有希 「こんばんは〜」 有希 どこか気味の悪い笑顔を貼りつけた女性がドアを開け、入ってくる 有希 「…んー、今日はまだ玩具がないなぁ」 有希 席につくと、特に何を注文するともなく、カウンターに肘をついて虚空を見つめる/ 暁 「こんばんわ」と白のパーカーを来た高校生ぐらいの子が入ってくる。 暁 中を見渡し、有希に気づくと「えっと・・・ゆうきさん、こんばんわ。お久しぶりです」 暁 と丁寧に頭を下げてお辞儀をした/ _2_有希 椅子を回して座ったまま暁の方を向き _2_有希 「こんばんは〜。」「暁くん、今日も可愛いね?」くす、とからかうような笑み/ 暁 「え…えっと、ありがとうございます?」と首を傾げつつ 暁 「隣お邪魔しますね」と席に着いた/ _2_有希 「だって、女の子みたいな顔してるじゃないか」 _2_有希 「世の男どもが黙ってないだろうね〜」くすくす、嗤いながらマスターに赤ワインをオーダー/ _3_暁 「あう…そんなに女顔なんでしょうか?」ちょっと困ったように頬をかいながらアッサクティーをオーダー/ _2_有希 「現に何度も間違えているんじゃないのかい?」ワイングラスをくるくるまわしながら/ _3_暁 「そうなんですけど…容姿だけでそこまでまちがえられるものなのかなって思いまして」 _3_暁 熱いのか紅茶に息を吹きかけつつ、チビチビと飲む/ _2_有希 「見た目は大事だよ〜?」 _2_有希 「ちょっと服が違うだけで、眼の色が変わったりするもんだぜ」 _2_有希 暁の目を覗きこむように、蠱惑的な笑みを浮かべる/ _3_暁 「色や形が視覚的に人に与える印象はかなり違いますからね」 _3_暁 有希の目 _3_暁 訂正 _3_暁 覗き込まれた有希の目に視線をあわせながら、コップを置く/ _3_暁 「そういえば、ゆうきさんは僕の性別まちがえませんでしたよね?」首をかしげつつ/ _2_有希 「わかっているのに変えないってことは」「案外、満更でもないんだろ?」「女の子扱いされるの、をさ」 _2_有希 「まぁ、よく見てるからね」「肉体や心の隅の隅まで」くふふ、と下卑な笑いを漏らし、ワインを飲み下す/ _3_暁 「一応気にはしてるんですよ。ただ…」と一度言葉を切り _3_暁 「また変わってしまうとまた心配かけるんじゃないかって、怖いだけなんです」と苦笑をする/ _2_有希 「心配されるのが、怖い」 _2_有希 「笑っちまうぜ」「お前、騎士だろ?」鋭い目/ _3_暁 「騎士ですよ。騎士だとしてもただの人間です」 _3_暁 ゆっくり紅茶をのみつつ _3_暁 「そして、僕は自分本位なただの子供ですよ」/ _2_有希 「我儘なお子ちゃま、ってのは見ればわかるよ〜、あきらちゃん☆」 _2_有希 「死地に自ら飛び込む真似しといて」「これ以上の心配」 _2_有希 「そんなのあるわけないと思うんだけどなぁ〜」苦笑を漏らし、ワイングラスを空にする/ _3_暁 「矛盾してますよね。論理的じゃない」苦笑しつつ _3_暁 「それでもそう思ってしまうのが人なんだと思いますよ」紅茶のカップをおく/ _2_有希 「…人間だから。」「随分と体の良い良い訳じゃないか、ねぇ?」 _2_有希 「人間じゃない私へのあてつけなんて、酷いなぁ」えぐえぐ、と涙を流して。けれど、口元は笑みを浮かべ/ _3_暁 「ふえΣ」有希の涙に驚き慌てて視線を彷徨わせながら _3_暁 「いや、えっと、そういうつもりでいったわけじゃなくてですね…えっと」 _3_暁 彷徨わせていた視線を有希に戻すと _3_暁 「単純に、僕が人間でありたりだけといいますか…そう思っていたいだけなんです。言い訳は。わがままなので」/ _2_有希 一度顔をカウンターに伏せ、もう一度あげると涙の跡すら無く。 _2_有希 「人間様」「んーむ、いいご身分だ」くすくす 嗤い、暁を見やる/ _3_暁 涙の跡がないことに、キョトン、としたように目を開き _3_暁 (えっと…泣きまね?だったの、かな?) _3_暁 と苦笑をかえしながら紅茶のカップを手にとります/ _2_有希 「泣き顔の方がお好みだったかな?かな?」 _3_暁 「いえ。そういうわけではなくて…」ちょっと慌てつつ言葉を返し _3_暁 「それに僕は笑顔のほうが好きです」/ _2_有希 「ほんとにそーお?」 _2_有希 「困ってる人」「泣いてる人」「傷ついてる人」 _2_有希 「キミが気にしているのはそういう人なんじゃないのかな?」 _2_有希 / _3_暁 少々驚きつつも「気にしているのはそういう人ですね。好きなのは笑顔ですけど」 _3_暁 紅茶をのみほし、カップをおいてから _3_暁 「ゆうきさんってすごいですね。よく人を見てる…それとも僕がわかりやすいのでしょうか?」/ _2_有希 「両方だね♪」「それが仕事みたいなものだしね」/ _3_暁 関心したように有希をみて「お仕事なんですね」と尊敬の眼差しに変わります。/ _2_有希 「うん、そーだよ」「なんなら暁くんもバイトしてみる?」ニヤニヤ/ _3_暁 「え、いいんですか?」とうれしそうにいってから、一瞬何かを思い出したのか _3_暁 目に見えてわかるほど意気消沈しながら _3_暁 「あ、学校の規則でバイトはダメだったんだ…」とちいさくつぶやきます/ _2_有希 「んー、大丈夫じゃないかな?」「会社じゃないし、私のお手伝い、みたいなものだからね」 _2_有希 / _煉 からん。二人の会話を裂くように、一つ鳴り響く扉の開閉音。 _煉 一先ず、と片手に一つ、手に持っていた袋を無造作にカウンターに置いたなら、そこで漸く二人の姿を一瞥し _煉 それが両方見知った顔であることに気付くと、息を吐いて腰を降ろし。その席は相変わらず、距離を取ったもので。/ _3_暁 有希の言葉に返そうとしたときに、音に気づき視線を向け _3_暁 「あ、先輩。こんばんわ」/ _3_暁 有希に向き直り「お手伝いなら、大丈夫かな…」と考える仕草をしつつ _3_暁 「もしよければ確認が取れてから、お手伝いさせてもらってもいいですか?」/ _5_煉 視線を向けてくる暁に一つだけ目線をくれるものの、挨拶を返す気はなかったのか。 _5_煉 視線を正面に向けて、「珈琲、」と注文だけを投げ掛けたなら、頬杖をつき、どこともなく視線を投げて/ _2_有希 「あ、れんれん。せんしゅーはお疲れー」「今日もツンツンしてるねぇ?隣、座るよー☆」にやにやと笑みを浮かべ _4_有希  「うんうん、いつでも歓迎するよ」くす、と<暁くん/ _5_煉 「ッチ、」 死んでやがらなかったか。そういわんばかりの舌打ちをもらして、それを返事と変えて>有希/ _3_暁 「ありがとうございます」と微笑みを浮かべてから「マスター、おかわりもらえますか?」/ _4_有希 「また逢えて嬉しいくせに」「照れるなよー♪」>煉/ _5_煉 その言葉に心底嫌そうな表情を浮かべ。 「……はァ? 寝言は寝て言いやがれ、クソが」>有希/ _4_有希 「ほんと、素直じゃないよね、れんれんは」「ねー、暁くん?」/ _3_暁 「え、えーと…」有希と煉のやり取りに戸惑いつつ、困ったように頬をかきます/ _5_煉 戸惑う様子の暁に、まるで貫くような鋭い視線を向けると、差し出された珈琲を受け取り。/ _4_有希 「ほらほら〜、暁くん」「先輩のデレが見たいなー♪、っていってご覧?」 _3_暁 「あうっΣ」鋭い視線に硬直。さらに有希の言葉に _4_有希 「ところで、その袋には何が入っているのかな」くす、と/ _3_暁 「ふえぇぇぇ?!!」と混乱しながら再度硬直。