_静 カラコロとドアベルを鳴らしながら、いつもと違うネイビーブルーのスーツ姿の静が店内に入ってくる _静 「今晩は、マスター。取り敢えず、何かお腹に溜まりそうなモノを……パスタがいいかな?ペペロンチーニを大皿で。それと、ブラッディ・シーザーを」 _静 一息に注文して、適当な席に座る/ _6_静 真っ赤なカクテルを、添えてあるセロリを囓りながら喉へ _6_静 「お堅い席は肩凝って困るわ……ホント、もっと気楽に出来ないのかしらねぇ」溜息一つ/ _6_静 「……急に風邪引いたとか、もっと体を鍛えておけってあんだけ言っておいたのに……全く」愚痴を零しながら飲むアルコールは、かなりハイペースに減っていく/ _6_静 「いただきます……うん、ここで食べると下手な店で食べれなくなるのが考え物よねぇ」頬を弛めつつ、数人前の大盛パスタを口に運ぶ/ _6_静 グラスが空になっているのに気付き「マスター、ブラッディ・ブルをテキーラの方で」追加注文/ _6_静 グラスを傾けつつ、パスタを減らしていく。ただ黙々と/ _6_静 パスタを片付け、2杯目のグラスも空にして「御馳走様でした。マスター、ターキーをストレートで」/ _8_有希 ゆっくりと扉を開けて店に入ってくる「こんばんは。」 _8_有希 手袋やマフラーを外しながら奥へと進み「…結構久しぶり、かしらね?」 _8_有希 静の後ろを通りながら一言言うと、席につく。・ _8_有希 / _6_静 「今晩は。確かに、お久しぶりですね」来客に挨拶して、琥珀色のグラスを傾ける/ _8_有希 「マスター、ウィスキーを」「…一時期は良くご一緒したものね?」くす、と笑い/ _6_静 「確かに……」少し首を捻り「まあ、去年はあんまり仕事してませんしね」苦笑する/ _8_有希 「そうなの?私も去年はあまり縁がなくって」「…扱う仕事にしては軽すぎる発言かしら?」/ _10_イアン チャリチャリーン♪ _10_イアン 一人の白髪の外人が来店した/ _6_静 「まあ、そんなこともありますよ」2杯目のターキーを飲みながら「今晩は」来客へ向けて愛想良く/ _10_イアン 「こんばんわ」軽く会釈して二人の近くのカウンターに座る/ _8_有希 「こんばんは」グラスを傾けつつ少し考え「…確か、最近見た顔ね」呟く/ _7_イアン 「おや?あなたは以前の仕事仲間でしたね。未成年が飲酒していて大丈夫ですか?」/ _8_有希 「先日はご苦労様」「…騎士相手では久々にその手の扱いを受けて、逆に新鮮ね」クスクス笑いながら<未成年が〜/ _7_イアン ? _7_イアン 首をかしげつつコーヒーを注文する/ _6_静 「ここに来る人は、半分くらいは見た目は当てになりませんよ」苦笑しながら/ _7_イアン 「ああ。なるほど。」一口すする/ _8_有希 「紛らわしくて御免なさい。もう少し人間らしくない格好をした方が良いかしら」ちっとも反省する素振りは無いが/ _7_イアン 「それはそれで困りますね。」苦笑しながら/ _6_静 「さて、ここらで自己紹介を……<運命の輪>の騎士、氷室静と言います。お見知りおきを」>イアン/ _7_イアン 「こちらこそ。<魔術師>の騎士、イアン・ロックウェルです。」>静/ _6_静 「御一緒することがありましたら、よろしくお願いしますね。まあ、前出て殴るくらいしか出来ませんが」にこやかに/ _8_有希 「円卓の騎士関連でお詳しいなら、“氷眼”で<戦嵐の騎士>、の方が分り易いんじゃないの?」グラスを揺らして遊びつつ、ぼそっと/ _7_イアン 「ああ!あなたがあの氷眼の氷室殿でしたか!」 _7_イアン 「今年の最初に学君といっしょに戦ってくださった。」/ _6_静 「……はあ、まあ……」勢いに一寸引きつつ/ _8_有希 二人の様子を見て、まだ笑っている/ _6_静 「まあ、誰が誰といつ一緒になるかなんて分かりませんし……その場その場で最善を尽くすだけですよ」まだ引きつり苦笑中/ _8_有希 「流石、歴戦の方は仰る事が違うわ」笑いを堪えつつ/ _7_イアン 「そうですね。」 _7_イアン 「そのときその場での出会いを大切にするべきですね。日本には一期一会という言葉もありますし。」/ _6_静 「……ところで、琴音さんとは既にどこかで御一緒に?」/ _7_イアン 「ええ。以前退魔の仕事をいっしょにやらせてもらいました。」