__真昼 (からんからーん)「こんばんはマスター、今日も一段と寒いですねえ。」黒のロングコートに、赤いマフラー姿で入店/ *nick __Mahiru → _5_Mahiru _5_真昼 マフラーとコートをはずして着席「今年も宜しくお願いします。」にこり _5_真昼 「……ええ、そうですね……おめでとう、はちょっと言いづらいですね、去年の事を考えると」苦笑しつつ/ _4_伊吹 扉を開けて、黒いフードをかぶった少年が店の中に入ってくる _4_伊吹 席に座った男の姿を見つけるとフードをとり「…初めまして。数多 伊吹」 _4_伊吹 そう言うと扉の前でペコリと頭を下げます。/ _5_真昼 「おや……見ない顔だね。初めまして」にこり、と笑みを浮かべ _5_真昼 「“那咤”識嗣真昼だ。宜しく、伊吹君で良いかな? ま、こんなところで立つのもなんだし、隣来るかい?」>伊吹/ _4_伊吹 「…なら。失礼する」ぎこちない雰囲気で真昼の隣の席に座ります _4_伊吹 「……何か腹が膨れるモノ、で。…頼む(これで、いいはず…)>マスター/ _5_真昼 「それならバケツ……」とオーダーしようとするが、 _5_真昼 「……そうだな、ここのマスターは大体何でも美味いものが作れるから、楽しみにしているといい」>伊吹君/ _5_真昼 「とりあえず、僕にはグリューワインを」>マスター/ _4_伊吹 「…楽しみ。ありがとう。…識嗣?」/ _5_真昼 「真昼で良いよ。 珍しい名字で中々いないけど、識嗣は二人いるから名前で呼んでくれた方が区別がつく」/ _4_伊吹 「そう…なら、僕も伊吹でいい。…よろしく」/ _5_真昼 「ああ、宜しく。」シェイクハンド _5_真昼 「お腹空かせてるみたいだけど、夕飯食べてないのかい?」>伊吹/ _4_伊吹 「…金はある。しかし消費が激しい」小さな溜息を吐きます _4_伊吹 「…人は動物と違って家を造り住む。造ろうとしたが、金が足りない。土地を勝手に使うのにも金がかかる」 _4_伊吹 「…だから、『ホテル』に住んだ、けど…数日でほとんど消えてしまう。…最近、味のある食事をしていない」そこで自分の腹から、激しい唸り声が響く _4_伊吹 「……ッ。いまのは生理現象…」悔しそうに腹を押さえます/ _5_真昼 「・・・・・・・・・・・・」 _5_真昼 「ちなみに、泊まるホテルを選んだ基準は?」/ _4_伊吹 「…?親切な男が進めてくれたが。「皆そこに泊まっている」と教えてくれた」/ _5_真昼 「……」酒を飲む手を止めて _5_真昼 「そうだな、ホテルというのは確かに居心地のいい場所ではあるが、宿泊料が高いので、そう何日も何日も泊まる場所ではないな。」/ _5_真昼 「長期間留まる場所を得るなら、多少安価なアパートなりマンションなりの部屋を一つ借りる、というのが定石だ。」/ _4_伊吹 「!?」肩をびくつかせ驚きの表情を浮かべます _4_伊吹 「……人間は、家が無ければホテルに泊まるのでは…ない?」/ _5_真昼 「その認識は正しいが、出費の激しい手段でもあるな。」苦笑しつつ _5_真昼 「ひょっとして、伊吹はこの世界にまだ慣れていないのかい?」/ _4_伊吹 (…話しても、いいか。闇の者は、この組織では珍しくは無いよう) _4_伊吹 「……日本…いや、表の世界には来て一ヶ月も経っていない」 _4_伊吹 [ _4_伊吹 「予習…はした…しかし、情報は足りなかったよう」肩を落とした/ _5_真昼 「これから学んでいけばいいだろう。実際今日知ったわけだしね。」笑いながら _5_真昼 「しかし、所持金が少ないのは問題だな……というより、ちゃんとその辺の金銭感覚や一般常識を教えて貰う機会が無かったのが遠因か……」/ _4_伊吹 「……僕に親はいない」ポツリと呟きます _4_伊吹 「…詳しくは言わない。しかし僕に「教育」を施すはずだった者はいない…化学的知識はあっても人間の常識はわからない……表でどう生きればいいのか、何をすればいいのか…」淡々と、無表情で呟いています/ _5_真昼 「ああ、そういう事。」 _5_真昼 「……うん、そうだな。そうなるか。」数瞬思案した後、考えをまとめた模様。 _5_真昼 「そういった、表の世界で上手く生きられない子供達に、生き方を教えていく施設がある。」/ _4_伊吹 「……施設…?」 _4_伊吹 真昼の顔を、横目で見つめます/ _5_真昼 「ん、まあ物好きが居てね。自分の異能を制御できない、危険な技術を植え付けられた、生まれた時から実験体として育てられた、そういった表で生きづらい事情を抱えた子供達を集めて、能力の制御や、表の世界での生き方を学ばせたりしている。」 _5_真昼 「一部の、これまた随分と奇特な会社とも縁があってね、表の社会での仕事を体験する事も出来る。」 _5_真昼 「……そうだな、そこで生きる子供にとっては、家のようなものか」 _5_真昼 一旦空中に視線を動かし、その後コーヒーを注文/ _4_伊吹 「……いい、のか?僕も…そこに……」/ _5_真昼 「それを決めるのは、僕じゃない。」コーヒーカップを両手で覆う。 _5_真昼 「君だよ、伊吹。」/ _4_伊吹 「…。そう…わかった…」ほんの少し、自然に笑みができる _4_伊吹 「ありがとう…真昼。…紹介、助かった…今度、案内を…頼んで、いい?」/ _5_真昼 「ああ、僕で良ければ。」にこりと笑う。 「まあ、明日先方に都合の良い時間を聞いてみるよ。今日はどこに泊まる?」/ _4_伊吹 「…近辺で泊まる施設を探す。…安い所にする」/ _5_真昼 「そうだな」にこり、 「まあ、食事も安く済ますなら、コンビニ……ヘブンイレブンで弁当を1買うと良い。」/ _4_伊吹 「ん…助言、助かる。………あ」そこにタイミングを見計らったようにマスターが料理を差し出した _4_伊吹 「…マスター、これは…?…パスタ、か。いただきます…」注文から時間が経っているはずなのに温かくおいしいパスタを勢い良く食します/ _5_真昼 「イタ飯いいな。明日作るか……」ぼそ/ _5_真昼 「ボリュームある料理だと、やっぱりこのBARが安上がりだけど……表にも色々と美味しい店はまだあるよ。時間があるなら、探してみると良い」/ _4_伊吹 「…なるほど。これが…美味しい…いい」 _4_伊吹 (…人間の三大欲求の一つは『食欲』…わかった…気がする)/ _5_真昼 「さて、そろそろ時間だな。」電話番号を紙に書いて「これ、僕のK−Phoneの番号だ。君のも教えて貰えるか?」/ _4_伊吹 「わかった…ん」同じように自分の電話番号が書かれた紙を真昼に渡す/ _5_真昼 「ありがとう、じゃあ明日時間が取れたら連絡する。」 _5_真昼 席を立ちます。「おやすみなさい。良い夜を。」退店〜/ _4_伊吹 「…ありがとう。真昼」最後の一口を飲み込み _4_伊吹 「……マスターも、ありがとう。…じゃあ、また」ペコリ、と一礼して同じように退店します/