_1_美冬 「マスターの言っていたことあたりましたね、丁度そのうち誰かくるかもって話してたところなんですよ」と微笑み返す/ _2_暁 「そうなんですか?すごいですね」 _2_暁 席につきつつ、カバンを足元において「マスター、レディーグレイをお願いします」/ マスター_3 「かしこまりました」どうぞ/ _2_暁 「ありがとうございます」紅茶を口に運び、ほう、と息を吐き出す。 _2_暁 どこかしら何か一仕事終えたような感じがするのは、気のせいだろうか…/ _1_美冬 「暁さん、お疲れのようですけど大丈夫ですか?」/ _2_暁 「えーと…」苦笑しつつ _2_暁 「学生としてはしょうがないことなんですけどね…」 _2_暁 ちょっと遠い目をしつつ「夏休みの宿題って、前日にするものじゃないですよね…」/ 有希 店内の薄暗がりから這い出るように、影が大きくなり形を成す 有希 「ふーむ。今日は居るみたいだねぇ♪どもども、こんばんは」 有希 相変わらずどこか欠落したような表情で/ _2_暁 「こんばんわ〜」微笑みを浮かべつつ/ _1_美冬 「最期に残してしまう気持ちもわからなくはないですけど、先にやったほうが……あ、優希さんこんばんは」/ _2_暁 「ですよね…一応夏休み入る前に言ったんですけど、結局今日までやってなかったんですよ。友達が」 _2_暁 ため息をつきつつ「何で毎年残すのかな…」/ 有希 「…相変わらず、そうだねぇ。キミらは。」 有希 ゆるりとしたBARの雰囲気に苦笑を漏らし、席につく/ _3_有希 「そーいや、暁ちゃんはJKだったかぁ〜」「ご多分に漏れず、宿題に追われでもしてるのかな?」暇そうにオーダーしたブランデーを流し込みつつ/ _2_暁 「えーと…JKって女子高生ですよね?僕は男子高生ですよ?」 _2_暁 首を傾げつつ _2_暁 「僕は夏休みの半分ぐらいでおわらせてますよ、幼馴染と一緒に」 _2_暁 若干疲れたように「友達はいつも最後まで残してなきついてきますけどね…」/ _3_有希 「『J(女子にしか見えない男子)K(高校生)』だから仕方ないだろ?」 _3_有希 「ぁあ、件の幼馴染ね…」口元だけが面白いことを見つけた子供のように変化する _3_有希 「可哀想な友だちのために、学校関係者数人事件に巻き込んで休校にしなよ」/ _2_暁 (そういう略しかたもあるのかな?)「いえ、そこは可哀想な友達のために只今幼馴染による徹夜の勉強会が開催されてます」 _2_暁 何処か遠い目をしつつ _2_暁 「例年通り僕の部屋で…」/ _1_美冬 「……そういえばうちの同居人は確か始日で終わらしてたわね、本当なら終わりようのないものまで」/ _2_暁 「本当なら終わりようのないもの?ですか?」首を傾げつつ/ _3_有希 「そりゃ指導と称した虐待&不当な住居占拠だねぇ〜」「動機は充分だ、殺っちゃえー☆」くふふ、と漏らしつつ _3_有希 「へぇ、みふゆんの御相手も学生なのかぁ」「それは初耳だなぁ」くすくす/ _1_美冬 「英語で夏休みのエピソードを書きなさいとかを創作で」苦笑い/ _2_暁 「精神的には既にやられてますよ、間違いなく」 _2_暁 勉強会の様子を思い出したのか、ちょっと顔は青ざめつつ _2_暁 「夏休みのエピソードですか。僕のところは読書感想文か自由創作文でしたね」/ _1_美冬 「あれ?そういえば学生だって言ってませんでしたっけ?」 _1_美冬 (そういえば言ってなかったきがする……うーん、まあいいか……)/ _3_有希 「老いて醜くなる前に自分のモノに出来ればいいけどねぇ♪」美冬への返しであることは自明だが、あくまでも独り言のように/ _3_有希 「可哀想だねぇ。」「おねーさんだったら、手取り足取り、優しく終わらせてあげるのに〜」<勉強会 / _2_暁 「ちゃんと理解してもらわないと、休み明けのテストで補習になりますからね」 _2_暁 苦笑しつつ「補習になると部活ができませんし、補習をさぼって部活にこられるのも問題ですから、きびしくもなりますよ」/ _1_美冬 ぴくりと反応して「……置いてかれるのが寂しいんですよ」 (そういえばこのあいだ外見年齢ぬかれちゃったなぁ……)/ _3_有希 「人のまま、とか変なこだわり持ってるからそーなるんだよ?」くす、と笑って _3_有希 「…まぁ、酒の場だ。愚痴があれば聞こうじゃないか」いつの間にか美冬の左肩を抱き寄せ/ _2_暁 キョトン、と有希と美冬を見つつ「マスター、チョコレートクッキーもらえます?」/ _1_美冬 「愚痴というか……」 _1_美冬 「好きだって言うじゃないですか、で、OKって言われたとするじゃないですか」 _1_美冬 「ずっと一緒にいてってなるじゃないですか……。それがほんとにそうできちゃうから、重くて最初も切り出せないだけですよ……」/ _0_有希 「青春してるリア充、爆発しろ」「…なーんて言われないかぃ?」くすくす<部活云々 美冬の顔越しに暁を見やり/ _0_有希 「重いも何も。」「みふゆんの場合、強引に、じゃなく、意思を確かめつつ進めるつもりなんだろ?」 _0_有希 「…同族にするリスク云々含めてさぁ?」ニコニコ顔で、邪気など孕んでいませんよ、という素振りが既に胡散臭くみえるが/ _2_暁 キョトン、としつつ「僕の高校、基本部活参加率95%超えてるので…えっとリアジュウ、とかいわれませよ?」<有希/ _0_有希 「・・・・・・」「これは晒すしかないっしょ♪引きこもり、DT、ニートの皆さん?」どこかにカメラでもあるのか、虚空へ熱く問いかける<暁の返答を受け/ _1_美冬 「そのつもりだから重いんじゃないですか……」といって目を伏せる/ _2_暁 何かあるのか、と周囲をキョロキョロと見渡しつつ、頭上には疑問符が浮いている。 _2_暁 結局何もわからなかったのか、首を傾げつつクッキーをモグモグ/ _0_有希 「同意が得られれば問題無し♪」「相手も納得済みだし、いいじゃん。」 _0_有希 「同意が得られなくても、問題ないない☆」「どーせ、歳取れば取るほど距離感は開くよ?」 _0_有希 「早いうちに決断して、行動しないと…」 _0_有希 「…いつのまにか、独りぼっち、」「だよ?」くす/ _1_美冬 「うー、そうかも知れませんけど……。かんたんに出来れば苦労はないです」/ _0_有希 「まぁ、恋愛ってそんなもんだよねぇ」<簡単に出来れば〜 一転頷きながら、美冬の髪をくしゃくしゃ撫でる _0_有希 「…何で躊躇っちゃうのかねぇ?」「怖い?気まずい?恥ずかしい?」/ _1_美冬 「……全部ですよ」/ _2_暁 (恋愛…人間が他人に対して抱く情緒的で親密な関係を希求する感情…だっけ?) _2_暁 クッキーをモグモグしながら(そういえば、恋わずらいで宿題を忘れてた・・・とかいって宵に殴られてたような…)/ _0_有希 「今の関係が壊れるのが怖いから〜♪」「思い詰めてるのが自分だけかも、って気まずくって♪」「…そして何より気持ちを吐き出すのが恥ずかしい☆」 _0_有希 どこかで聞いたようなポップス調のメロディで歌い、笑う。 _0_有希 「…そんな感じ?」/ _1_美冬 「そう言われると否定したいですけど……そんな感じです」/ _0_有希 「ん。総括されると味気ないもんね、恋愛感情って。」 _0_有希 「まぁ、みふゆんの性格上、何か事件でも無い限り、暫くこのままな感じだね?」/ _2_暁 (あれ?恋わずらいするような相手いたっけ?てか夏休み部活しかしてなくない?) _2_暁 クッキーを食べ終え、紅茶を飲みつつ _2_暁 (あ、だから宵に殴られたのか。嘘ついてたわけだし。美冬さんの状態が恋わずらいなのかな?)/ _1_美冬 「……かもしれません」<有希/ _0_有希 「…ただ、闇のものとか人間とか、そんなの超えて私がアドバイスするとすれば」 _0_有希 「変わらないものはない、ってことかな」「現状維持を選んでるつもりでも、それは現状維持になってないのさ」 _0_有希 「『このままがいい』は叶わない」「…どう変えたいか、だね?」 _0_有希 「…………もっとも、私に頼めば『このまま』にしてあげても良いよ」甘く、深い声で/ _1_美冬 「……いえ……それはえんりょしときます」 _1_美冬 (とんでもないことになりそうだし) _1_美冬 「そのうち、自分でどうにかします」/ _0_有希 「…どう変わるのか愉しみだね?」くす、と笑ってブランデーを飲み干す/ _0_有希 「そーいえば、その相手って、何ていうんだっけ?」「どんな感じのコ?」何気なく/ _1_美冬 「……千夏恵ですけど。明るい子ですよ」言うか少し迷って、いまさら隠しても意味ないか思い話す/ _2_暁 「ん?」携帯が着信を知らせたことに一瞬だけ疑問を浮かべ「ちょっとすいません」一言断りをいれてから _2_暁 扉に向かい通話ボタンを押す。「どしたん?…は?あー…わかった。とりあえず一時休憩で…」といいながら扉から出て行った/ _0_有希 「へぇ、いい名前だね?」「高校生?中学生?そのくらいの歳で同居してるんだ?」/ _1_美冬 「いま高校生です」 _1_美冬 「……3年前の2月に彼女も家族をなくしたので、それから一緒に住んでますよ」/ _2_暁 大きくため息を付きつつ席に戻り大きくため息をつきつつカップに残っている紅茶を飲み干す。 _2_暁 そしてカバンをもつと「お先に失礼しますね、おやすみなさい」と挨拶をして _2_暁 「マスターご馳走様でした」席を立つ。そして扉に向かいながら _2_暁 「宵…頼むからキレルだけは我慢してて」と見た目にそぐわないつぶやきが零れ、扉がしまった/ _0_有希 「ふーん、3年前の2月ねぇ」「何かあったっけ?」/ _1_美冬 「……魔獣王との戦いがあった日ですよ。彼女だけでも助かったのは有希さんに感謝してます」/ _0_有希 「…!?」身体が強張り、顔が歪む _0_有希 「……く…そ、こまで琴線に触れるか…」苦しげに、顔を隠すように手で覆い _0_有希 その場から姿を消す/ _1_美冬 「有希さん??」突然消えたことをいぶかしみ _1_美冬 「あ、閉店時間ですね。マスターごちそうさまでした」なにかまずいことを言っただろうかと思いながらも店を後にした/