かずみ 「……」 かずみ かずみは、三番の席に座った _3_かずみ 椅子が高かったので、ジャンプする _3_かずみ 席につくと、テーブルの上にチェス盤を広げ、チェスの駒を並べた _3_かずみ そして、物寂しい事に一人チェスを始めてしまう _3_かずみ / アリア 「こんばんは…お久しぶりです」玄関から普通に入店。先客を目に止める。 _3_かずみ 「……」 アリア (あまり見ない小さい子…)いつもの端っこへ/ _3_かずみ かずみは、後から来たおねえさんを一瞥すると _3_かずみ 再び視線をチェス盤に戻してしまった _3_かずみ / _3_かずみ カチッカチッ、チェス駒を盤に打ち付ける音が響く/ _1アリア (? 無口なのかしら)「マスター、こんばんは。ジャスミン茶いただけますか?」 _1アリア 「こんばんは、はじめまして」優しい笑顔で>かずみ/ _3_かずみ おねえさんが声をかけてきたので再びそちらに目をやる _3_かずみ 「……初めましてなの」 _3_かずみ そしてまた、チャス盤の方に向いてチェスを打ち始めた _3_かずみ / _1アリア 「可愛い声ね」ニッコリ「あ、マスター、ありがとうございます」お茶を受け取って _1アリア 「貴方は何か飲まれませんか?」強要はするつもりないけど>かずみ/ _3_かずみ 「……そこの人、オレンジジュースもってきてほしいの」>マスター _3_かずみ そしてまたチェスに戻る/ _1アリア 「…チェスが好きなのね?」お茶で手を温めつつ、かずみの手元を眺めながら/ _3_かずみ こくり _3_かずみ 振り向かずに首を縦に振った _3_かずみ マスター「オレンジジュースお持ちしました」 _3_かずみ マスターがオレンジジュースをかずみに傍に置くと、ストローを加えて凄い勢いで飲み始める _3_かずみ / _1アリア (今度伊予柑持って来ようかしら…)子どもは飲みっぷりいいなあとニコニコして眺めている/ _3_かずみ ぎろり _3_かずみ 視線を感じたので、その方向を睨みつける _3_かずみ 「……おねえさんも飲む?」>アリア/ _1アリア 「今お茶いただいているから大丈夫よ。気になってお邪魔しちゃったらごめんなさいね」/ _3_かずみ 「……別に構わないの」 _3_かずみ 「これ、可愛い?」 _3_かずみ かずみはアリアに振り向き、抱いていたクマさんのぬいぐるみを見せつけた/ _1アリア 「可愛いクマさんね!お名前は?」満面の笑顔/ _3_かずみ 「……お名前? そんなのないの」 _3_かずみ / _1アリア 「クマさんはクマさんなのね。とっても気に入っているのね」名前がない事をとくに不思議がることはないです/ _3_かずみ かずみは再びチェスの方に向き直り、続きを始める _3_かずみ 「……チェックメイト」そう、無感情で言い放った/ _1アリア 「ひとりでチェスをするのって、難しそうね」お茶をすすりつつ/ _3_かずみ 「……?」 _3_かずみ (難しい……?) _3_かずみ かずみは表情はそのままで、小首を傾げた/ _3_かずみ そして、再びチェスの駒を並べ始める/ _1アリア 「いつもは誰かとしているの?」/ _3_かずみ 「……だいたい一人なの」 _3_かずみ 「でも、チェス世界ランカー上位の人と打つ機会はそれなりにあるの」 _3_かずみ (世界ランカー上位の人達の大半は異能者ではあるが、敵になる人が全くいないの……がっかり)/ _1アリア 「それはすごいわ。本当にチェスが好きなのね」 _1アリア 「騎士の人なら、相手になる人がいるかもしれないわね。私は勝負事できないけれど」ニコニコ/ _3_かずみ 「……騎士さん、そんなにチェスがお強い?」 _3_かずみ 無感情ではあるが、確かな興味を示していた/ _1アリア 「頭脳明晰な方なら、きっといるでしょうね。会えるといいわね」ニッコリ _1アリア 「それじゃ、私はそろそろお暇します。マスター、ごちそうさまでした」 _1アリア 「また、お会いしましょう」とかずみに言い残して退店/ _3_かずみ こくり _3_かずみ (……チェスはとても奥深い競技、ちゃんと戦術を組み立てないと、頭脳明晰なだけでは勝つ事は出来ないの) _3_かずみ かずみは、BRAを後にした/