_3_紡生 かららん♪と扉を開き、静かに中へ。 _3_紡生 「こんばんは」 _3_紡生 淡いブルーのタンクトップの上に大きく胸元が開いたVネックの白ニット。 _3_紡生 黒地に白のフリルがついたふんわり風味のミニスカートに白のリボンつきサンダルを履いて、 _3_紡生 トートバッグを肩にかけ、てけてけと手ごろな席へ向かう。/ _3_紡生 椅子に腰掛けてバッグを足元に置き、一呼吸。 _3_紡生 「ええっと……」と、何かをマスターに言いかけて、悩みこんだ/ _3_紡生 「あ、そうですね。注文ですね。んー」 _3_紡生 「とりあえず、ほっとのココアを」迷いながら注文を出す/ _3_紡生 「ありがとうございます」ココアを受け取った/ _3_紡生 「はい。………いえ、そんな悩みとかじゃないです。ホントたいしたことじゃなくて」マスターの問いかけに、手を顔の前で左右に振りながら答える/ _3_紡生 「………」ココアをちょっとずつ飲みながら思案/ _3_紡生 「うーん…今日はこれで帰ります。ごちそうさまでした」カップを置いて立ち上がり、いくぶん曇った表情で店を出た/