_9_薫 (からころん)「…こんばんは」いつもの黒づくめで入店。 _9_薫 「お久しぶりです。雨のせいか蒸しますね…」などとマスターに挨拶しつつ9の席へ。 _9_薫 「ブラッディ・マリーを」と注文。/ _9_薫 シェーカーを振るマスター。 _9_薫 / _9_薫 見事な手つきでぴったりグラスの縁すれすれまで注がれる。 _9_薫 「ありがとうございます」と、マスターにぺこり。 _9_薫 そして空席にグラスを掲げると口をつける。/ _9_薫 「…あ。ちょっと、ある人の命日を過ぎてしまいましたので」とマスターに言い訳しつつちみちみ。 _9_薫 そして無言。 _9_薫 / _9_薫 (人はどこから来てどこへ行くのか。と問うよりもむしろ、なにゆえに来て何故に去るのか、か…) _9_薫 (さて。それに本人の意思はどれだけ関与しうるのか……) _9_薫 何度も自問し、答えの出ない問いがぐるぐると廻る。 _9_薫 暗い目になりながら、ちみちみ。ちみちみ/ _9_薫 「…あ、すみません。おかわりを」>マスター/ _9_薫 二杯目血塗れマリーちみちみ。 _9_薫 (そういえば、去年の今頃駒ヶ岳さんにオルゴールを直してもらったんだっけ)などと考えつつちみちみ。 _9_薫 (駒ヶ岳さんもご結婚されて退団、か……) _9_薫 (橘さんも…)退団しないと人間としての幸福は得られないのか、などと以前からの命題に逆戻り。 _9_薫 またもや思考ループに陥りつつちみちみ。 _9_薫 / _7_ユート と、そこへ店の扉を開けて暗く濁った眼を持つ男が入ってくる「…こんばんは」と、マスターと先客に軽く会釈をして、一つ間を空けて席につこうと/ _9_薫 思考の深みにはまって、しばらくたってから入店してきた人に気づく。「こんばんは」>ゆーと/ _7_ユート 「…マスター、カレーを下さい、ここ暫く山にいたので、香辛料が恋しい」等と注文しつつ、挨拶を返されれば再度僅かに会釈を返す>かおるん _9_薫 (……山?)などと疑問に感じながらも、自分から寄っていくほどの気力はないので傍観/ _7_ユート そして心得たとばかりに出されるカレーin バケツ「……」そしてそれをスプーンを片手に黙々と食べ始める/ _9_薫 (……………。)目が点(笑)。 _9_薫 マスターは何かを察したように首を振っている/ _9_薫 「…………。」見なかったことにするようだw。この店では何でも起こりうる。/ _7_ユート 「…………」もくもくもくもく…と食べているが、視線に気付いたか顔をあげ「…何か?」>かおるん _7_ユート / _9_薫 「あ、いえ…。すごい大盛ですね…」まだ目が点から復帰しきれてないw/ _7_ユート 「…ああ、俺は一週間分程度は一度に食い溜めしますから」大盛りと言われやや考えてから頷き _7_ユート / _9_薫 「………」いろいろな騎士の顔が脳裏を過ぎったらしく。「…そういう体質なんですか?」<食いだめ/ _7_ユート 「いえ…食べれるときに食い溜めして、喰えない時は一切喰えない生活が基本になってから、順応しました」人の持つ可能性と言うべきだろうかこれは「俺は特異体質とか、そういうものは無い、普通の人間ですよ」と、付け加えるように _7_ユート / _9_薫 「それは…」何と言うべきか迷った挙げ句「大変ですね」と。当たり障りのない言葉に。 _9_薫 「失礼しました、私は<星>の若槻薫といいます」遅ればせながら自己紹介/ _7_ユート 「慣れると、そうでも無いです」と、返して「ああ…俺は<戦車>の佐山悠人です」と、自己紹介を返す _7_ユート / _9_薫 「よろしくお願いします」とぺこり。/ _7_ユート 「こちらこそ」/ _9_薫 「あ、もうこんな時間ですね…」頭を上げた際に、時計に気づき。 _9_薫 「お先に失礼します」と席を立つ。 _9_薫 「おやすみなさい」とマスターとゆーとくんに言って退店。 _7_ユート 「おやすみなさい」僅かに会釈して見送る/ _7_ユート そしてもくもくと食べ続け、きっちりと完食すると、席を立ち「では俺もこれで…おやすみなさい」と、店を出て行く。/