_1_聖実 かららん、とベルの音が鳴る。軽やかな音に反比例して沈んだ表情の聖実が姿を現した。 _1_聖実 「こんばんは」マスターに挨拶し、コートを命で着席。 _1_聖実 コートの下はニットワンピース。 _1_聖実 「マスター、…おしるこお願いします」 _1_聖実 注文した後、バッグから○○ぶや正しい地球の歩き方といった旅行ガイドブックを取り出し、ぺらぺらめくる…が、直ぐに手を止める。 _1_聖実 「お正月、アメリカに行くんです。…でも、あまり乗らなくて」>マスター _1_聖実 おしるこが出来るまで、しばし瞑目/ _1_聖実 甘い香りに気がつき、目をあける。いつの間にか目の前に出来たてのおしるこが。 _1_聖実 あんこを1口。「…あったかい」 _1_聖実 「レトルトでいいから持っていこうかな。お正月にお餅が無いのは寂しいし…」/ __夜真 (からからーん)「久しぶりだな、マスター…コーンスープを頼む」グレーのダウンジャケットに茶のデニムというかなり普通の服装です/ _1_聖実 やままに気付いた。「こんばんは。お久しぶりです」ぺこ/ __夜真 「ん、確か柳瀬聖実…だったか。久しぶりだな。世間は寒いが体調管理はできているか?」等と言いながら奥に寄って行きます。 __夜真 聖実ならわかりますが、隠していても若干足取りがおぼつかない様子。/ _1_聖実 「っとと、大丈夫ですか?(あせあせ)」立ち上がってやままに手を貸そうとします/ _2_夜真 「ああ、大丈夫だ。」といいつつもきよみんのサポートを受けておきます「……………ありがとう。」/ _1_聖実 やままが無事席に座ったのを確認。再び席について餅をむきゅむきゅ/ _2_夜真 「…やはり、女に隠し事は出来んか…」ぽつりと呟くと、きよみんの席にるる●を見つける「ふむ、旅行に行くのか?」/ _1_聖実 「はい、お正月にに家族でアメリカに行くんです。…でもあまり気が乗らなくて」気持ちしょぼんとしています>やまま/ _2_夜真 「アメリカか、今頃は雪でも降っているかな」と言いながら、コーンスープにフーフーしながら口をつける。 _2_夜真 (雑誌類を購入し、何処を回るか計画している…ということは…)「旅は嫌い…という風では無いな。日本に心残りでもあるのか?」>聖実/ _1_聖実 「いつ魔獣が出るか判らないから心残りが無い…といえば嘘になるけど、…ただ、上手くいえないけどちょっと悪い予感がするんです」 _1_聖実 「それが何かって言われても、説明出来ないというか」<予感>やまま/ _2_夜真 「………………下世話な事を言うが…恋人でもいるのか?」>聖実/ _1_聖実 『恋人』というワードに反応して、顔がぽぽぽと紅潮。無言でやままから目をそらします/ _2_夜真 「自覚はしているのか。正直なのは良いことだ」>聖実/ _1_聖実 (ぬう、ここまで読むとは流石は聖騎士)…と中の人が言ったかどうかは隅に置いておいて(何) _1_聖実 「…ちょっとごたごたしちゃって…あたしって騎士に向いてないのかな」(´・ω・`)>やまま/ _2_夜真 「唯魔獣と戦う力と意思があれば、それは既に騎士だ。だが、何故戦うかを見失う者は往々にしているな。」スプーンで残ったコーンを回収しつつ>聖実/ _1_聖実 「戦う力…意思…」噛み締めるように反芻。ついでに器の底に溜まった小豆も噛み締める。 _1_聖実 「今まで『柳瀬聖実』として戦ってきたつもりだけど、所詮は『つもり』だったのかなぁ」今までの戦いを振り返り/ _2_夜真 「ふむ、そういえば、<審判>だったか。……前世の事というのは、聞いた事が無かったな。」>聖実<『つもり』/ _1_聖実 やままに、前世での出来事、騎士になってから起きた事を手短に、詳しく話します。 _1_聖実 / _1_聖実 「魔獣と戦うのが『柳瀬聖実』の本音なのか、って聞かれてその通りって言えないのが何だか悔しくて」>やまま/ _2_夜真 「ふむ、霊魂をとり扱う立場から話をするが…転世する場合、記憶が前世と混同し、それが行動に反映されるケースは多々確認出来るものだ。」 _2_夜真 コーヒーを注文、クリームを渦状になる様に入れて、スプーンでゆっくりとかき混ぜる。 _2_夜真 / _2_夜真 「だが、それを別人の記憶と考えるか、自分の記憶の一つだと考えるかは個々に寄るな。自分の基点を肉体と考える者は前者に、魂と考えるものは後者に、それぞれ分類される」/ _1_聖実 「あくまでも別人としての記憶……そうなりたいな」 _1_聖実 「あ。1個だけ自慢できることがある。『ただ、大事な物を守りたい』、これは昔も今もかわってない、かな」/ _2_夜真 「そうか。それは人間としてとても幸福な事だぞ。大事にすることだ。」ホンの少し、表情が緩む<大事なもの _2_夜真 「別人だと思うなら、お前の場合は分かり易いな。男と女ではかなり脳の構造が異なる。己の肉体を基点に捉えるならば、男性の記憶を持っていても基準となる思考は女性のそれとなる。あとはお前自身が強くそう思えば、魔獣と戦う事は『柳瀬聖実』の本音になるだろう。」 _2_夜真 / _1_聖実 こくこくと話を聞いて、「初めて騎士になった頃は『柳瀬聖実として魔獣と戦う』、そう思ってたっけ」/ _2_夜真 「思いというのは、時間がたてばその分、考えが付加される。混乱する事もあるだろうな。原点に立ち返れば、案外単純なものだ」時計を見て席を立ちつつ、 _2_夜真 「…ああ、そういえばお前の仲間達(幽霊師団の事)はその恋人の護衛には付けられないのか?何か悪い予感がするというのならある程度保険をかけておくべきだと思うが。」>聖実 _2_夜真 / _1_聖実 「ん、彼の方は大丈夫。むしろ、あたしの方が…」りんごほっぺになり、語尾の部分が何故か小声に/ _2_夜真 「……心残りがあるなら、はっきり清算させた方がいいぞ。謝るなり、誤らせるなり、告白するなり、どういうものかは知らんがな」>聖実/ _1_聖実 「…ですね。今思うとあたしの方が圧倒的に悪いし」 _1_聖実 「話を聞いてくれてありがとうございます。前世の記憶より大事なことを思い出せたみたいです」深々とお礼/ _2_夜真 「気にするな。久しぶりに騎士と話せたし、俺にとっても悪くない日だった……そろそろ出ようか、マスターもそわそわしている」>聖実/ _1_聖実 「すみません、遅くなって」帰り支度をしつつ、マスターにお詫び/ _2_夜真 「久しぶりにマスターの入れた飲みものが飲めた、今日はありがとう。次は時間通り帰る様にする、では良い夜を。」そう言って、出て行きましょう/ _1_聖実 「マスター、ありがとうございます。お土産いっぱい買ってきますね」そう言って店の外へ/