_9_薫 (からん)「こ…こんばんわ…」いつもよりおずおずと入店。ロケットの鎖がいつもより光って見える/ _9_薫 「さすがに、ゴールデンウィーク中は…やっぱりそうですか」開店休業状態なのをマスターが愚痴ったらしい。/ _9_薫 人がいないのに安心した様子で、9の席へ。 _9_薫 「強めのお酒と、それにあうものを」あいかわらずアバウトな注文だ。/ _8_マーリン 「じゃあ、私もマティーニをいただこうかな」/ _9_薫 突然隣から聞こえた声に、一瞬ぎくっと/ _8_マーリン 「やあ、薫。久しぶりだね。どうしたのかな、今、一番会いたくない人に出会ってしまったみたいな顔して」友禅と微笑む/ _9_薫 ものすごい嫌そうな顔で、無言。無視。/ _8_マーリン 「やれやれ、何が起きたのか知らないけど、久しぶりにあった人間にそういう顔をするものではないと思うよ」/ _9_薫 (ずっと会わないでいたかったのにな…)と思いながら、ペリドットのような色合いのカクテルを口に運ぼうと/ _8_マーリン 「時にこの間は大変だったそうだね、体はもう大丈夫かな?」/ _9_薫 思い切りむせた/ _9_薫 <総帥のつっこみ/ _8_マーリン 「おやおや、気をつけて呑まないとダメじゃないか」/ _9_薫 けほけほしながら「…関係のないことです」と低い声/ _8_マーリン 「それじゃあ、立派な"レディ"にはなれないと思うよ、彼女みたいな」/ _9_薫 「…誰のことを言っているか知りませんが、何を言っているのか不明確ですね」冷ややか/ _9_薫 そして今度はむせずにカクテルを一口/ _8_マーリン 「・・・おっと、失言だった。すまないね」 _8_マーリン といいながら、女体化かおるん30cmサイズをホログラム幻影で映し出す/ __霧亥 かららん♪ と陽気に扉のベルが鳴り、ブラウンベースの格子模様のシャツとジーンズという出で立ちで霧亥が入ってくる。 __霧亥 「や、こんばんわ。おや、マーリン。久しぶりじゃないか」/ _9_薫 「!」ベルの音に慌てて幻影を隠そうと、手をぶんぶん振る/ _8_マーリン 「ああ、久しぶりだね」かおるんCGをくるくると回しながら軽く手を上げる/ __霧亥 「なんだいそれは? 薫?……誰がコラージュしたんだい」苦笑しながら<CG>総帥/ _8_マーリン 「ああ、これはだね」 _8_マーリン 意味ありげに薫に微笑んで、口を開こうとする/ _9_薫 「あ、え、な、なんでもないですっ!」さらに慌ててグラスとか皿とか寄せ集めて幻影を隠そうと _9_薫 そして総帥を睨みつける/ _8_マーリン 「おやおや。恐い」 _8_マーリン 「仕方ない、孫悟空のマネでもしてみようかな」 _8_マーリン かおるんCGに息を吹きかけると。 _8_マーリン ふあああああと __霧亥 (そこまで嫌がるんだから、録画からは削除して置いてあげようかな…)扉を開けた瞬間に脳内に自動保存された映像をチェックしながら/ _8_マーリン 無数のかおるん女体化CGがBAR一杯に。 _8_マーリン 神力1/ _9_薫 「いい加減にしてください!」折りたたみ傘を本気で顔面めがけて投げつけます>総帥 _9_薫 「人の失敗を笑いものにして……」 _7_霧亥 「これは…落ち着いて呑ませてくれよ。あ、マスター。ブラッディメアリーを」総帥にちくりと言いながら注文/ _9_薫 しばらく絶句していましたが、踵を返して退店しようとします/ _静 ドアベルを鳴らして、いつもとは全く違う着物姿で登場。