有希 「こんばんは。」 有希 「……最近は盛況だったみたいだけど、珍しく誰もいないね?」 *nick lalset → Yuuka 有希 「ん、そうね。ウィスキーを、ロックで。」 有希 / *nick yu- → _4_yu- 悠香 「こんばんは」 悠香 「マスター、カレーライスを一つ貰える?」/ *nick Yuuka → _6_Yuuka _4_有希 「あら、こんばんは。―遅い夕飯ね、どっかの帰り?」/ _6_悠香 「そんなところ。そっちは?」/ _4_有希 「ん、仕事終わりの一杯。…旅行でも行ってたの?」軽くグラスを掲げて見せ/ _6_悠香 「ご先祖様に付き合って色々と修行だか何だかよくわからない事やってたら、こんな時間になっちゃって」/ イブ カララン♪ イブ 入店したイヴは二人の前に立ち、品のある挨拶をする イブ 「こんばんは」にっこり イブ 「お隣、よろしいかしら?」>お二人さん/ _6_悠香 「私は構わないけど?」/ _4_有希 「どーぞどーぞ。」>イブ  「人遣いの荒いご先祖だったりする?」くすりと>悠香/ イブ 「どうも、ありがとう」にっこり *nick ib → _5_ib _5_イブ 「マスター、紅茶が飲みたいわ」/ _6_悠香 「割りとね。でも無駄ってわけでもない気がするうちは問題ないわ」>有希/ _4_有希 「力が目覚めてそんなに日が経ってないんだっけ?それじゃ、教わることも多いのかもね」>悠香 「イブはー…、騎士の生活にも慣れた?」>イブ/ _5_イブ 「ええ……まあ、ぼちぼちね。まだ、騎士達には驚かされる事が多いわね」>有希/ _6_悠香 「いえ? 多少年月は経っているけど、私と同じ流れを汲む力の持ち主ってのはいなかったから……」 _6_悠香 「尋常ではない力だもの。勝手を知っている誰かに教わる方が安全でしょう?」>有希/ _5_イブ 「そうね。今は、力の制御方法とかを教わったりしているのかしら?」>悠香/ _4_有希 「まぁ、規格外ばっかりだからねー、イブちゃんも含めて、だけど。」>イブ 「最近になって知り合ったんだ、ご先祖様なのに?」>悠香/ _6_悠香 「そんなところね。尤も、今の私は完全には扱えていない上にこんがらがっているから、一悶着ありそうだけど」>イブ _6_悠香 「最近まで隠れてたというかなんというか……」>有希/ _5_イブ 「規格外が多くて、私も結構、自信を無くすわね……」>有希/ _5_イブ 「完全に扱えるようになれるよう、私も応援しているわ」にっこり>悠香/ _4_有希 「なかなかユーモアのある御仁?のようね」苦笑しつつ>悠香 「自信かぁ、私もこっちに来たばっかりの時はそーだったなぁ」>イブ/ _6_悠香 「ああ、そうそう。何だか私の地元、また何か厄介事が持ち上がってるらしいわ」 _6_悠香 「私はあんまり興味無いし、あっちに居着いてる訳でもないからスルーしてるけど、もしかするとまた何か依頼があるかもね」/ _3_順平 からんからん「どうもーマスター。ビールを」/ _5_イブ 「あなたは、どう自信をつけていったの?」少女の眼差し>有希/ _5_イブ 「順平さん、こんばんは」にっこり/ _5_イブ 「あなたの地元って事は、竜とか絡んでそうなの?」>悠香/ _4_有希 「自信ねぇ・・・、プライドは一旦捨てたかな。そんなのに構ってる場合じゃなかったから。」>イブ/ _6_悠香 「さあ? 変な宗教が居着いたっぽいんだけど、興味無かったし……一応地元だと家の体面もあるから、首突っ込みたくないのよ、そう言うの」>イブ/ _6_悠香 「こんばんは」>順平/ _4_有希 「・・・お、割と久しぶり? 元気にやってた?」