__奥貫 静かに扉を開くと、その隙間から静かに中へと入り込み。 __奥貫 「こんばんは」とマスターに会釈と共に挨拶し、適当な席に腰掛ける。/ _7_奥貫 「コーヒー、ホットの…そうだなぁ。キリマンジャロでお願いします。後、サーモンサンドも」 _7_奥貫 と注文を入れる。/ _聖実 ドアが開き、客が1人入ってきた _聖実 それは、頭に幅広のヘアバンド、チロリアンブラウスとジーンズ姿の聖実であった _聖実 「マスター、お久しぶりです。折角仕事場から近くなったというのになかなか来れなくて−」とマスターに挨拶 _聖実 既に着席している奥貫さんに気がつき、「あの…奥貫…さん?ですよね? 人違いならごめんなさい」/ _7_奥貫 「あ、こんばんは」入ってきた人物がマスターと話しているのを邪魔しない様に黙っていたが、声をかけられたのに視線を向ける。 _7_奥貫 「はい、奥貫で合っていますよ」相手の確認にはにこりと笑って答え。/ _聖実 「ご無沙汰です。前にご一緒した柳瀬です」とぺこり/ _7_奥貫 「そういえば、ご無沙汰でしたっけ。お元気そうで何よりです」にこにこと笑ったまま、自分も軽く会釈を返し。 _7_奥貫 ちょうどそのタイミングで出されたコーヒーとサーモンサンドに、マスターにも会釈しておく。/ _6_聖実 「あ、ローズヒップティー1つお願いします」>マスター/ _7_奥貫 「もう、春と言うよりは夏みたいな陽気になって来ましたね」と、カップを手元に引き寄せながら、暢気に言う。>聖実/ _6_聖実 「でも、来月はもう6月ですからね」マスターからローズヒップティーを受け取りながら答える>奥貫さん _7_奥貫 「早い物ですねぇ」しみじみと言って、 _7_奥貫 コーヒーカップを口に運ぶ。 _7_奥貫 「梅雨は好きですか?」一口飲んだ後で、問いかけ>聖実/ _6_聖実 真顔になり、「梅雨…ちょっと煩わしいけれど、自然の営みにとって欠かせないものですね…」>奥貫さん _7_奥貫 [] _6_聖実 「そういえば、九段下のお店に配属されてから、不思議なことが続いてるんですよ」/ _7_奥貫 「うちの菜園にも欠かせないですよ。天の恵みですから。僕は好きです」返答に笑みながら頷き、カップを置くとサーモンサンドに手を伸ばす。 _7_奥貫 「ん?何です?」と首を傾げる>聖実/ _6_聖実 ローズヒップティーを1口啜り「なんか…見えるんですよ。騎士になってからも仕事の時以外、こんなことなかったのに」>奥貫さん/ _7_奥貫 「……主でも居るんじゃないですか?」サーモンサンドを食べる一歩手前で動きを止め、低い声で答え。 _7_奥貫 「他の人には見えていないんですよね?」そう確認の言葉を発してから、サーモンサンドを食べる>聖実/ _6_聖実 奥貫の言葉に頷き、「そうみたい。あたしよりそういうことに詳しい知り合いも気が付かなかったほどですから」/ _7_奥貫 「じゃあ、騎士くらいの力がないと見られないと言う事かもしれませんね。僕は、そういう方向の力は無いので、その何かが気、みたいな物でも発してくれないと、感知出来ません」 _7_奥貫 サーモンサンドを頬張り、ちゃんと咀嚼及び嚥下してから答え>聖実/ _6_聖実 「ふーむ」顎をさすりながら「今のところ、大人しくしているし、放置しててもいいかな」 _6_聖実 と、お茶を1口 _6_聖実 / _7_奥貫 「まあ、害が無いのなら、良いのではないかと僕も思いますよ。何か迷惑を掛けられたりしているのなら、考えないといけないとは思いますけどね」 _7_奥貫 答えつつ、やはりサーモンサンドをぱくつく>聖実/ _6_聖実 お茶を飲み干し、「話を聞いてくれてありがとうございます。この手の話って、どうも言い出しにくくて−」奥貫さん/ _7_奥貫 「え?ああ、そうだったんですか?ここに来る人達なら気軽に聞いてもらえると思うんですが……逆に、僕で良かったのかと不安なんですが」 _7_奥貫 大真面目に言って、ちゃんとお絞りで拭いた手で自分の頭を掻く>聖実/ _6_聖実 { _6_聖実 「いえいえ。こちらこそ専門外なのにつき合わせてしまって、申し訳ないです」>奥貫さん/ _7_奥貫 「え。いやいやいや……大した事はしていませんから」慌てて首を横に振る>聖実/ _6_聖実 「では、そろそろ帰りますね。マスター、ごちそうさま」マスターと、奥貫に会釈をし、店を出る/ _7_奥貫 「はい。お休みなさい」にこりと笑って挨拶を返し、見送る。/ _7_奥貫 「さてと……」身体をカウンターの方に戻すと、残っていたサーモンサンドを平らげ、のんびりとコーヒーを飲む。/ _7_奥貫 「」 _7_奥貫 「ご馳走様でした」やがてコーヒーも飲み終えると、そう言ってカップを置いて一息つく/ _7_奥貫 「それじゃあ、失礼します」静かに席から立ち上がると、マスターに会釈をして、BARから立ち去った。/