/ _5_煉 困惑している暁を冷ややかな視線で見つつ、マスターにその紙袋を渡すと、 _5_煉 「…知るかよ、そンなこと。宮司に持たされただけだ。」/ _4_有希 「あぁ、おつかいかぁ」「れんれん、大人だね♪えらいぞー」撫でようと頭に手をのばす _4_有希 / _5_煉 「……Shit.」 頭に迫る手、その手首を掴んで、その動きを阻もうとし。/ _4_有希 「ぃやん♪」「あんまり強く握ると千切れちゃうよー?」/ _5_煉 「ハ。」「どうせ生えんだろォが。」 嘲りの色を交え、吐き捨て/ _4_有希 「いや〜、案外そんな力残ってないかもしれないぜ?」「魔獣と殺り合って、一度は無くなりかけた肉体だし♪」試してみる?と言わんばかりに怪しく嗤う/ _5_煉 「――ソレなら、その程度だった…それだけの事。だろ?」 それに動揺も見せず、蒼い瞳を細めて/ _4_有希 「それはキミの判断に任せるよ」一瞬だけ、眼の奥が鋭く光る/ _5_煉 「………Shush you.」 淡々とした声で、荒い言葉を吐くと、……容赦なく、その手に力を籠め。/ _4_有希 ぐき、と鈍い音が伝わる _4_有希 「…気持ち良い感触、かな?」表情は変わらず、誘うような笑み _4_有希 「暁ちゃん、れんれんに折られちゃったー」くすくす/ _3_暁 「ふえ?!え?え?!」 _3_暁 有希の言葉で硬直から解除されるも _3_暁 現状の認識ができていないのか未だ混乱中/ _5_煉 「……フン。」 痛みを感じてすらいない様子、そして暁の混乱に目を細めては折れた感触のあった手を離し/ _4_有希 「あれー?離しちゃうの?」「開放骨折させて、そのまま引きちぎるのかと思ってたよ」ふらん、と伸ばしていた腕はあらぬ方向へ/ _3_暁 「Σ」 _3_暁 有希の腕を見て、再度一瞬硬直。そして混乱はある程度落ち着いたらしく _3_暁 「え?!何で腕が…あ、手当てっ」/ _5_煉 「…どォせ、無意味だ。」 無意味なことに時間を割く心算はない、と視線を外して。暁が慌てる様子にも視線は向けず。/ _3_暁 「無意味?」と煉の言葉に首を傾げつつ、マスターに応急処置の道具を借りようとします/ _4_有希 「意味はあるさ」「キミの手に感触が残る」「そして、血が流れる」くす、と笑って _4_有希 「ぐす、暁くん」「痛いから、早く治療して?」あきらのほうを向くと、その目には一瞬で涙をため _4_有希 涙声に艶がまじる/ _3_暁 「ちょっと痛いかもしれませんけど、すぐ終わらせますね」と借りた応急処置の道具を _3_暁 的確に迷いなく使い、有希の腕を手当てします。慣れているのかその道の職の人並の手際です/ _5_煉 有希の台詞に、眉間へと色濃く皺を寄せると無造作に血を拭い、珈琲に口を付けて。/ _3_暁 「はい、これで応急処置は終りです。でも病院にいってちゃんと治療はしてくださいね」 _3_暁 道具を片付けつつ、一瞬視線を何処か別のところに向けてから、有希に微笑みます/ _4_有希 「ありがとー」「暁くん、優しいね」微笑み返し、 _4_有希 「無意味なことなんてないさ」「たとえどんな弱者の死ですら、確実に」な?と言わんばかりに煉の方へ顔を向ける/ _3_暁 「どういたしまして」と微笑み返しながら「ありがとうございました」とマスターに道具をかえします/ _5_煉 …思うところがあったのか。その言葉に僅かに眉を動かすものの、返すのは沈黙のみ。/ _4_有希 「まぁ、弱者が弱者であることは変わらないけどねー♪」マスター、ブランデー。と緩んだ雰囲気で/ _3_暁 「?」二人の会話内容に疑問を浮かべつつも、紅茶をチビチビ飲みます/ _4_有希 「息をはくように人を殺しているやつも、人を殺すのに無感情なわけじゃない、ってことだよ☆」「暁くんにはちょっと難しいかな?」