_9_薫 (からんからん)「…こんばんわ」ふう、とため息をつきながら入店。黒の薄いタートルの上にレーシーなグレーのカーディガンという格好で入店。 _9_薫 「花冷えですね…。丸くなってきた月は綺麗ですけど」>マスター/ _9_薫 「あたたかい飲み物をください。それと軽いものを」注文をすませるとくってりとする。/ _8_七海 フォーマルなスーツに縁の薄いメガネ、普段とは印象の違う感じで入店/ _8_七海 薫を見かけると有無を言わさず隣に座る/ _9_薫 ドアの音にのろりとふりかえりかけて…隣を見上げながらご挨拶。「こんばんわ。お久しぶりですね」/ _8_七海 七海「どうも、お疲れのようですね。あ、マスター、ホットチョコレート蜂蜜入りで。」>薫/ _9_薫 負けじとホットミルクラムに蜂蜜漬けオリーブを入れて甘くしたマグが出てくる。/ _9_薫 「ちょっと…」と苦笑する<お疲れ/ _8_七海 「お悩みは確か就職…でしたっけ」ホットチョコに口を付けつつ…/ _9_薫 「就職はするつもりじゃないので。それが悩みです」苦笑しつつマグで手をあたためる/ _8_七海 「そうですか…まぁ、ここに来る方々なら就職なんかしなくてもよさそうではありますが。」/ _9_薫 「周りがみんなスーツ姿で。就職活動に励んでるのを見ると、すごく焦りますけどね…」マグに口をつける/ _9_薫 マスターがおつまみにサンドイッチをもりあわせた皿を出す。(甘いのも甘くないのも)/、 _8_七海 「ふむ、僕なんかはいわゆる自由業ですが…それでもスーツなんかは着ますしね。」/ _9_薫 「んー…、そういったのと、またちょっと違って。『みんなと同じではないこと』に焦ってしまっているんだと思います」/ _9_薫 「変ですよね。こんな、規格外もいいとこと(円卓の騎士)にいながら…」自嘲気味の笑みを浮かべつつフルーツサンドイッチに手を伸ばす/ _8_七海 「…そうですか、そうですね…確かにうちの親父も異能者ですがサラリーマンの道に進んでいます。」/ _9_薫 「そうなんですか?」初耳だ。/ _8_七海 「そういった存在であるからこそ、普通の人たちと同じような道に進みたいと思うのかもしれませんね」/ _8_七海 「…お陰でいらない苦労も背負い込んでるようですけどね。実際の話」苦笑しながら/ _9_薫 もぐもぐ。ごくんとのみこんで。「…それは、しかたのないことなのかもしれませんね。どちらの世界でも、互いに接点を持たせないように生きるには…」さみしそうに笑う/ _8_七海 「かくいう僕も、ほんの2〜3ヶ月雑誌に穴を開けるお願いをしにいったら、激怒されてしまいました。」よよよ…と泣き崩れるふり(笑)/ _9_薫 「雑誌に穴、ですか…」そういえば作家さんだったなと思い出しつつ。/ _9_薫 わさとらしい泣き真似につい笑ってしまう/ _8_七海 「ええ、少々、旅というか修行に出ようと思いまして…」いきなりシリアスな雰囲気に戻しつつ/ _9_薫 「文筆の、ですか?それとも…」<旅/ _8_七海 「いえ、ここの『本業』のほうですね…先だって魔獣とやりあったのですが…まだまだ実力不足で」/ _8_七海 「禍根を断つには、もっともっと力が必要だ…」あまり女性には見せない鬼気迫る表情/ _9_薫 「……」なんとなく無言になって自分の手を眺める(良く見ると傷跡が無数にといっていいほどついていたり)/ _8_七海 視線に釣られ薫の手を見てしまうが、傷跡に気づき自然に目をそらす/ _9_薫 「なかなか普通の生活をしていると、鍛錬というのは難しいですね。私は教えてもらいに行ったりするんですけど」視線には気づかず/ _8_七海 「ええ、そうですね。どうしても生活がありますから…僕も父親に教わりに行く予定ですね。」カバンの中をゴソゴソやりながら/ _8_七海 白い平べったい容器をテーブルの上にことりと置く/ _9_薫 頭上に?を浮かべながらもマグを手で包み込んでいる/ _8_七海 「ん、ああ、これはハンドクリームでして…素手での格闘をメインとする上に、普段の仕事でも兎に角手を使うので」/ _8_七海 塗り塗りしながら「薬剤師の知人に特別に作ってもらってるんです、効きますよ。良かったらお一つどうです?」/ _8_七海 カバンからもう一つ取り出して薫の前に/ _9_薫 「すごい…」特注と聞いて興味深そうに見ていたが。「え?いえ、そんな貴重なものを」もらうわけにはとあたふたする/ _8_七海 「いえいえ…」カバンの中から一つ二つとテーブルに積み上げていく「いつでもプレゼントできるように数を用意してますから」ニッコリ(笑)/ _9_薫 しばらくためらっていたが「えと、それじゃ、一ついただきます。」