_5_弘道 「おこーんばー」しずしず入店。いつもは派手にドアベルを鳴らして突入するのだが。 _5_弘道 萩を裾に散らし、むら染めの藍の浴衣(よく見ると右の袖に月が描かれているというちょっと凝ったもの) _5_弘道 結い上げた髪は血赤珊瑚の玉簪。 _5_弘道 「今日の十日月もなかなかよねぇ」などといいながら扇を帯に戻す。 _5_弘道 「んーと、無冠帝ちょーだいな」>マスター/ _5_弘道 氷の入った涼しげな水色硝子の酒器と、朧豆腐に青紫蘇の突き出し付き。 _5_弘道 くぴくぴと独酌開始。 _5_弘道 「今日も静かねぇ…」 _5_弘道 突き出しを食べ終わり。くぴくぴ飲み。 _5_弘道 「さーてっと、それじゃ、ね」ふわりと立ち上がり。出て行く。