_アリア カランカランと心地よいベルの音。「こんばんは、マスター。また来ちゃいました」 _0_アリア と、端っこに座って「今日もまだ冷えますね。温かいものいただけますか?…はい、お茶で。ありがとうございます」/ _0_アリア (今日は静かですね…ギター持って来ても良かったかも)とか思いつつ、ぼんやりともの想いに耽る。 _0_アリア (地球でこうやってマインドに主導権置くのも楽しいですねえ…)/ _0_アリア 「今日は珍しく静かですね。最近ずっと?…そうなんですか」 _0_アリア 「居心地良くて、私は好きですよ」「あ、はい、ありがとうございます」二杯目をいただく/ _かずみ 「……」 _かずみ かずみは十五の駒を周囲に浮かせて、入店する _かずみ そして、1番の席に女の子座りする _1_かずみ チェスボードをテーブルに置くと、周囲に浮いていた駒は一斉にボードに並べられた/ _0_アリア 「データしか見ていませんが…魔獣の動きもあるようですしね。のんびりしていられる時間は貴重、てところでしょうか」と呟いて隣に座ったかずみに気づく _0_アリア 「こんばんは」微笑んで挨拶/ _1_かずみ 「……」チラッ _1_かずみ かずみは、隣に座っているアリアちゃんを一瞥 _1_かずみ 「……」こく _1_かずみ 頷いたようにしか見えないぐらいに、小さく頭をさげる/ _0_アリア 「この間はありがとうございました」隣に座ってるし頷いたのを見て意思疎通の意思はあるのだろうと判断して会釈/ _1_かずみ 「……」 _1_かずみ かずみは、先程置かれた十五の駒に、もうひとつキングを取り出して加える _1_かずみ 「……お礼を言われる事なんて何もやってはいないの」/ _0_アリア 「えっと、かずみちゃんでしたっけ。うふふ」ちゃんと言葉を紡いでくれたことが嬉しくてつい笑顔 _0_アリア 「あなたがいてくれたから、あの依頼も遂行できたんですよ。騎士はやっぱり、信頼に足りますね」/ _1_かずみ 「……信頼」 _1_かずみ 「……とはなんなの?」/ _0_アリア 「相手にすべて _0_アリア 「相手に全てを委ねること。…疑わないこと」ゆっくりと。 _0_アリア 「…自分だけでできることは限られているから、ね」/ _1_かずみ 「……そう」 _1_かずみ 「……つまり、相手に全て委ねて好きに利用し、駒のように疑わず自在に扱う事なの?」/ _0_アリア 「利用するとか、操るのとは違うわね。 _0_アリア 「利用したつもりでも、結果的に協力する事になったのなら、あとは当人同士の気持ち次第。 _0_アリア 「騎士クラスの方なら、利用されたと思う人はいないでしょうし、 _0_アリア 「騎士になるような人なら、確固たる意思があるはずだから、操られる事もないでしょうね」/ _1_かずみ かずみは、そっとアリアに振り向く _1_かずみ 「……あなたの言っている事は、わけがわからないの」/ _0_アリア 「それでいいと思いますよ。今は、まだ」微笑みを返す _0_アリア 「今日はジュース飲まないんですか?」/ _1_かずみ 「……」こく _1_かずみ 「……そこの人、ぶどうジュースを所望するの」/ _0_アリア 「私も、お茶もう一杯いただけますか?あ、出涸らしで結構ですよ」/ _1_かずみ かずみの前にワイングラスに入れられたぶどうジュースが置かれます _1_かずみ ワイングラスにストローをさして、一気に飲み干しました/ _0_アリア お茶の熱を楽しみながら「何も、食べないんですか?」/ _1_かずみ 「……食べてきたの」/ _0_アリア 「それは失礼。かずみさんくらいだと、食べ盛りなのかしらって」少しおどけてお茶をすする/ _1_かずみ 「……」 _1_かずみ かずみは小首を傾げながら _1_かずみ 「……そこの人、コーラを所望するの」 _1_かずみ 次の注文を行った/ _0_アリア それを眺めて「マスター、ご馳走様でした。また来ますね」と、席を立つ。 _0_アリア 「それではかずみさん。また、お会いできるのを楽しみにしています」と声をかけて退店/ _1_かずみ かずみの前にコーラが入ったグラスが置かれると、ストローをさして一気に飲み干す _1_かずみ そのまま、退店/