__真一 (カランコロン)「ども〜。」/ _4_真一 「涼しくなりましたね。でもビール。」>マスター/ _4_真一 「おいしいチーズでも下さいよ。」/ _4_真一 「いや、楽じゃないですよ? なんであんなに納期が守れないのか……。」>マスター/ 薫 (から…ん)「こんばんわ」 いつもよりちょこちょこした動きで入店。久しぶりの浴衣のせいらしい。/ _4_真一 「おお……。」ついつい、嬉しそうな声が上がる。/ 薫 歓声にえ?という顔に。「あ。飯島さん、お久しぶりです」ぺこりと頭を下げる。/ _4_真一 「久しぶり。」穏やかに、にっこりと。/ _4_真一 「よく似合ってるじゃん。」/ _4_真一 「花火にでも?」/ 薫 「あ、ありがとうございます(照)」赤くなっているのかもしれないが。日焼けと照明の暗さでよくわからないかもしれない(笑)/ 薫 「ええ、透子さんの家で、空くんたちと、ちょっと」などと言いつつ。ちょこちょこカウンターへ。/ _4_真一 「そっか。元気にやってるみたいだな。よく焼けてる。」/ _4_真一 「クウ、か。」多分生まれ変わり云々は知らない/ _5_薫 「やっぱり、焼けちゃいました?」スツールの短い背もたれが当たって、「…っ」一瞬顔をしかめる/ _4_真一 「くくっ……。」日焼けが痛いんだろうな、ということで笑いが漏れる。/ _4_真一 (背中とか叩いてみてぇ〜〜)/ _5_薫 笑われてちょっとむっとしつつ。「なにか、冷たいお酒を」とマスターに注文。 _5_薫 悪巧みには気づいていない(笑)/ _4_真一 「ビールおかわり。」期待されてるみたいだから、ひねりを付けましょう。 _4_真一 もらったジョッキを、握りしめている。/ _4_真一 「日焼け、痛そうだな?」/ _5_薫 薫の前にもグラスが。「…レモンスカッシュ?ですか?」そうとしか見えないグラスをとる。 _5_薫 「長袖にしたり日焼け止め塗ったりしたんですけどね。しゃがんでばっかりの作業だったら…」腰上が(笑)/ _4_真一 冷やした手で、首筋をつかむ!/ _5_薫 「手は軍手はめっぱなしだったから、そんなに焼けなかったん…ひゃぅっ、、、、っっ!」 _5_薫 首をすくめた拍子に日焼けをこすってしまい、妙なひねりの入った格好で硬直(笑) _5_薫 / _4_真一 せっかくなので、そのまま揉んであげよう。マッサージ。 _4_真一 / _4_真一 「しゃがみ込んで丈が足りなくなるような服、着るんだな。女の子だねぇ。」なんか嬉しそうにマッサージを続けながら。/ _5_薫 ゆっくり肩の力が抜けていく。同時にうらめしげな上目睨みっ/ _4_真一 (ほんとに、元気にしてるみたいで、なによりだよ。)妹でも見るような目で。/ _4_真一 いい加減やめる。/ _5_薫 しおしおといぢけてグラスをストローでかき回す。/ _4_真一 「発掘作業だったのか?」<しゃがんで/ _5_薫 「…そうなんです。しゃがんだ姿勢で、ずっと刷毛とヘラと鏝で大地と格闘してました」といいながらストローで一口。「…おいしい」 _5_薫 カクテルが気に入ったらしい/ _4_真一 「次からはマントがいるな。後ろから視線は感じなかったか?」<腰だし/ _5_薫 「マントなんて着てたら、たぶん熱中症で倒れますよ。それに、作業員の人って、学生の実習以外は、農家のおばちゃんたちが多いんです。単純作業ですから」/ _5_薫 ↑結構実話 _4_真一 「それはもったいない。俺だったら、絶対ちらちら目がいくけどな。」/ _5_薫 「飯島さんは、どこか、夏休みに行きました?」/ _4_真一 「大体、家でごろごろしてたなぁ。」 _5_薫 ちらちら発言になんとなく目が泳ぎつつ/ _4_真一 「近所で走り回ってみたり、高校の友達に会ってみたり。」 _4_真一 「あとは家でお盆やってた。」/ _4_真一 「マスター。冷やと刺身で。」/ _4_真一 「国内だったのか?」