美冬 カランコロン 美冬 ゴスロリ服で入店 美冬 席について _1_美冬 「あ、マスター、赤ワインください」 / _1_有希 その「異物」はすでにそこに居た _1_有希 姿はなくとも、たしかにそこにあった _1_有希 美冬が二番カウンターに座ると _1_有希 クスクスとその隣から笑い声が聞こえる _1_有希 見ると、彼女はそこに座っていた。 _1_有希 血のような液体の入ったグラスを持って。 _1_有希 「いらっしゃい、みふゆん♪」 _1_有希 「待っていたよ」/ _剣 筋肉でむっちむちの2mの巨漢が荒々しくドアを開けて入る(今日はタンクトップ) _剣 「ふぃー最近 懐が寂しいからまたきちまった さーてだれかいるかなっと」 _剣 美冬をみつけて _剣 「お、美冬じゃなえか久しぶりだな」と片手を上げてあいさつしてT1まで移動する _剣 床がみしみしと音をたてた/ _2_美冬 「っっ。有希さん居たんですか。びっくりしました」 _2_美冬 本当に誰も居ないと思っていたのでびっくりする _2_美冬 「あ、剣さん。お久しぶりです。あの時のお怪我だいじょうぶですか?」/ _T1_剣 「おう この通りぴんぴんだぜ ま 俺の体は丈夫だからな」とちからこぶをつくりにやりと笑う/ _T1_剣 (あ、今日は大剣をせおってまーす)/ _2_美冬 「元気そうで良かったです」と笑い返す/ _1_有希 「(また騎士がひとりかぁ。・・・今日も退屈しなくて済みそうだなぁ)」 _1_有希 談笑する美冬の後ろでワイングラスをこっそり自分のものとすり替えてる _1_有希 / _かずみ BARの天井の端っこに、密かに開けられているポータルがあった _かずみ そこから、チェス駒十六個が次々に潜り抜けてくる _T1_かずみ 「……」/ _T1_剣 ゆきを見つけて _T1_剣 「うぉ全然気づかなかったぞ。お前さんと会うのは初めてだな。俺は武田剣、剣でいいぞ。お嬢ちゃん、あんたは?」/ _T1_剣 「ん?なんでこんなとこにチェスが?かずみのわすれもんか?」と隣に降りてきたチェスをみて?顔/ _T1_かずみ 駒は全て浮いてます/ _煉 ギィ、と扉を軋ませ、学生服を纏った目つきの悪い少年が入店。 _煉 「……今日はヤケに賑やかじゃねェか。」周りを見た後にぽつり、と呟くと適当な空いた椅子に腰かけます。/ _1_有希 くすっ、と愛想のいい笑いを向けながら「やぁ、小物。私も気づいていたけど歯牙にもかけないつもりだったよ。」「名前を教えたら、靴でも舐めてくれるのかな?」>剣 _1_有希 表情からは予想だにしない言葉を溢れ出させる/ _T1_剣 「おいおい ずいぶんないいぐさじゃねえか」 _T1_剣 「ま、お前さんもここにいるってことはそれ相応の力はあるんだろ。」 _T1_剣 「だがな」とここで声色を変え、少し殺気をまぜる _T1_剣 「俺も、それだけの力はあるつもりなんだぜ、「お嬢ちゃん」」と最後を強調して、剣の束に手をかけて、ゆきを眼差しで射貫く/ 暁 と、そこでドアが開き「お、お邪魔します」と 暁 帽子を深くかぶった高校生ぐらいの子が入ってくる。 暁 「あ、え?あれ、えーと…」 暁 状況が理解できずにその場でオロオロします。 暁 視線の先に、1人座ってる少年を見つけて、逃げるようにその少年の横に座ります。 _6_暁 / 九園 ゆっくりと扉が開いたと思うと和服の一見若いように見える男が、ゆっくりとした動作で中へと入ってくる 九園 しかし身に着けている服は誰が見ても高級と分かる代物であり、その眼は白く濁っており異様な雰囲気を醸し出している 九園 「おやおや・・・随分と沢山の方がいらっしゃるようですね」 九園 と呟くと、またゆっくりとした動作で席につく _4_九園 そして白く濁った目で周りの騎士達を眺め始める/ _2_美冬 入ってきた騎士たちに会釈をし、その後、すり替えられたワイングラスに気づかずに口をつけた (中身は何でしょ?)