_晃 かららん、とベルの音が店内に鳴り響く。 _晃 ドアが開くと、Tシャツにジーンズ姿をした男が現れた。年のころは、30代前半であろうか・ _晃 「…っと、今日は誰もいないのか」/ _4_晃 ちょっと困った顔をして、手にした紙袋をテーブルに置いた。 _4_晃 「…あ、モンブランと紅茶のセットを貰おうか>。マスター/ _4_晃 紙袋の中には、舞台での共演者の夫人による、お手製のイチゴ大福(実はいちご入り桜餅)なのだが、プレッシャーなのか誰も手をつけず、半ば押し付けられる形で晃に回ってきたのだった/ _4_晃 (モンブランをもふもふ食べつつ)「そりゃ、菓子は好きだが…俺だって重箱3段の餅なぞ1人で食えるわけねえっつーの」ぶつぶつこぼしています/ _4_晃 「他にも来てたら、皆にもおすそ分けするところなんだが…はて困った」/ _4_晃 (つーか、大丈夫なのか?これ)>重箱の中身/ _4_晃 (なんだかんだいいつつ、ケーキセット完食)「ごちそうさん。少しだけど、これは差し入れね」と、重箱のひとつをマスターに差し出します/ _4_晃 (あとは、この近くの彼女に渡しておくか) _4_晃 「じゃ、今晩はこの辺で」マスターにそう言って店を出る晃だった/ 白杜 (灰色のスプリングジャケットとジーンズ姿で来店) 白杜 「よぅ、マスターご無沙汰だったな。たちまち、ビールと何かあてを適当に頼む」 _3_白杜 (携帯を取り出し、メールを見る…) _3_白杜 「っち、今年もGW無しかよ!、マスターご馳走さん」