_熊五郎 「うおぉぉ、さみっ!」大声でそんなことを言いながら、バタバタと入店。ランニングシャツに長ズボン、という出で立ちなのだから無理もない。 _熊五郎 「おやっさん、熱燗頼むわー」とか言って着席。/ _Kuma -> _8_Kuma _8_熊五郎 上着も着ないまま、酒が出るまで腕をさすりつつ酒を待つ。 _8_熊五郎 「ん?あー、さすがに寒ぃよ。特にこっちゃ乾燥してっけなあ」「おう、すまねぇな」出てきた熱燗をズズーっ/ _8_熊五郎 「…ってああ、こっち徳利だったか」/ _煉 吹き抜ける冷たい風を連れて、扉が開く。 _煉 からんと鳴った乾いた音と共に黒いロングコートを揺らして、店内へと足を運ぶと適当な椅子に腰を下ろして _煉 常と同じように珈琲を注文すると、傍らにコートを置き/ _Len -> _6_Len _8_熊五郎 「おっわ、寒っ!」入ってきた寒風に思わず縮こまる。「…って、おう兄ちゃん!」盃片手にニカッと笑いかける>れん/ _6_煉 身体を縮こまらせる相手の声に視線を向けると、盃を持った相手の姿に目を細めた後、すっと視線を外し/ _8_熊五郎 ん?と首を傾げ、「なーんだ、つれねぇなあ?」ぐびぐび「おやっさん、もう一本〜」/ _6_煉 差し出された珈琲を口許に運び、僅かに横目で見たことがある気がする相手の姿を確認し、思い出しかねたのか眉間に皺を寄せ/ _8_熊五郎 スポーツドリンクを飲むかのような勢いでお銚子をすでに5本空にし「…そろそろあったまってきたかな?」とか呟きつつコキコキと首をならす。 _8_熊五郎 「兄ちゃんは呑まねえのかい?ん?」注文がてら空の徳利の首を振りつつ>れん/ _6_煉 「……成人していない」 目付きの悪い悪人然とした外見である割に、妙に真面目に答え>くま/ _8_熊五郎 答えてくれたことを素直に喜んで満面の笑みになり「そーかそーか。つっても、イケる口じゃねえの?」酔ってないけど7番にずずいと身体を寄せるように絡み始めた/ 有希 「…うー、寒い。」冷たい風から逃げ入るようにドアを閉め 有希 「あら、こんばんは。」先客を見つけて、声をかける。 服装はゆるーっとしたルームウェア/ _8_熊五郎 「お、うぃーっす!」7番カウンターに肘を置いたまま振り返って>有希/ _6_煉 何だこいつ、と身を寄せてくる相手をみつつ「飲めなくはない」とのみ答え。<くま _6_煉 身体に触る冷たい風に視線を滑らせると、先日の痛い別れが脳裏を過ぎり、眉根を寄せ、されど言葉はなく<有希/ 有希 「あれ、クマ。もしかして未成年の子に絡み酒?」「悪い大人だなぁ」あはは、と笑ってずいっ、となかに割って入る/ yu- -> _7_yu- _7_有希 「私で良ければ付き合うよ。」勝手にお銚子を取って、お酌をしようとする>クマ/ _8_熊五郎 「どう見たって呑めそうな顔してんじゃねえか?」割って入ってきたのを素直に引いて、それでもなおレンを見やる。 _8_熊五郎 「おお、すまねぇな」何だか大きなお猪口でたっぷりと受けて/ _6_煉 「元々、こういう顔だ」 気分を害した様子もなく、淡々と返すとまた一口珈琲を飲み下し<くま/ _7_有希 「あ、じゃあ私にもお猪口を下さい」普通のwお猪口を受け取り。 「若いうちから苦労してるんでしょ、それだけ」レンの言葉をうけ/ _8_熊五郎 「まー、こんなとこ来る若いヤツは色々腹に持ってるろうしな」有希についで自分にもついで空にしたところをマスターに注文/ _8_熊五郎 「ってなんだ、お前ぇさんもまだ若いんじゃねえか?」きょとんとして>有希/ _7_有希 「…ととと。」波々のお猪口をくいっと飲み干し。「…あー、久しぶりに飲むけど、これはこれで美味しい」/ _6_煉 有希の言葉に対し何も返しはせず、横で酒盛りを始めた二人に口を挟むでもないままで/ _7_有希 「んん?」「ふふっ。…いやいや、歳はクマより上だよ」にやっ、と笑ってみせ/ _8_熊五郎 その笑いに、本能を揺さぶられる何かを一瞬だけ感じたものの言葉を失っただけに留まり、「…いやー、ああ、そうか…」言葉を濁す。 _8_熊五郎 「そうそう、甘酒ならいけんじゃねえのか?」