東護 かなり久し振りに訪れる場所に、記憶と違わない扉の前で一度立ち止まってしばし感慨深げな表情を浮かべてから再び足を踏み出し、扉を開く。 東護 「どうも。長い間来られなかったが、こう変わっていないと安心するね」 東護 落ち着いた声音でそう言うと、真ん中辺りの席に腰掛けた。/ *nick shino → _6_shino _6_東護 「マスター、ジントニックを頼むよ」久し振りに来たにも関わらず、緊張した風でもなく注文を入れる。/ _6_東護 しばらくして差し出されるグラスに、マスターへと軽く会釈してから右手を伸ばして静かに口へを運ぶ。 _6_東護 「……味も変わりが無い。本当に安心するよ」目を細めて呟くように言った。/ _6_東護 ゆったりとグラスを傾けながら、マスターと言葉を交わす訳ではないが寛いだ様子。/ _カイ カラン、と扉がなり、小さな影がはいってくる。チャイナ服をまとった其の姿は、子供というより仙人や神に近しいものと、感じるだろう。 _カイ 「こんばんわーマスター・・・」 _カイ 紡がれる声は、見た目に反して低い。そして、ちょっと元気がない/ _6_東護 「おや、こんばんは」扉を開いて入って来た人物へと穏やかに挨拶を投げかける。 _6_東護 その容姿と雰囲気、声の違和感には気付くが、特に驚かない。なにせここは騎士の集う場所だ。 _6_東護 「初めまして。私は<隠者>の騎士で四ノ宮東護と言う。宜しく頼むよ」とりあえずは礼儀は最優先。簡単ながら自己紹介しておいた。/ _カイ いつもどおり、一番奥に行こうとしたが立ち止まり _カイ 「初めまして。俺っちは新人の<審判>の騎士 カイ・ラザラスってんだ。よろしく頼むぜ、先輩」 _カイ ニカッ、と笑って挨拶してから「隣、失礼するぜ」といって席に _カイ / *nick _kai → _5_kai _6_東護 「一応先輩ではあるが、私も6年程騎士としての職を離れていてね。そう変わらんよ」 _6_東護 口元を僅かに上げて笑み返すと、軽く頷いて再びグラスを傾けた。/ _5_カイ 「それでも、魔獣と戦ったりトリスタンで依頼受けたりしてるんだろ?俺っちはまだ両方してなくてな。充分先輩さ」 _5_カイ マスターに緑茶をもらって、一息/ _6_東護 「まあ、そこはね。ついこの間も魔獣とやり合って来た所だ。……魔獣は相変わらず奇妙で奇怪で面倒だ」 _6_東護 肩を竦めるその顔は、若干うんざりした様な表情だった。/ _5_カイ 「ほう。話しか聞いたことがないが・・・何だか違う意味でかなり面倒な相手だったみてーだな」 _5_カイ 緑茶をチビチビ飲みつつ _5_カイ 「邪力がどうこうってより・・・魔獣になったヤツの性格かなんかか?」/ _6_東護 「そうだな……魔獣になる者はほとんどが強い意志や歪んだ欲望によって変貌する。それ故に強烈な個性を持つ。そう思えば良いのかもしれない」 _6_東護 「もしかすると、強烈な個性を持っているからこそ魔獣になる。そうも考えられるね」 _6_東護 空になったグラスをカウンターに置き、指でマスターの方に少し押してからもう一杯ジントニックを注文しておく。/ _5_カイ 「強力な個性ね・・・まぁ、騎士もそうとう強力な個性持ちばっかだから、つりあうっちゃつりあうか」 _5_カイ くずきりを追加で注文してもらいながら/ _6_東護 「確かに、騎士も個性的だな。……となると、個性と個性のぶつかり合いと言うわけだ」 _6_東護 何処か面白そうに目を細めた。/ _5_カイ 「そのうち無個性のほうが目立つことになりそうだな」苦笑しつつ、くずきりモグモグ/ _6_東護 「無個性。是非出会ってみたいものだ」新しいグラスを受け取ると、グラスを傾け。 _6_東護 「騎士は騎士になった理由も目的も、そして目標も皆それぞれ違うからね。