_ルシア 軽やかにドアベルを鳴らして、大きめのコートに身を包んだルシアが店に入ってくる _ルシア 「Good Evening.Master……寒いデスねぇ。こんな日は、温かい物が美味しいデスよね」勝手に喋りながら、奥の席を陣取る _1_ルシア 「というわけで、お汁粉を下さい。器は丼で……お餅、5個くらい入れて下さいませ」にっこりと微笑みつつ注文する/ _1_ルシア 目の前に置かれた丼になみなみと注がれたお汁粉。ルシアは躊躇無く箸を持って餅を摘む _1_ルシア うにょ〜んと伸びる餅を、適当な所で噛み切り、ゆっくりと咀嚼する/ _1_ルシア 「……日本の甘味は本当に美味しくて……繊細で奥深いと言うのでしょうか?何度食べても飽きませんね」満面の笑顔/ _1_ルシア いつの間にやら、汁粉は文字通りの汁となり、丼を抱えたルシアの衣袋の中へと消えていく/ _1_ルシア [ _1_ルシア 「Master、焼き饅頭を下さいませ。え、っと……取り敢えず10人前を。あと、焙じ茶を一杯お願いしますデス」/ _1_ルシア パクパクと香ばしい饅頭を口に運ぶ「……美味しいデスねぇ」一人ご満悦/ _香苗 きぃ・・・と遠慮がちに扉が開いて、高校生ほどの少女が入ってくる。 _香苗 「な、何か・・・大人の店、って感じだね・・・」きょろきょろ/ _1_ルシア 「Good Evening」来客ににこやかに声を掛ける/ _香苗 「あ、ど、どうも…」ぺこっとその場で頭を下げてそちらの方へ/ _1_ルシア 「初めまして。ワタクシ、ルシア・クリスティア・西條と申します。今後ともよろしくデスよ」饅頭を食べる合間に自己紹介/ _3_香苗 「あ、初めまして……速水 香苗といいます」ぺこっと一礼/ _1_ルシア 「ここは、注文Freeで値段もFreeデスので、好きなモノ注文すると良いデスよ」饅頭を焙じ茶で流し込みつつ/ _3_香苗 「あ、そうなんですか」お財布の中身的な意味でほっとしつつ「じゃあ、ジンジャーエールください」と注文/ _3_香苗 そして目の前に置かれたジンジャーエールをごくごくと飲む/ _1_ルシア (……Data照合……K-Phoneから本部のData Bank確認……)可愛い小動物でも見る目で眺めつつ/ _悠人 カランコロンとドアベルならし…両腕が完璧にギブスで固められた上に鉄板で腕の部分を更に保護している、ある種凄まじくシュールな淀んだ光を眼に宿した男が入ってくる「……こんばんは」そして、店内にいる先客に頭を下げた。/ _3_香苗 そっちを見て一瞬びくっ!としつつ礼を返す。/ _1_ルシア 「Good Evening、Mr.佐山」両手を見て、痛々しそうに眉を顰める/ _悠人 「……」そして席を見渡して……………しばらく思案した後に、二人の間の席に座り「すいません、サイコロステーキを下さい、焼いた後に普通の更に移して」と、注文を/ _3_香苗 「あ、ど、どうも・・・こんばんわ・・・」挨拶をし忘れてたのに気付いて恐縮仕切りで一礼。/ _1_ルシア 「……指、動かせますか?」少々呆れ顔で>悠人 でも、自分の饅頭はもぐもぐ/ _悠人 「……」そして注文が来る僅かな間に、ふと挨拶をしてきた香苗に「…おや、初めまして…ですか?」と、言いつつルシアの言葉に「指どころか、重すぎて肘から先もマトモに持ち上げれません」と、返す/ _3_香苗 「あ、はい・・・速水 香苗といいます…」もう一度ぺこっと一礼/ _悠人 そしてサイコロステーキが来れば、そのまま更に顔を近づけ…「あぐ、がふッ、もぐもぐ…」と、犬食いを、腕が動かせない以上、仕方が無いことなのだが、少々汚い食べ方である。 _悠人 そして、相手の自己紹介に「ああ…俺は、皇帝の騎士、佐山悠人です、よろしくお願いします」と、一旦顔を上げ、淡々と返すと、わずかに会釈を/ _1_ルシア 「……何と言うか……会う度に手を壊すというのはどうかと思うのデスが……」溜息を吐いて、最後の饅頭をぱくり。