思い出したように、有希越しに>れん/ _7_有希 「ん?」何か含みの有りそうな反応にきょとん、とするも、気にしないことにして、空になった器をまた満たす/ _6_煉 「……神酒以外、呑んだことはない…が」 眉間に皺を寄せたまま、飲ませたいのか、と言外に問い/ _7_有希 「アルコール飛ばしてあるやつならいいんじゃない?」「そこまでお酒に拘らなくても良いと思うけど」苦笑し/ _8_熊五郎 有希の注いでくれた酒を飲み干し、煉の反応がまんざらでもないので「まあ正月も終わったっけなー。でもなーんか、やっぱ大勢で呑みたい時があんだよなあ」有希のお猪口にも注ぎつつ。 _8_熊五郎 「俺ぁ、昨日あんまりくしゃみが出るもんだから、熱ぃの飲みに来たんだけどな」と、銚子ごと飲み干しておかわり/ _7_有希 「なんだか分かり易くタイプの違う人種が隣にいるなぁ」と笑いながら「風邪でも引いた?」<くしゃみ/ _7_有希 「鴉丸煉は何時から堂々と飲めるようになるの?」/ _8_熊五郎 「風邪なんてな生まれてこの方引いたことねぇんだけどな?」もう平気だしなあ酒うめえなあと頭ポリポリ/ _7_有希 「ってことは、くしゃみが、ってただの方便か。ははは」<酒飲みに〜/ _8_熊五郎 「いやー?なーんか止まらなかったんだよなあ…?」首を傾げつつ酒を呑む手は止まらない/ _6_煉 有希の問いかけに、思い切り眉間に皺を寄せ。 _6_煉 「……三月、三日」/ _8_熊五郎 「おー、ひまなつりの日か。桃の節供かあ!めでぇせな!」特に悪気もなく笑いながら/ _7_有希 「…え? 何? 今年?」「覚えやすくて良い・・・、っていうか成人の年かぁ〜。」にこにこと笑い「おめでとう!」/ _6_煉 雛祭り、という言葉に一層顔を顰めながらも、他者から祝われることに慣れていないのか険しい表情のまま珈琲に口をつけ、そのままマグを空にして/ _7_有希 「…ん? あまり嬉しい事じゃないの?」険しい表情の煉を覗きこむように/ _6_煉 「……別に。どうでもいい」 顔を背け、素っ気なく返すとそのままマスターに追加の珈琲をオーダーし/ _7_有希 「そういうものなの?」クマにも話を振ってみる 「ニュースでは成人式、って結構派手に取り上げてるじゃない」/ _8_熊五郎 「誕生日があるってのは…ちっさい頃から成長して大きくなったってのはいいことだな」ふと呟いて「親父やお袋さんに親孝行すんのが照れくさいとかそんなんじゃねえの?」と若干的はずれなことを有希に返して酒をオーダー/ _7_有希 「そうなの?」そのままこんどは反対方向へ首を動かし>煉/ _6_煉 その答えと問いには、俯き気味で、されど沈黙が帰る。……マスターから受け取ったマグには僅かに罅が入ったが。/ _7_有希 「…煉?」ふぅ、と息を吐き「訊かれたくないことだったね、ごめんなさい。」詫びを口にし/ _8_熊五郎 ピシッという僅かな音を耳に入れ「…ん?あー…何か悪ぃこと言っちまったみてぇだな?」頭をかきつつ>れん/ _6_煉 「……親はいない。」 暫しの沈黙の後、良いことかどうか、には答えることはなく端的な事実だけを口にすると、罅を無視してマグを手元に寄せ/ _7_有希 「御両親はさぞ無念だったことでしょうね」目を細め/ _8_熊五郎 「そうか、そりゃヤなこと思い出させちまったな。スマン」煉に視線をまっすぐに向け、それを伏せる/ _6_煉 「別に。親がいないことは、どうでもいい。特に考えたことはない」 感情の波は既に静まったのか、いっそ逆に冷ややかなほど静かな口調で返し/ _美冬 カランコロン、普通のワンピース+コート姿で入店「今晩は、あら、皆さん来てたんですね」 _美冬 「有希さん昨日はお疲れ様でした」/ _7_有希 「…ん。」「あぁ、美冬。お疲れ様。」振り返って笑いかけ/ _Mifuyu -> _9_Mifuyu _9_美冬 席について「マスター、ワインください」/ _8_熊五郎 冷えかけた銚子を煽って「…おう嬢ちゃん」「おやっさん、もう一本頼むわ」/ _7_有希 「いや、キミがどう、とかではなくさ」「成人を前にして、こんなにも無口でぶすっとした子供になると思ってなかったのかな、と」煽るような口ぶりで/ _6_煉 席に着いた美冬を横目で一瞥しつつ、 _6_煉 「そもそもオレが生きている想定すらしてなかったと思うが。」 