_2_紡生 かららん♪と扉を開き、店内へ。「こんばんは♪」明るい口調で挨拶して、奥へと歩く。 _2_紡生 白のニットポンチョを揺らしながら歩く姿は軽やかで、ショートのジーンズから伸びる健康的な足が眩い。 _2_紡生 革のブーツでリズミカルに床を鳴らして、お目当ての席につくと _2_紡生 「まだ暑いですね。そうそう、チョコパフェとミルクティーください。でっかいの♪」 _2_紡生 溌剌とマスターに話し掛けた。/ _2_紡生 ハンドバッグからノートとペンを取り出し、なにやら考え始める/ _2_紡生 「あ、ありがとうございます」注文した品が出てきたらしい。紅茶を一口飲んで、再びノートに見入る/ _2_紡生 「………」時々ノートに書き込みながら、思索を続ける。 _2_紡生 「あっ、すみません。溶けちゃいますね」マスターに一言言われて、パフェが溶けかけていることに気付き、あわててスプーンを手に/ __彼方 からん、と音を立ててゆっくりと店内に入ってくる。 __彼方 顔には何時ものように微笑みが張り付いているが、何かを思索するようにうつむきつつ沈黙している。 _5_彼方 先客にも気付かず、椅子に座っても思索を続けている。/ _2_紡生 「あ、音羽さん、こんばん……」挨拶をしようとしたが、気付いていない様子に言葉を止め、 _2_紡生 「………」しばし思案。そして、パフェを一口食べると、自分の考え事に向き直った/ _5_彼方 (・・・・何だ?何かを忘れている・・・?しかし・・・・思い出さないといけない気がするのだが・・・・・)/ _2_紡生 「………」時々、彼方の事が気になるらしく、右の方をちらちらと見ていたり/ _3_真昼 からころん「こんばんわ。」黒いスーツ姿で入店、ところどころに汚れがついていたり。/ _2_紡生 「こんばんは」小さく手を振って真昼に挨拶。近付いてくる様子に、ささっとノートをしまいこむ/ _5_彼方 「・・・あぁ、識嗣さん。こんばんわ。」声に反応して顔を上げる。 _5_彼方 すると、紡生にも気付いたようで挨拶をする。/ _4_真昼 紡生をちらと見ると、 _4_真昼  「ああ、こんばんわ。先週はお疲れ様」>彼方 _4_真昼 と言って彼方の隣に座る。 _4_真昼 「マスター、オレンジジュースお願いします」/ _6_紡生 彼方の挨拶に、小さくお辞儀して返し、 _6_紡生 パフェと紅茶を持って、いそいそと席を移る。 _6_紡生 「何か考え事していたみたいだけど、どうしたんですか?」と、座ってから尋ねた>彼方/ _5_彼方 「え?・・・あぁ、なんていうんでしょうか?頭に何か引っかかってるのですよ」 _5_彼方 「こう・・・・思い出さなくてはいけない気がするんですが、思い出せなくて」>紡生/ _4_真昼 「ふむ…」思案しつつ、「今日の朝ごはん?」>彼方/ _6_紡生 「思い出そうとしても思い出せないこと、ですか。そういう時ってもどかしいですね」パフェを一口食べてから>彼方/ _5_彼方 「う〜ん、今日の朝ごはんはパンでしたね。実は結構前からこういう状態なんですよね。」こめかみを人差し指で押さえながら唸っている。/ _4_真昼 「忘れやすいなら、メモ帳を携帯したほうが良いぞ。」結構真面目に _4_真昼 「その場で思いついたことをメモしておけば、後々忘れても見返せるだろうからね。」 _4_真昼 「まあ…」ちらっと一瞬紡生を見て、「メモ帳を取ることを忘れてしまうか、『本当にメモを取る必要の無いほどどうでもいいこと』とキミが判断しているのなら話は別なんだけどね。」>彼方/ _6_紡生 「いつ頃からなんですか? 何か変わったことがあったとか?」<前から>彼方 _6_紡生 真昼の視線に気付いて、少し困ったような表情に。