淡い緋色に白い桜の柄で/ _8_マーリン 「やれやれ」といって幻影を消します/ _静 「こんばんは」といつも通りにお気楽な軽い調子で店内の客に声を掛ける/ _9_薫 突然開いたドアにアタックされかけ。一瞬足が止まりましたが/ _7_霧亥 「や、こんばんわ静」少し疲れた様子で>静/ _9_薫 静さんにも目礼しただけで、さらに退店しようと/ _静 「どうしたの?」と事情を分かってないので思わず聞いてみる/ _7_霧亥 「あぁ、薫の名誉のために詳しくは話せないけど、マーリンのいたずらが過ぎてね」>静/ _9_薫 「な、なんでもないですっ!」いやあるだろうそれは>静/ _7_霧亥 「どうしてもって言うなら、僕が見ていた分については映像を見せることも…っ」余計なことを言ったらしく、慌てて口に手を当てた>静/ _静 「ふむ……うん、何にせよ、あんまり気にしちゃダメだよ」軽く薫の頭に手を置いてノンビリした口調で/ _9_薫 聞こえたようで耳まで真っ赤に<霧亥/ _6_静 そのまま適当な席へ、いつもと違い優雅な仕草で _7_霧亥 「あー…いや。薫、済まない。今のは口が滑ったんだ。きちんと消しておくから勘弁してくれ」>薫/ _6_静 「マスター、細雪を」と注文する/ _8_マーリン 「やれやれ、騒がしいことだ」まるで他人事のようにマティーニを飲んでいます/ _9_薫 深呼吸ひとつ、ふたつ。通りすがりに総帥の後頭部に穴が空きそうな目で睨みながら、奥の席へ/ _7_霧亥 「それにしても、こないだとはうって変わって、えーっと、エキゾチックな感じだね」と静に声をかけつつ、薫嬢においでおいでと手招きして、静の隣を指す/ _6_静 「ん、詳細は聞かなくてもあんまりいい話じゃ無さそうだし、聞かなくても良いわ」>霧亥/ _0_薫 一番離れた席へ行こうとして…霧亥の手招きに戻ってくる/ _7_霧亥 「ありがとう^^」にこやかに>静/ _5_薫 「…お騒がせしました」とマスターには謝って/ _5_薫 「すみません、もっと強いのを」スピリタスを瓶ごともらう/ _7_霧亥 「あぁ、マスター。おかわりを……薫、それはかなりきついぞ。」注文しながら、薫嬢の注文に思わず一言/ _6_静 「まあ、人と会う都合で、久しぶりに着たんだけど……あんまり似合わないよねぇ」と言いつつ、グラスをいつもとは違って静かに口に/ _5_薫 「かまいません。きつければきついほどいいんです。…今は」普通のグラスではなく、タンブラーをもらってだばだばと注ぎながら>霧亥/ _7_霧亥 「それは違うね。とても似合っていて、綺麗だよ」社交辞令なわけだが朗らかな表情で(笑<似合う>静/ _7_霧亥 で、薫嬢の言葉に、彼女には見えないように少し肩をすくめてみた>静/ _5_薫 飲む前からすでに据わった目つきでスピリタスに口をつけている/ _6_静 「お世辞とは分ってても嬉しいわ」と微笑んで答える>霧亥 _6_静 で、薫の方を仕方ないなぁと言う感じで見つつも、何も口出ししないし手も出さない/ _7_霧亥 「お世辞じゃないさ。そんなに器用でもない」笑いながら>静 _7_霧亥 「しかし、しばらく日本を離れるからと来てみたらこの騒ぎ…それがここなのかな」口の端を歪めて、少し呆れた感じで/ _5_薫 こくこくこく…水のようなハイペースでグラスをあける/ _8_マーリン 「いや、すまないね。騒がしい娘に育ってしまって」>霧亥 _8_マーリン / _6_静 「あら、海外へ?」少し驚いたような顔で>霧亥/ _7_霧亥 「少しは反省するべきだと思うよ。