>順平/ _5_イブ 「プライドを捨てる……ね」 _3_順平 「聞いてくださいよアイドルと友だちになったんですよ!」>有希/ _5_イブ 「捨てるプライドも……もう、見つけられそうにないわね」呟くように/ _6_悠香 「まあ、大きな口叩いてるけど肝心の力が無いからね。子供の戯言と思ってスルー出来るわ」>有希/ _4_有希 「…………ふーん。」生暖かい目>順平/ _3_順平 「それも三人も!」/ _5_イブ 「へぇ、よかったじゃない」にっこり>順平/ _3_順平 「なんですかその目……ははぁさては信じていませんね」/ _4_有希 「自信失くしそう、なーんて言ってるうちは、プライドはまだまだ残ってるわよ。捨てても捨てても湧いてくるものなんだから」くす、と>イブ/ _5_イブ 「宗教問題ね。もしトリスタンに依頼があるとすれば、結構な実力があるって事ね」>悠香/ _3_順平 「メイド型ロボは取り逃がしましたけど、アイドルは本当なんですって」/ _4_有希 「別に疑ってるわけじゃないけど。良かったね。」棒読みである>順平/ _3_順平 「……心底どうでもよさそう……」/ _3_順平 「僕は決心したんですよ!どうせ死亡フラグが立つなら幸せになって死のうって!ついては欲望に素直に生きようと」/ _6_悠香 「……欲望に素直すぎて手錠はめられないようにね」>順平/ _3_順平 「イエスロリコンノータッチです」/ _5_イブ 「へぇ……ていう事は、有希さんも湧き出るプライドで苦労した事があるのね?」微笑>有希/ _6_悠香 (ロリコン……手遅れね)/ _4_有希 「…その『フラグ』とか良く意味がわからないけど、まぁ…………、頑張ってね。」可哀想な子みる目で>順平/ _5_イブ 「欲望塗れのヒーローね。ある意味、素敵だわ」にっこり>順平/ _3_順平 「大丈夫、アルカナ殺したい欲望に比べたら小さなものですよ」/ _6_悠香 「マスター、水をコップ一杯分頂戴」/ _3_順平 「40代から13歳まで、この際惜しむこと無く救いの手を差し伸べたいと思います。ついでに良い仲になってしかるのち死にます」/ _4_有希 「そうだね、目的を達するためならなんでも、って思ってたつもりでも、いろんなプライドが邪魔するからね」>イブ/ _4_有希 「何のために戦ってる…………いや、何と戦ってるのやら」順平を横目に呟く/ _3_順平 「運命ですよ運命。ああ、解脱したい……」/ _5_イブ 「有希さんは、どんな時にプライドが邪魔すると感じるの?」/ _4_有希 「・・・順平って前から意味不明なこと口走ってたけど、いよいよ不思議な世界に旅立っちゃったのね」ふぅ、と息をつき/ _3_順平 「まあ…今更ですよ…ずっと不思議の世界の住人だったんです…」/ _4_有希 「んー、端的には、目の前の命と大局の目的を天秤にかける時かなあ」>イブ/ _4_有希 「こっちに戻っておいでー」ぽんぽん、と肩を叩く>順平/ _3_順平 「30になる頃には不思議の世界に人生の半分くらいを費やしてもう戻れなくなるんですよ…」/ _5_イブ 「なるほどね……。そこは、大局の目的にもよるけど優先度の問題もありそうね……」>有希 _5_イブ 「例えば、その目的を達成できなければ、さらに犠牲者が増えるとも考えられるもの」>有希/ _5_イブ 「震災の時でも、救助する順番には優先順位があるようにね。出来るだけ大勢の人を助けようと思えば、残念だけど切り捨てなければいけない命が出てくることもあるわね」/ _4_有希 「それもよくわかんないよ、順平。ほら、酔ってないんでしょ?」>順平/ _6_悠香 「……人を数字で考えすぎると、後でひどい目に遭うわよ?」