カラン、と音を立て、寒くなってきたからか、異様に厚着をして入店。 「うぅ…さむ…。あ、マスターさんこんばんはー。」と、声も少しながら風邪気味と思わせる。/ _3_流 「誰もいないって、ちょっぴり寂しいですね、まぁ、僕は別にどっちでもいいんですけどねぇ。あ、マスター。今日はあったかいコンソメスープ下さい。」 _3_流 「・・・あっつ。いや、逆に俺が冷えてるのかこれ。」 _3_流 「・・え?風邪っぽいから熱くしてみた?風邪っていっても治りかけてますから、大丈夫ですよー。」 _3_流 「・・・まぁ、原因は力の使い過ぎなんでしょうね、たぶん。結構疲れちゃうし。でも、守りたいんですよねぇ。」 _3_流 「マスターって、変わってしまうことに恐怖を覚えませんか?」 _3_流 「あ、この質問に別に答えなくてもかまいません。ただの興味本位なので、あんまり気にしないでください。」 _3_流 「・・・俺はですね、怖いんです。うん。なんで怖いのに、守りたいっていうのおかしいかもしれませんけど」 _3_流 「・・・変わって、もし姿かたちまで変わってしまって、原型を留めないぐらい、変わってしまった友達がいたら、もし、マスターならそれでも友達としていますか?」 _3_流 「・・・わかんない、ですよねぇ。。・・・俺が変わっちゃったら、アイツとかどうなるんでしょうねぇ。」 _3_流 「・・・もし、変わってしまったら、忘れてやってください。」 _3_流 「・・・ま、冗談ですから、気になさらず、ね?」と出されたスープを口にする/ 有希 「こんばんはー」ロングワンピースにケープを羽織った姿で入店。 有希 「・・・お、えーっと、遠野くんだったっけ? こんばんは。」にっこりと笑みを向け、ごく自然に隣に座る/ yu- -> _4_yu- _3_流 「はい、こんばんは。琴音さん。」と笑い返す。/ _4_有希 「ウィスキー・・・じゃなくて、えーっと、やっぱりワインにしようかな。・・・えぇ、赤で。」マスターにオーダーし/ _4_有希 「元気にやってる?大学生なんだよね」確か、と酒の入り過ぎた二次会の席の記憶をたどる/ _3_流 「ええ。一応は。ただ、一気に冷え込んだので、ちょっと。」二次会の記憶がぼんやりと残っているが、どんな感じだったか記憶にあまりない様子/ _4_有希 「あら、なに?風邪引いちゃったの?大丈夫?」/ _3_流 「まぁ、もう治りかけなので、ご心配なく。(…いやぁ、バイトでまさか一気にクビとか、洒落にならんけど)」と笑顔を向けるもどこかぎこちない/ _4_有希 「・・・嘘ね? まだ会って間もないけど、それくらいわかるわ。・・・ダメよ、誤魔化して無理しちゃ」表情のぎこちなさを正確に読み取り。すこし怒ったように/ _3_流 「…まぁ、風邪は本当ですよ?バイトなら、別にどこでも構わないので。」とスープを飲み干し、マスターにおかわりを頼む。/ _4_有希 「??・・・バイト?・・・いや、治りかけじゃなくて、こじらせてるのに誤魔化してるんじゃないか、って意味だったんだけど・・・」/ _3_流 「っあー・・・ねぇ。うん、こじらせてはいないです。悪化もさせていないです。すみません、最近どうもオカしいようで。」とテーブルにダランとし、顔が見えなくなるまでマフラーをぐるぐる巻く/ _4_有希 「いやいやいや、ちがうの、いいのよ、遠野くん、ごめん、なんか私勘違いしてた!?」わわわ、と慌てて手を振り振り _4_有希 「なんとなく、大丈夫ーって言ってる割に無理に笑顔つくってるみたいだったから、心配しちゃっただけで。」/ _3_流 「琴音さんは悪くもないし、大丈夫ですよー。ただ、バイト先失ったのは結構痛いですけどねぇ・・・」と、目を擦りながら、スープを啜り、有希の方へ向く/ _4_有希 「・・・あー、もしかして、風邪でバイトの穴開けちゃったからクビになっちゃったって事? 結構厳しいんだね」/ _3_流 「そうそう。そうなんですよ全くー……。力使えばよかったかなぁ・・・。」と頬を膨らませ、我慢の限界からか、わずかに獣耳のようなものが見える/ _4_有希 「異能でなんとかなる問題なの?」生粋の闇の者ゆえ、流の耳には特に反応もせず/ _3_流 「・・・まぁ、でも表では、一般人として生活していたい、ってのが本心です。」あ、驚かないのね、と反応を見る/ _4_有希 「そうね、それが賢明だと思うわ。・・・ただまぁ、うまく秘匿できるなら、使えるところは使っちゃっていいんじゃないの?――遠野くんの異能のことはよくわからないけれど」/ _3_流 「バレるバレないというレベルより、風邪を治すときの代償が、時々大きいんです。・・・今ここで見せれる力、ってないからなぁ」と苦笑する/ _4_有希 「それじゃ、仕方ないね。大きい代償を風邪に払うのもバカバカしいしね・・・私が治してあげられたらいいんだけど、生憎そんな便利な能力じゃないから」ワインを一口/ _3_流 「・・・因みに琴音さんの能力って、どういう感じです?」一口スープを飲み、ジッと見つめる/ _4_有希 「まともに使えるのは空間転移だけ。騎士としては大問題だけどねー」あはは、と笑って見せ/ _3_流 「でも、それっていろんなことに使えません?」むしろ、羨ましそうに見て、スープを飲み干す。¥/ _4_有希 「うん、応用が効くし、強力だと自負しているわ。――磨き上げた力だからね」/ _3_流 「・・・俺の能力も、応用がきけば、いいんですけどね。」と席を立ち、欠伸を漏らす/ _4_有希 「騎士になれるだけの力を持っているんだから、まぁそんなに悲観しなくていいじゃない?」 _4_有希 「そうねー、制御するために、練習相手くらいなら付き合えると思うから、気が向いたら声かけてよ」/ _3_流 「あはは、もし、その時が来たら宜しくお願いします。では、お先にお休みなさい。」と退店する/ _3_Nagare -> memu_ _4_有希 「そんなに悲観しなくていいんじゃない、か――よくも人に言えたもんだわ」 _4_有希 昨日の魔獣戦では、邪神の力を扱うのに必死だった。 _4_有希 仲間の協力もあって、問題なく討伐できたとはいえ、制御に難のある力に気分が滅入っていたのは事実であった _4_有希 「(制御できてこそ、統制できてこそ使いこなるもの、と考えているし、それを目指すのは変わらないけれど。――実戦で使って、なおかつ魔獣を打倒している以上、肯定してみるという考え方も良いのかもしれない)」 _4_有希 「―よし。私も今日は帰って明日の準備しよう。」 _4_有希 「マスター、ご馳走様。」退店/