マーリン」苦笑いしながら>総帥 _7_霧亥 / _5_薫 総帥の方は見たくもないらしく。半分背を向けるかっこうで、さらにタンブラーにどばどば…/ _8_マーリン 「からかうとすぐ反応してくれるからね。いつも話している人間とはあまりにも反応が違うから、つい楽しくてね」/ _7_霧亥 「あぁ。アフリカまで。知り合いに助けを求められてね。少し長くなりそうなんだ。それで、マスターの美味いカクテルを飲んでおきたくてね」>静/ _6_静 「アフリカねぇ……まあ、帰ってきたらまた飲みましょう」>霧亥/ _5_薫 二杯目は、さすがに比較的ゆっくりと口をつけながら、会話を聞くとなしに聞いている/ _7_霧亥 「それであれじゃ、まずいだろう。倒れたら大変だぞ」少し困った顔で、飲みまくる薫嬢を指す>総帥/ _8_マーリン 「困ったものだ、魔獣が出てもあれでは戦力にならない」肩をすくめる _8_マーリン / _7_霧亥 「帰りには、美味い酒をたらふく仕込んでくるよ」と、静嬢に。「総帥にも困ったもんだ」が表情に出てる。 _7_霧亥 「なんとか言ってやってくれ」ちょっと降参気味で助けを求めた<総帥に>静/ _6_静 「自分の限界くらい分ってるでしょ。そうじゃなきゃ、お酒に悪いわ」誰ともなしに言う。 _6_静 「それに、本当にダメだと分ったら、強引にでも止めるはずだし」コレも誰にともなしに呟くように/ _5_薫 二杯目完了。そして三杯目を注ぐが、一杯にはならず/ _5_薫 マスターにおかわりを請求しようとしたら目をそらされた(何/ _7_霧亥 「そりゃぁね。ただ、止め時が難しいな」困った笑みのまま小さく答えた<本当に〜>静/ _6_静 「ま、欠員が出るようなら廻して下さいな」顔は笑っているが眼は全く笑っておらず>総帥/ _7_霧亥 「薫、そのくらいにした方がいいよ。マスター、美味い水を彼女に」と、勝手に注文した/ _5_薫 「…これじゃ、酔えませんから。大丈夫ですよ」>霧亥、マスター/ _6_静 「心配してくれる人がいるうちが華よ……自分が情けないと思うなら、酒なんかに逃げずに、次の機会で挽回すればいいじゃない」そっちを見ずに言う>薫/ _5_薫 飲んでいるうちはやや元に戻っていた目が僅かに尖る>静 _7_霧亥 「わかったわかった。君は大丈夫らしいな。だからそれを飲んでおくんだ」水を指差して苦笑いしつつ>薫/ _7_霧亥 「さて、マスター。僕にはもう一杯頼むよ」と、カクテルのおかわりを/ _6_静 「……感情をぶつけられる相手がいるなら、そう簡単に折れるものでもないでしょ。私の言ったことが気に障ったなら、そう言いなさい」顔は見ずに言い放つ/ _5_薫 「…逃げてるつもりはないです、ないですけどね。頭にきてるんですよ。…氷室さんにでは、ない、です。けど」奥歯を噛みしめ目をそらす _7_霧亥 (いいことを言うじゃないか、静)と頭の中で呟く。総帥が思考を読めるはずなので、書いてみました/ _5_薫 マスターと霧亥の心配りに頭を下げて水のグラスに口をつける。つけるだけ/ _6_静 「ぶつけるなら、自分にぶつけたってつまらないじゃない。それをすべき相手は他にいるでしょ。だから、こういう場では笑って飲みなさいな」ようやく薫の方を向いて笑いかける/ _5_薫 「……」無言で目を臥せる>静/ _6_静 「まあ、なんて言うか……自分に一度絶望して死に損なったダメ人間からの、教訓だから、ね」自嘲しながら>薫/ _5_薫 はっと、目を上げかけて…顔を見れずにまた目を臥せる>静/ _5_薫 すっと立ち上がる「お先に失礼します。