詳しく聞く事はないが、いつかはそういう存在も騎士になるのかもしれないな」/ _5_カイ 「これだけ個性があるれてんだ。そのうちでてくるだろうさ。世界ってのは、そういうもんだしな」 _5_カイ あるれてんだ→あふれてんだ _5_カイ どこか達観というより、事実を述べるように言葉を紡いでから。くずきりを、のんびりモグモグ/ _6_東護 「成る程。含蓄があるな」相手の外見が幼い物でも、それと発せられる言葉への違和感を気にする様子も無く頷いた。/ _5_カイ 「そういや…旦那は普段は何してんだい?俺っちは小学校に・・・体調いいときだけは通ってるが」 _5_カイ 旦那、と呼ぶ前に何か言いかけるが結局いわずに/ _6_東護 「私は表向き探偵として働いているが退魔士が本業でね。騎士になる以前から、霊や妖怪と言った類とは縁深いよ」 _6_東護 相手の言葉の間には気付いたが、指摘はせずに問いにだけ答える。/ _5_カイ 「へーそりゃ興味深いな。よければ話を聞かせてくれないか?」 _5_カイ くずきりを食べる手をとめ _5_カイ 「仙界にいても退魔業ってのには縁がないから話もきかんし。実際どんなのか教えてくれないか?」/ _6_東護 仙界と言う単語にほう?と軽く首を傾げるが反応はそれだけ。 _6_東護 「私の場合は個人営業だからね。親しくしている人間に、霊障や害を受けている様な人間がいた場合に斡旋してくれるようお願いしている」 _6_東護 「斡旋によって私の事務所に来た人間に対しての確認と調査を行い、相手が退かないようであれば処理するし、退くのならばそのまま退いて貰う」 _6_東護 「期本的に必要以上に手荒な真似はしたくないので、積極的に命を取りはしない事にしているよ。魔獣はそうも行かないが」 _6_東護 時折グラスを傾けながらも、丁寧に答えた。/ _5_カイ 「ふーん。妖相手に命はとらないってのは、まぁわかるが・・・霊相手は浄化って感じなのかい?」 _5_カイ 授業をマジメに受ける学生のように、真剣にききつつ/ *nick Aoilo → __misery __ミザリィ からんからん __ミザリィ カンオケを壁に立てかけ「ジョニー・ウォーカーを」 *nick __misery → _0_misery _0_ミザリィ / _6_東護 「霊にも色々居るからね。長年人間の世に居た為に自分では成仏出来なくなっている類の霊に関しては浄化するよ」 _6_東護 と、新たに一人入店して来たのに、「こんばんは」と挨拶しておく。/ _0_ミザリィ 「こんばんは」/ _5_カイ 新たな入店者に笑みを向けながら _5_カイ 「こんばんわ、ミシェル」/ _5_カイ 「ふむ、自分で成仏できるやつは自分でするよう促すって感じか・・・霊や妖以外にも、いるんだろ?」 _5_カイ 「そういう奴らは?」/ _6_東護 「狐狸の類は大体話し合いで解決するかな。勿論、私との技量差が有るからこそではあるが」 _6_東護 「何にせよ、相手が命や命に値するモノを奪ったりしないのであれば、私も極力同じ事はしないと決めている」 _6_東護 「さすがに、全てその決め事に準ずる訳でもないが、これ以上は職務上の秘密と思ってくれるかな」 _6_東護 小さく笑うと静かにグラスを傾けた。/ _5_カイ 「了解。むしろここまで丁寧に教えてくれてありがとう」 _5_カイ こちらも笑みを浮かべつつ人差し指を口元にもってきて。口は堅い、と仕草で伝えつつ _5_カイ 「とりあえず、俺っちはトリスタンで一度依頼うけてみるかね。実際の退魔業ってのを体験してみんとな」/ _6_東護 「いえいえ。役立てたのなら幸いだ」中身が空になったグラスを置き、カイの仕草に眼を細める。 _6_東護 「それが良い。他の騎士と一緒に仕事をするのは良い経験になるよ。