_千夏恵 カランコロン _千夏恵 キュロットスカートに動きやすそうな上着で入店 _Chikae -> _1_Chikae _1_千夏恵 「今日は……誰も来てないかー」 _1_千夏恵 「あ、マスターアイスティください、あとほうれん草とベーコンのパスタ」 _1_千夏恵 席について携帯を出してムツキから来たメールを再度確認している/ _1_千夏恵 (明日かぁ、ムツキちゃん元気だといいなぁ)/ _2_グエン カランコロン _2_グエン いつものアロハシャツ姿で入店 _2_グエン 「ハロウ、マスター。ヴァージン・マリーとパスタください」 _2_グエン 「コニチワ。レディ、ハジメマシテ。私<魔術師>の騎士グエンいいますね。この間騎士なったところ」 _2_グエン 「あなた浮かない顔。なにかありましたか?」 _2_グエン 席について心配そうにたずねる/ _1_千夏恵 「あ、こんばんは。はじめまして<節制>の七種千夏恵です、私も最近騎士になったんですよ」 _1_千夏恵 「えっと、友だちのムツキちゃんって子が。ちょっと大変なことになってしまって、明日会おうってメールきたんですけど、元気かなぁって心配で」/ _2_グエン 「オウ!ドゾヨロシクネ!ミス・チカエ!フムウ?なにかトラブルですね?長文、そなに心配ない。バット、「助けて」一文だけ。これ怖いね」/ _1_千夏恵 「最初に来たのは『さよなら』だけだったんで心配だったんですけど、で、その後戻っては来たんですけどね……入院というかなんというかそんな感じなんですよ」/ _2_グエン 「オウ……大変ね。騎士の人いろいろな身体もてるね。普通の医者では難しい。フムウ、私できるの荒事だけね、残念」驚いた、という顔で顔を覆うとひょうきんに表情を変えつつ/ _1_千夏恵 「私も医療関係とかほとんどさっぱりなんですよねー」/ _2_グエン 「フムウ……私なら、一応裏もあらっておきますね?なにしろこの業界、ぶっそうね。オウ!失礼しました。心配させる、いけないね」ぴしゃりと自分の額をたたいて/ _1_千夏恵 「たぶん、どうにかする方法に一番詳しいのそのムツキちゃん当人なんですよね」/ _2_グエン 「バット、全てを知っていることが必ずしも正しいとは限らないね?そばにいる、それ重要よ」何かを感づいたような顔で/ _1_千夏恵 「そうですね、とりあえず明日会えるぐらいには大丈夫みたいですから。会ってみてからですね」/ _2_グエン 「……もし、もしもならばだが、これが勘違いであるならばいいのだが、大儀や戦いのために人間性を捨てるというのならばそれは止めるべきだ。いかなる権利も血を流して獲得されたものだからだ。そして権利とは人間性の行使なのだから。人間性を獲得するために人は闘争するのであって、闘争するために人間性を捨てる _2_グエン のはナンセンスだ……ああ、なんでもない。酒も入っていないのに酔ってしまった」/ _2_グエン ふと、真面目な顔になって歌うようにすばやく喋る/ _1_千夏恵 「……グエンさんって感いいんですね、そうですねナンセンスだと思います」/ _2_グエン 「まあ、生きるために闘うね。それが病魔であっても、人の悪意であっても」少し裏づけの無い推理で言い過ぎたかと思い、照れくさそうに言う/ _1_千夏恵 「……『病気と戦うのは本人。私たちはその手助けをすることしか出来ない』って私の親しい看護師が言ってました。私はムツキちゃんが戦う手助けになれるよう頑張りたいと思います」/ _2_グエン 「イエスそのとおり。バット、10の重荷に10の支え必要かいえばそうではない。時に100の苦しみを1の言葉が支えることもある。必要なの、1でもその支えをすること。それ、そばにいるいうことね」/ _1_千夏恵 「そうですね、ありがとうございます」/ _2_グエン 「じゃあ、明日の健闘、いのってますね。グッドラック!」そういって席を立つ/ _1_千夏恵 「はいっ、それじゃあまた」/ _1_千夏恵 パスタを食べ終え、明日に備えての気持ちもまとまったところで _1_千夏恵 「マスター、ごちそうさまでした」 _1_千夏恵 そう言って退店/