でも、何事も無かったかのようにパフェを一口食べた。/ _5_彼方 「なるほど。」感心したように真昼の方に向き直ると何かを思い出したように額を押さえ _5_彼方 「・・・識嗣さん。前の魔獣との戦いのとき何か約束しましたっけ?」記憶を走査すうように頭を捻っている。/ _6_紡生 「え? 2人で魔獣と戦ったんですか?……どんな魔獣だったの?」>2人に/ _4_真昼 「魔獣と戦う前の話だったら、『幽霊を見せる』という約束はしたね。」 言って一瞬目頭を押さえ>彼方/ _5_彼方 「えーと・・・・女の子の魔獣で、人形使いでしたよ」>紡生/ _6_紡生 「女の子の魔獣かぁ。戦いにくくなかった? どうして魔獣になったの?」けっこう興味があるようだ。彼方と真昼を交互に見ながら、問いかけた>2人/ _5_彼方 「ははは、そういえばそうでしたね。ありがとうございました。」その時を思い出したのか、悩みを一瞬忘れて応える。>真昼/ _5_彼方 「戦い・・・・にくい?」少し引っかかったのか不思議そうな顔をする。 _5_彼方 「確かに強かったですね、僕なんか結構やられましたし・・・・・そういえばあの人はなんで魔獣になったんでしたっけ?」本当に忘れたのか、真昼に視線を送る。/ _6_紡生 「やっぱり強かったですか…」紅茶を一口飲んで呟いた/ _4_真昼 「ふむ」思案してジュースを一のみ「どうしようかなー。」<なんで魔獣に>彼方 _4_真昼 「髪の毛を使って金縛りとかもしていたねえ。」補足するように>紡生/ _5_彼方 曖昧に返事はしているが、まだ引っかかってるのか微笑みながら俯くという器用な真似をしている。/ _6_紡生 「ふーん…そういうことできる魔獣もいるんだね」髪の毛をクルクルと指に絡ませながら>真昼/ _4_真昼 「そういえば、アルカナと会ったって報告書にあったけど、何もされなかった?」話題を変えようとするかのように>彼方/ _4_真昼 「『金縛りの能力』の媒体として髪の毛があっただけだからねえ、“織部さん”のソレとは少し違うかな。」ぶどうジュースを注文>紡生/ _5_彼方 「あっ!!」と、真昼の方を向き、 _5_彼方 「そう、それですよ。帰ったらそれについて調べようと思っていたんですよ〜。」スッキリしたのか、ゆったりと椅子に座りなおす。/ _6_紡生 「………」何か考えるように首を傾げるが、彼方の声に驚いて固まった/ _4_真昼 「勉強熱心だねえ」面白がるようにクスクス笑いつつ、「知ってる範囲でよければ教えるけど?」<アルカナ>彼方/ _4_真昼 「…」残り時間を見て「マスター、イチゴジュースをラストオーダーで」/ _5_彼方 「助かります。・・・僕魔獣のことしか調べてなくて」表情は変わらないが、一緒に闘った真昼には分かる程度に声のトーンが変わる。/ _6_紡生 そして、ふと視線を彷徨わせた後、わずかに怪訝な表情で真昼を見てから「えっと、……アルカナってなぁに?」と、問い掛けた>真昼/ _4_真昼 ちら、と紡生に目をやりつつ、「まず、魔獣には強さに差は無くても、階級に上下関係があるのは知ってる?」>“彼方”/ _5_彼方 「えぇ、それは資料で。」>真昼/ _4_真昼 ニコリと笑って、「そう、基本的には魔獣王の下にそれぞれ配下の魔獣がいるわけね。僕らがいつも戦うのはその配下なわけだ。」 _4_真昼 「で、今表立って活動している魔獣王は二人いる。」/ _6_紡生 「…………」ぬるくなったミルクティを、2人のほうを見ながら、一口飲んだ/ _5_彼方 「・・・・・・。」ふむふむと相槌を打ちながら黙って聞いている、何時の間にか自分の表情が消えていることにも気付いていない。/ _4_真昼 「一人は『“死撃”の十兵衛』…こいつは『剣鬼衆』という連中を率いている。