/ _1_有希 (有希の血ですよ)美冬の方を見てにやりと/ _1_有希 「やーん、怖いよー、みふゆん〜。」 _1_有希 隣の美冬の肩にしがみつきながら「冗談で『ごあいさつ』しただけなのにー」 _1_有希 「まぁ、BARだぜ?」「物騒なもんしまって、大人になりなよ?」>剣 台詞ごとに人が変わったように/ _T1_剣 「ま、それもそうだな」といって剣から手を離す _T1_剣 「……だがお前さんの名前はまだ聞いてないぞ? 名乗られたら名乗り返す。それも「大人」の対応だろ?」と不敵ににやりと笑う/ _T1_かずみ 宙に浮く十六の駒の内、キングは三番の席に置かれた _T1_かずみ その駒は、小学生程の少女に姿を変える _3_かずみ 「……そこの人、ソフトクリームを所望するの」>マスター _3_かずみ かずみは、椅子にちょこんと女の子座りをした _3_かずみ / _2_美冬 「え……?血?」口元を抑え _2_美冬 有希のもとにグラスがあるのに気づき _2_美冬 「優希さんですね、これ返します。あとワイングラス返してください」/ _2_美冬 訂正 <有希/ _5_煉 暫く横の喧騒を眺めていましたが、そこから「……あん?」と、隣に座ってきた暁くんを一瞥。 _5_煉 見据えた後、見るからにガラが悪そうな仕草でフン、と鼻で笑うと煙草代わりのココアシガレットを咥えます。 _5_煉 その最中にまた一人、自分の空いていた隣に座った九園さんに横目をくれて。 _5_煉 (まさか挟まれるとはなァ。…ツイてねェ。) と、そのまま、頬杖を突いて深い溜息を吐きます。/ _1_有希 「“女王”のタロットで、ググっとけー☆」 「・・・って言っても、パソコン使えない脳筋かな?」「ことおと ゆうき やく800さい の だいがく 1ねんせい です よろしくね 」にやり/ _4_九園 しばらく周囲を眺めて満足したようにマスターの方に向き直る _4_九園 「オムライスとコーンスープ、そしてお稲荷を頂けますか?あ、あと美味しいお酒を」 _4_九園 注文した物を受け取ると恐ろしいスピードで平らげると、お酒をゆっくりとしたペースで飲み始める _4_九園 そして左右の喧騒を再び楽しみ始める/ _1_有希 「あれ、間違えちゃったー、ごめんね」「・・・美味しかった?」にっこり>みふゆん/ _T1_剣 「そうか、ゆき、ところで、お前は――「何」――だ?人じゃないな、まぁそれは珍しくない。だがお前は「異質」だ。言葉も雰囲気もなにもかもがだ」 _T1_剣 (パソコンのことは否定できないが、なにも話すことはないな……) _T1_剣 「それと、人との話し方をもう少しちゃんとした方がいいぞ。将来困るだろうからな、800歳の大学一年生の「お嬢ちゃん」?」/ _6_暁 煉の一瞥によって硬直していた暁は、ようやく表情を硬くしながらも _6_暁 マスターのほうにむき _6_暁 「えっと、紅茶とサンドイッチをいただけないでしょうか?」<マスター _6_暁 とちょっと小声でおびえながらいいます/ _3_かずみ 「……」 _3_かずみ かずみはマスターからソフトクリームを受け取ると、ストローを差し込む _3_かずみ そして、ソフトクリームをストローで吸う形で飲みほした _3_かずみ コーンだけは、九園のお酒の方に放る感じで置いた _3_かずみ そして、いつものようにチェス盤に駒を並べ、一人でチェスを指し始める/ _4_九園 取り残されたコーンを摘むと口の中へ放り込み、お酒で流し込む _1_有希 「くすっ」 _1_有希 「おじさん、訊けば何でも答えてくれる人ばっかりじゃないんだよ」 _1_有希 「私が 何か」 _1_有希 「知りたいなら調べれば良いんだよ」 _1_有希 「その力で」 _1_有希 「暴力で」 _1_有希 「一方的に」 _1_有希 「無残に」 _1_有希 「徹底的に」 _1_有希 「人 と思わず」 _1_有希 「鬼のように」 _1_有希 「暴いてご覧」 _1_有希 「そうしたら、ほら、」誘うように _1_有希 「見せてあげるよ 私のことを。」 _1_有希 蛇のように眼を光らせ嗤う>剣/ _T1_剣 「そうか、まぁ俺はそうしても「かまわない」んだがな?」 _T1_剣 周りを見渡して、おのおのが行動をとっているのをみて _T1_剣 「ま、お前のいったように、こういう席で「こいつ」(剣を指して)はにあわねえからな。今日のところはひいとくわ」 _T1_剣 「だけどな」 _T1_剣 「そういうなめた口は、だれにでも通用すると思っちゃいけねえぞ?ゆうき」 _T1_剣 「ま、もっかい会うことがあれば、もっかい話すけどな。お前は蛇みてえにとらえどころがないやつだよ」 _T1_剣 「興が冷めたな、今日のところは帰るわ。美冬、またな」 _T1_剣 「それと、ゆうきもな」 _T1_剣 といって片手を上げてドアからがらんがらんと出て行くのであった/ _5_煉 「……コーヒー。」 左右に倣うようにマスターに苦い顔をしたまま注文すると、 _5_煉 すぐに出てきたコーヒーにそのまま口をつけます。 _5_煉 隣の九園さんの神速の食べっぷりには視線を少しだけ向けるものの、直ぐに外してココアシガレットを齧って。 _5_煉 で、いよいよ暇になったらしく「オイ、手前。」と肉食獣のように暁に対して鋭い視線を向けます。/ _6_暁 「ふえ?!」 _6_暁 と、食べている最中のサンドイッチを _6_暁 驚いて喉に詰まらせます/ _5_煉 「……手前、阿呆かァ?」 一瞥しただけなのにサンドイッチを詰まらせた相手を訝しげに見据え。 _5_煉 別に他意もないまま、そのままずいっと熱いコーヒーを相手の手元まで滑らせて、ただただ、様子を確認します。/ _6_暁 「うっ・・・けほっけほっ」 _6_暁 手元を確認せずに、カップをとって _6_暁 一気に口に流し込みます。 _6_暁 「げほっ?!あ、あつっ!!!」 _6_暁 / _1_有希 「あれー?怒って出ていっちゃったのかなっ♪」「みふゆん、元気してる?」グラスの血を美味しそうにぐびぐび/ _6_暁 「あ、あつかった・・・・」 _6_暁 一息ついてから、煉のほうに身体ごとむきます。 _6_暁 「えっと、ありがとうございます。痛覚は遮断できるから問題なんですけど _6_暁 呼吸器官はちょっと制御しにくいもので。助かりました」 _6_暁 頭を下げてお礼をいってから _6_暁 微笑みを浮かべます/ _2_美冬 「……元気には元気ですけど」「あまり初対面の人をからかったりしないほうが……というか有希さん血のむんでしたっけ?」/ _3_かずみ 「……」ちらっ _3_かずみ 「……式神、面白い駒をお持ちなの」 _3_かずみ かずみは、チェスを指しながら、九園に話しかける事もなく呟いた/ _4_九園 大男を目で見送った後に蛇の様な女性を見て誰にも聞こえない様な声で _4_九園 「面白そうですね」 _4_九園 と呟き、右側に座っている少年達をちらちと見てまた誰にも聞こえない声で _4_九園 「こっちは青春かな」 _4_九園 と呟く _4_九園 そして隣のかずみに白く濁った目を向け微笑む _4_九園 「駒か・・・確かに正しい表現だ、感情移入してしまってはまともに戦えませんからね」 _4_九園 「でも私にとっては駒ではなく大切な家族みたいなものなんですよ」と言いながら微かに笑う/ _1_有希 「可愛いなぁ、みふゆんは〜」 「好き好んで飲んでないけどねー。美味しい人のは美味しいの?」>みふゆん/ _5_煉 「……ソコは腐っても騎士ってかァ。」 相手の行動を暫し観察するように見ていたものの、その対応にはぽつりと呟き。 _5_煉 いつの間にやら去って行った大男によって場の空気が僅かに静まったのを理解したなら、 _5_煉 「別にィ。気が向いただけだ。」と吐き捨てて、視線を逸らします。/ _3_かずみ 「……そう」 _3_かずみ 「……家族と駒は、どう違うの?」/ _6_暁 「気が向いただけでも、 _6_暁 普通に命に関わることですし。 _6_暁 本当に、助かりました。