……さて、私はそろそろ帰るとするかな」/ _0_ミザリィ 「ビシソワーズを」/ _5_カイ 「ありがとう。今度は実際に経験してからこっちが話せるようにしておくさ」 _5_カイ 笑みを浮かべて/ _6_東護 「楽しみにしておこう」スツールから降りて頷き。 _6_東護 ああ。と短く声を漏らすと、奥に陣取っているもう一人の騎士の方へと歩いて行く。 _6_東護 「帰り際で申し訳無いが、私は<隠者>の騎士 四ノ宮東護と言う。お見知り置き頼むよ」と声を掛けておいた。/ _0_ミザリィ 「はじめまして、私は〈太陽〉ミザリィ・ミシェル・ミケウス。覚えておこう。ミシェルと呼んでくれ」/ _6_東護 「ミシェルか。有難う。同じ仕事に就いた時は宜しくお願いする」相手の美貌にも落ち着いた声音で答えて頷き一つ返した。 _6_東護 「では、お先に失礼するよ。良い夜を」 _6_東護 軽く右手を上げてマスター含めた全員へと声を掛け、ゆったりとした歩調でバーを後にした。/ _0_ミザリィ 「良い夜を」/ _5_カイ 見送ってから、くずきりを何とか食べきって緑茶で一服。 _5_カイ そして、お代わりの緑茶をもらってから席移動/ *nick _5_kai → _1_kai _1_カイ 「こんばんわ、ミシェル。隣、いいか?」/ _0_ミザリィ 「好きにしてくれ」/ _1_カイ ひょい、と座ってから、緑茶を一口。 _1_カイ ミミミが飲んでるものをみて、緑茶と見比べてから _1_カイ 「ふむ・・・後10年早く生まれてりゃあ付き合えたんだが・・・」/ _0_ミザリィ 「誰かを付き合わせなければ美味くない酒なら最初からそちらの席に行っていたさ」/ _1_カイ 「そりゃそうか」 _1_カイ 笑みを浮べると、緑茶を口に運びつつシザーバックから小さい瓶を1本とりだし _1_カイ 「そういや、ミシェルは普段どんな仕事してるんだ?」/ _0_ミザリィ 「ま、いうほど良い酒でもないが。安酒だ」 _0_ミザリィ 「所謂退魔業だ」/ _1_カイ 「お、旦那と同じか。ミシェルは主にどんなヤツを相手にしてるんだ?」 _1_カイ 興味がある、が、言える範囲で。という言葉をふくませつつ/ _0_ミザリィ 「そりゃあ君、吸血鬼にきまっている」/ _1_カイ 「ほう。日本にも吸血鬼は結構いるものなのかい?」/ _0_ミザリィ 「ねずみ算を知っているか?」 _0_ミザリィ 「やつらの節操の無さにはほとほと嫌になる。どの国にもかなりの数の吸血鬼が入り込んでいるものだ」/ _1_カイ 「・・・なんというか、ねずみ算式ってのはすごいな」 _1_カイ ちょっとおどろきつつ _1_カイ 「実際に会ったことがないから何とも言えんが・・・吸血鬼ってのは世間でよく知られる特徴はやっぱりもってるものなのかい?」/ _0_ミザリィ 「千差万別だ。誰かに十字架が効いたからといって他のものに通用するとは限らない」/ _1_カイ 「認識にはとらわれるな、ってことか。なるほど」 _1_カイ 緑茶のお代わりをもらってから、小さな瓶の蓋をあけ、一気飲み。そしてすぐに緑茶で流し込んで _1_カイ 「ミシャルは吸血鬼以外相手にはしないのか?」苦いのか顔をしかめつつ/ _0_ミザリィ 「依頼次第だ。吸血鬼は依頼があろうがなかろうが、利益が小さかろうが狩るが、そうでない相手は手間と報酬のバランスの問題だな」/ _1_カイ 「なるほど。となると、トリスタンの依頼もそれなりにうけてるのかい?」/ _0_ミザリィ 「いや、6回しか受けていない」/ _1_カイ 「しか、になるのか。ちなみに、一番印象にのこってる依頼はどんなのかきいても?」/ _0_ミザリィ 「メリーさんの電話という怪談を知っているか?あの怪異とやりあったことがある」/ _1_カイ 「メリーさん、ていうとあれか?今貴方の後ろにいるの。