ニッコリ>イブ/ _3_順平 「酔ってませんよ。大丈夫」/ _4_有希 「頭ではわかってるんだけどねー」「騎士やってる時くらい王族やめればいいんだけどねー、なかなかこれが頑固なのよね」>イブ/ _5_イブ 「数字は分かりやすい基準よ。妄信する気はないけどね」優雅に紅茶を飲みながら>悠香 _5_イブ 「単純に救われる人が増えれば、それだけ悲しまなければならない遺族も減るわ」/ _3_順平 「僕からしたら棋士の世界がそのまんま不思議の世界ですよ。皆非常識的なことばっかりしてて」/ _5_イブ 「ひどい目を見るなら、後でいくらでも見ましょう」/ _3_順平 「あ、マスター。チャーシュー麺とライス小」/ _5_イブ 「王族だったのね……。人の命をそこまで慈しむ王は、立派な君主になりそうね」にっこり>有希/ _4_有希 「やれやれ、私も不思議の国に連れてってもらいますか。・・・人生の半分費やすのは何になの?」 「いや、まぁ、騎士が非常識なのは認めるけど。」>順平/ _6_悠香 「……全てを救う世界はおよそ現実的でない。だけど、切り捨てられる者にだって生きる権利があり、『強者』の決定に抵抗する事が出来る」 _5_イブ 「悠香さんが言うように、数値や目的だけじゃなくて、真となる感情も大事だわ」にっこり>有希/ _3_順平 「有希さんそもそも不思議の国の女王様じゃなかったっけ…?退魔業とか、騎士の仕事ですよ。15年くらいで人生の半分に達しますから」/ _6_悠香 「現実的で最善の手を打ち続けるつもりかどうかは知らないけど……目も曇るほど厳しい生き方よ、それって。そんな生き方はごめん被るわ」>イブ/ _4_有希 「慈しみは感情レベルならいいけれど、行動に出れば上に立つ者として愚鈍かなぁ。」>イブ/ _4_有希 「不思議の国の、って・・・まぁ、人からすれば『魔界』だから、そうか。」 「そんなに嫌なら戦わなくってもいいのよ?」>順平/ _3_順平 「でもアルカナ殺したいんですよ」/ _3_順平 「何年戦えば殺せるんですかねえ…」/ _5_イブ 「そうね、とても厳しく険しいかもしれないわね。悠香さんは、悠香さんの生き方をすればいいと思うわ。器用に生きるのも、自由に生きるのも、時にはいいわね」にっこり>悠香/ _6_悠香 「要するに『何があろうと自分の大切なものを手放すな。心なき力はただの暴力だ』っていう柄にもないお節介だから気にしないで。誰もが私のように生きられるとは思わないもの」>イブ/ _4_有希 「さぁ?運が良ければ今年にも実現するかも。 で、なんでアルカナを倒したいんだっけ?」>順平/ _5_イブ 「行動に出す程、国民はあなたの慈しみを理解しやすくなるわね。その行動を愚鈍だと、国民に認識させなければ完璧だわ」>有希/ _3_順平 「絶望した人間を魔獣にするけど、その絶望は命を捨ててまでどうにかしなきゃいけないものじゃないことが殆どなんですよ。人間には絶望を乗り越えるだけの力があるんだ。それを勝手に未来を絶っておいて“救い”だとかぬかしてる連中が心底嫌なんです」/ _5_イブ 「悠香さん。なら『大切なものを失った』後だと、どうすればいいと思う?」>悠香/ _4_有希 「民を打算で欺きたくはない、―それもプライドだけど。」笑って>イブ/ _4_有希 「そういうところは毎回全くの同感なんだけど。――それで、運命だかなんだか嘆いてるのにはどうつながるの?」>順平/ _5_イブ 「国を良くしたい、民草を守りたい、というのも見方を帰れば打算じゃないかしら?」>有希/ _6_悠香 「それは人それぞれじゃない? でも、それがどうしても大切な物なら取り戻すしかない。