漣 カランっとドアを開けて入ってきたのは、黒髪天然パーマの長身痩躯な眼鏡青年が一人。 漣 服装は袖赤ライン入り5分袖Tシャツ。スキニーデニム&ブーツ。そして、ホワイトリストバンドとヒビの入ったブラックリング。 漣 (ついに来てしまった・・・と思ったが、意外と普通だな・・・俺だけか) 漣 やや、緊張を解いた面持ちで店内を見つつ席に座った。 _5_漣 「こんばんは、マスター。ギムレットを」 マスター_3 「かしこまりました」 マスター_3 ギムレットを出しつつ マスター_3 「しかし、凄い台風でしたね」と時事ネタを振る/ _5_漣 受け取りつつ「どうも・・・そうですね今年はいろいろ酷い水害だ」くいっと飲みつつ/ マスター_3 「魔獣の影響なのでしょうかね?」/ _5_漣 「・・え? こんな天候までも魔獣の影響を受けるんですか?」ぎょっとしつつ/ _5_漣 (本当にとんでもない相手だな・・・勘弁してくれ)/ マスター_3 「さあ、私は一般人ですので、なんとも。そういうことは騎士のほうがくわしいのでは?」/ _5_漣 「・・・あー、俺も一応騎士なんでしょうけど、今は一般人と変わらないんですよ。オマケに魔獣と関わってまだ日が浅い」 _5_漣 ちびちびと飲みつつ _5_漣 「正直、良くわかりませんよ」/ マスター_3 「……それは大変ですね。凄腕の能力者でも勝てない相手と聞いておりますが」/ _5_漣 「・・・能力者ですか・・・その辺りも今一ピンとこないんですけどね俺は・・・」 _5_漣 (はぁ・・・魔獣もそうだが・・・あの球体はなんなんだろうなぁ・・・)/ マスター_3 「それはある意味凄いですね。私だったら、ストレスで死んでしまうと思いますよ」/ _5_漣 「ストレス・・・ああ、普通ならそうなんでしょうね・・・俺の場合はその点、ケアされてるので」 _5_漣 苦笑しつつ _5_漣 (十中八九、スバルに関係しているのは間違いないと思うが・・・確証がない) _5_漣 グラスを揺らし _5_漣 (そもそも・・・オリジナルじゃないスバルの生体情報がないからなぁ・・・)/ マスター_3 「それは羨ましい。最近はストレスから自殺する人が多いようですからね」/ _5_漣 「・・・羨ましいですかね? ある意味、恐怖を麻痺させているようなものですよ? 普通とは言い難い」 _5_漣 飲み干して、お代わりを要求 _5_漣 「自殺は・・・現代病なのかもしれませんね・・・」/ マスター_3 「そういえば、魔獣と戦ったことはあるんですか?」/ _5_漣 「今のところ、一度だけですがありますよ」 _5_漣 (やれやれ・・・オーバーテクノロジー過ぎて、現代の医学じゃ干渉できないしなあの球体)/ マスター_3 「どうでした?」/ _5_漣 「・・・どうもこうも・・・」やや顔をしかめつつ _5_漣 「聞いていた通り、後味の悪いものでしたよ」 _5_漣 / マスター_3 「なるほど。尋常ではない性格異常者だったのですか?」/ _5_漣 左手の中指にはまったヒビの入ったブラックリングを親指でいじりながら、 _5_漣 「ある意味、人としてのストッパーが無くなっていましたからね・・・見ていられない」 _5_漣 眉間に皺を作りつつ/ マスター_3 「人としてのストッパーですか?」/ _5_漣 「なんて言えばいいんですかね・・・欲望? 理性? 人を・・・人間を辞めていたとでも言うんですかね」/ マスター_3 「それじゃあ、まるで」 マスター_3 「動物と一緒ですね」/ _5_漣 「動物・・・いや、それですらない・・・そんな印象を受けましたよ俺は」 _5_漣 (ある意味、俺もそうなるのだろうか?)/ マスター_3 「なるほど、では、敢えて言うとするのなら、なんと表現できるのでしょうね?」/ _5_漣 「・・・それは・・・難しいですね・・・」 _5_漣 考えつつ _5_漣 「やはり、あれは<魔獣>だった・・・そうとしか言えないですね」 _5_漣 ・ _5_漣 / マスター_3 「なるほど」/ _5_漣 「・・・本当に難しい」苦笑する _5_漣 (あの球体・・・まるで蛹の中身のようだった・・・人一人分の生体情報・・・だが、記憶媒体が無かった)/ _5_漣 (考える事が多すぎる・・・これ以上の接触は俺には無理だった・・・あんのバ過保護・・・) _5_漣 ややジト目/ _5_漣 (しっかし、どこにいるんだアンスールのヤツは?) _5_漣 眉間を解しつつ/ マスター_3 「どうぞ」お代わりを/ _5_漣 「あ、どうも」受け取り、飲むでなくグラスを眺めている。 _5_漣 (仮に無理やり生体化させたとしても・・・人ではないモノになるんだろうか?) _5_漣 肩肘を突きつつ/ _5_漣 (俺が引き継いだオセルデータには騎士になったスバルの生体情報が完全に無かった・・・) _5_漣 グラスに口を付け/ _5_漣 (何故だ? 隠さなければいけないのか? それとも別の理由か?) _5_漣 グラスの表面を撫でつつ、思考に没頭中/ _5_漣 (時間が無かったのかもしれないが、情報が極端に少なすぎるぞアンスール・・・)/ _5_漣 (あの伝言だけじゃ・・・俺に出来ることは限られているし・・・)/ _5_漣 (駄目だな・・・アサコもいい加減諦めて・・・とも、言えないか・・・) _5_漣 溜め息一つ/ _5_漣 (いくら最新医療機器で調査しても分かる事は何も無いだろ・・・そんなレベルのセキュリティじゃないしな) _5_漣 また、ちびちびとグラスに口をつける/ _5_漣 (どう考えても、現時点では動きようがないな・・・オセルがどう介入するか・・・待つしかないかやはり・・・)/ 有希 「…こんばんは。」ドアを開けると涼しげな風も一緒に入り込んでくる 有希 「夜は涼しくなったわね」マスターと適当に挨拶を交わして奥へ/ _5_漣 (しかし・・・オセルか・・・本隊が着たら・・・そもそも、どう対処すればいいんだ?) _5_漣 眉間の皺が深くなる/ _7_有希 席にするりとつくと、マスターにいつものように微笑を向ける _7_有希 お悩み中の先客には気を遣って声は掛けないが、興味ありげに顔を覗きこんでみよう/ _7_有希 「(…見ない顔、ねぇ。最近は仕事してないからそれなりに初対面がいそうだけれど)」/ _5_漣 (アンスールのヤツは一方的に契約破棄した訳で・・・と) _5_漣 顔を近づけてきた他の客に気付き、ややぎょっとしつつ _5_漣 「・・・こんばんは」 _5_漣 (かなり若いな・・・本当に騎士ってのは年齢制限ないんだな) _5_漣 軽く会釈する/ _7_有希 「こんばんは。」「いきなりで不躾だけれど、…何かお悩みのようで?」微笑を返す/ _7_有希 恒例のウィスキーロックを受け取り、口元へ運ぶ/ _5_漣 「・・・なんというか、初対面で、しかも君みたいな若い人に言うのも気が引けるが、いろいろとね」少々考え疲れのように/ _5_漣 (酒を飲めるってことは二十歳以上か?)/ _5_漣 くいっと飲み干すと、また、お代わりをマスターに頼む _5_漣 (見た目で判断はできない・・・か)/ _7_有希 「そうですか…。大変ですね」一息つき、「若輩者ではありますが、考え過ぎは身体に毒ですよ。」くすり、と悪戯っぽく笑い。 _7_有希 / _5_漣 お代わりをもらいつつ _5_漣 「あいにく、今の俺には考える事しか残されていないんだよ」苦笑しつつ _5_漣 「あぁ、こういう時は名乗るものなのかな?」K−PHONEを取り出しつつ、 _5_漣 「緒方だ。魔獣と戦う時があったら、よろしく」/ _7_有希 「…貴方の事は知りませんが、此処に居る力を持ちながら、随分と弱気では?」<考える事しか〜 _7_有希 「よろしく。」「“女王”の琴音有希と申します」にっこり。/ _静 「こんばんは、お邪魔しますよ〜」軽い挨拶と伴に、ラフなスーツ姿の静が入ってくる _静 「マスター、取り敢えずターキーをストレートで」注文しつつ適当な席へ/ _5_漣 「字持ち・・・なるほど、こちらの方が、完全に若輩者だな」驚きつつ _5_漣 「俺の場合、能力云々よりも、環境が問題でね・・・いろいろ複雑なんだ」>有希/ _7_有希 静を見、目礼で返す。/ _5_漣 有希の動きで、新たな客に気付き、視線が合えば軽く会釈する>静/ _3_静 「……マスター、サラミとチーズを適当に」注文してから、先客に軽く目礼/ _7_有希 「所詮は形式、力は変わらないと思いますよ。」「…ふむ、組織か何かのしがらみでもあるのでしょうか。」カウンターを向いたまま、しかし、聞こえる声で/ _5_漣 (・・・これはスバルの事を直接聞くべきか?) _5_漣 少し考えるようなしぐさをする/ _7_有希 横目で考える様子を見「詮索するつもりは無いですが」「…元来お節介な性質なもので。ごめんなさい」詫びる様子は無いがw/ _5_漣 「・・・琴音さん、一つ聞きたいのだが・・・<女帝>の騎士、スバルを知っているかな?」>有希/ _7_有希 「…………。」予想外の問い掛け、出された名前に虚を突かれ、沈黙。/ _5_漣 「・・・その沈黙は知っているの・・か?」>有希/ _3_静 横目で観察しながらウィスキーを飲む/ _5_漣 「なら、話は早いな・・・俺は、あいつの代理で騎士になったようなものだからな・・・いくつか聞きたい事がある」>有希/ _7_有希 「幾度か…、幾度も魔獣戦を共にした戦友ね…」「起こりうる事とは言え、惜しい人を亡くしたわ。」