焙じ茶で喉を潤す/ _3_香苗 「あ・・・えーと・・・」自分の身分証明証を出して位階を確認「世界の騎士、です」/ _悠人 「しょうがないですよ、何の能力も無いですから…魔獣を傷つける勢いで殴れば、拳くらい潰れるのは、覚悟の上です」>ルシア/ _1_ルシア 「……あまりいない位階デスね。頑張って下さい」>香苗 一瞬だけ表情を曇らせるが、すぐに笑顔で/ _悠人 「世界……」どんな能力だったか、と考え始める/ _3_香苗 「そ、そうなんですか・・・?」あまりいない、という言葉に反応し/ _1_ルシア 「World……<世界>の位階は結界や障壁と言った、空間をControlする能力を持つ騎士デスね」悠人に説明/ _2_悠人 「なるほど……ありがとうございます」と、説明に/ _3_香苗 「そ、そんな能力だったんですか…」自覚無し丸出しの言葉/ _2_悠人 「………」自覚なしな台詞にじっと見る>香苗/ _3_香苗 「……え、な、何か…?」ちょっとびくりとしつつ。>悠人/ _1_ルシア 「同じ位階でも、同じ能力ではありませんから、他人と比較する必要はありませんよ。Only Oneで充分デス」笑顔で>香苗/ _2_悠人 「…いえ、騎士でも、能力を自覚していない系統の方もいるのか、と思いまして」最も、能力の無い自分が言う事でもないが/ _2_悠人 「それはそれとして…おんやさいのサラダ下さい、ノンオイル和風ドレッシングで」 _2_悠人 / _1_ルシア 「自分が何が出来て、何が出来ないか……それだけ解っていれば充分だと、ワタクシは思いますデスよ」/ _3_香苗 「そ、そうですか…ありがとうございます」ちょっとホッとしつつ>ルシア 「私がこれを自覚したのは、つい最近の話なので・・・」>悠人/ _2_悠人 「そうですか」と、その言語にはそう返すと、出てきたサラダをまた顔を突っ込んでモシャモシャと食べ始める>香苗/ _1_ルシア 「実際、ワタクシなどは、普通の人間なら兎も角、闇のもの相手でも手を出すことが出来ませんからね。本当に、困ったものデス」苦笑しつつ/ _3_香苗 「私も、まだ…そういうのを相手にしたことは・・・“最初”の1回だけ・・・ですね」/ _2_悠人 「俺でも奴等は殺せるんだ、貴女ならやろうと思えば出来るのでは?」言葉の前半だけ一瞬黒い何かを言葉に宿しつつ呟き、その後はまた淡々と/ _3_香苗 「正直な話、まだ実感はないんですよね…」黒い何かを感じて一瞬身を震わせつつ/ _1_ルシア 「さあ、どうなのでしょうね。まあ、ワタクシが直接手を下さなくとも、同行している方達が倒してくれます。ワタクシの仕事は、弱点を見抜き、皆を生きて帰らせることだと自負しておりますので」お茶を啜りながら/ _3_香苗 「そういうコトができるって、うらやましいと思います。あたしなんて、考え無しにただ殴るだけだし・・・」尊敬の眼差し>ルシア/ _2_悠人 「―――成程…それも、道理ですね…まぁ、それに…」と、後は口の中で呟く「―――その分、俺は奴等を殺せるという事だからな…」/ _3_香苗 「……?」『それに』の後の言葉が聞こえなかったので首を傾げる。/ _1_ルシア 「誰も、何でも出来るわけではありません。ワタクシはワタクシの、戦闘が得意な人はそちらで、全力を尽くして下されば。何のためのTeamなのか、デスよ」「Master、今度は酒蒸し饅頭を取り敢えず10人前で」/ _3_香苗 「じゅ、じゅうにんまえ…!?」素っ頓狂な声を上げる/ _2_悠人 「ああ…其れはなかなか良さそうですね…マスター、一口サイズで俺にもまんじゅうを、10人前」/ _1_ルシア 「……何か変デスか?」ホカホカに蒸し上がった饅頭の入った蒸籠が2段……とは言え、そのサイズはやや大きめ。