おやすみなさい」 _5_薫 「…その、雰囲気を悪くして、すみませんでした」>マスター、霧亥、静/ _5_薫 そして退店。総帥の方には目もくれない/ _6_静 「……無理しちゃダメだよ」後ろを通る時にギリギリ聞こえるくらいの声で>薫/ _7_霧亥 「……本当だ。酔っているようには見えないよ…たいしたもんだ」薫嬢が立ち上がるところを見て _7_霧亥 「じゃぁ、おやすみ…あぁ、礼を言うのをわすれちゃったな」扉が閉じてから、一人呟く/ _6_静 「さて、こっちもいつ戦場に出るか分からないし、それに……雰囲気悪いのはもう勘弁よ」笑いながら/ _7_霧亥 「静も、戦場に? その姿からは想像もできないが…何をやっているんだい?」少し驚いた>静/ _6_静 「昔は従軍カメラマンもしてたけど、ここにはここの戦場があるじゃない……魔獣討伐っていう一番危険な戦場が、ね」>霧亥/ _7_霧亥 「なるほどね。確かに命をかけた戦いだからな。でも、僕にとっては『戦場』という言葉がしっくり来るのは、『あちら』の世界なんだよ」カクテルを傾けながら<魔獣討伐>静/ _7_霧亥 #あちら=人間同士の戦争 _7_霧亥 / _6_静 「人同士の戦争はもう沢山、って思ったから、私は今、ここにいる。もちろん、人間が相手でも、それが多くの人を傷付けるならいつでも殴り倒すけどね」>霧亥/ _7_霧亥 「そうか…君は強いな」右の頬の傷跡を右手の親指でなぞりながら、小さ目の声で>静/ _8_マーリン 二人が話し込んでいるうちに、総帥の姿は忽然と消えうせていた/ _7_霧亥 「おっと、そろそろ、いい時間だな。うーーん、薫に礼を言わずに行くのはどうしよう」 _6_静 「さっきも言ったでしょ……一度折れた人間は、もう折れることが無いのよ」>霧亥/ _7_霧亥 「君を見ているとわかるよ。そして、折れまいとしている人間は、脆いね」>静/ _6_静 「メールでも留守電でもすれば良いんじゃない?本部に聞けば連絡先くらい教えてくれるんじゃないかしら?」>霧亥/ _7_霧亥 「それが、個人的な要件だと色々うるさくてね…あぁ、マスター。薫が来たら手紙を渡してもらえるかい?」と、マスターに頼むことにしたようだ/ _6_静 「そうなの?まぁ、私は個人的に付き合いのある騎士はいないしねぇ」と納得しつつ、イスから腰を浮かせる/ _7_霧亥 「そりゃもったいないな。面白い奴らがたくさんいるよ。ここは」同じく席を立って _7_霧亥 「あぁそうだ。帰ってきたら、酒を持っていくよ。メールアドレスを教えてもらえないか?」>静/ _6_静 「それはありがたいですね。じゃ、これを」アドレスをサッとメモに書き出し、千切って渡す>霧亥/ _7_霧亥 「サンクス」丁寧に受け取り、メモに目を走らせた直後に脳内で静嬢のアドレスにメールを送信 _6_静 「ん?」と普段使う方の携帯を取り出す/ _7_霧亥 「え? あっ手紙ね。ありがとう忘れるところだったよ。ここで書いていっていいかい?」マスターに呼び止められ、席につきなおす _7_霧亥 『これが僕のアドレスになる。よろしく』と、身近メッセージが<メール/ _7_霧亥 麦った。身近⇒短い、です/ _6_静 「了解……では、お騒がせしました。失礼します、マスター」>前半は霧亥に、後半はマスターに言って、ゆっくりと店を出て行く/ _7_霧亥 「あぁ、おやすみ。よい夜を」>静/ _7_霧亥 そして、霧亥はマスターに日本語を教わりながら、必死に手紙を書いたとさ/