_0_紡生(人形) カウンターの向こう側から、ふわり、ふわりと数枚のハンカチが浮かび上がる。 _0_紡生(人形) それらは材質や色合いがばらばらだが、すべてが意志あるかのようにカウンターの上に降りると、 _0_紡生(人形) ばっと解けて舞うように絡み合い、見る間に少女の姿を模した人形を形作っていく。 _0_紡生(人形) 身長10cm強の少女の人形はくるくると回転してからぴたりと止まり、仰々しくカウンターを歩いてきた/ _0_紡生(人形) 「こんばんわっ。あれ、今日は誰もいないんですね…」きょろきょろしながら端っこへ _0_紡生(人形) / _0_紡生(人形) 「ええっと、すみません、小さなパフェをください。」と注文 _0_紡生(人形) 「あ、食べられないけれど、味はわかるようになったんですよ。大丈夫です。汚れた部分は後で洗っておきますから」 _0_紡生(人形) 「え、ダメですか? 食べたいならきちんと来て食べてほしい、ですか…わかりました」しょんぼりしながらふわりといすに座った。/ _晃 かららん、とベルの音を響かせ、ジャケット姿で入店。 _晃 「こんばんは、久しぶりー」>マスター/ _0_紡生(人形) 「あ、こんばんわ」椅子の上から手を振った>晃/ _晃 椅子の上のむぎむぎ人形に気が付いた。 _晃 「ん、こんばんは。…しかし、随分器用なことしてんなー」>むぎ もう驚かないぞ/ _0_紡生(人形) 「お久しぶりです(^^」刺繍の表情がにこりと笑みに変わる>晃 _0_紡生(人形) 「これでも毎日練習しましたからね。この半年でずいぶん上達しましたよ」えっへん、と胸を張るムギ>晃/ _1_晃 「マスター、『普通の』フルーツパフェ、大盛りで」 『普通』の部分を強調してみたり/ _1_晃 「そりゃ、感心だな」人形をなでなでしつつ>むぎ/ _0_紡生(人形) 「あ、いいなー。マスターさんは私には作ってくれないんですよ。ここのパフェおいしいのに」なでられつつ悔しそう<パフェ>晃/ _1_晃 「じゃ、少し取り分けようか?残りは俺が消費すれば言いだけのことだし」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「いいんですか! ありがとうございます。でもー」じっとマスターを見つめるムギ<取り分け _0_紡生(人形) じっとマスターを見続けるムギ・・・ _0_紡生(人形) じーっと見続けるムギ・・・やがて、マスターが根負けしたようだ。取り分け用の小さなガラスの器が差し出されてきた _0_紡生(人形) 「えへへ〜。ありがとうございます。それじゃぁ綾羅木さん、いただきまーす(^^」ちゃきっと自分の身長ほどの長さのスプーンを構えるムギ>晃/ _1_晃 「じゃ、まずはアイスと…何か希望は?」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「あ、アイスとクリームがあればいいです。フルーツとかは、噛めないと思うから」>晃/ _1_晃 では、アイスとクリームを器に取り分けます/ _0_紡生(人形) 「わーい♪」はしゃいだ声を出しながら、スプーンにアイスを乗せるムギ。そのスプーンを器の端に置いて…頭いっぱいに口を開いて(比喩ではない)、ぱくりっ _0_紡生(人形) 「きゃーっ、おいしい〜。頭ぜんぶ冷たい〜っ」やたらはしゃいで転げております/ _1_晃 「おいおい、椅子から落ちるなよ」>むぎ _1_晃 んで、自分もパフェもぐもぐ/ _0_紡生(人形) 「は〜い」落ち着いた _0_紡生(人形) 「そういえば、夜はだいぶ涼しくなりましたよね。そっちはどうですか?」世間話開始>晃/ _0_紡生(人形) 「うちは、N県の山の中だから、真剣に寒い時ありますけど」/ _1_晃 「ああ、8月中は色々立て込んでな。今日はやっと抜け出せたというわけだ」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「お仕事ですか?…8月ってもうすぐ終わりですよ。ひと月ずっと忙しかったんですか?」>晃/ _1_晃 「ちょっと仕事で欠員が出て、その代理をやっていたんだ。あまり気乗りしない仕事だがu=(-_-)」<8月のお仕事>むぎ/ _1_晃 訂正「仕事だからな」/ _0_紡生(人形) 「お仕事って、俳優さんでしたよね? おつかれさまでした」ふわりと肩に飛び乗って、ぽむぽむと叩く>晃/ _0_紡生(人形) 「あっ」突然叫び声をあげて、晃の肩から飛び降りる。 _0_紡生(人形) 「たいへん。