蓋を開け、ポンポンと熱々のまま口に放り込む/ _3_香苗 「じゃ、じゃああたしも10人前・・・」場の流れに押し切られる形で注文/ _2_悠人 そして出てきたら一口サイズのまんじゅうをぱくぱくと犬食いで食べていく/ _3_香苗 「……」予想以上の量に閉口しつつ「こ、これくらい大丈夫なんだよ…食べきれるよ、うん」言いつつぱくぱくと/ _1_ルシア 「本当に、ここでいいモノを食べてしまうと、普通のお店では満足出来なくなって困ってしまいますね」ほぅ、と息を漏らしてから、饅頭をどんどん減らしていく/ _3_香苗 「……」ぱくぱくもぐもぐといい勢いで平らげていく/ _2_悠人 「オレの場合は、ここ以外では殆ど食事もしていませんね…」言いつつ、もぐもぐと、犬食い故にやや食い散らかしているが、凄まじいペースである/ _1_ルシア 「……まあ、ワタクシなどは、満足する量を食べようと思うと、お金がどんどん無くなってしまいますからね」もぐもぐと饅頭を減らしつつ、お茶で一息/ _2_悠人 「俺も治療費や薬代がかさむので…」言いつつごくんと平らげて「マスター、お茶をスープの器に入れてください」と、注文する/ _3_香苗 「・・・…か、完食なんだよっ」全部食いきってばったり/ _1_ルシア 「……御苦労様でした」優しい声を掛ける>香苗「Master、Bucket Puddingをお願いします。他のお店でもいただいたのデスが、ここのが一番美味しいデスよ」/ _2_悠人 そして出てきたスープに顔を突っ込むようにして飲みつつ「ああ、マスター、シュウマイを下さい、10人分程」とさらに注文を/ _3_香苗 「……」流石に張り合うのを止めて水を飲む/ 光司 「ぅぅー、寒ぃぃ」ジーパンにレザージャケットと、今日の気温にしては寒々しい服装 光司 「ども、マスター。元気にしてた?」適当に挨拶をして店の奥を見回す/ _2_悠人 やってきた人物に一瞬視線を向けると、わずかに会釈して食事を続ける/ _1_ルシア 「Good Evening、Mr.源」/ _3_香苗 「あっ・・・」新たな来店者にぺこっと頭を下げる/ _1_ルシア 巨大なプリンをスプーンで崩しつつぱくもぐ/ 光司 「おぉー、ルシアちゃん久しぶりー。今日もお美しいことで…」「…ん。」香苗に気づいて奥へと進む/ _4_光司 「や。お嬢ちゃん」「楽しんでる?」隣にささっと座り、顔を近づけて話しかける>香苗/ _2_悠人 もしゃもしゃもしゃもしゃ…食事中/ _3_香苗 「あ、は、はい・・・・・・」ちょっとびっくりしつつ頷く/ _1_ルシア (……今日は楽になったわね……Miss速水には災難だけど)プリンに集中/ _4_光司 「(……おぃおぃ、此処は食堂じゃねぇーんだからさぁ)」香苗越しに一心不乱に食事する悠人が目に入り _4_光司 「…ぁあ、ゴメンゴメン」「あまりに可愛い娘がいたもんだから、つぃ、ね」>香苗/ _2_悠人 「……マスター、次は…一口サイズのおにぎりを、50個程」と、注文し、男の目線には、男がこちらに殆ど興味が無いのを肌で感じたか、意にも介さず、やはり両手が使えない為、おにぎりでも犬食い状態である/ _3_香苗 「え、あ・・・」顔をちょっと赤くして「そんなこと言われると照れるんだよもう」背中をべしべし/ _4_光司 「(…あー、これだよ、これ。この初々しい反応!)ホントにそーなんだからしょーがないじゃん」 _4_光司 「俺、源光司ね」「以後よろしく〜」マスターからビールを受け取ってグビグビ/ _3_香苗 「速水 香苗なんだよっ」と自己紹介/ _4_光司 「香苗ちゃん、ね」「うん、いい名前だ。」ちょっと顔を離して全体を見て「…何歳?」/ _3_香苗 「16歳なんだよっ」/ _2_悠人 もしゃもしゃもしゃもしゃ…声をかけている女性の向こう側で物凄い勢いで食事をしている…/ _1_ルシア (……さあ、どんな顔するのかしらねぇ)横目で見る/ _4_光司 悠人の食べてる音に若干イラっとしながらも笑顔は崩さず。 _4_光司 「おぉ〜、華の高校生だな」「学校楽しい?」