_6_紡生 かららん♪と扉を開き、静かに中へ。 _6_紡生 「こんばんは」 _6_紡生 明るい紫の大きめセーターに、ふんわりとした白のマフラーとミトン。チェックのミニスカート。 _6_紡生 足元は膝下までのブーツで。 _6_紡生 でっかい紙袋とバッグを持って入ってくる/ _6_紡生 [ _6_紡生 「誰もいないですね…」呟きながらてくてくと適当な席へ _6_紡生 「ココアお願いします。はい、今日はココアだけで」 _6_紡生 注文して、椅子の上で軽く背伸びしてから、ぼーっとココアつくりを眺める/ _6_紡生 「あ、ありがとうございます」ココアを受け取って、カップを両手で持って温もりを楽しむ _6_紡生 「寒くなりましたね…」/ _6_紡生 「もうすぐクリスマスですね…」 _6_紡生 「いいえ、私は仕事です。なぜかクリスマスに限って仕事が増えるんですよ」は〜っと溜息をついた/ _6_紡生 「……すみません、やっぱりパフェお願いします。いつもの」 _6_紡生 「えぇ、夜は弟とです。毎年何をあげるか悩むんですよ〜」 _6_紡生 「サンタ役も大変です……マスターさんはどうなさるんですか?」 _6_紡生 「あ、そうですね…ここ、開いてますね。クリスマスも」 _6_紡生 「ありがとうございます♪」フルーツパフェを受け取った/ _6_紡生 パフェぱくぱく _6_紡生 「誰も来ませんね…」ふと入り口の方を見て呟く _6_紡生 「どうしようかな…」 _6_紡生 / _6_紡生 「よしっ」何かを決意したように席を立つ _6_紡生 「ごちそうさまでした。それじゃぁ、また」とマスターに挨拶し、荷物を持って店を出る/