すみません、と _9_薫 頭を下げる/ _8_七海 「ノンノン、頭を下げないでくださいな。こんな美女にプレゼントを受け取っていただくほうが光栄な事なんですから。」/ _9_薫 「…本当にお上手ですね」困ったように笑う。<光栄〜/ _8_七海 「ええ、それはもう。全人類の半分の味方ですから。困った事があったらいつでも読んでくださいね、バケツ一杯分の水さえあれば世界中どこに居ても駆けつけますから」/ _9_薫 「バケツ…ですか」きょとんとする。見たことないし/ _8_七海 「ええ、愛の騎士、七積七海はバケツ一杯の水と溢れる愛さえあればどんな距離でも飛び越えられるんです。」多少お茶らけた感じで/ _9_薫 「なるほど、水をゲートにする術を使われるんですね」納得しつつ笑う/ _9_薫 「…私が教えてもらってる方も、素手の武闘家 _9_薫 なんですけど。」と、静香さんの手を思い出す/ _8_七海 「…そうですね、幸いにして僕は傷はあまり出来ないですが…中には酷い方もいらっしゃいますね」先ほど見た手のイメージを振り払いながら/ _9_薫 「…ええ、私もそれほどひどい怪我はしたことがないのですけど…」と腕切断事件を思い出してちょっと暗/ _8_七海 「…まぁ、こういったお仕事をする以上はしょうがないのでしょうが…」/ _8_七海 「それでも、僕はあなたのような人に怪我はして欲しくないですね」といって軽く手を取ろうとする…/ _9_薫 「そうですね。本当に…」退団してよかったな、と静香さんのことを思う/ _9_薫 「?!」滅多に手を握られたことなどないので硬直 _9_薫 / _8_七海 「何やらお辛いようですが、ご自愛くださいね」ふりほどかれないならば一度ぎゅっと強く手を握り、すぐに離します/ _9_薫 「え、えと、そうですね。知ってる人が怪我をされるのは、嫌ですから」ぎくしゃく(笑)/ _9_薫 しどろもどろになりながら、なんとか落ち着こうとマグに口をつける。…空である(笑)/ _8_七海 「おかわりか何か頼みましょうか、マスター…」とマスターを呼び寄せる/ _9_薫 「あ…、それじゃ、お任せします」>マスター/ _9_薫 黄金烏龍茶で作った照葉樹林の上に、塩抜きした桜の花を浮かべたものが出てくる/ _8_七海 「僕にもメープルラテを、メープル3倍増しでください。」>マスター/ _9_薫 ロックグラスの中の色彩に「名残の花…ですね」と見とれる/ _8_七海 「桜…ですか、そうですね。」/ _8_七海 「桜といえば、ソメイヨシノという品種の桜は子供を残せないんですよ、知ってましたか」/ _9_薫 「そうなんですか?…それは、ひどくさびしい話ですね…」と、養母の命日を思いだしてしまいながら口をつける/ _9_薫 「今年はあんまり桜を見た覚えがないんですよ。…それも、また、いいことなのかもしれないですが」独り言のように/ _8_七海 「そうですね…僕もふっと目に入る事はありますが、お花見などには長いこと行っていないですね」/ _9_薫 「では、ここで見たと言うことにしておきましょうか」/ _9_薫 (花吹雪いろいろなこと思い出す…か) _9_薫 / _8_七海 グラスに浮かぶ花びらを見つつ「花びら見つめる花一輪…風流だな」と口の中で言葉を転がす/ _9_薫 物思いに沈み、ぼんやりとグラスを口に運んでいたが。「…え?ごめんなさい、何か言われました?」失礼をしたのではないかと内心どきどきしつつ/ _8_七海 「ん…ああ、いえ、何も…お気になさらずに」花びらに気をとられ呆けていたのをごまかすように「おや、もうこんな時間ですね、あははは」/ _9_薫 時計を見上げ「あ、、本当ですね。こんなに遅くまですみません」とマスターにも頭を下げる/ _9_薫 こくこく、とグラスを水でも飲むように空にする。/ _8_七海 「そろそろお暇の準備をしたほうがよさそうですね…マスターご馳走様でした。」/ _9_薫 「それじゃ、私も失礼します」>二人「ごちそうさまでした」とマスターにぺこり/ _8_七海 「…さて、下に車も停めていますのでお送りしましょうか」/ _9_薫 「え…」飲んでたのではないかとちらっと思ったり。 _9_薫 「いえ、駅まで歩いていきますから。ありがとうございます」とぺこり>ななみん/ _8_七海 「残念…ドライブのお誘いはいつでもお受けしますのでご連絡くださいね。」軽く会釈をして、ドアを開けたまま薫をエスコート/ _9_薫 「すみません」とまたぺこり。「それじゃ、おやすみなさい」>二人/ _9_薫 ぎこちなくエスコートされて退店。/ _8_七海 ドアを後ろ手で閉めつつ七海も後に続く/