ばっさり、と/ _9_美冬 「熊五郎さん、こんばんは」/ _7_有希 「なっ…」明らかにいらっとした表情を一瞬浮かべ 「…言ってる意味はよくわからないけど、子供の健やかな生を願わない親は居ないわ」/ _6_煉 苛立った様子の有希を見て一笑に付し、 _6_煉 「それなら、アレは親じゃァなかったンだろうよ」/ _7_有希 「じゃあ、良かったわ。貴方には別に親が居るみたいだから」「ここまで貴方を導いてくれたその方は御存命なのでしょう?」ふぅ、と表情をゆるめ/ _6_煉 「……烏羽か」 ぽつり、と後見人である大宮司の名を挙げると頬杖をつき、鼻で笑い/ _8_熊五郎 やや張り詰めた空気が和らいだのを感じつつ、いつの間にかお代わりした銚子を口に運び奈良が _8_熊五郎 ながらポリポリと頭をかく/ _7_有希 「ったく、何がおかしいのよ」苛々、とまた再燃しつつも一旦切るように呟き。<鼻で笑う/ _9_美冬 (なんか向こうの会話の雰囲気が……) 「熊五郎さん、お久しぶりです、最近寒いですけどお元気でした?」/ _8_熊五郎 「ん?ああ、だいぶ寒くなってきたな」とか言いつつ本人ランニングシャツ「まー、寒ぃだけなんだけどな。雪かきすりゃいい運動になるし」ニット笑ってみせ>美冬/ _9_美冬 「あ、お住まい、雪かき必要な地域なんですね。結構積もるんですか?」/ _6_煉 「さて、な。」 またもや苛立っている様子の相手を、寧ろどこか愉快げに見て<有希/ _8_熊五郎 「まあ山奥だっけなあ…んー、今は3mくらいあっかな?」銚子を咥えたまま天井見上げて思い出すように/ _7_有希 クマの前のまだ結構量のある銚子を手に取ると、そのまま飲み干し。「…実の親の愛情を貰えなかった事にひねくれてるんでしょ、結局」/ _9_美冬 「3mも……、体力勝負には慣れてますけど、その量は私には無理ですね」/ _7_有希 「…マスター、新しいの漬けてもらえる?」頬には赤みが差しているが、調子が出てきた、という感じで/ _8_熊五郎 「火でも噴けりゃ楽なんだけどな。2階から出入りするのも楽しいもんだ」笑いつつ、呑もうと思った銚子がないのであれ?と有希を見て「おやっさん、もう一本〜」// _8_熊五郎 「まあ、車掘り出すのと村の道を作るのが最近の日課だな」ぐびぐび/ _6_煉 ぐい、と飲み干した相手を眺めつつ「……愛情? そんなどうでもいいモンに、興味はねェよ。」/ _9_美冬 「大変そうですね。でもそれだけ雪があると雪だるまとか、かまくら作ったりも出来て楽しそうですね」/ _7_有希 「キミが興味が無いのは良いけどっ」「…一番尊いものを、どうでもいい、なんて、言うなよ」怒りの目を向け>煉/ _6_煉 「手前がどう思っていようと勝手だが」「オレにとっては、どうでもいい。」 怒りの目を受けながら、淡々と/ _8_熊五郎 美冬の言葉に、んー?と考える仕草をして「まあ、その辺掘ればかまくらにゃなるか。雪だるまも…嬢ちゃんたちがいれば楽しそうだな?」ニカッとわらって1本飲み干す/ _9_美冬 「機会があれば大きな雪だるまとか作ってみたいですね、あまり雪には縁がない場所にしか住んでないので」「あ、マスターもう一杯お願いします」/ _7_有希 「……っ」目線を切り、目を瞑る 「そこまで、絶望しないといけないことがあったの?」/ _8_熊五郎 「あ、おやっさん、純米の冷酒で」指を2本立てつつ/ _6_煉 「最初から、死ぬために生まれた。」 _6_煉 「どこにでもある喜劇だ。」「別に大したこともない、珍しくも何ともない、よくある話だろう。」 _6_煉 笑えよ、と言わんばかりに口元を歪めさせて/ _7_有希 「何が喜劇よ…」「ぜんぜん、面白くない…っ」瞑った目を苦しげに開ければ、視界は濡れている/ _8_熊五郎 そんな有希の頭をポンポンと軽く撫でるように叩いて「ほれ」と冷えた冷酒を勧める。 _8_熊五郎 「まー…言っちまったもんは悪ぃなと思ってたが、そーかそーか。