ありがとうございます」 _6_暁 微笑みを浮かべながら _6_暁 「あ、そうだ。自己紹介がまだでしたよね? _6_暁 えっとつい最近騎士になりました、上杉暁(ウエスギアキラ)といいます。 _6_暁 高校2年の16歳です。先輩ですよね?よろしくお願いします」 _6_暁 / _2_美冬 「えっ…………まあ…味は人によって多少違うとおもいますけど」/ _5_煉 視線を逸らして頬杖を突いた格好のまま、自己紹介に応じます。 _5_煉 「……鴉丸 煉。」それ以外の質問にはなんだか癪なので答えません。学ランを着ているので、一見すれば高校生です。/ _6_暁 「鴉丸 煉さんですね」 _6_暁 名前を教えてもらって喜びながら _6_暁 「煉さん…じゃ親しすぎますよね。鴉丸さん、とお呼びしてもいいですか?」 _6_暁 と軽く首をかしげながらといます/ _1_有希 「えー、みふゆん、詳しいと思ってたのになぁ〜」 _1_有希 「うずうずしてきたから、あの子たちに遊んでもーらおっと♪」 _1_有希 瞬時にその姿は七番カウンターへ。 _1_有希 「こんばんは〜、女の子は如何ですか?」子供のような笑みで _1_有希 「あ、サンドウィッチもらうね〜」返答待たず、暁の皿のをむぐむぐ _7_有希 「あ、琴音有希でーす」「ゆーちゃんでも、ゆきりんでも、好きによんでー」くすくす/ _4_九園 「普通であれば駒が傷ついても死んでも悲しむ者はいない、それは分かるね?」 _4_九園 「そして家族と駒の一番の違いは、そこに絆が有るか無いか、と言った所かな」 _6_暁 「ふえぇぇっ?!!!」 _4_九園 「お互いに助け合って、迷惑を掛け合って、一緒に成長して、掛け替えの無い存在・・・」 _4_九園 しばらく虚空を見つめて、ふと我に返り _4_九園 「おっと、ごめんね、とまぁ上手く説明するのは難しいものだけど、きっといつか君にも分かる日が来るよ」 _4_九園 そういうと立ち上がり _4_九園 「じゃぁまた今度、と小さく礼をするとゆっくりとした動作で扉からでていった/ _6_暁 「え?!えぇ?!えっと、ゆうき、さん?」 _6_暁 と、おもいっきりびっくりした様子で有希のほうを振り返ります/ _5_煉 「別に、好きに呼べ。記号に興味はねェんだ。」自分の名前を記号と言いつつ、 _5_煉 新たに乱入してきた有希さんを相変わらずの睨みつけるような視線で見遣ります。/ _2_美冬 「……ここのところあの子からしかもらってなかったから」とつぶやき  _2_美冬 時間に気づき「あ、もうこんな時間。有希さんまた」と声をかけて退店/ _3_かずみ 「……」 _3_かずみ かずみは、盤上の駒を茫然と見詰める _3_かずみ 「……チェックメイトなの」 _7_有希 「んー、もっと遊びたかったけど時間だねー」 _7_有希 「それじy…」 _7_有希 言い終わる前に身体は黒い泥と化し。 _7_有希 どろどろと崩れ去った後 _7_有希 塵のように消えた _7_有希 / _3_かずみ (……駒同士はお互い犠牲にしながらも助け合って、一つの目的を達成するものなの) _3_かずみ (……家族も、そういうものなの) _3_かずみ 駒がかずみに周囲に漂う _3_かずみ そして、かずみはBARを後にした/ _5_煉 「……チッ、もうこんな時間か。」時計の針が閉店時間を差したのを確認して、小さく呟く。 _5_煉 がたん、と椅子から荒々しい動作で立ち上がったなら、視線を細め。 _5_煉 「オレぁ帰るぜ。死なねェように帰ンだな、ガキ。」当然無意味な台詞とは知りつつ、適当なことを吐くとそのまま扉に向かい、店を出ます。/ _6_暁 消えた有希と _6_暁 出て行った煉を唖然と見たあと _6_暁 ふと、我にかえり慌ててサンドイッチを食べて紅茶をのみほし _6_暁 「ご、ご馳走様でした!すごくおいしかったです、ありがとうございます」 _6_暁 とマスターにお辞儀をしてから _6_暁 慌てて店を出て行きます。 _6_暁 /