<現場/ _5_薫 「…いいお休みだったんですね」ほんのりと唇に笑み<高校の友達に会ってみたり _5_薫 「ええ、実習ですから、そんな国外に行くなんてこともないですよ。」 _5_薫 「大規模な工事現場の前調査、みたいな所でやらせてもらうんですけどね」/ _5_薫 こく、とグラスの中身を一口/ _4_真一 「あー、そういえば、前、家の近所でもやってたな。家建てようとしたら、縄文時代の遺跡が見つかったとかで。」/ _5_薫 「あ、そんな感じですね。新幹線を通す予定の箇所だから、結構広かったです」/ _4_真一 「ちゃんと夢に向かって進んでんだなぁ。ほっとするよ。」/ _5_薫 ポッキーといっしょに、なぜか真一くんが頼んだ銚子が手元にやってくる(笑)/ _5_薫 ?な顔になったが、ちょっと考えて、お酌をする。 _5_薫 「これは、やらなきゃいけないことですから。…私より、飯島さんの方がすごいですよ。ちゃんと、社会に出て、自分の力で生活してるんですから」/ _5_薫 ポッキーぽりぽり/ _4_真一 「どーも。」<お酌/ _4_真一 「親元だけどな。一人で放り出されたら、家事をこなす自信はないよ。」 _4_真一 「金なら、魔獣戦のおかげでうなるほどあるし。」/ _5_薫 「…………」魔獣戦の報酬の話に、一瞬目を伏せる/ _4_真一 「あ、悪い……。」<伏せ/ _5_薫 「……いえ」謝罪に、微笑みを浮かべてみせる/ _4_真一 「最近考え方が変わって、少しだけ楽になった。」<魔獣戦とか/ _4_真一 「聞く?」<考え方/ _5_薫 「…はい。飯島さんがよければ、聞かせてください」真っ直ぐ真一くんに向き直る。日焼けに気をつけて/ _4_真一 「善と偽善に、本質的な差はあるのか、とかなんとか考えてたんだが、あると思う?」もう話は始まってます。/ _4_真一 「あるとしたら、なんなのか。」/ _5_薫 「そうですね…。他者に向けての行為の質に違いがないのなら。それはそのひとの内面の問題のようにも思えます。社会的には」/ _4_真一 「そうだな。俺も、無いと思う。」 _4_真一 「『偽善』っていうのは何かって言ったら、『自分のためにする、社会的に望ましいとされること』だろ?」 _4_真一 「じゃあ『善』は何か。」 _4_真一 「変わらない。」 _4_真一 「どんな人間も、自分の欲のため以外には行動できないんじゃないか。これが俺のたどり着いた結論だ。」/ _5_薫 「極論すると、『自己犠牲の精神』も『他人のために自分を犠牲にする』のではなくて、『自分がしたいから自分を犠牲にする』ということですか?」/ _4_真一 「ま、そういうことだな。」/ _4_真一 「褒められたいとか、他人に死なれたくないとか。『正義の行動』なんて、欲求がなければとれないよ。」/ _5_薫 「…その考えを進めていくと、『善』とは、『自分がしたいからしているだけのことに気づかぬこと』であり、『偽善』は、『自分がしたいからしているだけということを自覚していること』ということになってしまいますね」・ _5_薫 / _4_真一 「考えてみたけど、『世間一般で言う偽善』の定義がどこにあるのか、結局分からんかったよ。俺の場合は。」/ _4_真一 「つまるところ『正義』も『道義』も、欲求の産物だと思ってるし。」/ _5_薫 「それでも、『自分がしたいから、選んだこと』の重みも、結果も変わらないと」<欲求の産物/ _4_真一 「うん。」 _5_薫 「それでは、『正義』の価値は、飯島さんにとってはなんですか?」・ _5_薫 / _4_真一 「この世に『誰かにとって都合の悪いこと』はあっても、『絶対的な悪』はないんじゃないかなぁ、と。」/ _4_真一 「俺の『正義』?」/ _4_真一 「俺が幸せになれるような、俺の規範意識にあったような秩序。」/ _4_真一 「細部は分からないけど。」/ _5_薫 「……なるほど。