/ _3_香苗 「勿論なんだよっ」/ _1_ルシア 「……」バケツサイズのプリンはそろそろ跡形もなく消えようとしている。もぐもぐと咀嚼しながら横目で右方向を見物中/ _2_悠人 BGMの如く流れる食事音…モシャモシャモシャモシャ…正直、ムードを崩すだろう/ _4_光司 「いーねぇ。」「んじゃ、彼氏出来た?」後半ちょっと声を潜め耳打ちするように/ _3_香苗 「・・・えあっ、あ、うーんと・・・」唐突な質問にちょっと言葉に詰まりつつ「いないんだよっ」/ _1_ルシア 「……Master、Irish-Coffeeをいただけますか」そろそろ締めるつもりのメニュー/ _4_光司 「うしっ。」ぐっ、ガッツポーズを作り「…んじゃ、俺がそ〜なっても良い感じ?」段々笑顔がニヤニヤするのを堪えつつ/ _3_香苗 「それは遠慮するんだよ」ドきっぱりと言い切った/ _4_光司 「ちょっ。」「即答だなぁ」ハハハッと笑い、ビールをグビッと/ _3_香苗 「まだそういうのに興味が持てなかったりするんだよ」ぐいっと残ったジンジャーエールを飲み干す/ _2_悠人 ごっくん、と全てのおにぎりを食べ終えると、けふッ、と息を吐き…「さて…今夜はこのあたりで…おやすみなさい」と、皆に一例すると、バーを出て行く/ _4_光司 「ありゃ、そりゃまた何でさ?」珍しいものを見るように/ _3_香苗 「んー、正直、特に理由はなかったり?」 _3_香苗 / _4_光司 「(…やっと五月蝿いのがでてったな。…つーかどんだけ食ってんだよ。手ぇ使って食えよ…)」いろいろ去っていった人物に突っ込みつつ _4_光司 「ふーん。」「じゃ、香苗ちゃんは何に興味があんの?」/ _3_香苗 「んー、それはね──」と、何かを思い出したかのように時計を見る。「あーっ、友達と待ち合わせの時間をすっかり忘れてたんだよ、ごめんね、また!」とせわしなく店を出る。/ _1_ルシア (……そろそろ潮時かしらね)「では、ワタクシも失礼いたします」席を立ち「おやすみなさいませ」ゆるりとした足取りで店の外へ/ _4_光司 「えぇー、ちょ。」「高校生なのに今の時間から待ち合わせとかねーだろ…」段々声がちいさくなってく _4_光司 「ぅう…」「ルシアちゃんも帰っちゃうなんて……はぁ」カウンターに突っ伏す _4_光司 ぐぐぐっと顔を上げ、生気の無い顔でビールを飲み干した後「…なぁ、マスター。もしかして俺って煙たがられてる?」 _4_光司 「いや、遅い時間なのは分かるけどさぁ」「…俺、此処騎士の交流の場だって冬美さんに聞かされてきたんだけど?」 _4_光司 「いーじゃんかよぉ〜。……可愛い娘見つけたらテンション上がるのはふつーだろぉ…」がしがし頭をかき _4_光司 「マスター、焼酎くれ、焼酎。ストレートでね。麦なら何でもいーから」「え?悪い酒?わかってくれよ、そんな時だってあるだろ?」 _4_光司 「……もう三日後に迫ってるんですけど、どーしてくれるんすか」机を見たまま何か言ってる _4_光司 「あぁ、ちげぇーよ、もう二日後になっちゃったよ…」ぅぅー、と言いながら、マスターの出してくれたお湯割りの焼酎を飲んでる _4_光司 「ん?そーでしょ!?貰えてもおかしく無いでしょ?」「…一応もらえるんだけどさ、義理ばっかりなんだよねぇ」 _4_光司 「友達にもさぁ『お前、義理チョコもらってる数日本で五本の指に入るんじゃねww?』とか言われるんだよ」 _4_光司 「そりゃ、嬉しく無いことは無いけどさ」「本命は一個も無いとなると寂しいもんなんだよ」 _4_光司 「え?」「……去年は139個だったかな」「いや、一ヶ月後に返さなきゃいけないから、覚えてんだよ」 _4_光司 「…はぁ」「もう閉めの時間か。」「めーわく掛けたね、マスター」 _4_光司 すっと立ち上がると首をまわしながらドアの前まで歩いていく _4_光司 「んじゃ。頭冷やしてくるよ」手を挙げ、店を出る/