それが出来ないなら、別の何かで代用するしか無い」 _6_悠香 「自身の立脚点……犠牲を払ってでも守りたいものをちゃんと意識できてないと、自分の手で作りだした闇に喰われるんじゃない?」>イブ/ _3_順平 「そっちは僕の能力のせいです。何回生きたかもうちょっと良くわからないですけれど、必ず戦いの最中に美味しいタイミングで殺されるんですよね…だからなるべくタイミングを作らないように平穏に行こうと…」/ _4_有希 「そうだよ、極論を言えばエゴ。でも、それを言い出すと『神様』と一緒になるよ。」苦笑し>イブ/ _4_有希 「…………何回生きたか、って転生者なんだっけ?――あぁ、いや、平行世界って言ってたか」>順平/ _3_順平 「この世界の未来とか過去だったこともありますけど、いろんな可能性が一個一個別世界になっているようなもんなんですかね?」/ _5_イブ 「『代用』ね……」(500年以上前、何回その大切なものが出来て、何回潰されたのだったかしらね。そうしてくる内に、だんだん絶望してきたのだったかしら)少ししょぼーん/ _4_有希 「試してない可能性はあるんでしょ? 幸せになったら死ぬ、なんて、変な運命、自分に嫁しちゃダメでしょ」>順平/ _5_イブ 「そこまで極論にしちゃうと、ちょっと自虐的よ」>有希 _5_イブ 「あなたのやっている事は素晴らしいと思うわ。打算じゃなくても、プライドでも、エゴでもね」にっこり>有希/ _6_悠香 「そ。守りたいもの、って言ったけど別に必ずしも『守るべきもの』じゃなくてもいいと思うけどね、その大切なものは」>イブ/ _4_有希 「褒められるとなんだかな〜。騎士としてみれば、やってることは一緒なんだけど。」>イブ/ _5_イブ 「私達は騎士。守るものは基本的に、魔獣の脅威からこの世界を守る事よね」子供の笑み>悠香/ _6_悠香 「……例えば昔見た事がある物語では、『臆病だった自分が逃げ込んだ世界で、一時の安息を得るが、自分のせいでその世界は滅茶苦茶に歪んでしまった』というのがあるわ」>イブ _3_順平 「光司くんに言われちゃったんですよ。『死んだにしても惚れた女を守るために戦ったことに未練はないんだろ』って。まあ実際後悔とかはないんですよね。もうちょっと生きたかったな、とかで」/ _6_悠香 「最初主人公は戦う意義を見いだせず、自分の判断で人を殺すかもしれない事に怯えていたけれど、以後はその世界の事を胸に決断するようになる、という話だったかしら?」 _6_悠香 「ま、覚悟ができてるんだったら本当に余計なお節介だったわね」>イブ/ _5_イブ 「騎士でも、国を統べて民草の幸せを願う人は、そう多くはないでしょう」>有希/ _5_イブ 「ううん、お節介なんじゃないわよ。ありがとう、悠香さん」子供の笑み>悠香/ _4_有希 「光司って誰だか知らないけど、女からすると随分と自分勝手だな、と思うよ? どーせ惚れたなら、生涯守り続けて看取って死になさいな。」>順平/ _3_順平 「無茶な。50年以上生きたことはないですよ」/ _4_有希 「それが結構多いのよ。守る対象に魔獣まで含めるような人も。」>イブ/ _3_順平 「魔獣は被害者ですよ」/ _3_順平 「まあ殺すしか無いことが多いから殺しますけど、可能なら元に戻しますって」/ _4_有希 「毎回、50歳までに女を庇って死ぬの? それはそれで凄いロマンチックだけども」>順平/ _5_イブ 「さすがは、正義のヒーローよね」にっこり>順平&有希/ _3_順平 「いや、毎回庇ってるわけじゃないですね。親友となんか約束したとか、国を救ったけど厄介払いされて死ぬとか…」/ _4_有希 「こんな感じの。」