くすくす/ _4_有希 「逆に言えば、虫ケラのように死んでいったやつにも」「死んだ意味がある、ってことさ」ブランデーのロックをカラカラと鳴らす/ _5_煉 表情は変わらず、ただ珈琲を飲み下すと、目を伏せて有希の言葉に肯定も否定も示さず、しかし小さく息を吐き/ _3_暁 「…そう、ですね」と、何か思うところがあるのか、 _3_暁 言葉をつむぎながら、紅茶を飲みます/ _4_有希 「ん?どーしたの?ふたりとも黙りこんで?」「何かツボに入って、笑いでも堪えてるのかな?」ん?と左右の顔を覗き込む/ _3_暁 「笑いをこらえてるわけではないですよ」と苦笑を有希にかえしつつ/ _4_有希 「何か思うことあるんだろ?」「虫ケラを殺した記憶かな?」「それとも」 _4_有希 「虫ケラのように殺された記憶かな?」にや、と口をゆがめる/ _3_暁 「」 _3_暁 訂正。 _3_暁 「えっと、記憶についてはちょっとわからないです。状況証拠で推測するしか」 _3_暁 苦笑しつつ困ったように言葉を紡ぎます。 _3_暁 「けど、1回目はころされたのかもしれませんね」/ _5_煉 有希の言葉に嫌悪の色を交えた蒼い視線を向け。それでも、素直に答えてしまう暁に深い溜息をもらし。/ _4_有希 煉の仕草を察し「…昔話は嫌いかい?れんれん?」 _4_有希 「たまにはいいもんだよ」「箸休め、みたいなものでさ」/ _4_有希 「ふーん、記憶があるのはどこからなのかな?」驚くほどすんなりと言葉を返し>暁/ _3_暁 まるで空中に開いている本を読んでいるかのような視線の動きをしてから _3_暁 「えっと…最初の記憶は病院の病室ですね…8歳のときですね」と視線は空中のまま/ _4_有希 「ふむふむ、それで?」ブランデーをちびちび飲みながら。促す/ _3_暁 「そこから…記憶が無かったのでいろいろ覚えていきました…いたって普通の子供の生活だと思いますよ」 _3_暁 視線はやはり空中のまま。 _3_暁 「比べる対象がいませんけど…」/ _4_有希 「えー、一回目は殺されたかも、とかって言うから期待したのにー」 _4_有希 「ふつーじゃん!」「金返せ−」駄々をこねるように、頬をふくらませ _4_有希 / _3_暁 「えっと・・・その記憶が無くなったときにたぶんころされたんだと思いますよ」と有希の反応に苦笑しつつ/ _3_暁 「半年ほど昏睡状態だったらしいので」 _3_暁 視線を空中から有希にうつして _3_暁 「失う前に何があったのかは人伝えにしか聞いてませんからなんともいえませんけど _3_暁 生きていたのが不思議なぐらいだった、目覚めたのが奇跡だ、的なことはいわれましたね」 _3_暁 まるで他人事のようにサラリと言葉にしながら苦笑/ _4_有希 「そこらへんがルーツなのねー」つまらなさそうに指でカウンターをなぞる _4_有希 「人づてか、記憶があるか、そんなの大差ないぜ?」 _4_有希 「今自分の記憶も」「誰かに造られ、操られているものじゃない、なんて言えないでしょ?」くす、と笑い/ _3_暁 「…そう、かもしれませんね」何か引っかかる言葉があるのか、少し間があってから言葉を返します。 _3_暁 そして紅茶を飲みつつ(人づての記録も、改竄されることだしね…)/ _4_有希 「全て疑うのも疲れる」「全て信じるのも不安」「だったら」 _4_有希 「好きなことだけ覚えて、嫌いな記憶なんて捨てちゃえよ」 _4_有希 「もっとも…」「捨てたはずの記憶が良い感じに戻ってくるんだけどな」くすくす/ _3_暁 「そうですね。嫌な記憶は戻ってくるけど、望んでいる記憶は戻ってきませんし…」 _3_暁 紅茶をのみほし、カップをおいて「マスター、ミルクティーもらえますか?」