_裕樹 カロロン、とドアベルを鳴らしつつ店内に入ってくる男性一人「や、マスター久しぶりにこんばんは」 _裕樹 「ああ、普段は本職の方優先なんでこないんだけどな、たまには来ないと時勢に置いてかれそうだしなー」なにせ俺、あんま依頼すら受けんし、などと言いつつ席につく _0_Yuuki -> _1_Yuuki _1_裕樹 / __ムツキ では、突然BARの中にすっと現れて「こんばんはー」 __ムツキ そのまま3番席に座り「あ、えっと。始めまして、ですよね。<星>の騎士、三笠ムツキといいます。よろしくお願いします」ペコリと挨拶/ _1_裕樹 「最近は何か色々変わったみたいだな、皇帝の騎士で死んだ奴がいたり」なんかどっかで聞いた名前だったんだよなー、などと言いつつ「ん?」と、音もなく現れたムツキを横目で見て「ぃょぅ、こんばんは」(=゚ω゚)ノ←こんな感じに片手を上げて挨拶し「ああ、そうだな、<戦車>の騎士の御宮裕樹だ、よろしくな」と、 _1_裕樹 挨拶返し/ __mutuki -> _3_mutuki _1_裕樹 「まぁもしかしたら前にあってるかもだが、前に来たのが確か数年前だから正直覚えてないんだよな」本職優先してたらうっかり来なくてさーとカンラカンラと笑って/ _3_ムツキ 「はい。佐山悠人さんですね。最後のミッションはご一緒させて頂きました」少し寂しそうに、遠い目をして _3_ムツキ 「あ、だったら間違いなく始めましてだと思います。私がBARに来るようになったのも最近の事ですし」/ _1_裕樹 「おやおや、それは偶然」最後のMISSIONで一緒した、との言葉にそう言って「俺は多分面識は無いが、話に聞く所によると、随分……自分を曲げれない奴だったらしいな」と、わずかに肩をすくめていって「おや、そうなのかい……っていうか、俺が来なさすぎなのか」年代を感じる…と、一寸遠い目を/ _3_ムツキ 「はい。自分の"思い"を、魔獣と戦えるまでの力に昇華された方、、ボクが尊敬してる騎士のお一人です」/ _1_裕樹 「そこまでして何故魔獣を憎んだのか、俺には良くわからないが…」と、言って一寸考え「多分、どうしようも無いくらい、他人思いだったんだろうさね」ま、本人見たこともない戯言だが、と言いつつ「あ、マスター、ペリエくれペリエ」と、注文を/ _3_ムツキ 「ボクはまだまだ新米で、子供で、、弱くて、、だから、憧れます」/ _1_裕樹 「んん〜〜〜」と、ムツキの言葉にペリエを一口くちに含んで考えて「まぁ、弱さとかなんとかは俺何も言えんけど」というか俺家では出来損ないだしなぁと、カラカラと笑っていって「子供である事も、弱い事も悪い事じゃない、その間があって、初めて成長していくもんさね」/ _1_裕樹 「子供の頃には色々悩む事も多いかもしれないが、そういう時は身近な人に遠慮無く相談すれば良いのさ、遠慮無く甘えるのは子供の特権だぜ?」キリッと効果音のつきそうな言い方で付け加える/ _3_ムツキ 「ありがとうございます」「でも、『魔獣を狩るために作られた兵器』なボクがそんなことじゃダメだっ!」 _3_ムツキ 「この間まで、そんな風に思ったりもしてました」 _3_ムツキ 「高機動汎用人型自動兵器"la Pucelle d'Orle'ans"」「その、対魔獣特別兵装弐式"三笠ムツキ"、今のボクの正式名称です」 _3_ムツキ 「ここで、たくさんの仲間や、先輩、そして友達と出会って、ようやく少しは人らしく慣れたかな? と思ってた頃にまた兵器に戻されて。正直嫌でした。落ち込みもしました」 _3_ムツキ 「でも、そんな。ただの兵器になったボクでも。みんな当たり前に仲間と認めてくれて、ボクの声を聞いて。そして力づけて、励ましてくれた」 _3_ムツキ 「ちょうど今、裕樹さんがそうして下さったように」 _3_ムツキ 「だからボク、もっと好きに生きることに決めたんです。自分の思いのままに。与えてもらった"思い"に報いるためにも」/ _1_裕樹 「魔獣の為に作られた…ねぇ…」と、考えつつムツキの言葉を聞き終え「なぁるほど、それは良い事だ」最後の言葉に笑って頷き _1_裕樹 「だが、個人的には今のお前さんの発言について一つ思う事があるね」ビシッと指を一本立てて言う/ _3_ムツキ 「はい。」真っ直ぐな目で裕樹を見つめて、次の言葉を待ちます/ _1_裕樹 「ムツキちゃん、アンタは今自分が“ただの兵器”になったと言った」 _1_裕樹 「だが、それは違うと俺は思うね―――無論、俺はアンタの事を知ってる訳じゃない」 _1_裕樹 「これは俺の勝手な想像による物だし、ムツキちゃん自身がそういうのに理由があるのかもしれない」 _1_裕樹 「だが敢えて言おう、俺から見て、ここで交わしたほんの僅かな言葉から思った事でしか無いが」 _1_裕樹 「君は兵器じゃない、誰かの生き方に敬意を持って、自分の人生に悩んで苦しんで迷って、それでも前を向く君を、俺は兵器だとは思わない」/ _3_ムツキ 「ありがとう、ございます」少しだけ目を潤ませた満面の笑みで _3_ムツキ 「やっぱり騎士の人ってみんな素敵だ、、、だからこそボクは、その剣でありたいんです!」