_静 「こんばんは」白いスーツの上にキャメルのコートを着込んだ静が店内に滑り込む _静 「とりあえず、ウィスキーをストレートで。あと、何か温まりそうなモノをお願いします」そう言って、適当な席に腰を下ろす/ _shizu -> _7_shizu _7_静 「おでんですか……いや、まあ、指定しなかったこっちも悪いんですけどね」苦笑しつつ、鉢に盛られたおでんを眺める/ _7_静 箸ではんぺんをつまみ上げ、「良い色してますね……しっかりと味が染み込んでいそうで」一口「……熱っ……美味しい」満足そう/ _7_静 「卵に大根、これは牛すじですか……」串を持ち上げ、一口で/ _7_静 「モチ巾着まで……なんていうか、色々混ざってます?それなのに喧嘩しないでバランス良く……はふ」そう言いながら、その巾着を口に/ _7_静 「……がんもどきもつゆが染み込んで……ほんと、美味しいなぁ」もぐもぐ/ _7_静 「……日本酒にします。越乃寒梅を桝で」ウィスキーのグラスを空にして、桝を受け取る/ _7_静 「しらたきに厚揚げ、ちくわぶもありますね。ベースは関東風ですか……」升酒をちびちびとやりながら、おでんをつまむ/ _7_静 「……しかし……結構ありますね、量」/ _7_静 「……にしても、やっぱり冬はおでんなんですかね……いや、嫌いというワケじゃないです。むしろ好きですよ。好きですけど……」まだ半分も減ってない鉢/ _7_静 「……今夜は人来ませんねぇ……寒いから出歩かないのかな」おでんを肴に升を傾け/ _7_静 「だからといって、この分量が変わるわけでも無いですよねぇ……」苦笑を浮かべつつ、何とかおでんを減らすべく飲みながら食べる/ _7_静 「……しかし、結構冷めないものですね、これ」おでんを差して/ _7_静 「とはいえ、味が染みすぎても悪くない……」かなり柔らかくなった竹輪麩を器用につまみ上げて一口/ _7_静 「……とはいいながら、この量は普通の胃袋にはちょっと厳しいですね」カウンターにへばる/ _7_静 「え?この分量を一人で食べきる人が居る?……あー、世の中にはそう言う人も居るんですね……私には無理だなぁ」升酒ぐびり/ _7_静 「……タッパー持ってくれば良かったかなぁ……え?あるんですか……もうちょっと頑張ってみてからお借りします」/ _7_静 「……次からはちゃんと、食べ切れそうなモノを注文しよう、そうしよう……」おでんもぐもぐ/ _7_静 「はぁ……ギブアップ、です。タッパーお借りしますね」残ったおでんをタッパーに詰め込む/ _7_静 「ひのふの……六つ……あー、お預かりします……今日は大人しく帰りますね。それじゃ、また」荷物を増やして、店の外へ/