つとめて淡々と/ _7_有希 「…どうぞ?」<聞きたいこと 少しぼんやりしながらも/ _5_漣 亡くしたという言葉にピクっと動揺がでるがそれを押さえ _5_漣 「スバルのガーディアン、アンスールを見た事はあるか?」/ _7_有希 「確か、一度。」「身を削るような戦い方をするものだから、少し“力”を貰えないか、と出てきた事があるわね」/ _5_漣 「・・・そうか、見た事があるのか」身を削る戦い、に眉間の皺を深くしつつ _5_漣 「単刀直入に言うと、俺はアンスールを探しているんだ」視線をグラスに戻す/ _7_有希 「死亡した、という戦いで共闘したわけではないから、守護者に関してはわからないわね」 _7_有希 「本人と共に消えた……、わけではない、と?」/ _5_漣 「・・あぁ、スバルがロストした日・・・アンスールから伝言があった」 _5_漣 グラスを握り _5_漣 「・・・ある球体を守ってくれと・・・時間が無かったのか、伝言は所々読めなくなっていたが」/ _5_漣 「俺はアンスールが存在していると思っている」/ _7_有希 「……(私も期待を抱きたくなっている、が。)」それから大きく溜息をつき、険しい表情へと。 _7_有希 「それで、探すために、この戦場へと?」/ _5_漣 「それもある」ブラックリングに視線を落とし/ _7_有希 「遺志を継ぐ、のは容易い事ではないと思うのだけれど。」「まして、死と隣合わせなのは此処に居る誰より分かっているでしょう?」/ _5_漣 「・・・遺志を継ぐ・・・か、そんなご大層なモノじゃない。」 _5_漣 ブラックリングを弄りつつ _5_漣 「・・・ただ失い続けて、待ち続ける事に俺自身が我慢できなくなった・・・それだけだよ」/ _7_有希 「力を持ってしまったら、それはもう逃れられないものなのかしら…。」軽く上を向き、深く溜息をつく/ _3_静 「……折れない芯があるのはいいことです。それで引き際を見誤らなければですけどね〜」聞こえるような声で独り言/ _5_漣 「・・・あの馬鹿を見つけるまでは死ぬつもりはないですよっと」 _5_漣 静の方をみて _5_漣 「どうも、緒方です。魔獣と関わる時はよろしく」>静/ _3_静 「どうも、<運命の輪>の氷室です。こちらこそ宜しく」笑顔で/ _5_漣 K−PHONEで階位を見せてから _5_漣 「氷室さんにも、聞きたい事が、あるんですが・・・」>静/ _3_静 「どうぞ」軽い口調で/ _5_漣 「あなたはスバルを知っていますか? そのガーディアン、アンスールについては?」>静/ __可成 「や、どーも」 _9_可成 店内に漣を見つけ、軽く会釈をする。 / _5_漣 可成に気付き、軽く会釈する/ _3_静 「いらっしゃい」来客に挨拶してから「何度か仕事で御一緒させて貰いましたね。多分、一度は見てると思うんですが、どうもまだまだなもんで、自分のことで手一杯ですから」微妙な返し/ _7_有希 「こんばんは。」「…貴方は彼と知り合いなの?」>泰辺 / _5_漣 「・・・そうですか」何か微妙な返答に引っかかりつつ>静/ _9_可成 「んー、ええ。私の参加した魔獣討伐で消息を断ったある騎士のご友人で、その絡みで幾度かお話したのです」 >有希/ _5_漣 (ここでの手掛かりは難しいか・・・やはり)グラスを揺らしつつ/ _3_静 「……さて、どうやら時間もいいようだし……引き上げますかね。それでは皆さん、良い週末を」適当な言葉を残して退出/ _5_漣 「・・・」軽く会釈する>静/ _7_有希 「…成程ね」「(私が思っている以上に多くの騎士たちの心に足跡を残して逝ったのね、彼は。)」/ _9_可成 「好い夜を」手をひらひらと振る。 / _7_有希 「私も、そろそろ失礼するわ。」席を立ち「…今のところは協力は出来そうにないけれど、助力を惜しむつもりは無いから気軽に声を掛けて。」>レン君 _5_漣 「有難う。それは心強い・・・良い夜を」>有希/ _7_有希 入口付近まで歩くと、虚空へ消える/ _9_可成 「好い夜を」カウンターに向かいながら呟く。 / _5_漣 (うぉっ・・・消えた・・・うぅ・・・本当にいろいろだな)有希の消えたところを見つつ _5_漣 (はぁ・・・これはどの騎士に聞いたところで、アンスールの手掛かりを得る事はできないか)/ _9_可成 「さて、」席を立つ。 __可成 「それじゃ、おやすみなさい」ドアを開け、店を出る。 / _5_漣 (・・・何かが動くまで・・待つ・・か) _5_漣 ギムレットを飲み干すと _5_漣 「・・・マスター、ご馳走様。泰辺さん。良い夜を」軽く会釈して外に出て行った/