自分を悪く言う奴に限って、認められたいと思ってるってやつか」頬杖をついて自らも冷酒を口に運ぶ/ _9_美冬 (有希さん前より感情表現豊富になったんだなぁ)/ _6_煉 笑われるとは思っていても泣かれるとは到底思ってもみなかったのか、眉根を寄せ _6_煉 「……何故泣く? 手前には関係ない話だろう。」 <有希/ _7_有希 「…っぐ」指先で涙を拭い、もらった冷酒をゆっくり口に運ぶ/ _6_煉 「認められたい……?」 くまの言葉を理解できないのか、眉根を寄せたまま疑問を飲み下すように冷え始めた珈琲に口を付け/ _7_有希 「関係あるわよ…」「キミがどうでもいい、って言ったことを大事にしてるから」 静かに/ _6_煉 「………オレには理解できないモノだ。」/ _8_熊五郎 「…ま、歳重ねていきゃそのうちわかるんじゃねえの?」切れた酒に小さく舌打ちしつつ「あと少なくとも」 _8_熊五郎 「女泣かしたら、謝っとけ」底に残った酒を煽りつつ>れん/ _7_有希 「な、泣き上戸だから謝らなくていいっ。」「…ホントに酔っただけだってば、クマ!」八つ当りである/ _8_熊五郎 「…だそうだが?」>美冬に振ってみる/ _6_煉 暫しの、沈黙。自分がここまで歳を経ることも、ここから先、歳を経ることも考えたことはなかったからか、 _6_煉 視線は二人から外れ、珈琲の水面に映る自分の顔に落ち、その間も言葉はなく。/ _9_美冬 「ん……、あまり良く聞こえなかったけれど、私は喜劇とは思わないけど、有るところにはある話でしょうと慣れてるよりも泣き上戸の方がいいんじゃないかしら」 _9_美冬 「私は仕事柄たまに似たような話は見るから」/ _7_有希 「あーあ、もう…」頭を掻きつつ、目線を逸らし/ _7_有希 「よくある話、とか、どこにでもある話、じゃないわよ」「…貴方の話でしょ。…悲しいに決まってる。」目を逸らしたまま/ _8_熊五郎 「…そうか」と、だけ呟き視線を飲み干したグラスに落とす。「…ま、こんな境遇だからこそ、生きてるありがたみってや知ることができるだろうに、それを何だかんだ言ってんのはまだまだガキな証拠だな」ボソリと/ _8_熊五郎 「……いや、色々考えても俺にはわかんねぇや」ボリボリ頭を掻きつつ _8_熊五郎 「兄ちゃんの言うことが意外とあってるかもしんねぇし、嬢ちゃんの泣いてる気持ちもわからんでもねぇし」/ _6_煉 「生きている。」「……『鴉丸煉』は、生きている。」 _6_煉 「それはオレにとっての喜劇だ。」「……オレは、それでいい。」 _6_煉 珈琲に映った顔を見下ろしたまま、そう呟くとそのまま珈琲を口許へと運び飲み干して、席を立ち/ _7_有希 「キミは良くても、私は良くない!」「…よくわからないけど。少なくとも、このままは。」 _7_有希 「…知ったことかじゃ済まないよ」「他の誰でもなく、私が、良くない、って思ったんだから。」/ _8_熊五郎 「あー、きっとそれでいいんじゃねえの」>私が良くない _8_熊五郎 そしておもむろに腰を上げ、帰ろうと席を立ったレンに対峙する/ _6_煉 「……Suit yourself,The Queen.」 _6_煉 勝手にしろ、と相手を敢えてその称号の名で呼び、上着を手に立ち上がり、対峙したくまを見据え/ _8_熊五郎 煉の視線を受けるや否や、その頭に手を載せ、髪をくしゃくしゃにするようにワシワシと乱暴に撫で _8_熊五郎 「…今度、旨い酒一緒に呑めるのを楽しみにしてんぜ?」ニッと笑って道を開ける/ _6_煉 「――――……!」 頭を撫でられるのは想定外だったのか。目を見開いて抵抗をする間もなく髪を乱されると _6_煉 眉を顰め、小さく舌打ちをもらしてから、相手の横を通り抜け店からそのまま立ち去り/ _6_Len -> KEI_ _7_有希 ふぅ〜、と長い溜息をつくと、いつの間にか席から姿を消す。/ _7_yu- -> kumo _9_美冬 「……じゃあ、私もそろそろ、皆さんまた」と言って退店/ _9_Mifuyu -> entyu _8_熊五郎 「さて、と…おやっさん、遅くまですまんかったな」と言い残して退店。/