_静 「明けましておめでとうございます……十日過ぎて何言ってるって気もしなくもないですが」苦笑しながらドアを開けて店内へ _静 「さて、まずは軽くTurkeyをストレートで」適当な席に腰を下ろし/ _6_静 「そうですね……サラミとチーズを適当にカットしてお願いします」摘みを頼むと、ウィスキーを喉へ流し込む/ _6_静 「今日は新年会の帰りなんですよ。仕事してるとどうしても、そういう柵からは逃れられませんからねぇ」苦笑しつつウィスキーを飲み/ _6_静 「それにしても、今日は人いませんねぇ」サラミを口に/ _6_静 「……今日は冷え込んでるし、ホットのトディを」グラスを空にすると、ボトルを指して注文/ _6_静 湯気の出るタンブラーを受け取り、口に含み「……温かいですねぇ」チーズを一口/ _6_静 「今年はもう少し、こっちに身を入れるかなぁ……」温かなウィスキーのカクテルをちびちびと舐めるように飲みながら呟く/ _6_静 「成人式、か……もう十年も前なんですよねぇ……覚えてないなぁ……何してたかなぁ?」ウィスキーを口にしつつ眉を顰める/ _6_静 「……さて、少し温まったところで帰りますかね」席を立ち「それじゃ、また。おやすみなさい、マスター」店の外へ/