から立ち上がり一礼、オフィーリアの態度を勘違いしている様子/ __オフィーリア どうやら本当に自分のことを認識していると分かり、ほぅっとため息。そしてにこりと「あぁ、俺を見てくれる人なんて久しぶりだ。オフィーリア。よろしくぅ」/ _5_エリス 「ふむ、良くはわからんがよろしく頼む。オフィーリアが名前でいいのだな?」>オフィーリア/ __オフィーリア 「そう・・・。今はオフィーリア。今この瞬間だけはねぇ。」にこーりと笑い、座るように促す。自分も隣に座る>エリス/ _5_エリス 「それにしても、オフィーリアとは…。我が祖国の偉大なる作家の戯曲にも出てくる名前だな。」>オフィーリア/ _6_オフィーリア くすくすとご機嫌に笑う。「狂い歌って花を抱き、川を流され死んでゆく。川床で眠ってた俺に、ある人が付けてくれた名前だ。」>エリス/ _5_エリス 「なるほど…本家に負けず劣らず詩人だな。」ちびちびブランデーを飲りつつ/ _6_オフィーリア 「ひどいよねぇ、女の子の名前なんてさ。俺は男なんだけどーぉ。」拗ねたように言ってから、悪戯っぽい笑み>エリス/ _5_エリス 「…なるほど、名前というのは確かに厄介だ。誰が付けたかに関わらず、一度広まってしまうと訂正しづらいからな。」>オフィーリア/ _5_エリス 気がつくと、ブランデーのグラスがいくつも転がっている、少々ペースが速い/ _6_オフィーリア 「そう・・・。名は呪だから。ねぇキミは、エリスという名を持つことでエリスであり続けられるんだって思わない?」グラスの一つを弄びつつ/ _5_エリス 「ふむ…一理ある、が、私はエリスであると同時に天輪眼の魔女と呼ばれることもある。」/ _5_エリス 「私がエリスであることを、他のみなが忘れようと、そちらの名が残る限りは存在し続けるし…」 _5_エリス 「私自身さえ覚えていれば全く問題は無い、よしんば私が忘れたとしても、この『世界』は憶えていてくれる」/ _6_オフィーリア 「そっかぁ・・・。エリスには存在もあるし、記憶もある・・・。体や記憶っていう拠り所を持たない俺は、オフィーリアっていう名前だけが俺を俺たらしめる呪なんだよねぇ」つらつらと考えつつ/ _5_エリス 「なるほど…ならば今日からは私が証言者になろう。今この時、オフィーリアという我が友人が居る事を、私は生きている限り憶えているだろう。」>オフィーリア/ _6_オフィーリア ゆるりと笑う「ありがとぉー。それじゃぁ今の俺を俺の変わりに覚えておいて・・・。いつか俺が俺を忘れたときに、エリスの記憶を貰うから。」/ _5_エリス 「ああ、君が君でなくなったときはいつでも来るがいいさ。私の記憶を使うことで、君が君を取り戻せるならお安いものだ…最終的には返してもらうがな」>オフィーリア/ _6_オフィーリア くすっと「返さないよぉ・・・。エリスって言う、綺麗な人の記憶。勿体無いから返さないさ。ねぇ、そのドレス、黒い薔薇みたいで良く似合うぅ・・・」だんだんとシルエットがぼやけ、薄くなってゆく/ _5_エリス 特に驚く様子も無く「おや、お帰りか。よかったらまた会おう、オフィーリア」軽く手を振って消えてゆくオフィーリアを見送る/ _6_オフィーリア 「さよならぁ、さよなら・・・。」(だけど俺が探しているのは白い花・・・。黒薔薇も・・・好きだけど・・・)最期にくすくすという笑い声だけ残して消えうせる/ _5_エリス 空になったグラスの数を数えつつ「4…5…6か、意外と飲んだな。道理で饒舌になっているわけだ。」/ _5_エリス 「さて、そろそろ失礼するとするか。マスター、ご馳走になった。」と立ち上がる際にふと自分の服装に目が行く/ _5_エリス 真剣な目である一点を凝視する…胸元だ/ _5_エリス 「…やはり、胸元が開いている服は良くないな……(ぼそぼそ)あまり胸が無いのがばれるではないか(ぶつぶつ…)」/ _5_エリス 相当酔っているようだが外見にはまったく出ていない、足元もしっかりしておりそのまま出て行く/