って電話がくるやつ」 _1_カイ 記憶を探っているのか顎に手をそえ考える仕草をしつつ _1_カイ 「怪異とやりあう、ってのがピンとこんが・・・実体があるのかい?」/ _0_ミザリィ 「いわゆる妖怪だな。実体を形成していた。被害者の電話を核にして」/ _1_カイ 「核にして実体化、か。なるほど。それなら理解はできるな」 _1_カイ ほう、と感心しつつ _1_カイ 「ということは、その核を壊して浄化したって感じかい?」/ _0_ミザリィ 「そんなところだ。現在付け狙われていた児童の電話を破壊して繋がりを断ってから滅ぼした」/ _1_カイ 「ふむ、ただ対峙して戦うってだけじゃないんだな」 _1_カイ 何か考えているのか、表情が難しい、というかすこしバツが悪そうになってから _1_カイ 「核が電話ってのは、依頼を受けてから調べて裏取った、って感じかい?」/ _0_ミザリィ 「そうだな。魔獣でもそうだが、弱点を突くのは勝負事の肝だ」 _0_ミザリィ 「騎士の調査ごともセオリーがあるようだ。手分けして調べるのが基本らしい」/ _1_カイ 「弱点、ね・・・調査方法のセオリーか。参考がてら、ミシェルはどんなんなんだ?」/ _0_ミザリィ 「あいつにやらせる。交渉事は得意でなくてね」/ _1_カイ 「あいつ、っていうと・・・」棺桶をさしつつ「この中に普段いるやつかい?」 _1_カイ 「会ったことがないが、交渉事が得意なのか?」/ _0_ミザリィ 「そうだ。ロザリィ・プラム・ミケウス……あいつは腹芸が得意だからな。一緒に仕事に出るときは相手にしないでくれ」/ _1_カイ 「・・・(ミケウス、ってことは・・・)相手にはしなくていいのか?」/ _0_ミザリィ 「相手にすると調子に乗る。くれぐれも血を与えたりはするなよ」/ _1_カイ 「(血ってことは…ああ、そういう)・・・了解。というか俺っちの血は、あまり他者にはやれるもんじゃないしな」 _1_カイ 苦笑しつつ、緑茶をのんで/ _0_ミザリィ 「君の、能力か?聞いてもいいものかね」/ _1_カイ 「能力、なのかがいまいちわかってないんだがな・・・」 _1_カイ シザーバックをごそごそあさって、1本の小さな瓶を出してミシェルの前におく/ _0_ミザリィ 「これは?」/ _1_カイ 「俺っちの血をかなーり薄めたもの。効果はこれ1本で骨折なら数秒で自己治癒しちまう」/ _0_ミザリィ 「ふむ……」こちらもカンオケから血の試験管を取り出す。シャーレも _0_ミザリィ 「一滴もらえるかい?調べてみよう。魔力なら反応するはずだ」/ _1_カイ 「お、そりゃ助かる。試験管に一滴いれればいいんだよな?針でさしゃいいか」 _1_カイ シザーバックをあさって針を取り出し、ブスッ、とさして1滴いれる。 _1_カイ 針を直すころには、指には刺した後さえ残っていない/ _0_ミザリィ 魔力を打ち消す退魔の血を試験管から一滴垂らして様子を見る。 _0_ミザリィ 「羨ましいものだ。そういう治癒力が普段からあれば私もいちいち血の採り貯めなどしなくていいんだがね」/ _1_カイ 「あーでもこれ、反動酷いぞ?」 _1_カイ 長い前髪をあげて、額をさらし「触ってみてくれ」/ _0_ミザリィ 言われたとおりにしてみる/ _1_カイ では、明らかに熱いです/ _1_カイ 「ちなみに、俺っちの平熱は低めで35度半ばだ」/ _0_ミザリィ シャーレの反応を見て「やはり魔力が働いている」 _0_ミザリィ もう一滴血を指先に取ってカイの額に押し付ける。「我が血において」 _0_ミザリィ 「……多少副作用を緩やかにするように、と。意味があるかは分からないが」/ _1_カイ 「つーことは、これもやっぱり能力か・・・」ちょっと考える仕草をしつつ _1_カイ ミミミに額を押し付けられて、キョトン、としてから _1_カイ 「・・・ありがとう。