/ _4_有希 「ま、記憶なんてナンセンスなものは当てにせず」「今を愉しむのをオススメするけどね☆」/ _4_有希 「れんれん、キミはどーなんだい?」「昔語りしたくなってきたかい?」にや、と嗤い/ _5_煉 二人の会話に沈黙していたものの、目を細めて睨みつけるように _5_煉 「……下らねェ。」「過去だの、記憶だの―――」 _5_煉 「どォせ、戻りゃァしねェんだ。興味ねェよ。」/ _3_暁 有希の言葉に微笑みだけ返して、受け取った紅茶を飲みます。どうやら温度は飲める程度の熱さのようだ/ _4_有希 「グッドだね☆」「全くそのとおりさ」 _4_有希 「たださっきも言ったけど」「たまにはいいもんだよ?」「今を彩る、いいスパイスになったり、ね♪」/ _5_煉 「 _5_煉 「……ハ。だから、下らねェんだ。」/ _4_有希 「今にすら興味と関心もなければつまんないもんさ」 _4_有希 「神様気取り」「ってやつだね」ハハハ、と乾いた笑い/ _5_煉 「……イイ皮肉じゃねェか。」 ハ、と相手同様に吊り上げた口許に笑みを浮かべ。とはいえ当然、好意的な色はなく/ _4_有希 「そうでしょ?」「熱くなれない、心が動かない、愉しくない」 _4_有希 「そいつは一人で完結して引き篭もってる神様なんだよ」 _4_有希 「さぞかし、世界はちっぽけだろう?」/ _3_暁 二人の雰囲気の変化にヒヤヒヤしつつ、どうにもできそうにないので紅茶をのみつつ様子を伺います/ _5_煉 「……世界、ねェ。」 有希の言葉に対して、否定を返しもせず。とはいえ、肯定でもなく。 _5_煉 強いて言うならば、世界そのものに興味すらなかった、とばかりに、視線を虚空へ向けて/ _4_有希 「うんうん、無価値で無意味な世界にしてるのはソイツ自身ってことー」 _4_有希 「まぁ、それが過去の縁か前世の因果か」 _4_有希 「はたまた誰かの呪縛か、洗脳か、改造か」 _4_有希 「それに引きづられてる以上は神様「気取り」」「私から見れば、人間以下だねぇ♪」/ _5_煉 その言葉に、小さく口を開く。 _5_煉 しかし、そこから声が漏れることはなく、代わりに舌打ちだけを。/ _4_有希 「さて、そろそろ帰って寝よーかな」「暁くん、治療ありがとー。大好きだよ♪」顔は真顔で言葉を紡ぎ _4_有希 「珍しく」扉を開けて外へ出ていく/ _3_暁 「あ、いえ。どういたしまして。ちゃんと病院で治療してくださいね」 _3_暁 と有希の言葉に返しながら「おやすみなさい」と扉から出て行く有希をみおくります/ _5_煉 心中に抱えたそれを指摘して去って行った有希を見送ることもなく、深い息を吐いては視線を遠くに向け。/ _3_暁 紅茶をのんびりのみつつ視線を空中に向け _3_暁 《記憶領域内の情報照合終了 異常なし》 _3_暁 (結局表に出ない、裏でさえもみ消された記録か…人には記録できなかった情報…) _3_暁 カップを空にして、息を吐き出します/ _5_煉 冷めきった珈琲。それに浮かぶ、白い顔と蒼い瞳。 _5_煉 …記憶にあるそれによく似たものを暫し見据えた後、かき消すように珈琲を飲み干し、 _5_煉 タイミングよく震え始めたK-Phoneを手に取って、立ち上がり。/ _3_暁 立ち上がった煉に気づき視線をむけ _3_暁 《時刻 1:49》 _3_暁 (そろそろ帰る時間か…)/ _5_煉 そして、暁に視線を一瞥し…しかし、口は開かずに視線を正面に戻すと、BARを去って/ _3_暁 「おやすみなさい」と去る煉の背中にいいながら見送り _3_暁 《創造終了 展開完了 各リンクを確認 全機能正常に起動》 _3_暁 取り出した携帯をメールを一通だけ送り「マスターおいしかったです。ありがとうございます」 _3_暁 席を立ち「おやすみなさい」扉から出て行きます/