信念の光がこもった真っ直ぐな視線を裕樹に向けながら/ _1_裕樹 「いやいや、そんな素敵なもんじゃないさ、俺は子供の頃から我儘だったしねぇ」と、真っ直ぐな視線には苦笑して両手を上げて言って「それに、俺の価値観はどうも些か一般人とは違うらしいし」俺自身はあんまそう思わんのだけどなーとカラカラ笑って/ _3_ムツキ 「裕樹さんも素敵だと、思います」曇りのない目で微笑んで「だってボクたちは騎士ですから。一般人と違っても、それはそれで当然なんですよ」最後は少し自分に言い聞かせるように/ _1_裕樹 「そうかねぇ?」ムツキの言葉にはやはり首をかしげつつ「あ、マスター、ペリエおかわり」と、オーダーしつつ、続いた言葉に「んん〜〜〜………」少し、考えこみ _1_裕樹 そして考えこむように額に指を当てつつ首を傾げ「俺にはよく分からないんだが……」と、前置きをし「“騎士である”ってのは、そんなに特殊な事なんかね?」 _1_裕樹 「いや、そりゃ確かに全員がどんな意味であれ世界最強の存在である、ってのは確かだし、その点では特殊って言えるだろうけどさ」と、慌てて付け足す/ _3_ムツキ 「強い、、って事は恐れられるって事で」「恐れられるって事は服従されるだけじゃなく、排除の対象になるって事なんですよね」 _3_ムツキ 「ほら、世界を魔王の手から救った勇者が、時の王にその力を恐れられて暗殺される、なんて、わりとよくあるお話じゃないですか♪」少しおどけながら/ _1_裕樹 「あー、そういうんじゃなくてさ」と、ムツキの言葉にパタパタと手を振って言って「騎士ってのは、確かに世界最強ではあるけど、別に“それだけ”だろう?」 _1_裕樹 「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや、とか確かに言うけどな、俺はそれはちょいと違うと思うんだよ」 _1_裕樹 「だって良くも悪くも俺達はこうして生きてるんだ、そりゃ誰だって変わりないんだぜ?確かにちょいと風変わりな事は他より多いかも知れんが、結局のところ普通と変わりゃしないと思うんだよ」と、言ってから苦笑して「なんてのは…もともと俺が出来損ないの無能だから言うのかねぇ?」困ったように言う/ _3_ムツキ 「いえ、、そうですよね」「ありがとうございます。優しいんですね、裕樹さん」/ _1_裕樹 「いやいや、俺は別に優しくなんて無いぜ?俺に直接関係ない奴がどうなっても興味は無いし」ほれ、数年前の大震災の時とか?と、言いつつ「ムツキちゃんみたいに純粋なょぃこでも無いしねぇ…」ケガレツチマッタカナシミニー等とるーるー言いつつトオイメ/ _3_ムツキ 「みんな最初はそういうんです」「特にお話の中盤から仲間になるような悪ぶったライバルキャラ的なヒトは♪」くすりと笑いながら/ _1_裕樹 「酔っぱらいのよってないと同レベルだと…!?」と、ゴゴゴゴゴゴと戦慄して「え、やだなんかその立場終盤で主人公庇って死にそう」 _1_裕樹 と、続いた言葉に一寸真顔で言って「それだったらむしろ敵に回って倒されるほうが…?」と、何故か真面目に考える/ _3_ムツキ 「大丈夫。最近その手のキャラが人気で、大抵は最後まで生き残りますので」クスクスと笑いながら _3_ムツキ そして時計に目をやり、 _3_ムツキ 「あ、もうこんな時間。裕樹さん今日はいろいろありがとうございました」 _3_ムツキ 「また、BARや、、お仕事でもお会いできたら嬉しいです。おやすみなさい」頬を寄せて挨拶しながら、そのまますーっと消えます。/ _1_裕樹 「いやいや、俺は何もしとらんよ」話してただけだしなと、返して「そうだな…俺あんまトリスタンとか騎士の関係の仕事しないけど」と、目線そらしてから「おう、おやすみ」と手を振って消えるのを見送る/ _1_裕樹 「いやはや、最近の若い子はしっかりしてるねぇ」なぁマスター、と笑って言って _1_裕樹 「俺みたいなオッサンはあの若さは眩しすぎるな」 _1_裕樹 「…え?いやいや、俺ももう28だしねぇ…相方のトリガーハッピーにも反応が鈍くて…相方の打ち方が早いのもあるけど」等と述べつつ「………」少し真面目な顔でなにか考え _1_裕樹 「しかしまぁ、俺もあんまりサボってないで、真面目にやらにゃぁねぇ」 _1_裕樹 「―――俺より遥かに年下だろう子だってあんなに頑張ってるのに、いつまでも自分の弱さを言い訳にしてちゃぁ、いくらなんでもカッコが悪いし、ねぇ…」 _1_裕樹 何処か皮肉めいた笑みを浮かべてそう言って「ま、それはそれ、今宵はそろそろ帰って寝ないとな、もうこんな時間だし」と、時計に目をやり言って _1_裕樹 「んじゃ、マスター、おやすみ、また今度ー」言いながら、店の外へ出て行く/