アイス溶けてきちゃった…洗ってきます〜」ため息をつくマスターのわきを抜けてカウンターの奥へ/ _1_晃 奥に引っ込むむぎむぎを見送り、ふたたびパフェ消費/ _0_紡生(人形) 「戻りましたっ」と、模様替えしたムギが帰ってくる。少し小さくなった/ _1_晃 「ん?洗って縮んだか?」つんつんしてみる>むぎ/ _0_紡生(人形) 「汚れた部分だけ別にしてきたから、縮んじゃいました…つつかないでください」むーっとふくれた>晃/ _1_晃 「ごめんごめん」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「はい。大丈夫です(^^」 _0_紡生(人形) / _0_紡生(人形) 「そういえば、綾羅木さんって、守護神さんがついているんですよね?」いきなりだが>晃/ _1_晃 「ほう、よく知ってるな」>むぎ 「多分、この辺り(右肩を指し示して)にいるかな」/ _0_紡生(人形) 「最近、他の方の力について色々と調べているんです。それで、本部のファイルを少し調べたんですけど」 _0_紡生(人形) 「あまり載っていないんですよね。あのファイル。」 _0_紡生(人形) 「それで、どんな方なのか話を聞いてみたくて」と、晃氏の右肩あたりに手を振りながら>晃/ _1_晃 「んー、どんなと言われてもな」(幼なじみみたいなものだし)>むぎ/ _0_紡生(人形) 「ええっと、じゃぁ、どんな力を持っている………あ、もしかして、こういう事って聞いちゃいけないですか?」>晃/ _1_晃 「力…か。強いていえばリ●D…いてっ」殴られた(笑)/ _0_紡生(人形) 「はぁ…」なんだかよくわからないらしい/ _1_晃 「んー」考えて、「マスター、マッチある?」/ _1_晃 マスターからマッチを貰い、一本取り出す。 _1_晃 1秒もしないうちに、マッチの先に灯が灯る。 _1_晃 「どうだ、わかった…かな」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「…火を、操ることができるんですか?」>晃/ _1_晃 「そんな所かな」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「わかりました。ありがとうございます」ぺこりとお辞儀>晃 _0_紡生(人形) / _1_晃 突然、店内にレトロ調電話のベルが鳴り響いた。 _1_晃 「あ、俺のか…もしもし…あーはいはい」電話を切り、ため息。 _1_晃 「さて、いい息抜きが出来たし、先に失礼するよ」>むぎ/ _0_紡生(人形) 「あ、はい。ありがとうございました」立ち上がってお辞儀を>晃/ _1_晃 マスターとむぎむぎ人形に手を降ると、店の外へ/ _0_紡生(人形) 「おやすみなさい」と手を振って見送る。/ _0_紡生(人形) 「それじゃぁ、私も帰ります。マスターさん、ごちそうさまでした。お休みなさい」 _0_紡生(人形) ふわりとハンカチに戻り、カウンターの奥へ…/ __クローズ 扉を開けて、スーツ姿の地味な男が入ってくる __クローズ 微笑して「こんばんは、マスター」/ __クローズ そして、3番の席に着く _3_クローズ / _3_クローズ 「そうですね・・・今日はお茶をいただけますか」>マスター _3_クローズ 笑って「BARではお茶はあまり似合わないですが、そういう気分なのですよ」>マスター/ 有希 ドアを押して、涼しい風とともに店に入ってくる。 有希 「こんばんは。…まだ時間は大丈夫よね」店内を見渡しながら挨拶 有希 服装は、半袖のシンプルなデザインのワンピース/ _3_クローズ 微笑して「おや、琴音さん。こんばんは」>有希/ 有希 「こんばんは。…最近よく会う?、かしら」微笑みかけて、席につく/ _3_クローズ 「そうですね、(会うのが)比較的多めにあたると思いますよ」 _3_クローズ といって、少しお茶を口に含む/ _5_有希 もはや恒例となった、ウィスキーを注文して、またクローズの方を向き _5_有希 「そうね。私にとっても、騎士の中では、貴方は頻繁に会っている方ね。」「最近は、どうかしら?」/ _3_クローズ 「ここのところは、いつもと変化は無しですが…来月からは変化が有る予定ですね」 _3_クローズ 「ここ最近に現れた魔獣王の調査のため、学校へ潜入調査をする予定ですので」 _3_クローズ 少し間をおいて _3_クローズ 「確か…開放の魔獣王でしたか」/ _3_クローズ 訂正:開放→解放/ _5_有希 クローズの言葉をゆっくり咀嚼するように間を置き、 _5_有希 「私も配下の一体と既に交戦したわ。」