薫 (からんころん……)「こんばんは。…風が冷たいですね」黒いベンチコートという色気のない格好で入店。 薫 「あ、と。今年もよろしくお願い致します」ふかぶかと静香さんじこみの丁寧なお辞儀をする。>マスター 薫 むー、と考えて。「ちょっと遅すぎるご挨拶でしたか。…こちらにお邪魔するのも久しぶりですしね」とカウンターへ。/ _9_薫 「そうですね。今の季節にあうものをお願いします」あいかわらず、アバウトな注文だ。/ _9_薫 なにやら、香ばしい香りがたちのぼる…… _9_薫 焼きたて熱々のチーズスティック?と、焙じたてのほうじ茶が出てくる。/ _9_薫 いただきます、と一礼して一口チーズスティックをぱくり。 _9_薫 口元から外したチーズステック?をまじまじと見つめる。 _9_薫 「えーと、…これ、ひょっとして酒粕、ですか?」大正解。/ _9_薫 「酒粕と、お味噌と、小麦粉、ですか。…なんだかチーズ味のプリッツみたいです」もぐもぐ。/ 悠人 そこへ扉を開け、店内へ入ってくる「―――こんばんは」良い、マスターと客に軽く会釈をした後に、席に着く。 _9_薫 熱々のお茶を吹き冷ましながら、飲み飲み。 _7_悠人 / _9_薫 ドアベルの音に振り返り。「こんばんは」と軽く頭を下げる。/ _7_悠人 「お久しぶりです」と、マスターに言いつつ「ようやく包帯も取れたので…マスター、何かスープをください、大皿で」と、注文を/ _9_薫 (お見かけしたことがあるような…?)いつだったっけな、と考えつつのみのみ。 _9_薫 (包帯って…)怪我をしてたのかな、と。 _9_薫 お茶飲み飲み。 _9_薫 / _7_悠人 「…どうも」と、受け取り、大皿に入ったクリームスープをモクモクと食べ始める。/ _7_悠人 物凄い勢いで消費されていく…/ _9_薫 (前にも見たような光景かも…)と思いつつ、もはや動じない(何)。 _9_薫 / _9_薫 「気を付けてくださいね。お腹を壊さないように」/ _7_悠人 「ここ二ヶ月、手が使えず干からびてたので、空腹で…」と、言いつつ「そういうわけで、チャーハンください、大盛で」と、注文し… _7_悠人 「…? いえ、いつもの事なので、大丈夫です」言われれば、淡々と。/ _9_薫 囓っていたチーズスティックもどきをおっことしかけた<干涸らびてた、空腹/ _9_薫 そして絶句。/ _7_悠人 「…何か?」と、出てきたチャーハンをザラザラと口に流しこみつつ、絶句してるさまに<薫/ _9_薫 「……余計なことかもしれませんが、もう少し自分の身体を大切にされた方がいいですよ……」>ゆーと/ _9_薫 「手を怪我されてたのなら、それでも食べられるパンとか、レトルトのお粥とか…」>ゆーと/ _7_悠人 「…どうでも良いです」と、一寸間を置いて返して「奴等を殺せるなら、どうだろうと…」刹那、一瞬だけ、凄絶な殺気が漏れ出る/ _7_悠人 が、それはすぐ収まり「ああ、いえ…両手が砕けてたので」あっさりと、すごい事言った/ _9_薫 「…………。」何も言えない。/ _7_悠人 「流石に飢え死にするかと…絶食の最長記録を更新しました、砂糖が無ければ危ない所でした」言いつつ、チャーハンを食べ終え「あ、餃子ください、100個」先ほどから無駄にスケールの多い注文である/ _9_薫 ついでとマスターに追加注文を訊かれたが。「あ、いえいいです。」 _9_薫 「お先に失礼します」と立ち上がり退店。 _7_悠人 「おやすみなさい」と、退店するなら僅かに会釈して。/ _7_悠人 「……」そして黙々と食事を再開、二ヶ月分の栄養を貯めこむ貯めこむ。/ _7_悠人 「―――けふ、ごちそうさまでした」と、餃子を残さず胃に収めると、軽く息を吐き、言う/ _7_悠人 「では、俺もこれで…おやすみなさい」マスターに会釈をし、退店。