意味がないことはないさ。おかげで今日は寝込まずにすみそうだ」 _1_カイ 柔らかい笑みをうかべる/ _0_ミザリィ 「その額の血を取らないように。解熱剤程度の効果で命じてある」 _0_ミザリィ 「ああ、どうせならわかりにくい場所に付ければよかったな。気が利かなくて悪い。冷却シートでも貼って隠してくれ」/ _1_カイ 「了解。前髪で隠れるから大丈夫だ。それに・・・両親は仕事だし、師匠…は仙界もどってるからな」 _1_カイ 前髪を下ろして隠してから「今日明日は家で1人だから問題ないさ」/ _0_ミザリィ 「プライベートなことを聞くが、両親には騎士の戦いのことをどう説明しているんだ?」/ _1_カイ 「ああ、うちの両親はただの一般人だが・・・何分俺っちの身体が昔から問題ありでな。其の関連で仙界に理解があってな」 _1_カイ 「騎士団についても、俺っちの師匠や西王母様…仙界の代表だから説明うけてるから」 _1_カイ 柔らかい笑みを浮かべたまま _1_カイ 「それで身体が治るんだったら、って協力的だぜ」/ _0_ミザリィ 「そうか。それで、良くなりそうかい?」/ _1_カイ 「正直なところ、まだわからん。が、ここで色んな騎士と話すたことで、きっかけはつかめそうだ」 _1_カイ ミミミに笑みを向けながら _1_カイ 「それに、ミシェルが調べてくれたしな。おかげでわからなかったことが1個確定したわけだし」/ _0_ミザリィ 「それは何よりだ」/ _1_カイ 「ありがとう。何分判らんことが多すぎるんでな。1個わかっただけでも大きい」 _1_カイ 瓶をシザーケースに直して _1_カイ 「もうちっとわかることが増えてコントロールが効くようになったら、治癒薬でもつくるかねー」/ _0_ミザリィ 「仙術にはそういった術があるのか」/ _1_カイ 「万能薬、はないが、仙界には独自の薬草もあるからな。ミシェルも使えるようなものもあると思うぜ」 _1_カイ 「何分にも、皆自分勝手に好きなこと極めてるからな・・・何があって何がないのか、それさえわからん」/ _0_ミザリィ 「そんなものか」ウィスキーのボトルを下げてもらう「キープしておいてくれ」/ _1_カイ 「そんなものさ。仙界なんて、自由奔放で自分の好きなことやってる奴しかいないぜ?俗世にも興味ないしな」 _1_カイ 苦笑しつつ「ああ、でも皆祭りはすきだな。酒と上手いメシ、あとは音楽と舞いがありゃ、全員笑って満足そうだ」/ _0_ミザリィ 「それなら案外私にはあっているかもな。好きなことをして、俗世にも興味はない」 _0_ミザリィ 「そういった享楽にも興味はないが…」/ _1_カイ 「ははは。別に興味はなくても問題ないぜ。周りが楽しんでるのを遠めで見ながら酒だけのんでる奴もいるしな」 _1_カイ 「自分が楽しけりゃ、それでいいんだ」/ _0_ミザリィ 「もっとも、そういう世界には吸血鬼も居ないだろうな」/ _1_カイ 「さあてねー仙界は来る者拒まず去るもの追わず。案外いても気にしてないだけかもしれんぞ」/ _0_ミザリィ 「居れば退屈せずに暮らせそうだ」/ _1_カイ 「よければ一度きてみたらいい。気にしない連中ばかりだから、ミシェルならいたらわかるだろうし。案内するぜ?」/ _0_ミザリィ 「ま、暇ができたら……」/ _1_カイ 「いつでも歓迎だ。と、閉店時間か」 _1_カイ 時計をみて緑茶を飲み干し席をたって「途中まで一緒に行こうぜ」ミミミへ手を差し出し/ _0_ミザリィ 「君は将来女たらしになるんじゃないか?」 _0_ミザリィ カンオケを背負って「では行こう。マスター、良い夜を」/ _1_カイ 「ん?そうか?」キョトンとしつつも、ちゃんとエスコートして _1_カイ 「じゃ、マスター。おやすみ」退店/ _0_ミザリィ 退店/