<順平>イブ 「同感だけど、救う範囲を広げて、自分が死んだら、仲間が死んだら、他の人が死んだら、って考えるでしょ?」>イブ/ _4_有希 「それはさ、毎回周りに恵まれてないのよ……とか言って、平行世界で私と会ってたら嫌だなぁ…」>順平/ _3_順平 「魔界にもういたことはありませすよ」/ _5_イブ 「そうよね。救う範囲が広くて突っ走ってしまう人に対しては、上手く周囲がサポートしていけば、上手くいきやすいわね」にっこり/ _3_順平 「この際女装暁くんでも……いやいや、宵くんに殺される…ッ!」/ _4_有希 「なんで貴方が魔界に居るのよ」>順平/ _5_イブ 「魔界ってどんな場所なのかしら・・・」種族的な親近感/ _3_順平 「さあ……それは神様に聞かないと……」/ _4_有希 「そーそー、そんな感じで変なプライドのせいで、周りにお世話になってる。広げ過ぎたせいで」 _4_有希 「上手くいかないこともあるけど」>イブ/ _3_順平 「こちらから出向いたわけじゃないですもん。生まれた場所がそこだったってだけで」/ _4_有希 「…いや、もういいわ、ちょっと突拍子もなさすぎて想像が追いつかないから」>順平/ _5_イブ 「ところで、『臆病だった自分が逃げ込んだ世界で、一時の安息を得るが、自分のせいでその世界は滅茶苦茶に歪んでしまった』物語は、どんな内容なの?」興味の眼差し>悠香/ _6_悠香 「私も余り覚えていないのよね……元々はただの学生が異世界、それも自分のいる世界とよく似ているけど人類が滅びそうな世界に飛ばされる話だった気がするけど」>イブ/ _4_有希 「この世界と結びついてる外界のひとつだけど、元を辿れば此処の闇の者はウチから流れてきたのかもね」>イブ/ _5_イブ 「パラレルワールドね。それも、終末ものとは……濃いわね」>悠香/ _6_悠香 「で、主人公は世界を救えないのよ。当たり前よね、軍隊に入れられたところで元々表の世界の学生だもの。世界を変えられるはずないわ」>イブ/ _5_イブ 「闇の者は確かに、異世界から来た者も多いでしょうからね……」(私の先祖も、もしかしたら……)>有希/ _4_有希 「まぁ、吹っ切って欲望のまま生きる、とかなんとか言ってたけど、それでいいんじゃない。……ただ、幸せになったら死ぬ、みたいな考えは止めなさいな」>順平/ _3_順平 「難しいことを…」/ _5_イブ ぐさり!>悠香/ _6_悠香 「そして、主人公は記憶を失いもう一度繰り返す。そして救えない。もう一度繰り返す。救えない。もう一度、もう一度、もう一度……」 _6_悠香 「そして、ある繰り返しの始まりの時に気づく。自分が同じ世界を何度も繰り返している事と、これまで繰り返してきた事のおおよその記憶を持っている事を。……あとは言わなくても判るかしら?」>イブ/ _4_有希 「……何千、何万、ううん、数え切れないほど繰り返してきたから、そんなふうには考えられない?」>順平/ _3_順平 「なかなか習慣を変えるのは難しいですよ」 _5_イブ 「夢もキボーもない物語ね……」>悠香/ _3_順平 「例えば今日有希さんに告白してOKされたら、次の仕事で多分死ぬんだなって思っちゃいますもん」/ _6_悠香 「でも主人公は成長するわ。何度世界を繰り返し、身体は強くなっても心はまだ平和な世界のままだったけど。それでも、頑張って世界を救おうと抗っては幾度と無く打ちのめされ、逃げ出した先でも打ちのめされ、それでも……いや、それ故に立ち上がる」>イブ _4_有希 「な…、っ、て、適当に例に使ってくれるわね…」「仮に。…そうなったら、私と一緒に戦わない限り、どこかに閉じ込めておくでしょうね」>順平/ _3_順平 「えっ…監禁されるの?」