_6_紡生 かららん♪とベルが揺れて扉が開く。 _6_紡生 「こんばんわ」と、微妙に眠そうな様子で店の中へ。 _6_紡生 黒のタートルニットの上に赤地チェック柄のワンピース黒のニーハイソックスと赤のサンダルという格好。 _6_紡生 ゆるやかにウェーブがかかった髪はハーフアップにしています。 _6_紡生 てけてけと歩いて手ごろな席へ/ _6_紡生 「今日も誰もいないんですね…あ、ココアとチョコパフェお願いします」静かな店内を見渡してから、注文を/ _6_紡生 「ありがとうございます」と、パフェをココアを受け取って、まずはココアを一口/ _6_紡生 「ふああぁぁ…」食べながら、大きなあくびを一つ _6_紡生 「あ……ゴメンナサイ……」顔を下に向けて小声で謝る _6_紡生 「はい、最近ちょっと、寝る時間が無くて…」 _6_紡生 「そうですね、、、お邪魔でなければ…」パフェをつつきつつ、マスターの言葉に返事を返す。 _6_紡生 で、 _6_紡生 食べ終わってから「それじゃぁ、お言葉に甘えさせてもらいます」と言って _6_紡生 カウンターに突っ伏した/ _6_紡生 「……zzzzz」/ _6_紡生 「………まさきーにげるなー………」すでに熟睡?/ _6_紡生 「zzzzz…うーん……」座った姿勢では寝苦しいのか、身を捩る/ _6_紡生 徐々にバランスが崩れて…びくっと身を震わせて、元に戻る/ _6_紡生 再びバランスが崩れて…びくりと身を震わせる。だけどさっきより反応が弱い/ _6_紡生 そして三度体が傾いでいって…/ _6_紡生 がらがらがっしゃんばきぃっ _6_紡生 盛大に椅子を巻込みながら、床に倒れこんだ _6_紡生 「zzzzzzzz」倒れた本人は熟睡しているが、周囲は……/ _6_紡生 椅子の足が折れ、床は割れ…でも寝てる/ _6_紡生 「ん〜〜〜〜〜ん♪ よっく寝たぁ」毛布をばさりと除けて起き上がり、背を反らして大きく腕を伸ばす _6_紡生 「ん?」毛布? _6_紡生 怪訝な表情で辺りを見ると、紡生がいるのはステージに敷かれたマットの上。足にはまだ毛布がかかっている。 _6_紡生 そして、割れた部分が取り除かれコンクリートが見える床と、1つ足りない椅子に気付き、 _6_紡生 カウンターの向こうのマスターを見つめて、まず床を、次に自分を指差す。/ _6_紡生 「またやっちゃった!?」マスターの返事に頭を抱えこんで、がっくりと項垂れ _6_紡生 「あ、あのっ、これ(毛布)は、……そうですか、ありがとうございました」 _6_紡生 「明日、清水さんに電話しておきます…ごめんなさい」ステージから降りて、頭を下げる _6_紡生 そのまましょんぼりと、店を後にした/