それが、選択しただけの『価値』なんですね」/ _5_薫 <幸せになれる/ _4_真一 「人は欲求を満たすために、群れた。群れの多数派、力の総和が多い人たちが幸せになれるように、秩序を作った。」 _4_真一 「ところが、ある時点から、規範を守ることに喜びを見いだす人間も出てきた。俺とか、若槻とか。」 _4_真一 「結局のところ、生きるのはエゴのぶつけあいだ。人を幸せにすることもエゴに含めるとして、自分のエゴをよりよく満たす方法は、だんだんに探していくしかないさね。」/ _5_薫 「そのエゴも、一人の中に複数存在するから…難しいですね」/ _4_真一 「うん。」 _4_真一 「でも、『絶対的な正解はない。エゴを満たすために動くだけ』と思ってると、だいぶ楽になるぞ?」/ _4_真一 「でも、『絶対的な正解はない。エゴを満たすために動くだけ』と思ってると、だいぶ楽になるぞ?」/ _4_真一 「若槻も、好きなように生きようと、なんてできないクチだろ?」/ _5_薫 「そうですね…。でも、私も好き放題にやっている方だと思いますよ?」 _5_薫 (争いを避けるために何もかも捨てて逃げてもいい、と義父さんにいわれたのに、ここにいて。義母さんたちの志を継ぎたいと思ったから、ここまできて)/ _4_真一 「それならいいんだが、さ。」 _4_真一 「……辛くないか? 今は、大丈夫か?」本当に心配そうな目を向けて。/ _5_薫 「辛いと思うこともありますけど。でも、そこで考えるのをやめてしまったら、それで終わりですから。自分の責任を投げ出してしまったら、それは『善』でも『偽善』でもない。『悪』になってしまうでしょう。それも、他人に使われるだけの、『悪の手先』」/ _4_真一 「そういう生き方も、無しじゃあないと思うけどな。もっとも、俺の正義と食い違ったら潰しにいくが。」<悪の手先/ _5_薫 「そうなりませんよ。…絶対に」能力1の決意を込めて/ _4_真一 「大丈夫。若槻のことは心配してないから。」もう一日も終わりだしいいだろう、多少髪が乱れてしまうが、頭をぐりぐりと撫でる。/ _5_薫 心底嬉しそうな微笑みを浮かべてぐりぐり撫でられてます/ _4_真一 「若槻はいい子だよ。誇りを持って、いい子で居続けてくれな。」手を止めて、目を合わせて。/ _5_薫 「…はい。どうか、飯島さんも。これまでと、今と、これからの選択と決意に誇りを持ってください」約束してもらえませんか?と、ゆびきりげんまんをせがむ/ _4_真一 「っ。」ゆびきり、という子供っぽさに、今更照れる。 _4_真一 で、受ける。<せがむ/ _5_薫 ゆびきりげんまん、うそついたら針千本のーます、と、さすがに小声で。 _4_真一 ゆーびきった、は合わせる。/ _5_薫 「指きった!」笑顔。/ _4_真一 「ま、最近は平和に暮らさせてもらってるからな。安定してるよ。これからも、必死こいて安定させるさ。」/ _5_薫 こくりとうなずく<必死こいて安定させる/ _4_真一 「なんだかんだで、俺たちは神経が細い『損な役回り』なんだろうが、なんとか楽しく生きていこうや。」/ _5_薫 「そうですね、がんばりましょう」<なんとか楽しく生きていこう/ _5_薫 ふと、時計を見る。「あ、もうこんな時間…」/ _4_真一 「いい時間だな。」/ _4_真一 「久しぶりに話せて安心したし、なんていうか……嬉しかったよ。」にっこり/ _5_薫 「私も。ほっとしました。…その、よかったら、また家にも遊びに来て下さい。」にこりと微笑み返す/ _4_真一 「ん。じゃあな。」(お互い心配し合って。こういう関係も悪くない、か。)/ _4_真一 出ていきます。/ _5_薫 「おやすみなさい」と見送る。 _5_薫 (よかった。飯島さん、、なんというか。安定してきてる、みたい) _5_薫 「あ、遅くまでおじゃましました」>マスター _5_薫 「おやすみなさい」と一礼して、退店。/