引く/ _6_悠香 「もし、彼にその立脚点と言うものが作れなければ……物語の途中で心が折れて、子供のように全てを投げ出して全ての犠牲を台無しにしていたでしょうね」>イブ/ _5_イブ 「立脚点なしに、全てを投げ出して犠牲 _5_イブ 「立脚点なしに、全てを投げ出して犠牲にする人って……どんな人なのかしら……」ジト目>悠香 _5_イブ 「犠牲を払う事を楽しんでいる方々・・・?」/ _4_有希 「ここまで死ぬ死ぬ聞かされておいて、………恋人を一人で戦場に送り込むわけないでしょうが。」>順平/ _5_イブ 「好きな人の背中を黙って後ろで見守るのもまた、乙女の務めよ」余裕な笑み>有希/ _6_悠香 「普通の高校生よ? 先輩の死、友人の死、自分は勿論、隣で笑ってる、元の世界の知人とほぼ同じ人達が死んでいく現実に何時まで耐えられると思う?」>イブ/ _3_順平 「えっ…それってOKってことですか?」/ _4_有希 「死ぬ可能性が高いのに、男に任せて従うのが美徳だなんて、同意できない」肩を竦め>イブ/ _4_有希 「…………え、いや、そーじゃなくて、順平は、例えば、で言ったんでしょ? そ、そういうこと。」/ _3_順平 「なーんだ……」がっかり/ _6_悠香 ニヤニヤ>有希/ _5_イブ 「その彼は、立脚点をつくれたのでしょう? 全てを失った現実を耐えなければいけない世界なんて、私が否定するわ」目つきが鋭くなる(絶対に……)>悠香/ _4_有希 「な、な、なんで、そこでがっかりするのよ。別に例え話で言ったならいいじゃない。」暑い、気づけばグラスは空だ>順平/ _3_順平 「マスター。ビールおかわり」/ _5_イブ 「残される方は辛い思いをするでしょうね……。でも、男の子が決めた強い覚悟よ。本心で『止めてほしい』と見抜けているなら別だけど、そうでなければ、時に見守らなければならない事も……あるいは協力していかなければならない事もあるわね」>有希/ _6_悠香 「彼は全てを失ってないわよ。皆の遺志を継いで、世界に希望をもたらした。彼は自分が破壊した世界を元通りにする権利も得たし、彼自身も元の高校生として……尤も、全ての記憶を失ったけど元の世界に戻れたわ」 _6_悠香 「立脚点がなければ、必ずどこかで放り出したか、あるいは重要な時に決断しきれず、世界を救う一手を打つ事が出来なかったでしょうね」>イブ/ _4_有希 「この際男か女かなんて、主旨から外れるんでしょ? それは置いておいて、死地に一人では行かせない、自分が守り、二人で帰ると考えるのが普通でしょ。」>イブ/ _3_順平 「まあ守る力がある人ならそうですけど、戦えない人のほうが多いんですよ」。 _3_順平 / _3_順平 時間なので肩を落として帰ろう。「それじゃまた……」/ _6_悠香 「それに、世界をなめないほうがいいわよ。貴女一人で強引に世界を変えようとすれば必ずしっぺ返しが来るわ……そのしっぺ返しは今の貴方の大切なものに飛んで行くかもよ?」>イブ/ _5_イブ 「ええ、そうね。二人で生きて帰れるのなら協力した方がいいわね。それが、サポートしていくという事でしょう」>有希/ _6_悠香 「さて、私も帰るわ。おやすみなさい」と退店/ _5_イブ (なめられない世界だからこそ、絶対に折れない覚悟が必要なのよ)優雅に紅茶を飲みながら _4_有希 「――そ。」「貴方が守って死ぬ定めなら、貴方には守らせないわ。……私が守る」呟くと、ため息をつき。「おやすみ」虚空から消える/ _5_イブ (仲間達の犠牲も、自分自身の破滅さえも、もう500年もの昔に覚悟はしている……) _5_イブ 「おやすみなさい」にっこり _5_イブ イヴは、闇へと消えて行った/