「…貴方の事だから、心配など無用でしょうけど、あまり深入りし過ぎて交戦なんて洒落にならないわよ?」/ _3_クローズ 真面目に「私は自分の心配をしっぱなしですよ、油断していると危険ですからね」 _3_クローズ そのあと、微笑して _3_クローズ 「とは言え、そのような状況になれば…しっぽを巻いて逃げるとします」/ _5_有希 「えぇ。…正直な所、私では外見上無理があるし、貴方のように調査してくれる騎士がいるのは助かるわ。」/ _3_クローズ 「なるほど。非常勤講師や用務員としては、そのままの姿だと少し厳しいところですね」 _3_クローズ おもしろそうに笑って「転校生と言う形なら、可能かとは思いますが…」/ _5_有希 クローズの言葉に苦笑して「そうね…、外見上はね。でも一部には顔を覚えられているし、ちょっとリスキーかしら」 _5_有希 とわらいながらも真面目に返す/ _3_クローズ 「険悪な関係にあったならやめた方が良いですが…」と言い終わった後に _3_クローズ (そういえば、いましたね。退魔の仕事で、やや険悪な関係になった…六道さんでしたか) _3_クローズ 苦笑して「関係者ないで一人、すでに少々険悪な関係になってしまった方がいましたね」/ _5_有希 険悪と聞き、偶然にも同じ人物を想像し、「あぁ、そういえば私も魔族の女子生徒に喧嘩を売られたわ」と笑う/ _3_クローズ (確か、六道さんはかなりプライドが高かったですね…) _3_クローズ 「念のため答え合わせをしておきたいのですが…」 _3_クローズ 「ひょっとして、六道さんという方ではないですか?」/ _5_有希 ちょっと虚を突かれた顔をして「…えぇ、確かそうだけど、知り合いかしら?」/ _3_クローズ 「ああ、やっぱりそうですか。闇の者 かつ 女生徒で、さらに好戦的というあたりでひょっとしてと思ったのですが…」 _3_クローズ 「この前に退魔の仕事で、その街を財政難に陥れた闇の者と戦ったいました」 _3_クローズ 戦ったいました→戦いました _3_クローズ 「その際にですが…その闇の者は、六道の一族の物が始末をつけるのだと言って聞かなくてですねぇ」 _3_クローズ そこで苦笑して _3_クローズ 「攻撃を仕掛けられそうになったのですよ。なので、後ろを向いた際に不意打ちをさせていただきましたが」 _3_クローズ 「その時はおとなしくしてくれたのですが…こちら側で止めを刺してしまったので」 _3_クローズ 「六道さんは、大層ご立腹と言うわけなんですよ」/ _5_有希 話を聞きながら、やれやれと肩をすくめて見せ _5_有希 「・・・誇りを貴ぶ気持ちも分かるけれど、少し行き過ぎの感は否めないわね。」ふぅ、と溜息をつく/ _3_クローズ 「家のことを背負って立とうと言う気概が強すぎるのだと思いますよ。何事も程ほどに、と言いたいところですが…」 _3_クローズ 「私がそういう生き方をしていないので、あまり人のことは言えませんねぇ」 _3_クローズ といって、お茶を飲む/ _5_有希 「・・・耳の痛い話だわ。」苦笑して、グラスを口に運び、一息ついた後 _5_有希 「誰か、間違った方向に行かないように導くような教師でもいればよいのでしょうけれど。」と遠い目をしながら/ _3_クローズ 「教師ではなくて非常勤講師ですからねえ。どうしたものやら」 _3_クローズ 少し考えて「黒須と名乗ってしまったので、そこの苗字の部分は変えないとして…」 _3_クローズ 「どういう名前にしましょうかねぇ、黒須なにがし…と」/ _5_有希 「自然な名前をつけるなんて、それこそ得意分野ではないのかしら?」以前、服装の話をしていたのを思い出して/ _3_クローズ 「それもそうですね、こだわりすぎて墓穴を掘らないように不自然ではない程度の名前にしておきますか」/ _5_有希 「えぇ。・・・目をつけられる時は、目をつけられるのでしょうし、ね。」ふっ、と笑いながら席を立つ/ _3_クローズ 席を立ったのを見て「そろそろ時間ですね」/ _5_有希 「マスター、今日もご馳走様」と挨拶して、またクローズを向き「何かあったら何時でも連絡を頂戴。出来る限り協力したいから」/ _3_クローズ 微笑して「了解しました」 _3_クローズ 「それでは、おやすみなさい」/ _5_有希 「おやすみなさい」言い残し、ふっ、とその場から急に居なくなります/ _3_クローズ 「ではマスターも、おやすみなさい」>マスター _3_クローズ 店から出て行きます/