まあこいつらの数はそれほど多くは無いし話に関係ないから今はおいておこう。」 _4_真昼 ニヤニヤ笑って、彼方の頬を引っ張りつつ _4_真昼 「で、もう一人は『魔獣の女王』…彼女は最も多くの魔獣を率いている。それこそ僕ら騎士より多くの魔獣をね。」 _4_真昼 「“死撃”は配下が9体しかいないから、それほど手下の管理には苦労しないけど、 _4_真昼 「女王は自分の手がまわらないくらい手下の数が多いわけだ」 _4_真昼 「さて、彼女はそんな数を管理するためにどうするでしょう?」/ _5_彼方 「い、いひゃいでふよ。」しかし、頬はそのままにしておき「えーひょ、・・・・どうふるんでひょ?」紡生の方へ視線を送る。/ _6_紡生 「ええっと…管理するための人手を集める?…会社で言うと、課長さんとか」不思議そうな表情で首を傾げつつ、彼方の質問に答えた>2人/ _4_真昼 「そう、正解」ニッコリと笑みを浮かべ>紡生 _4_真昼 「それがアルカナってわけだね、ハイそこメモとるように」くすくす笑いながら>二人 _4_真昼 「まあ、連中の仕事は魔獣を管理し、生み出し、騎士と戦うよう唆すことだから、実際に戦う事になるまではまあ無視しても一向に構わないだろう。」 _4_真昼 「魔獣になることも出来るけど、そうしない以上はいくら倒してもまた女王が復活させてしまう様だからね。」/ _5_彼方 「なるほど・・・。」と、実際に対峙したソレを思い浮かべる。 _5_彼方 (・・・・・・・??・・・・どんなだったか・・・?) _6_紡生 「魔獣にも中間管理職っているんだね」と、律儀にメモをとっていたり/ _5_彼方 / _4_真昼 「こいつじゃないかな?」くすりと笑って、結城晶の写真を渡しておく>彼方 _4_真昼 / _5_彼方 「あぁ、こんな感じだ・・・・ったような・・・・・?」何か違和感を感じて、写真を見つめる。/ _4_真昼 「服とかはまた違うものだろうね。」くすりと笑い「っと、そろそろ時間だな。ではまひるせんせーの講義はこれでおしまいです、起立・礼・着席」>二人/ _6_紡生 「私にも見せてください」と、身を乗り出して覗き込む>彼方/ _6_紡生 「は〜い、ありがとうございました」すました表情で答えて、紅茶を飲みきった<講義終了>真昼/ _5_彼方 「あっ、そうか。」真昼の指摘に頷き、学校で行うように、起立・礼・着席を行う。/ _5_彼方 「あ、はい。どうぞ」と、紡生に見やすい位置に写真を持っていく。/ _6_紡生 「………」目を点にして、彼方の挙動を見ている<学校で〜〜/ _6_紡生 「あ、うん、ありがとう。ふうん、きれいな人だね」写真を見て/ _4_真昼 「次の講義までに復習はしておくように」ケタケタ笑い/ _5_彼方 「っと、随分遅くなってしまいましたね。そろそろ帰ります。」すっかり表情も元に戻ってゆっくりと立ち上がる。/ _4_真昼 「じゃあ、お疲れ様。今日はゆっくりお休み」席を立ちます>二人 _4_真昼 (気づいていないのっているんだなー)と、紡生を見て誰にも聞こえないような声でぼそっと/ _5_彼方 「お二人ともおやすみなさい」そのままBARを出ます。/ _6_紡生 「あ、もう時間ですね」と、2人に続いて席を立った。ふと、怪訝な表情で真昼を見る、が、バッグを手にして溜息一つ _6_紡生 「……一緒に帰る?」と、小さな声で尋ねる>真昼/ _4_真昼 「ああ、僕もそうしたい。」にこりと笑って、 _4_真昼 「じゃあマスター、ごちそうさまでした。失礼します」と言ってエスコートしつつ店をでます/ _6_紡生 「マスター、おやすみなさい」こつこつとブーツのかかとを鳴らしながら、店を出て行く/