俊哉 静かにドアを開けて中に入り、店内をぐるりと見回す 俊哉 ゆっくりと開いている席に腰掛ける/ _1_俊哉 「すまないマスター、バーボンを頼む」/ _1_俊哉 バーボンを受け取り、一口のみ、音楽に聞き入る/ _1_俊哉 「いつもはロックばかり聞いているが、ジャズというのも悪くないな」/ _1_俊哉 そういうと、懐からタバコを取り出し、一本くわえ、火をつけると深く吸い込む/ _1_俊哉 「静かでいい店だ…。ああ、そうだ。伊藤俊哉という、以後よろしく頼むよマスター」/ _1_俊哉 そういうと、タバコを吸いゆっくりと煙を吐き出す。/ _1_俊哉 「いい雰囲気の店だな。酒も美味い。いつもは事務所で缶ビールだが、こういうところで音楽をつまみに酒というのもわるくないな」/ _1_俊哉 タバコを灰皿でもみ消し、バーボンを一気に煽る。/ _1_俊哉 「マスター、もう一杯バーボンを」/ _1_俊哉 バーボンを受け取ると、一口口に含み、ゆっくりと飲み、音楽に耳を澄ませる。/ _1_俊哉 「ジャズというものは意外といいものだな。心に何かしみこんでくる物がある」そういって、タバコに火をつけると吸い、ゆっくりと煙を吐き出す。/ _1_俊哉 「ここにくれば他の連中に出会えると聞いていたが、少し時間が早かったようだ。だが、その分ゆっくりと音楽を聞けて、酒が飲める」そういってゆっくりとバーボンを煽る。/ _1_俊哉 「さてと、明日は早くから表の依頼が入っているんでな、失礼させてもらうよ」そういってゆっくりと席を立つ。/ _1_俊哉 残っていたバーボンを一気に煽ると、ゆっくりと出口に向かい、店を出て行く。/