/ _8_有希 「(騎士には珍しい堅物なのかしら)」とか思いつつ、二人の会話を傍観/ _6_静 「ほほぅ……では、字の通りの“女王”様ぶりをすでに御覧になってると」ちょっとだけ黒い笑顔/ _7_イアン 「いや、その時はほとんど別行動でして、あまり会話とかもしてないのですよ。」/ _6_静 「あら、それは残念……封印の騎士の仕事ぶりなら、さぞかし参考になったでしょうに」にやにや/ _8_有希 一瞬、静をジト目で見て。すぐに二人には背を向けてグラスを傾ける/ _7_イアン 「ただ、流石彼女も聖騎士の一角。戦闘においては的確な状況判断で私も色々助けてもらいました。」/ _6_静 「私も初めての時に助けて貰いましたしね」確信犯な笑み/ _7_イアン いまいち静の表情が理解できずすっかり冷め切ったコーヒーを飲み干す。/ _8_有希 「(何だろう、このむず痒さは)」咳払いをし「二人とも前線で良く動いてくれるから助かるわ」伏し目がちになりながらも開き直る/ _7_イアン 「お褒めにいただき光栄です。」一礼/ _6_静 「そりゃあ、前に出るしか能が無いですからね。完璧なフォワード向きの能力しかありませんし」肩を竦める/ _7_イアン 「たしか、冷気を伴った近接格闘能力でしたっけ?」>静/ _8_有希 ふぅ、と溜息をつきつつ「(…彼には皮肉も通じないのかしら)」微妙な顔で、そう思わない?とばかりのジェスチャーを静に送ってみる/ _6_静 「ええ、まさにその通り。真っ正面から相手を殴り倒すだけが取り得なんです」苦笑。有希の方を見て、やっぱり苦笑で返す/ _8_有希 「貴方、正直過ぎる、とか良く人から言われない?」>イアン 半ば呆れ気味に/ _7_イアン 「そうですかね?一応教師ですからひねくれるわけにもいきませんし。」肩をすくめ2杯目のコーヒーに口をつける/ _6_静 「……まあ、人それぞれですよ、ね」一寸疲れた感じでグラスのウィスキーを飲み込む/ _8_有希 「まぁ、ひねくれろとは言わないけれど…。」「…まぁ、どうでもいいわ」色々考えた上で諦めた様子/ _7_イアン (どうやら自分の性格で二人ともを疲れさせてしまったらしい。どうも異国の人と関わるのは難しいな。) _7_イアン 「さて、そろそろ仕事に戻るとしますか。」コーヒーを飲み干し立ち上がる。/ _8_有希 「あら、教師なのに夜も仕事?」/ _6_静 「お疲れ様。良い夜を」イアンに言葉を掛ける/ _7_イアン 「この時期は大学受験というものがありますからね。それでは良い夜を。」 _7_イアン チャリンチャリーン♪/ _8_有希 「おやすみなさい」「…お忙しい事ね」/ _6_静 「……小さな台風が去っていったって感じですかね」次の一杯を受け取りつつ/ _8_有希 「…そいえば、風の魔術」 _8_有希 ↑「…そういえば、風の魔術使ってた気がするわ」苦笑しつつグラスを傾ける/ _6_静 「……図らずも、本質でしたか」憮然としてグラスを呷る/ _8_有希 「あら、分かってて言ったのかと思ってたけど」「流石にそこまでは見えないのだったかしら?」/ _6_静 「観えませんよ。そんなに見えてたら……」グラスを一息に空にして「とっくに眼を潰すか……心を潰してますよ」吐き捨てるように/ _8_有希 「あら、無配慮な言葉だったかしら?」「貴女はその手の迷いはとうの昔に通り越したと思ってたけれど」/ _6_静 「……さあ、どうなんでしょうね……まあ」一旦言葉を切り「今のところまだ、壊れちゃいないようですけどね」溜息一つ/ _8_有希 「堅い木の方が脆い、とかそんな言葉があったかしらね」「…貴女が『しなる』場所や時があれば良いんでしょうけど」/ _6_静 「まあ、その内またどっか、適当な自然の中で息抜きしてきますよ」普段通りの笑顔「さて、では私もそろそろ失礼しますかね」スーツの裾を正す/ _8_有希 「おやすみなさい」「また飲みましょう」微笑して見送る/ _6_静 「じゃ、お疲れ様です。また御一緒することがあったらお手柔らかに」ドアまで行ってから振り向き「おやすみなさい」笑顔でドアを潜り店の外へ/ _8_有希 「まぁ、一緒になれば動きまわって貰わなきゃ困るんだけど」左手で動かなくなった右腕をさすりつつ、呟く _8_有希 残ったウィスキーを一息で飲み干し「さて、私もこれで帰るわ」「おやすみなさい」 _8_有希 マスターに挨拶し、ドアの手前で姿を消す/