_0_紡生 かららん♪ とベルが揺れて扉が開く。 _0_紡生 「こんばんは」 _0_紡生 ふわりと流した髪を揺らしながら、静かに店に入ってくる。 _0_紡生 透かし織りで文様が入った白のワンピースに柔らかな空色のベスト。足元は明るい黄色のサンダルで。でっかいバッグを肩に下げている/ _0_紡生 いつものようにリズミカルにてけてけ歩いて、今日はどんな心境なのか、一番奥の席へ _0_紡生 バッグを下ろして椅子に腰掛け、「今日は…うーん…ココア、お願いします」と、いくぶん歯切れ悪く注文/ _0_紡生 ココアを受け取り、お礼を小声で呟いてから、一口飲む/ __奥貫 そっと扉を開くと、出来た隙間に滑り込む様にして中へと入る。 __奥貫 「こんばんは」 __奥貫 いつものはっきりとした口調で挨拶し、後ろ手に扉を閉める。/ _0_紡生 入り口からの声に振り向き、小さく頭を下げて挨拶する「こんばんは、奥貫さん」>ぬっきー/ __奥貫 「あ、こんばんは」挨拶を返して来た人物が知った顔なのににこにこと笑い、しっかりした会釈を一つ>紡生/ _0_紡生 「あの時は、そのぉ、色々とおつかれさまでした」南の島での出来事を思い出したらしく、ぺこりとお辞儀>ぬっきー/ __奥貫 相手の言葉にああ。とばかりに瞬きし「そうでしたね。はい。お疲れ様でした」とやはりにこにこと笑いながら答えて。 __奥貫 「貴方も大変でしたね」とだけ付け足すと、少し離れた席に腰掛ける。/ _0_紡生 「あはは…」と、小さく笑い _0_紡生 「今夜は雨になっちゃって、少し寒いですね」と、当り障りの無い話題を>ぬっきー/ _2_奥貫 とりあえず空気は読んだ。「春の雨は、結構冷えますからねぇ」うんうんと頷き返し。 _2_奥貫 「そうそう、今年は花見しましたか?」と別の話題を振る>紡生 _2_奥貫 「あ、コーヒーお願いします。アメリカンで」とマスターに注文を入れておく。/ _0_紡生 「お花見は写真だけでした。友達には誘われたんですけど」ココアを飲みつつ答える _0_紡生 奥貫さんは、どこか行かれましたか?」と、質問返し>ぬっきー/ _2_奥貫 「ああ、それは残念だなぁ」相手の言葉にまるで自分がそうなったかの様に眉を下げ。 _2_奥貫 「僕は近所の公園で自治会の人達とお花見をしましたよ。若い人が少ないので、物凄く賑やかに。とは行かなかったですけど」>紡生/ _0_紡生 「近くにお花見できる所があるんですか。素敵ですね。」明るい表情で応える _0_紡生 「そういえば、騎士団ではお月見はあるんですけど、お花見は無いんですよね」著と不思議そうな表情で>ぬっきー/ _2_奥貫 「あまり大きくはないですけれど、桜が沢山植えられているので、毎年恒例になってしまって」 _2_奥貫 はは。と笑うと、マスターからコーヒーカップを受け取り。 _2_奥貫 「そういえば……春は忙しい事が多いし、集まりにくい……とか有るのかな?」と首を傾げる。>紡生/ _0_紡生 「どうなんでしょうね」一緒に首を傾げる _0_紡生 「それにしてもご近所で毎年恒例のお花見ですかぁ。いいですね、そういう集まりがあるって。楽しそうです」微笑みながら>ぬっきー/ _2_奥貫 「皆、僕の事を色々気遣ってくれているんですよ。僕は一人なので、心配されていると言った方が良いのかなぁ」そこでコーヒーを一口飲み。ほう、と息をついて。 _2_奥貫 「昔は、父と一緒に参加していたんですよ。今は一人ですけど、楽しい事には変わりがないですね」何処か懐かしそうに目を細める>紡生/ _0_紡生 「優しい皆さんなんですね」と、答えてからココアを一口 _0_紡生 「今はお父さんとは別に暮らしているんですか?」なんとなく気になった風味>ぬっきー/ _2_奥貫 「ええ。それはもう。本当に」うんうん。と嬉しそうに頷き。 _2_奥貫 「あ、そうではないです。僕が子供の時に死んでしまったんです。俗に言うぽっくりでした。養父でしたが、父である事に変わりは有りませんでしたよ」悲しげな表情は全く無く、やはり懐かしそうに>紡生/ _0_紡生 「そうなんですか。」とかすかに表情に翳りが、しかし同時に笑みを浮かべる _0_紡生 「でも、いいお父さんだったんですね。奥貫さんの様子を見てると、良くわかります」>ぬっきー/ _2_奥貫 「はは。まだ未熟者だと言われてしまうかもしれませんけれどね」にこりと笑いつつ言い終えると、コーヒーを飲み干して。 _2_奥貫 「ごちそうさまでした……ああ、もう閉店の時間ですね」と自分の腕時計を見て言う。>紡生/ _0_紡生 携帯を取り出し、「あ、そうですね。帰らないと」 _0_紡生 椅子から立ち上げって、荷物を手にとり _0_紡生 「それじゃぁ、おやすみなさい。また今度」と、溌剌とした声で挨拶する/ _2_奥貫 「はい。お休みなさい」また今度。には爽やかな笑みと会釈を返し、自分も立ち上がる。>紡生/ _0_紡生 てけてけとリズミカルに歩いてと入り口に行き、扉を開いたところで振り返って手を振ってから、店を出る。/ _2_奥貫 何やら楽しそうな様子なのににこにこと笑いながら、手を振られたのにちゃんと振り返してから、マスターには会釈し、自分も立ち去る。/